ジョブトライアウトは合同選考会です。難易度が高そう、準備が大変そうですが、攻略法はあるのでしょうか。今回はジョブトライアウトに挑む時のコツについて紹介します。コツを押さえてよい成績を残すと特待生の招待を受けられるかもしれません。ジョブトライアウトへの参加を考えているなら、ぜひ参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
ジョブトライアウト(Job Tryout)は6社合同選考会イベント
まずはジョブトライアウトの概要を把握しておきましょう。運営会社情報や内容、オススメの学生について説明します。
ジョブトライアウト(Job Tryout)の運営会社は株式会社リアライブ
ジョブトライアウトは株式会社リアライブによって運営されています。以下は株式会社リアライブの基本情報です。
引用:株式会社リアライブHP
株式会社リアライブはジョブトライアウトをはじめとする就活支援サービスに注力しています。新卒採用管理システム事業や就活支援事業に加え、企業の採用コンサルも行っています。
ジョブトライアウト(Job Tryout)の内容
ジョブトライアウトは合同選考会です。就活生がグループごとにビジネスゲームに取り組みます。ビジネスゲームは株式会社リアライブ独自開発されたもので、参加企業はゲーム中の就活生の行動を評価していきます。
- 参加企業の事業説明(10分 × 6社 = 1時間)
- グループワーク(2時間半)
- 座談会(1時間)
当日は上記の流れでイベントが進みます。合計で4時間半にわたる長丁場のベントなので、途中で集中力が途切れないように気をつけましょう。
ジョブトライアウト(Job Tryout)をオススメしたい学生
以下にあてはまる場合、ぜひジョブトライアウトに参加してみてください。
- グループワークの経験を積みたい学生
- ハイレベルなビジネス課題に挑戦してみたい学生
- グループワークの率直なフィードバックが欲しい学生
- 早期に内定が欲しい学生
- さまざまなベンチャー企業を見てみたい学生
ジョブトライアウトのメインはグループワークです。難解な課題に挑戦したい、自分がどう評価されているか知りたい、という学生にジョブトライアウトはぴったりです。
また、1回の参加で6つの企業を知ることができます。就活開始に先駆けて開催されるので、早期内定獲得も可能です。早めにベンチャー企業の内定を取っておきたい人にとっては大きなチャンスだと言えます。
また、ベンチャー企業以外にもユニチャームやサイバーエージェントなど大企業が参加することもあります。
ジョブトライアウト(Job Tryout)の特徴
ジョブトライアウトには以下の5つの特徴があります。
- 特徴①人事からの詳細なFBがもらえる
- 特徴②順位づけされる為、立ち位置が分かる
- 特徴③優秀者には選考優遇権が与えられる
- 特徴④首都圏以外でも開催されている
- 特徴⑤無料で参加できる
それぞれの特徴について以下で詳しく説明します。
特徴①人事からの詳細なFBがもらえる
ジョブトライアウトでは参加企業の人事から詳細なFBをもらうことができます。自分の企業からの見え方が明確にわかります。
自分の言動がどう評価されているのかを把握できるので、今後のグループディスカッションに生かすことができます。後述の「ジョブトライアウトを利用するメリット」の見出しで実際のフォーマットも紹介しているので、参照してください。
特徴②順位づけされる為、立ち位置が分かる
人事からのFBは順位づけされます。全参加者中何位なのかがFBに記載されているため、ある意味シビアです。
参加者のレベルが高いので、仮に順位が低くても落ち込む必要はありません。ただ、順位がよいと自信になることは間違いないでしょう。
特徴③優秀者には選考優遇権が与えられる
ビジネスゲームの順位がよく、優秀者と判断されると選考優遇権が与えられます。一次面接免除や企業とのランチ招待、役員面接権などのオファーを受けることができます。
また、ジョブトライアウトの成績優秀者のみで開催される「ジョブトライアウト プレミアム」にも招待されることがあります。
特徴④首都圏以外でも開催されている
ジョブトライアウトは地方の学生も参加することができます。
東京での開催が最も多いものの、大阪・名古屋・仙台・福岡など主要都市での募集もあります。わざわざ東京に行かず、自分の近くの都市での開催を待ってもよいでしょう。
特徴⑤無料で参加できる
ジョブトライアウトの参加は完全無料です。詳細なFBもお金を支払うことなく受けることができます。
グループディスカッションを体験し、FBをもらうために就活塾に通って受講費を支払う人もいます。しかし、それならジョブトライアウトの実践を通じて学び、FBを受ける方がお得かもしれません。
またジョブトライアウトには回数制限はありません。何回でも無料でチャレンジできます。
ジョブトライアウト(Job Tryout)の評判・口コミ
実際にジョブトライアウトに参加した学生たちは、どのような感想を抱いたのでしょうか。
以下ではジョブトライアウトの口コミをポジティブ・ネガティブ両方の側面から紹介します。
ジョブトライアウト(Job Tryout)のポジティブな評判・口コミ
グループディスカッション1回で同時に6社が選考してくれて面接への切符を手にするとかどんだけ効率的やねん。ジョブトライアウト…
— トイアンナ (@10anj10) November 9, 2018
上記のツイートでは、1回の参加で6社の選考に参加できることを褒めています。通常の選考に参加すると、各社でグループワークをこなさなければならないことを考えると、非常に効率がよいと言えるでしょう。
ただし、企業からのスカウトの声が必ずしもかかるとは限らないことは留意しておきましょう。
ビヨンドカフェとジョブトライアウトはほんとに優秀な学生さんが集まってるイメージ
1年目からバリバリ働きたいって子をスカウトするにはとてもいい場所だよね https://t.co/NDkoFXXxVO— 上方 (@kamigatame) November 23, 2019
ジョブトライアウトは他の就活支援サービスと比べても、それほど有名ではありません。それでもジョブトライアウトに参加する就活生は意識が高く、ベンチャー企業への就職意欲があるということです。
参加企業からしても、ジョブトライアウトに来る学生は魅力的な存在です。
ジョブトライアウト(Job Tryout)のネガティブな評判・口コミ
そういえばジョブトライアウトというイベントに二回参加したことがあります。結果は79人中35位と95人中2位でした。二回目の結果は良かったですが、企業からのオファーは一切ありませんでした。良い成績を取っても企業が合わないと判断すれば意味はありませんね。
— メーカーの人 (@makernohito) October 24, 2017
ジョブトライアウトに関してネガティブな評判も見られました。上記のツイートでは、ビジネスゲームで輝かしい成績を残したにもかかわらず企業からスカウトの声がかからなかった点を指摘しています。
成績以上に企業との相性が見られる傾向にあるので、一概に「どんな学生にスカウトがくる」と言えません。一方で、成績が悪くとも企業の採用担当者の目に留まればスカウトがくる可能性もあります。
ジョブトライアウト(Job Tryout)を利用するメリットとデメリット
続いてはジョブトライアウトに参加するメリットとデメリットを紹介します。
ジョブトライアウトは参加するメリットがたくさんあります。デメリットもあるものの、まずは1度参加して、経験を積んでみることをおすすめします。
ジョブトライアウト(Job Tryout)を利用するメリット
ジョブトライアウトを利用するメリットは以下の4つです。
- ①高学歴参加者も多くてハイレベル
- ②6種類のグループワークが本格的
- ③人事・経営者と話すチャンスがある
- ④FBシートをもらって自己分析に活かせる
それぞれのメリットについて以下で説明します。
①高学歴参加者も多くてハイレベル
ジョブトライアウトに参加する就活生はハイレベルです。参加者の6割以上がMARCH以上の学歴を有しています。
ジョブトライアウトは就活解禁前から行われます。ソーシャルメディア駆使して情報収集している、意識の高い学生のみが集まります。他の就活イベントよりも集まる就活生のレベルが高く、刺激を得られるでしょう。
②6種類のグループワークが本格的
グループワークは6種類あり、当日そのどれかに取り組むことになります。実際のビジネスを意識した作りになっており、他のグループディスカッションに比べ本格的だと言えます。グループワークの種類は以下の通りです。
- IT業界理解プログラム
- 業務改善プログラム
- 組織体感プログラム
- 職種体感プログラム
- 業界体感プログラム
- 顧客課題解決プログラム
参加者たちが課題だということを忘れてのめり込んでしまうほどおもしろく、取り組み甲斐があると評判です。現場レベルだけでなく、企業経営について学べるプログラムもあります。
③人事・経営者と話すチャンスがある
ビジネスゲームのあとには座談会が開催されます。気になる企業の人事・経営者に直接質問することができるチャンスです。
業界のことや働き方、仕事についてなど疑問に思うことを採用担当者や経営者に直接聞くことができる機会はなかなかありません。この機会を十分に利用してください。
④FBシートをもらって自己分析に活かせる
jobtryoutに参加してきました!東京の学生とチーム組んで、発言一つ一つが人事の人に審査されて偏差値になって帰ってくるというなんとも恐ろしいイベントでしたが、すごくいい経験になりました_(┐「ε:)_
こんなにシビアに成績が出される就活初めてなのでちゃんと向き合って今後に生かします… pic.twitter.com/p4oBAMokAH
— えだまめ (@flute_ad15) December 2, 2017
上記のツイートでも言及されているように、ビジネスゲームのFBはとても細かくもらえます。ABCでの総合評価、偏差値、順位、点数に加えて以下の4つの点も見られます。
- 協議力
- 推進力
- 交渉力
- 行動力
それぞれの能力の偏差値も出され、グラフで見ることができます。自分の実力を客観的に把握したい人にはぴったりです。
ジョブトライアウト(Job Tryout)を利用するデメリット
一方でジョブトライアウトには以下のようなデメリットもあります。
- ①参加企業が6社しかない
- ②評価が低いとショックを受ける
ジョブトライアウトを利用するなら、メリットだけでなくデメリットも押さえておきましょう。
①参加企業が6社しかない
ジョブトライアウトでは6社の選考が受けられるものの、6社しか見ることができないとも言えます。4時間半におよぶ拘束時間は決して短くありません。合同説明会に行けば、同じ時間でより多くの企業を見ることができます。
また、参加企業の中に志望したい企業が見つからないことも考えられます。さらに参加企業が5社のみの場合もあるため、参加企業数が限られることはデメリットでしょう。
②評価が低いとショックを受ける
ジョブトライアウトでは詳細なフィードバックをもらうことができます。明確な順位・偏差値が出るので、評価が低いと自信をなくしてしまいます。
ネガティブになりやすい性格だと、本選考前にショックを受けることになりかねません。そのせいでグループワークに苦手意識を持ってしまう可能性も考えられるので、あまり気にしすぎないようにしてください。
ジョブトライアウト(Job Tryout)に参加するまでの手順
ジョブトライアウトの登録方法は以下の手順の通りです。
他の就活支援サービス同様の手順で、複雑なことはありません。ジョブトリアウトが気になるなら、気軽に登録してみてください。
①会員登録を行う
株式会社リアライブが運営している「早期就活支援サイト ジョブトラ」から会員登録を行います。
メールアドレスとパスワードを登録し、基本的なプロフィールを入力すれば登録完了です。ジョブトラに掲載されている就活対策セミナーやジョブトライアウトへの申し込みができるようになります。
②開催地と日程を選択する
ジョブトラの「イベント・セミナー」ページでイベント一覧を開きます。「早期内定直結イベント『ジョブトラ』」と記載があるものがジョブトライアウトです。
複数の日程と開催地が用意されているので、自分の都合に合う時間と場所を選びましょう。
③予約内容を確認して完了する
日程と開催地を選択した後、画面下部にある「セミナーを予約する」をクリックします。予約内容に間違いがなければ予約を完了しましょう。
④当日、イベントに参加する
当日、予約した場所に時間通りに参加しましょう。企業の採用担当者がスタンバイしているので、ギリギリにならないよう時間に余裕を持って会場に到着することをおすすめします。
ジョブトライアウト(Job Tryout)で結果を出すための準備
では、ジョブトライアウトでよい成績を残すためにはどんな準備をしておけばよいのでしょうか。
ジョブトライアウトに参加するまでの準備として、以下の2点を意識しておきましょう。
①積極的に行動する
ジョブトライアウトでは就活生一人ひとりの言動が見られます。普段から積極的に行動することを習慣づけておくことをおすすめします。
ビジネスゲームの中では役割分担が必要不可欠です。場の空気を読み、求められている役割を瞬時に判断することができると採用担当者によい印象を残すことができるでしょう。そのためにも、普段から積極的に行動してください。
②グループディスカッションの基礎を確認する
ジョブトライアウトで出題されるビジネスゲームは難易度が高いものばかりです。実際に商品を製造していたり、サービスを取り扱っている設定でビジネス課題に取り組まなくてはなりません。
グループディスカッションが初めての場合、どのように取り組んだらよいかわからず、本領を発揮できないことも考えられます。
以下の記事ではグループディスカッションでの役割分担や司会進行の方法、またグループディスカッションで落とされやすい人の特徴を紹介しています。
グループディスカッションに自信がないなら、以下の記事でグループディスカッションについて復習してからジョブトライアウトに臨んでください。
まとめ
今回はジョブトライアウトについて解説しました。
難易度の高いビジネスゲームに取り組みながら、1度に6社の選考を受けられます。早期内定を獲得でき、かつハイレベルな就活生の中で競うことができる上に詳細なFBまでもらえます。
ベンチャー企業の早期内定が欲しい、グループディスカッションの経験が積みたいならぜひジョブトライアウトにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。