世の中では正社員やパートになって1ヶ月足らずで仕事を辞めて、転職をしてしまう人が増えています。すぐ辞めて転職を繰り返す人は歳を重ね、40代を迎える頃にはどんな末路を迎えるのでしょうか。今回は仕事をすぐに辞める人に共通する特徴や理由、更には仕事をすぐに辞めることが人生に与える影響をご紹介していきます。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
仕事をすぐ辞める人に共通する4つの特徴
仕事を始めても、長く続ける事ができない。このような悩みを抱えてはいませんか。すぐに仕事を辞める人には共通の特徴が存在します。ここではすぐに仕事を辞めてしまう人の特徴を4つ挙げていきますので自分を見つめ直して、当てはまるものがないか確認してみてください。
①仕事を好きになれない
1日のうちで仕事をする時間は8時間、1週間で40時間、1ヶ月で160時間。その時間を好きでもなく、やりたくもない仕事に費やすというのは想像以上の苦痛です。
苦痛だけでなく、他の人はどんどん前に進んでいるのに、自分だけその場に止まって時間を無駄にしている焦りから更に自分を苦しめるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
②何事も自分と他人を比較する
人によって進むスピードはそれぞれであるはずなのに些細なことでも他人と比較をしてしまい、なんで自分は他人と比べてこんなにできないんだと自分のことを責めてしまう人は要注意です。
他人と比べる行為は自分が周りから浮いていないか、周りと違うことを恐れるあまり、常に比較をして安心を求めるためにする行為です。
比較をするばかりで常に周りの動きや成績が気になり、同期などが成果をあげたり、昇進すると遅れていると感じ、その場から逃げ出すために「辞める」を選択して、今の場所から逃げ出そうとするのです。
③完璧じゃないと気が済まない
評価軸が0点か100点しかなく、100点以外は全て価値のない0点という判断を下してしまうため、完璧な作業をすることに注力してしまいます。
人間は適度に休憩を入れないと、体しかり、心が限界を迎えてしまいます。けれど、このタイプの人は休むことなく、自分1人で抱え込んで作業をするため、自分の限界が近づいていることも知らずに頑張り続けてしまいます。
その結果ある日、急に限界を迎えて心が真っ白になりもう仕事を続けられない状態になり、「辞める」を選択してしまうのです。
④人とのコミュニケーションが苦手
仕事を1人きりでこなすというのは不可能です。特にそれが入社したばかりの新人であれば尚更です。
分からないことがあっても聞くのが怖く、コミュニケーションを取ることができず、自分でなんとかしようとして、仕事を抱え込んでしまうと誰も黄色信号に気づくことができません。
いずれ抱えていた仕事が失敗し、上司や顧客に怒られ、また同じことを繰り返していくうちに限界を迎えて「辞める」が出てきてしまいます。
仕事をすぐ辞めることのメリットとデメリット
辞めるという選択肢にはメリットとデメリットの両方の面があります。
メリットは苦痛を受け続けて心が壊れてしまう前にその環境から抜け出せることで、デメリットは社会的信用の減少です。ここでは辞めることのメリットとデメリットを紹介します。
メリット|不要な苦痛を受けることがない
現在の職場環境で苦痛やストレスを感じながら日々の仕事を送っていたとするならば、仕事をすぐに辞めることでその苦痛やストレスから解放されます。
パワハラやいじめで毎日胃がキリキリする、1人なると人生を諦めてしまいそうになる、そんな状況に長く晒されていると間違いなく心が壊れてしまいます。
心を壊して、仕事ができなくなるくらいなら、すぐにその環境から脱するべきです。苦痛を受ける日々は仕事を辞めるだけで簡単に変えることができます。
デメリット|将来的に信用を失い転職できない末路が待っている
仕事をすぐに辞めたからといって再就職ができず人生が終わるわけではありません。2020年現在でも日本は人手不足の影響が大きく、仕事を選り好みしなければ、仕事はすぐにでも見つかります。
おそらく、20代のうちは仕事に困ることはありません。ただし、会社をすぐ辞めるを繰り返すと、自分の信用スコアがどんどん目減りしていきます。
この信用スコアで会社は採用判断をするので間違いなく、良い会社に入るという道は断たれてしまいます。そして、30歳を超えると転職先が確実に減少していき、転職先が限りなく少なくなります。
仕事をすぐ辞める理由・原因
仕事をすぐに辞める原因は
- 仕事内容が合わない
- 人間関係が悪い
- 労働時間が長い
などが挙げられます。これらのいずれかが自分の想像していたものと違うと分かると仕事をすぐに辞めてしまうのです。本来は自分が想像していたものと多少異なっても耐えるべきですが、耐えることができなくなっているのです。
仕事をすぐ辞めるべき場合もある
安易な理由で仕事を辞めるのはお勧めはしませんが、いますぐに辞めるべき状況であるならば躊躇することなく辞めることをお勧めします。
以下の3つはいますぐに辞めるべき状況です。
①待遇がよくない
- 給与が条件と異なる
提示された条件よりはるかに安い給与や残業代が含まれていないなどは要注意です。
- 時間外労働時間が多い
時間外労働時間があまりにも多い、休日でもお構いなしに電話がかかってくる、休日出勤を余儀なくされる、これらの状況は危険な兆候です。
- 従業員の入れ替わりが多い
従業員の入れ替わりの数が多いほど危険です。異常があるから人は辞めるのです。入れ替わりが激しいとは異常が多いの裏返しです。
以下の記事ではダメ上司の特徴と部下が取るべき対策を紹介しています。職場でダメ上司に振り回されて悩む方にお勧めですので以下の記事を是非、ご確認ください。
②パワハラが横行している
社内にパワハラが横行していて、その状態が放置され、誰もが見て見ぬ振りをする。そんな職場であった場合は今すぐに辞める準備をするべきです。
パワハラを受け続けると心と体が蝕まれていきます。我慢してもパワハラはなくなりません。我慢をせずに今すぐ、然るべき行動を取る、もしくはそんな会社からは今すぐに離れることをお勧めします。
以下の記事ではパワハラ上司の特徴とその対処法を解説しています。パワハラ上司に共通した特徴を理解すれば対策をとる事が可能となりますのでパワハラ上司がいて、対処に困っている方は以下の記事を是非、ご確認ください。
③体力的・精神的につらい
仕事をする上で体力的・精神的に辛い状況が続くのであればそれは辞めることを考えなければならない状況です。時には仕事を頑張らなければいけない状況もありますが、辛いことに耐えながら仕事を頑張るのは間違っています。
体力的・精神的に辛い際は何が原因であるかを考えてください。辛い時間が長く続くと人間は徐々に壊れていきます。それは笑えなくなったり、気力が湧かず、など様々な形で現れてきます。
体からサインが現れて、改善ができない場合は辞める道を選ぶことが大切です。
以下の記事では人が仕事のストレスで限界を迎えた時に出るサインとその対処法をお伝えしています。何か体に異変を感じている方は、それが体を壊す前のサインかもしれないので以下の記事を是非、ご確認ください。
仕事をすぐ辞めたくても辞められない場合の対処法
以下の記事では正社員がバックレる際のデメリットとバックれをする際の注意点が紹介されています。今すぐにでも仕事をバックレたい方にはお勧めの記事ですので以下の記事を是非、ご確認ください。
仕事をすぐ辞める現状を打破するための4つの対策
仕事を辞める決断をする前に、自分自身を変える努力や職場環境を変えるための行動を起こしてみるのはいかがでしょうか。いざ行動を起こしてみると辞めたくてしょうがなかった気持ちが一変するかもしれません。ここでは仕事をすぐに辞める現状を打破するための4つの対策を紹介していきます。
①個人スキルの向上
仕事を辞める前に何か1つ、周りより秀でたスキルを身につけてみるのも1つの手段です。仕事に関連するスキルならなんでも構いません。
ただし必ず、社内の誰もできないことを確認することが重要です。誰もできず、誰かにやってほしいという潜在ニーズがあることをあなたができるようになれば、チームの目は間違いなく変わります。
言うなれば、チームになくてはならない存在になり、誰の目も気にすることなく仕事に取り組めるようになれば、辞めることなく続けていくことができるようになります。
②考え方を変える
考え方を180度変えてみるのはシンプルですが、有効的な手段です。比較ばっかりしてた人は比較をせずに過ごし、完璧主義者は会社に来て挨拶をしただけで100点を自分に与えるのはいかがでしょうか。
会社で成績を出さなければ用無しだなんて思わずに、自分のできる範囲のことができたら、精一杯自分を褒めてそれで帰りましょう。
肩の力を思いっきり抜いて、いい加減に仕事をしてみると案外続けていけると感じられるのです。
③異動希望を出す
もしかすると会社が悪いのではなく、自分のいる部署の人間や環境が悪いだけかもしれません。
隣の部署に変わると毎日が見違えるように楽しくなるかもしれません。なので、すぐに辞めるという結論を出すのではなく、人事部などに相談を持ちかけて異動希望を出す手段も有効です。
会社もせっかく入社してくれた人材を失うわけにはいかないので、誠実な対応をしてもらえるはずです。もしも異動希望が通らなければ、その時は辞めるべきですが、辞める前にアクションを起こすのも重要な手段です。
④副業に精を出す
本業はあくまでお金をもらうためと割り切ってしまえばいいのです。定時ぴったりに退社し、副業の勉学に励むのも1つの手です。昨今は副業するのが当たり前の世の中なのでおかしくはありません。
副業で自立できるまでは会社から生活費をもらい、水面下でスキルを磨いて、副業だけで食べていけるようになるまでの踏み台だと今の状況を捉えると案外ストレスを感じなくなります。
彼氏・旦那が仕事をすぐ辞めることで困っている人の対処法
彼氏・旦那がすぐに辞めるタイプであるなら、在宅で稼げるスキルを身につけさせる事です。
プログラミングやライティングなど在宅でも稼げるスキルを身につけると、上司や周りの人間関係に振り回されることなく彼氏・旦那が自らのペースで仕事ができるようになり、外部要因で仕事を辞めてしまうリスクを大きく下げることができます。
まとめ
この記事では仕事をすぐに辞めてしまう人の特徴や原因などをご紹介してきましたが仕事をすぐに辞めてしまうのは必ずどこかに原因が潜んでいます。自分自身と職場を見つめ直して、もしも原因が自分にあるのであれば、それは改善すべきです。
会社をすぐ辞めて社会的信用を落とす前に、自分自身を見つめ直して、行動を起こしてみるのはいかがでしょうか。