「学業以外で力を注いだこと」を徹底対策!留学やボランティアの話はあり?

就職活動の面接では「学業以外に力を注いだこと」についても聞かれ、アルバイト・サークル・インターンなどもその回答の1つの要素となります。この記事ではこの質問をされる理由・回答のポイントやコツなどを紹介します。回答のコツは、就職後の仕事でも必要な考え方もあるので、しっかりと内容を理解して下さい。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

「学業以外で力を注いだこと」で使えるテーマ

就職活動の面接では「学業以外で力を入れたこと」はよく聞かれる質問なので、面接が始まる前にしっかりと回答内容を準備しておく必要があります。

まず、この見出しではこの質問に対してどのような回答内容が考えられるか5つ紹介します。特別に課外活動で力を入れている場合はここで紹介する以外についてもアピールできますが、まずはここで紹介するトピックから考えてみましょう。

また、大卒生の就活で高校時代の話をする方がいますが、基本的に就活における「学生時代」とは最終学歴の事を指しています。大学生は大学時代の話、高校生であれば高校時代の話をしましょう。

目次

サークル活動

1つ目のテーマはサークル活動です。

サークル活動について話す場合「役職経験」や「代表経験」が無いとアピールできないのではと心配する方もいます。そういった経験がなくてもスキルアップやサークルを盛り上げるために行った活動があればそれをアピールしましょう。

上記のツイートでも「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」への回答として、サークル活動について回答することにしています。

アルバイト

2つ目のテーマはアルバイトです。アルバイトについても、バイトリーダーなどの経験があればアピールできます。

もしない場合にも、アルバイトを通して残した結果を具体的に示したり、アルバイトの経験から今後社会人として生きていく上で活かせる事をアピールしてみましょう。

部活動

3つ目のテーマは部活動です。

部活動はサークルやアルバイト経験よりも、面接官へのアピールしやすさは高い傾向があります。真剣に部活動に取り組んで学んだことを具体的にアピールしましょう。

また就職後はチームワークが求められることが多いので、部活動で学んだチームワークの大切さや、自分がチームのために行ったことなどもアピール要素として考えられます。

留学中の活動

4つ目のテーマは留学中の活動です。

留学は学生時代の積極的な活動として面接官に対してアピールしやすいです。留学を通して学んだこと・入社後に活かせる経験などを具体的に説明しながら、物事への取り組み方・計画性・積極性をアピールしましょう。

その他の活動・趣味

ここまでに紹介したテーマで、面接時にアピールできるものがない学生は、下記のテーマからアピールできるものを探しましょう。

  • ボランティア活動
  • インターンシップ
  • 学生起業
  • 学生団体

テーマは何でも良いですが、アピールするテーマを選ぶ時に注意しておくことは、「その話で面接官が自分に魅力を感じるか」です。

アピールできる内容が見つかっていない方は、上記の活動の他以外でも自分自身のの積極性・計画性・学生時代に得たスキルや経験から、面接している企業が求める能力を持っている事をアピールできないか探してみましょう。

面接で「学業以外に力を注いだこと」を聞く意図

アピールするテーマが理解できたら、回答内容を作成し始める前に、面接官が「学業以外で力を入れたこと」という質問をする意図を理解しておきましょう。

この質問の意図が理解できていなければ、面接官が質問を通してチェックしたい内容を話すことができず、採用されなくなる可能性があります。

就職活動で大失敗しないためにも、ここで紹介する2つの意図をしっかりと理解して、その意図に応えられる回答を準備しておきましょう。

①目標に向かって努力する力があるか知りたい

1つ目の意図は、目標に向かって努力する能力を知ることです。

社会人になってからは常に「目標達成」が求められます。配属された部署に関わらず、契約件数・コスト削減・売上増加・研究成果など、あらゆる面で目標が設定され、それを実現するための自助努力が求められます。

そのためこの質問を通して、与えられた目標や自分で設定した目標に対して、どのように行動するのかや、正しい努力をする能力があるのかなどを推し量ろうとしています。

②自発的に考えて行動できる人間か知りたい

2つ目の意図は、自発的に考えて行動できる人かどうかを知ることです。

目標達成するためには、他者の力を借りることもありますが、社会人になってからは特に自分で考えて最短・最速で結果を生み出す能力が重宝されます。なので、目標に対して、どんな計画を立て、どれだけ実現したのかについて具体的に話しましょう。

また、設定された目標を達成できていなかった場合は、達成できなかった原因を分析して自分に足りないものや実行方法についての問題点を把握していて、その改善のための努力をしていることをアピールしてみましょう。

「学業以外で力を注いだこと」を書く際の構成

さて、「学業以外で力を入れたこと」への回答として使えるテーマと、質問の意図が理解できたら、いよいよ回答の作成に入ります。

回答を作成する時には聞き手・読み手が内容を理解しやすくなる内容構成があるので、そのポイントを個々で紹介します。

6つのポイントについて紹介しますが、エントリーシートでは①〜③と⑤を中心に書き、面接では④と⑥のポイントを特に重点的に話すように意識して下さい。

①結論

回答時の1つ目のポイントは、結論を明確に伝えることです。

話の中で結論が見えない物は、聞き手や読み手が自分で結論を考えながら内容を理解しなければならず、非常に負担がかかります。

面接の受け答えでもエントリーシートでも、明確に結論を話すように習慣づけておきましょう。

②概要・取り組んだきっかけ

2つ目のポイントは、活動の概要と取り組もうと思ったきっかけを話すことです。

面接官が質問を通して聞きたいことは「自発性」と「努力できる人かどうか」でしたが、活動の内容自体を話さなければ何の努力をしたのか分かりません。

また活動のきっかけはあなたの思考の方向性を知る手がかりにもあるので、面接官は注意して聞いています。

③目標と課題の設定

3つ目のポイントは「目標と課題の設定」についてです。

このポイントを話すのは、目標達成のためにクリアすべき課題を適切に見つけ出し、妥当なスケジュールに沿って解決に向けた行動ができることをアピールするために話します。

こうした「計画性」と「目標達成能力」は企業活動では特に必要なスキルなので、アピールできるストーリーを準備しておきましょう。

④達成する上での困難と乗り越え方

4つ目のポイントは、達成する上で直面した困難と、困難をどう乗り越えたかという話です。

目標達成に向けた行動では、多くの場合解決が難しい状況に直面します。就職後の仕事も同じなので、直面した困難な状況に対してどう考え、どのような行動を選択したかは、面接官が入社後の仕事の仕方を推し量る上で重要な情報となります。

⑤成果・学んだこと

5つ目のポイントは、その活動を通じて生み出した成果や学んだことを話すことです。

成果を生み出せたことをアピールできれば、目標を達成するための効果的な行動や努力ができる人として、高く評価される可能性があります。

そして、その活動を通じて得た学びについて話せれば、次に繋がる学びを得られる人であるという点と、入社後に仕事に対してどう考えて取り組むかを面接官が考える材料になります。

⑥仕事にどう活かせるか

6つ目のポイントは、仕事にどう生かせるかを話すことです。

面接で話す以上は面接官へのアピールになっている必要があります。そのため、学生時代の活動について話した場合、その経験・学び・知識などが就職先で役に立つものであった方が良いです。

なので、成果や学びまで話して終わるのではなく、特に面接ではそれが仕事にどう活きるかを具体的に話しましょう。

「学業以外で力を注いだこと」の答え方のコツ

回答の構成まで理解できたら、より良い回答に仕上げるためのポイントを意識しながら、作成した回答を見直していきましょう。

前の見出しで紹介した6つのポイントが意識できていれば、及第点の回答となります。ただ、更にアピール力を上げるためにエントリーシートや履歴書に記載する場合と、面接で話す場合それぞれのコツを紹介します。

「学業以外で力を注いだこと」をES・履歴書に書くコツ

まずは、エントリーシートや履歴書で書く場合の3つのコツです。

就職活動では面接の前にかならずエントリーシートや履歴書の提出が求められ、ここでふるいにかけられてしまえば、面接は受けられません。

つまり、就活でまず突破すべき第1関門をクリアするためのコツなので、しっかりと理解しておいて下さい。

①結論から書く

1つ目のコツは、結論から書くことです。

回答の構成の6つのポイントでも紹介した通り、「結論」は必ず書くべきですが、読み手が理解しやすい文章にするためには、結論は文章の最初に書きましょう。

「結論先述」の文章にすることで、その後の話の内容が何を伝えるために話しているのか理解しやすくります。しかし、結論を最後に書くと何を伝えようとしている文章なのか、読み手が自分で考えなければならなくなってしまいます。

②数字などを駆使して具体性を持たせる

2つ目のコツは、数字などを使って具体的に書くことです。

具体的に書くためには、目標達成にかかった日数・改善率・売上など数字で示すことと、具体的にどのような活動を行ったのかについて参加した活動の固有名詞を述べることです。

数字と固有名詞が無い内容は、捉えどころがなく抽象的な文章になり、成果や活動がイメージしづらくなってしまいます。当然そうなれば面接官はあなたを評価できなくなってしまうので、「具体性」をしっかりアピールしましょう。

③結局バレるので嘘はつかない

3つ目のコツは、嘘をつかないことです。

特にエントリーシートに書けるエピソードが見当たらない学生の場合、嘘の内容を書いてしまうこともありますが、その嘘は必ずバレます。

書類選考を通過しても、面接ではエントリーシートの内容について面接官から深掘る質問が繰り返され、それに答えられなくなります。なので、エントリーシートに嘘は書かないこと。そのために、就活シーズン前にアピールできる実績を作りましょう。

「学業以外で力を注いだこと」を面接で話すコツ

次に、「学業以外で力を注いだこと」について、面接で話す時のコツを紹介します。

エントリーシートではこの質問に関する基本的な内容を記載しているので、面接ではエントリーシートで書いた内容についてされる質問に、確実に答えられるように準備しておく必要があります。

①ESに書いてない補足情報を中心に話す

面接で答える時の1つ目のコツは、エントリーシートで書いていない補足情報を話すことです。

エントリーシートに書く情報は紙面や文字数が限られているので、書ける内容も絞られます。そして、面接官はその内容から面接時にする質問を考えているので、ESを書いたら、想定問答を準備しておく必要があります。

「構成」について紹介した通り、ESでは結論・概要・目標設定・成果について書くので、面接ではその活動で直面した困難の克服の仕方や、面接先企業の仕事でどのように活かせるのかについて重点的に話すようにしましょう。

②一度の質問で全てを答えない

2つ目のコツは、1つの質問に対して用意した回答を全て答えないことです。

面接で重要なのは学生と面接官のキャッチボールです。一方的に長く話す人は「自分が言いたいことだけを話して、人の話を聞こうとしない」と評価される可能性があります。

この他に、面接における受け答えや準備について下記の記事で詳細に紹介しています。面接への苦手意識がある方はこちらの記事も併せてご確認下さい。

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③志望動機・キャリアプランにつなげて話す

3つ目のコツは、志望動機やキャリアプランにつなげて話すことです。

ESでは1つ1つの質問に対して必要最低限の回答しかできませんが、面接では他の回答項目などと併せて答えることができます。

学業以外の活動についても志望動機や将来のキャリアプランに沿った内容になっていれば、計画的だという点でも評価されやすくなります。

【例文あり】「学業以外で力を注いだこと」の回答例

ここまでに紹介したポイントを踏まえて、「学業以外で力を注いだこと」への回答例を紹介します。

アルバイト・サークル活動・インターンシップなどの経験を元にした回答となっているので、構成や回答内容に注意して確認してみて下さい。

アルバイトについて話す場合

私は、アルバイトで高校入試対策の個別指導教員をしていました。3年間で14人を担当しました。1年目は担当者5人中1人しか第1志望校に合格させることができず、自分の指導方法に問題を感じました。そこで2年目からは担当開始から2週間ほどはテストを実施して、生徒の学力を把握してから年間の学習スケジュールを構築し、計画通りに指導を進めました。その結果、2年目は6人中4人、3年目は3人中2人を第1志望校に合格させることができました。この経験を通して、あらゆる仕事で現状把握と、求める結果に対して影響が大きい分野に集中して取り組むことの大切さを学びました。

学生団体活動について話す場合

私は学生時代にビジネスコンテストを主催する学生団体における、社会人向けの営業活動に注力していました。私の担当はコンテスト当日のプレゼンの審査員を務める方の選定と交渉でした。2年生の時初めて1人で渉外交渉を担当した時、社会人の方とのコミュニケーションが上手く取れず、交渉がまとめられませんでした。そこで3年生の先輩に、自分に足りていないポイントを指摘してもらいました。そのポイントの克服のために友人にも交渉の練習をしてもらったり、書籍を読むことで、1人で交渉ができるようになりました。この経験から、苦手の克服には一人ではなく人の協力を得ることも大切だということを学びました。

インターンシップについて話す場合

私はWEB広告の会社で、半年間WEB広告の運用担当者としてインターンシップに参加し、半年間で担当分野の売上を145%増加させることに成功しました。入社時は独学で学んだ運用知識のみだったWEB広告でしたが、会社の研修と併せて自身で運用していた広告で運用方法を研究しました。3ヶ月後からは会社の広告運用を本格的に行い、担当商品の広告アカウントの過去の運用実績から、大きな需要が想定される分野を特定し、広告コピー・クリエイティブのテストを繰り返すことで売上増加を達成しました。この経験から、仕事に関する基礎知識の重要性と、素早くPDCAを繰り返し、事実に基づいて軌道修正を続けることの重要性を学びました。

「学業以外で力を注いだこと」以外で聞かれやすい質問

就職活動のエントリーシートや面接では、「学業以外で力を注いだこと」以外にも、よく聞かれる質問がたくさんあります。

下記の記事では、「周りからどう思われているか」と「最近気になるニュースは?」という、面接でもよく聞かれる2つの質問についてのポイントを紹介しています。こちらでも質問の意図や回答例を紹介しているので、ご一読下さい。

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まとめ

この記事では、就職活動でよく聞かれる「学業以外に力を注いだこと」への回答のポイント・コツ・質問される理由などについて紹介しました。

この質問は頻繁に聞かれる質問のため、事前準備が容易な質問です。つまり採用につなげるための効果的なアピールが確実にできるものなので、事前準備をおこならないようにする必要がります。

この記事で紹介した様々なポイントを意識して、質問の意図に沿った適切な回答ができるようにしておきましょう。

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