「以降」の範囲に当日は含まれる?|使い方や類義語を紹介します!

今回は「以降」という言葉について説明します。「以降」はビジネスシーンでもプライベートでも頻繁に使われる言葉ですが、意味を正しく理解できていますか。「今日以降」「6時以降」などの使い方をしますが、「以降」の範囲には何処から何処までが含まれるのか把握できていますか。この記事では「以降」の意味や範囲について詳しくお伝えしていきます。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

「以降」とは

皆さんは「以降」という言葉を正しく使えていますか。

『それぐらいはわかる!』という方は多いでしょうが、実は誤用してしまっている方が多いのも事実です。

今回は「以降」に含まれる範囲や類似語との違い、使い方について詳しく紹介をしていきます。自分の認識があっているのかどうかを含めて、一緒に確認をしていきましょう。

目次

「以降」の意味

「以降」は年月日や時間・その他の数値に関係する場面などを中心に用いられる言葉です。

使い方としては「午前〇時以降」「今月の〇日以降」といった「それよりも後のこと」という意味で使用します。

例えば、「今は忙しいのですが、来週の水曜日以降であれば予定の調整ができます」という場合は、『来週の水曜日よりも後であれば予定の調整ができます』という意味になります。

「以降」という言葉はプライベートでもビジネスでも頻繁に用いられます。類似語との違いを正確に把握して的確に使用することが、自分の意図を相手に正しく伝えることに繋がります。

「以降」と「以来」の違い

「以降」と似ている言葉に「以来」があります。言葉の雰囲気は似ていますが、正確には別の意味を持つ言葉です。「以降」が「それよりも後のこと」という意味であるのに対し、「以来」は「それからずっと」という意味です。

「先月に電話をして以来、彼女とは特に連絡を取っていない」という場合、『先月に電話をしてからはずっと、彼女とは特に連絡を取っていない』ということになります。

「以降=今よりも先のこと」であり、「以来=以前の状態がその後も出来事が継続している」という意味の言葉であると覚えておくと、違いがわかりやすいでしょう。

「以降」と「以後」の違い

「以降」と似ているもう一つの言葉として「以後」があります。「以後」も「それよりも後のこと」ということを表します。

「以降」と「以後」の違いは「それよりも後のこと」の『それ』にどれぐらい重点を置くのかによります。感覚として「以降=より明確に」「以後=だいたい」と捉えてください。

「具体的に何日からですか」という問いかけがあったと仮定すると、「4月10日以降から」という明確に日程が伝わるような回答が求められています。

一方、「いつ頃からですか」という問いかけの場合、「4月中旬以後」という曖昧さを残した回答で十分ということが想定できます。

以降の範囲は当日を含む

類似語や互換の似ている言葉との違いはお判りいただけたことでしょう。

次に思い浮かぶのは「以降の範囲は何処からなのか。当日は含まれるのだろうか」という疑問です。結論としては含みます。

「15時以降」の場合は「15時を含んだ、それより後のこと」で、「今日以降」の場合は「今日を含んだ、それより後のこと」ということです。

「以降」の使用例

「以降」について言葉で説明をされてもイメージがしにくく、なかなか理解ができないかもしれません。そのため、ここでは具体例を用いながら一つ一つ丁寧に説明をしていきます。

「以降」が比較的使われやすい場面である「日にち」「時間」「事柄」の3つについて、いくつか例を挙げながらそれぞれの「以降の範囲」についてお伝えしていきます。

日にちの場合

まずは日にち関連で「以降」が用いられる例を紹介します。

  • 4月は忙しいので、5月以降にしてください。
  • 3月以降はあまり外出をする機会がなくなりました。
  • パソコンを買って以降、四六時中ネットサーフィンをしています。

これらの具体例を見ると、いずれのパターンも『その日を含んだ状態』を伝えようとしていることがわかりますね。

最初の例の「5月以降にしてください」と言われたときに「では最短の6月にしよう」という方はいないはずです。万が一そう感じてしまった方は、今すぐ認識を改めてください。このケースの場合、5月は範囲に含まれます。

時間の場合

次に紹介するのは時間関連で「以降」を使用する場面です。

  • 明日は夕方6時以降であればいつでも大丈夫ですよ。
  • 17時以降でないと家にはいません。
  • 当店では21時以降は未成年の方の入店をお断り致します。
  • 最初の例の場合、夕方6時以降と指定されています。6時以降の場合は6時もその範囲に含まれます。

とても極端な話ですが、このパターンでは理屈上は「夕方5時59分59秒はNG」「夕方6時00分00秒はOK」ということになります。実際にはこのような場面はないでしょうが、言葉の意味を正しく理解するということではわかりやすい例だといえます。

事柄の場合

最後に事柄関係で「以降」を使う事例をお伝えします。

  • 先日風邪を引いてしまって体調が優れなかったが、市販薬を飲んで以降は快方に向かっている。
  • 芸能人Aに興味を持って以降、テレビや雑誌を見るたびに芸能人Aが出演していないか無意識に探してしまう。
  • 段取りがありますので、仕事Bに取り掛かるのは仕事A終了以降でお願いします。

事柄関連で「以降」を使用する際は、「○○してから」という意味合いで用いることがほとんどです。ただし、事柄の場合は「以降」を使用せず、そのまま「○○してから」という言葉を使った方が自然なケースが多いです。

「以降」の類語と対義語

「以降」にはいくつかの類義語・対義語が存在します。『「以降」の意味が知りたいだけなので、類義語や対義語には興味がない』という方もいるでしょう。

言葉のバリエーションを増やすことで発言の説得力が高まり、仕事のしやすさに繋がります。言葉を正しく使用するためにも、その言葉に関連する言葉についても知っておくべきです。

「以降」の類義語

先程、「以降」と同じような意味を持つ「以来」「以後」といった「以降」の類義語を紹介しました。その他にも「以降」には複数の類義語があります。

どの言葉も「○○してから」という意味合いで使用する場合がほとんどです。ここでは更にもう2つの類義語「直後」と「その後」についてお伝え致します。

どちらも「以降」と同じような意味を持っている言葉ですが、「以降」と必ずしもイコールで繋がるような言葉ではなりません。

この2つ以外にも「以来」の類義語として、とある出来事よりも未来の話をするときに使われる言葉がたくさん存在しています。

①「直後」

まず1つ目に紹介する類義語は「直後」です。「直後」は普段から耳にしやすい言葉ではないでしょうか。具体的な使用例をいくつかご紹介します。

  • 昨日宅配便が届くのを待っていたのだが、お昼を買いに外へ出た直後に届けに来ていたようだ。
  • 小売店のオープン直後に来店したが、行列ができており、目当ての商品は既に売り切れてしまっていた。

「直後」は「○○していた」という点を強調したいときに用いられる言葉です。「直後」はレポートなどの活字で使われることはあまりありません。どちらかといえば、話し言葉の中で使用する機会が多い言葉です。

②「その後」

2つ目にご紹介する類義語は「その後」です。「その後」も日常会話でも頻繁に使用される言葉です。具体例として、

  • 先日、希望する求人の面接に行ってきた。その後、採用の連絡をもらった。
  • 胃の調子が悪く、通院し薬を処方してもらった。それが良かったのか、その後体調は改善した。

「その後」は文章を「。」「、」といった句読点で句切った前後に用いられることが多いです。

履歴書やレポート作成時に『一文が長くなり過ぎているな』と感じた個所は、「その後」を上手く用いることで、読み手目線の読みやすい文章が作成できるようになります。

「以降」の対義語

ここまで「以降」の類義語についてご紹介しました。類義語があれば、もちろん対義語もあります。

対義語とは、文字通り「意味が反対の言葉」です。「大きい」の対義語は「小さい」、「多い」の対義語は「少ない」ということになります。「対義語=逆の意味の言葉」であると考えていただければ結構です。

「以降」の対義語としては「○○する前」などの、とある出来事よりも過去の話をするときに用いられる言葉が挙げられます。

「以降」にはたくさんの対義語がありますが、ここでは、「以前」「かつて」という2つの言葉についてご紹介致します。

①「以前」

最初に説明をする対義語は「以前」です。「以前」は活字でも話し言葉でも良く用いられる言葉です。

  • 以前、私は○○という会社で営業マンをしていた。
  • こんなこともわからないなんて、能力以前の問題だ。
  • 結婚以前はこの住所に住んでいました。実家育ちだったので、その住所には今も両親が住んでいます。

「以前」には「○○する前」の他、今から見て近めの過去、とある状態になる前の段階などの複数の意味があります。

場面に応じて的確に使用しないと、あなたの意図が正確に伝わらなくなってしまいますので、気をつけてください。

②「かつて」

次に説明を行う対義語は「かつて」です。「かつて」は活字やナレーション等で目にする機会が多い一方で、日常会話ではあまり使用されません。

  • かつての私は、自分のことばかり気にして、周りのことがほとんど見えていなかった。
  • この研究を始めて早30年。今日ついにかつてないほどの画期的な実験を成功させた。

前者は「以前」と同様に「昔」や「前に」といった意味合いで使っています。後者は打消しの言葉とともに使用することで、相手に伝えたい箇所を強調させる意図で用いています。

このように、同じ言葉でも使い方によって意味合いが変わります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「以降」について詳しく説明をしました。

「以降」を使う場合には、その時点のことが含まれます。例えば「今日以降」の場合は今日もその範囲に含まれます。

「以降」の正しい意味・範囲、類義語や対義語との違いについてしっかりと理解して、社会人として正しい日本語を使えるようにしておきましょう。

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