就活や転職の際に「あなたを動物に例えると」という、大喜利のような質問をされることがあります。どうしてこのような質問が出るのか、面接官は何を考えてのことなのか、どうやって切り返せばいいのかを考察することで自分のことが違う角度から分析できることも出来ますので考えておくべきでしょう。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
「自分を動物に例えると」という質問は面接の定番
「自分を動物に例えると」という質問は日常生活ではあまり耳にしませんし、考えることも少ないですが、面接では定番の質問です。
しかし。答え方にも注意が必要です。「私を動物に例えるとサルです。なぜならサル顔だからです」ではNGとなります。論理的な回答をしなければなりません。
いかでは、面接官がこのような質問をする意図を紹介していきます。
意図①|人柄を知りたい
動物は様々な性質を持ってます。それを巧みに利用しながら、自分がどんな人物でどんな行動を取りがちなのかを伝えることにより、自己分析力を問われています。
そして元より、純粋にどんな人物か知りたいということでもありますので、正直に自分らしさをアピールできるような例えをあげるのが理想です。
意図②|論理的に話す能力があるか知りたい
物に例えて伝えることはそれなりにテクニックが必要となります。相手に想像させながらさらに理解をもさせなければなりません。ですが、長々と説明するのも間延びがしてあまり好意的には取られません。
出来るだけ簡潔にかつ相手に十分理解してもらうためにはいかに論理的に伝えられるかが必須となり、当然相手もそれが出来ているかを知りたいのです。
「自分を動物に例えると」という質問に答えるポイント
自分の例える動物は、資質ありきで考えます。自分のどんなところが強みなのか、その強みが会社に入って活躍する見込みがある資質にしないといけません。
①自分の強みを明確に意識する
企業側は面接を通して企業で活躍できる見込みがあるのかを見極めています。動物に例えた強みを活かして企業でいかに活躍できるかを明確に意識し、伝えなければなりません。
②自分の強みと類似する能力を持つ動物を選ぶ
まずは自己分析で改めて自分を知ることから始めます。学校ではどういう立ち位置だったか、家族や友人に指摘された行動などを振り返って見て下さい。
そうすることで自分の強み、行動傾向が把握できたら今度はそれを動物の特徴と合わせていきます。この段階ではまだ動物を一つに絞らず複数選んでおきましょう。受ける会社の雰囲気で変えられたらベストです。
③想定外の質問だったとしても慌てない
想定外のことが起きてもとっさの判断力や対応力で乗り切る能力はビジネスの場では求められる大事な能力です。
このような質問にスムーズに答えられるのであれば仕事でイレギュラーな事案が発生しても慌てず柔軟に対処できる能力を有していると判断されます。
面接では予想外の質問を提示されることがしばしばあります。以下の記事では動物の例え以外にもユニークな質問がある事を紹介しています。是非参考にしてください。
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「自分を動物に例えると」という質問で使える動物
下記に代表的な動物の特性と回答例をまとめてみました。自分のアピールポイントと照らし合わせてみてください。忘れないように一度は作文してまとめておくことをお勧めします。
キリン
意外な回答と思わせながらも、特徴をうまく伝えられると納得されます。
キリンでアピールできる性格
キリンは高いところにあるエサを食べるために首が長く進化したといわれています。その恩恵は他にもあり、目線は当然高くなりますから遠くまで監視が可能で、嗅覚も優れて危機察知能力が高い動物です。
足も長く、時速50kmで走れます。争いは好まず、黒い瞳とまつげが長いので優しいイメージが持たれています。
キリンに例える際の例文
私を動物に例えるとキリンです。平和主義者で争いは好みませんし、危機察知能力が高く、常に最良の方法を考えることができ、いざという時には素早く行動できるタイプだからです。
ゾウ
ゾウは地上では最大の哺乳類であり、とても親しみやすくおおらかでとても知能の高い動物です。
ゾウでアピールできる性格
ゾウはとても感情が豊かだと言われています。共感能力も高く、仲間に対してもとても深い愛情をもって接しています。死んでしまった子ゾウを親だけでなく仲間のゾウも悲しげな行動を見せた映像などもあります。
体が大きいだけではなく、脳も5kg以上あるので知能はかなり高いです。鏡に映った自分の姿を自分だと認識できます。繊細な性格で足裏で危険を察知ができます。
ゾウに例える際の例文
私を動物に例えるとゾウです。大きく力強いのはもちろん、仲間思いの性格でいつも仲間や家族を優しく見守っておりました。そして何か問題が起こっても慌てずどっしりと構えて対処してきました。
カバ
ユニークな見た目で水辺でのんびり生活している感じのするカバですが、実はかなり特徴的な動物です。
カバでアピールできる性格
カバは愛くるしい見た目で温厚そうなイメージですが、実はかなり獰猛で、縄張り意識が強いです。足もかなり速く、時速40kmと言われています。
カバに例える際の例文
私を動物に例えるとカバです。見た目は温厚でのんびりしていると見られがちですが、ここぞという時には全力でスピーディに望み、高い能力を如何なく発揮できます。
オオカミ
大体の性質は犬と共通点が多いですが、それよりさらに工夫をした、意表を付いた回答ができると思います。
オオカミでアピールできる性格
オオカミは一匹オオカミとよく言われ、孤独なイメージですが、実は群れをなして暮らしてます。団結力は高く、狩りをする時も巧みなチームプレーで行います。
オオカミに例える際の例文
私を動物に例えるとオオカミです。一匹のオオカミでも十分高い戦力を持っておりますが強い団結力でさらに大きな獲物を狩ります。
自分も個人の能力の高いことはもちろん、1人では無理な高い目標に対してはチームワークで向かって行ける能力を持っているからです。
ライオン
ライオンには「百獣の王」と言われる称号が与えられています。ネコ科の動物で集団で行動するのはライオンだけで、強いリーダーシップを持ったオスには高い能力と行動力を併せ持っています。
ライオンでアピールできる性格
ライオンは仲間を強い責任感と高い統率力で引っ張っていきます。リーダーシップや責任感が高いことをアピールするのには最適な動物だと思われます。
ライオンに例える際の例文
私を動物に例えるとライオンです。ライオンは家族や仲間を大切にします。私も学生時代にサッカー部のキャプテンとして強い責任感とリーダーシップを持って仲間と厳しい練習を重ねて参りました。
仕事をする上で仲間と協力することは大切です。そして仲間から信頼されるために自ら率先して行動し、周りを引っ張っていく存在になりたいと思っております。
自分の性格に近い動物の診断方法
下記サイトでは質問に答えるだけで自分がどんな性質を持っているのか動物で表す診断メーカーです。簡易的な科学的分析に基づいたテストですので、出た結果を鵜呑みにせず、参考程度に行ってください。
- 16Test-精密性格診断テスト
- 動物タイプ診断|ロルモ
アピールしたい性格から動物を選ぶ方法もある
自分が持っている良いところをアピールするために、どのような動物が適しているかで探す方法もあります。各性格を持つ動物を複数紹介しますので、参考にしてください。
責任感|ライオン・ゾウ
ライオンは一匹で数頭の仲間を守って、統率しているイメージが強いです。責任感が無いとまとめることは出来ないので当てはまります。
ゾウは仲間思いで、周りの状況を把握して行動する聡明な動物ですので責任感も当然当てはまります。
真面目|犬・アリ
犬は集団で行動する動物ですので序列がしっかり形成されますので、リーダーに指示に対して忠実に行動しますので当てはまります。
アリは文字通り、働きアリに表されているように与えられた群れの中での役目を忠実にこなします。
向上心|イノシシ・トラ
イノシシは猪突猛進といわれている通り、決めた道を一心不乱に進んでいきます。これは目標に向かって突き進む目的達成意欲の高さがアピールできます。
トラだけでなく、他のネコ科の単独で狩りをする肉食動物に共通してますが、狩りに失敗しても決して諦めることなく工夫しながら狩りの精度を上げていきます。まさに向上心を表せます。
継続力|マグロ・ホッキョクグマ
マグロやカツオなどの赤身の魚は止まらずにずっと泳ぎ続けないと死んでしまいます。継続的努力を表せます。カジキマグロにすれば泳ぎの早さが魚の中でNo1ですのでスピードのアピールもできます。
ホッキョクグマは北極という何も無い極寒で苛酷な環境の中で生き続けている強い継続力と忍耐力も併せ持ってアピールできます。
適応力|フクロウ・ネズミ
フクロウは夜行性の獲物に合わせるために目は大きく、首は270度も回転できます。まさに適応力を表すことをアピールできます。
ネズミは寒帯から密林、砂漠や下水道まであらゆる環境下でも適応し生きており適応力の高さを表す象徴のような動物です。さらに体重の中で脳の重さが占める割合が人間よりも大きいので知能も高いです。
「自分を動物に例えると」以外の定番の質問の答え方
これまで、自分を動物に例えるといったちょっと変わった質問に対する対策方法を考察してきましたが、やはり面接で問われる定番の質問も押さえておきたいところです。
「学業以外で力を注いだこと」
以下の記事では学業以外で力を注いだことという定番の質問について紹介しています。個人ではなくチームで取り組んだ成果の方が評価が高いでしょう。
「周りからどう思われているか」
いい評価だけを話すのではなく、少し悪い評価も言うのも自分はちゃんと悪い面も向き合って改善してますという追加アピールもできます。詳しくは以下の記事を参照してください。
まとめ
面接は聞かれたことは正直に答えるのはもちろんですが、それが企業にとってメリットのある人材であるかをアピールする事が大切です。
自分のいい部分を分析し、他人からの評価も繋げてまとめておきましょう。自分のことをしっかり分析ができていればちょっと違った角度からの質問でも柔軟に答えることができます。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。