理系と文系の年収はこんなに違う!それぞれの年収ランキングTOP3も紹介!

就活を始めるにあたり、理系と文系では年収が違うと感じる学生も多いことでしょう。職種によって初任給に差があることが、年収に響いているようです。そこで今回は、理系と文系の年収の違いとその理由について解説します。合わせて理系・文系それぞれで高収入と言われる職種の年収についても触れます。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

理系と文系の年収差とその理由

同じ大学の出身であっても、文系より理系の方が年収が高い傾向にあります。新卒採用における初任給でも、すでに差がついている企業も少なくありません。

ここでは、理系と文系では年収差がどのくらいあるのか、またその理由について説明します。

目次

男性の理系と文系の年収差

2011年3月に独立行政法人経済産業研究所が発表した、「理系出身者と文系出身者の年収比較-JHPSデータに基づく分析結果-」という論文によると、男性についての平均年収は以下の通りでした。

  • 理系出身者の平均年収/600万9900円
  • 文系出身者の平均年収/559万200円

ちなみに、理系・文系共に平均年齢はほぼ46歳となっており、年収差は41万9,700円でした。比較すると、理系出身者の方が年収が高いことがわかります。

女性の理系と文系の年収差

前述した論文から、女性における理系と文系の平均年収を比較してみました。ただし理系出身者の平均年齢は37.8歳、文系は44.67歳となっています。

  • 理系出身者の平均年収/260万3600円
  • 文系出身者の平均年収/203万200円

このデータを見ると、理系出身者の方が平均年齢が低いにも関わらず、平均年収が高いことがわかります。そして年収差は、57万3,400円でした。

理系と文系に年収差がつく理由

就活生の中には、なぜ理系と文系では年収に差がつくのか、腑に落ちないと感じる人もいることでしょう。

ここでは、理系と文系に年収差がつく理由について説明します。

理由①|大手企業の大半がメーカーである

事業をグローバル展開している日本の大手企業として、トヨタやソニーの名前があがります。資源のない日本において、グローバル市場で競争力が高い企業の大半が製造業です。

メーカーが生き残っていくためには開発力が必要なので、技術がある理系出身者が優遇されるのが現実です。企業が採用人数を削減する時には技術職を優先し、営業や管理部門の採用を控える傾向が強いです。

理由②|理系は専門職採用が多い

理系の就活の場合、所属している研究室で学んだことを生かせる職種につくケースが多くみられます。これは、文系出身者のようにエントリーから始めるのではなく、研究室にスカウトが来ることが多いという事情も関係します。

これからの企業は、柔軟な発想で新たな製品やサービスを提供できる、創造力が問われます。そのため企業にとって、即戦力となりうる理系出身者の方が価値が高いと考えられているのでしょう。

また、偏差値から見た文系理系の違いについては以下の記事で紹介しています。年収差以外にも偏差値などの違いに興味がある方はご一読ください。

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「40歳以降では理系の年収が逆転する」という論文もある

前述した「理系出身者と文系出身者の年収比較-JHPS データに基づく分析結果-」という論文によると、理系出身者の方が文系出身者より年収が高いのは事実ですが、年齢と条件によって違いがあることも明記されています。

理系の国立大学出身者は、新卒時から一貫して文系出身者より年収が高いことが特徴です。しかし文系の国立大学出身者と理系の非国立大学出身者を比較した場合には、前者の方が年収が高いという結果が出ました。

しかし40歳以降になると、文系の国立大学出身者と理系の非国立大学出身者の年収は逆転しています。そのため、生涯賃金という観点で考えると、理系の非国立大学出身者も、総じて文系出身者より年収が高いといえます。

理系と文系の年収ランキングTOP3

理系と文系では年収に違いが出る背景には、就く職種に違いがあることも影響しています。

ここでは理系・文系が就く職種の中で、年収が高いものを例にあげて説明します。

理系

理系の年収ランキングTOP3は、厚生労働省が発表した「平成29年度労働統計要覧」の「職種別所定内給与額」を参考に、平均年収を提示しています。ぜひ参考にしてみてください。

医者

医者と聞くと、年収が高いとイメージする就活生も多いことでしょう。しかし前述した平成29年度労働統計要覧によると、医者の平均年齢は43歳で、平均年収が970万2000円と、突出してたかいわけではありません。この背景には、勤務医や研究医が占める割合が高いことがあります。

医者における仕事の実情や激務といわれる理由、収入について、以下の記事にまとめてあります。ぜひ参考にしてみてください。「収入と忙しさのバランス」を重視して就活している方に、大変オススメの記事です。

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エンジニア

エンジニアと聞くと、システムエンジニア(SE)を連想する人が大半でしょう。平成29年度労働統計要覧によると、男性のSEの平均年齢は37.9歳で平均年収は1,043万3000円、女性は34.8歳で911万2000円でした。IT技術なくして仕事が回らない現代において、SEはなくてはならない存在ゆえに、平均年収が高くなっていると予想されます。

SEの仕事内容や激務といわれる理由については、以下の記事が参考になります。長期間働く続けられるかどうかを判断する意味でも、ぜひ一読してみてください。

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薬剤師

2017年12月に厚生労働省が発表した「平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」の「薬剤師」によると、2016年12月31日時点の登録者の男女比率は、男性が38.8%、女性が61.2%でした。

平成29年度労働統計要覧でも薬剤師は女性の就業職種の欄にあり、平均年齢が37.8歳で平均年収は770万7000円でした。女性が多いことを考えると、年収が高い職業といえそうです。

文系

文系は就職先が多種多様にあるため、就く職種によって年収にバラつきがあります。文系の就活生に人気の高い職種は、やはり年収が高い傾向にあるようです。

ここでは文系職種の中でも年収が高いものを3つ、紹介します。文系職種は平成29年度労働統計要覧では紹介されていないため、参考資料も合わせてまとめました。

コンサル

文系の就活生に人気が高いものの一つに、コンサル業界があります。企業や行政が抱える経営課題の解決策を見つけ、提案し改善することで発展を促す仕事です。

日本には外資系のコンサル会社も数多くありますが、ここでは日本でも有名な企業の平均年収をまとめてみました。この3社は中でも年収が高いことで知られています。

コンサルは高給取りではありますが、激務ともいわれています。コンサルが激務といわれる理由については、以下の記事を参考にしてみてください。「コンサルを志望したいけど、あまりに多忙はちょっと……」という方に、ご参考になるはずです。

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商社

商社の仕事は、売りたい人と買いたい人を仲介し、取引を成立させることです。事業や商材が多岐にわたり、国際的なプロジェクトに携わることの多い、総合商社が人気です。

日本の商社の中でも平均年収が高い3社を、表にまとめてみました。3社とも年収1,000万円を軽く超えています。

商社の仕事といっても会社の規模や扱う商材によって、業務内容が異なります。商社の仕事が激務といわれる理由について、以下の記事でわかりやすく紹介しているので、一読してみてください。商社を志望するか迷う就活生の方にオススメです。

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銀行

銀行は斜陽産業だという噂を耳にした就活生もいると思いますが、お金を貸し借りして手数料をいただくことだけが仕事ではありません。おサイフケータイをはじめとするフィンテックにも、銀行は大きく関わっています。

また銀行業界で学んだうえで、コンサルとして転職するなど、将来に役立つ職業であることに変わりはありません。銀行の平均年収ランキングのTOP3は、以下の通りです。メガバンクであれば、平均年収1,000万円は珍しくありません。

メガバンクだけでなく地方銀行でも高収入が目指せるところがあります。一方で高収入と比例して、激務だといわれているようです。以下の記事で銀行が激務といわれる理由について説明していますので、参考にしてみてください。

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理系と文系の就活に関する記事

高校時代に進学を考える時、将来の就職を見据えている人は少数派でしょう。そして、理系と文系では偏差値や学ぶ内容だけでなく、必要とされるものの捉え方や考え方が異なるので、自分の適性について考えておくのがおすすめです。

以下の記事では、なぜ文系と理系の大学偏差値に差が出るのか、文系脳と理系脳の違いと特徴についてまとめられています。進路選択のうえで役立ちますので、ぜひ読んでみてください。

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まとめ

今回は理系と文系の年収の違いについて、年収ランキングも交えて紹介しました。紹介した調査や論文を見てもわかるように、文系より理系の出身者の方が年収が高い現実があります。

しかし時代の変化の速さを考えると、この先もその状態が続くとは断言できません。状況をわかったうえで、自分に付加価値をつける努力をすることをおすすめします。

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