面接で面白い質問をされたことはありますか。どんな回答を期待されているのかわからず、うまく答えられなかったと自信を失ってしまったかもしれません。今回は面接での面白い質問について紹介します。質問集や面接官の意図についても説明するので、ぜひ参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
面接で面白い質問をされると回答に困る
面接で面白い質問をされると、ほとんどの学生が回答に困ってしまいます。面白い質問をされることを想定していないからでしょう。
自己PRや志望動機についてはどの学生もみんなきっちりと用意してきますが、面白い質問は意外なタイミングで聞かれるためほとんど対策ができません。うまく答えられず、悔しい思いをしてしまう人が大多数です。
面接で聞かれる面白い質問・変な質問集
面白い質問としてどんな内容を聞かれるのか、事前に知っておくと少し安心かもしれません。ここでは、実際に聞かれる可能性のある面白い質問・変わった質問を紹介します。
- ①仮定の話をする質問
- ②自分を何かに例える質問
- ③プライベートな質問
- ④意図が分からない質問
面白い質問は大まかに上記の4種類に分類されます。それぞれの内容の具体例を下記で見てみましょう。
①|仮定の話をする質問
「もし〜なら、あなたはどうしますか?」というタイプの質問です。
- もしドラえもんの道具を使えるなら、どれを使って何をしますか。
- もしあなたがこの会社の社長なら何をしたいですか。
- もし100万円あったら何にどう使いたいですか。
想定しない時に聞かれると、答えに窮してしまうような質問が多々あります。仮定の話にも根拠を含めなくてはいけないので、頭をすばやく回転させなければなりません。
②|自分を何かに例える質問
「あなたを〜に例えると何ですか」という質問です。
- あなたを色で例えると、何色ですか。
- あなたを動物に例えると、何ですか。
「色」と「動物」は面接の定番と言ってよいほど面白い質問の中では聞かれる可能性が高いものです。自分を例えながらアピールする必要があるので、説得力の高い回答をあらかじめ用意しておくのもよいでしょう。
③|プライベートな質問
面接では込み入った話をすることはほとんどありませんが、ベンチャー企業などのカジュアルな雰囲気の面接ではプライベートな質問をされることもあります。
- 彼氏・彼女はいますか。今までの恋愛経験について教えてください。
- 血液型は何型ですか。
- 兄弟・姉妹はいますか。
兄弟や姉妹についてはベンチャーに限らず大企業の面接でも聞かれることがあります。事実を答えるだけなので難しくありませんが、「なぜそんなことを聞くのだろう」と気になってしまいます。
④|意図が分からない質問
意図が全く読めない質問をされることもあります。「何のために聞いているの?」と気になり、面接に集中できなくなることもあるかもしれません。
- 面白い話をしてください。
- 自分は運がいいと思いますか。
- 母の日に何かプレゼントしましたか。
どの質問も大体は意図がわかりますが、その意図が読めない質問ではどう答えていいか、何を求められているかが推測できません。最も答えにくい質問だと言えます。
面接で面白い質問・変わった質問をする2つの意図
面接官はなぜ面白い質問や変わった質問をするのでしょうか。考えられる面接官の意図は以下の2つです。
- 学生の対応力を見たい
- 論理的な回答能力を見たい
意図を把握すれば、答え方も工夫できる余地があります。それぞれについて以下で説明するので、面接対策に生かしてください。
意図①|学生の対応力を見たい
どんな企業の面接でもある程度聞かれることは同じです。面接官も「この回答は答え慣れているな」と見抜くことができるので、「聞かれたことがなさそうな質問をしてみよう」と考えることがあります。
想定外の質問にどう答えるのかを見て、「緊急時の対応力はあるのかどうか」「即時に切り返すことができるのかどうか」という能力が学生にあるかどうかを判定していると考えられます。
意図②|論理的な回答能力を見たい
面白い質問にそのまま答えるだけでは、回答がちぐはぐなものになってしまいます。その回答にいかにもまっとうに聞こえる理由づけをして、面接官を納得させることができるかどうかを試す意図があります。
つまり、学生の論理的な回答能力を見ています。特に営業職では必須の能力なので、あえて試すことでその学生の持つ本来の能力を見ぬこうとしていることが考えられます。
面接官が面白い質問・変わった質問をするタイミング
面白い質問は意外なタイミングで聞かれます。一体、面接官はどんなタイミングで面白い質問をしてくるのでしょうか。
考えられるのは以下の2つのタイミングです。以下の2つのタイミングを意識していると、「面白い質問が飛んでくるかもしれない」と直感が働くかもしれません。
暗記回答が多いと感じた時
「志望動機や自己PRを丸暗記しているな」「回答を棒読みしている」と面接官が感じた場合、素の対応や本当の能力を探るために面白い質問がされる可能性があります。
学生の対応力・論理的回答能力の両方を見られていると考えられます。そのため、「絶対に想定していないだろう」と思われる質問を面接官が尋ねてきます。
学生の能力を見極めたい時
「この学生は落とすべきかどうか」と学生が当落線上にいると感じた場合、論理的回答能力を見るために面白い質問をすることが考えられます。
本来の能力を見定められているため、「なぜそう考えたか」という根拠で面接官を納得させることができれば、逆転合格する可能性が高いと言えます。ある意味チャンスでもある、ということを覚えておきましょう。
面白い質問・変わった質問に対する回答のコツ
面白い質問を面接で急に聞かれた時、頭が真っ白になってしまうことが多々あります。それでも、以下の2点にさえ気をつけていれば面白い質問を乗り切ることができます。
- すぐに答える必要はない
- 自分の特徴とリンクした回答をする
この2点だけでも面接中に意識しておくと回答のクオリティが上がります。
すぐに答える必要はない
面白い質問をされても、すぐに答える必要はありません。「少し考えさせてください」と時間をもらってもよいでしょう。
どう答えてよいのか全く検討がつかない場合には「質問の意図を聞かせてもらってもよいですか」と聞くのも1つの方法です。見当違いの回答をするくらいなら、意図を確かめた方が面接官への印象もよいでしょう。
自分の特徴とリンクした回答をする
面白い質問は回答内容よりも、回答の根拠が大切です。前述したように、面接官は学生の論理的回答能力を見るために面白い質問をします。いくら回答がユニークでも、根拠がなければプラス評価になりません。
そのために、自分の特徴を回答に入れましょう。「自分はこういう人間だから、〜をする(〜に似ている)」と思う」と答えることをおすすめします。「こういう人間」の部分でアピールをすることができれば理想的です。
面白い質問の対策は普段の会話でできる
面白い質問が気になってしまうのは仕方ありませんが、どのような質問が飛んでくるか分からない上に質問が来る可能性は低いので、対策に時間を費やすのは非効率だと言えます。
共に就活をしている友人同士でたまにこのような質問を投げかけあって、その5分間だけは真剣に答える、という対策を試してみてください。
「質問自体に対応する」というよりも「急な質問が来る状況に慣れる」「咄嗟に頭を働かせる瞬発力を養う」ことが大切です。普段の会話から意識することで面接の場でもうまく答えられるようになるでしょう。
まとめ
面接で面白い質問をされると焦りますが、回答内容自体は問題ではありません。根拠や論理的思考力を見られているので、落ち着いて考えましょう。
面白い質問のために特別に対策する必要は有りません。普段の会話で少し意識をするだけで十分です。面白い質問さえも楽しめるくらい、面接ではリラックスできるようになれば理想です。
そのためにも、志望動機や自己PRなどの基礎となる質問への回答をしっかりと対策をしておきましょう。