年間休日125日の内訳・理想的と言われる理由を解説!新卒が狙うべき業界も紹介!

年間休日125日の内訳が気になりませんか。本記事では「祝日やゴールデンウィークなど休みが欲しい時に休暇がもらえるのか」「シフト制で年間休日を125日貰えるところはあるのか」など、年間休日125日にまつわる疑問に回答します。新卒で就職活動をしている方、正社員を目指している方は、ぜひご一読ください。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

1.|年間休日125日の内訳

年間休日125日の内訳はどうなっているのでしょうか。ここでは年間休日125日の内訳をご紹介します。年間休日125日のイメージをするのに役立ててください。

目次

1.-1|年間休日の計算に有給は含まない

年間休日に有給休暇は含まれないので、年間休日と有給休暇を加算した日数分休むことができます。

有給休暇は、働きだして半年で10日もらえます。そのあと勤続6年目までは、1年経過するごとに付与される有給日数が増えていき、最大20日もらえます。

有給休暇を取得しにくい会社もありますが、2019年から有給義務化が始まり、10日以上有給がある社員は、少なくとも1年に5日有給を取ることが義務付けらています。

以下の記事では、年間休日と有給休暇について解説しています。

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1.-2|完全週休二日制に祝日・年末年始を加えた日数

年間休日125日は、カレンダー通りの休みに加えて、年末年始の休みがもらえる日数です。

以下の表を見ればわかる通り、年間休日が120日あればカレンダー通りの休みをもらうことができます。年間休日125日は、それより5日も多いので、年末年始に追加で休暇をもらえるはずです。

1.-3|年間休日120日との違い

上述した通り、年間休日120日はカレンダー通りの休みがもらえる日数です。しかし年間休日125日の企業は年末年始に長期休暇がもらえるのに対して、年間休日120日には長期休暇がありません。年間休日120日なのに長期休暇がある会社は、かわりに年間のどこかで土日祝の出勤があるはずです。

以下の記事では、年間休日120日の生活イメージなどをご紹介しています。併せてお読みください。

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2.|年間休日125日に関する疑問

ここでは年間休日125日に間する疑問にお答えします。年間休日125日は年末年始の休みがもらえるとお伝えしましたが、ゴールデンウィークはどうなるのでしょうか。また、シフト制の企業で年間休日125日がもらえるところはあるのでしょうか。

①ゴールデンウィークはどうなるのか

年間休日125日は、カレンダー通りの休みがもらえる日数です。そのため、ゴールデンウィークも祝日は休める可能性が高いです。ただし、平日になっている日は出勤する必要があります。

大型連休が欲しい人は、有給休暇を取得することで長期休暇にすることができます。ゴールデンウィークに有給休暇を取得できるかは、職場の状況にもよるので、取得前に確認しましょう。

ちなみにゴールデンウィークの祝日は以下の通りです。3連休以上は、確実にもらえそうです。

②シフト制の企業ではあり得るのか

シフト制を採用するサービス業では、年間休日125日は難しいです。

中でも宿泊業・飲食サービス業は、特に休日日数が少ない業界です。平成30年就労条件総合調査の概況によると、宿泊業・飲食サービス業で年間休日が120日以上ある企業は、全体の8.2%しかありませんでした。平均休日日数は97.1日で、100日を切っています。

以下の記事は、宿泊業・飲食サービス業をはじめ、激務といわれる業界をご紹介しています。激務の業界の特徴や、見分ける方法も解説しているので、激務の会社を避けたい方は読んでみてください。

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3.|年間休日125日の実態と業界・職種

ここでは年間休日125日の会社で働くメリット・デメリットや、データで見たときの位置づけなど、年間休日125日の実態について解説します。また年間休日が125日以上もらえることが多い、ホワイトな業界・職種をご紹介します。

3.-1|土曜日と祝日が重なると125日を下回ることがある

祝日と曜日の関係で、年によって休日日数が変わる企業があります。

土日祝休みと規定がある企業で考えると、例えば日曜日と祝日が重なった場合は、翌日に振替休日が与えられるので、年間休日は変わりません。一方で土曜日と祝日が重なった場合は、振替休日がないので年間休日が減ることになります。

こうした変動がないよう、年間休日が一定になるよう調整している企業もあります。どちらの方法を取っているかは、各社の就業規則に記載があります。

年間休日125日で働くことのメリット

ここでは、年間休日125日で働くことのメリットをご紹介します。

  • 土日祝が休み
  • お盆、年末年始に長期休暇がとれる
  • ホワイトなので有給取得率などもよい

年間休日125日で働くメリットは、休日数が多く、ワークライフバランスが整っていることです。年間休日125日は、1年間の3分の1以上休める日数です。

またカレンダー通りの休みがもらえるので、学生時代と同じスケジュールで動けます。新卒の方は年間休日125日を切る会社に勤めると、学生時代に比べて圧倒的に休日数が少ないので、最初はつらいかもしれません。

年間休日125日で働くことのデメリット

ここでは、年間休日125日で働くことのデメリットをご紹介します。

  • 年末年始・お盆・ゴールデンウィーク、全てで長期休暇が取れる日数ではない

年間休日125日のデメリットは、ほとんどありません。十分恵まれた休日日数です。ただし学生時代と比べると休日は少ないです。学生時代は夏休みなど大型休暇がありましたが、年間休日125日では大型休暇はありません。

また土日祝休むだけで120日必要なので、臨時休暇に割ける日数は5日のみです。年末年始やお盆に割ける日数は多くありません。

3.-2|年間休日125日を統計データで分析

ここからは年間休日125日をデータで分析していきます。年間休日125日は、休日数として多い方なのでしょうか。また、年間休日125日の会社はどのくらいあるのでしょうか。

企業の年間休日数の平均は107.9日

平成30年就労条件総合調査の概況によると、年間休日数の平均は107.9日でした。年間休日125日は平均より約17日も休日が多いことになります。

ちなみに年間休日107.9日は、完全週休2日制が可能な日数です。土日は休めますが、祝日は休めません。それから、年末年始やお盆に多少休みがもらえます。参考にしてください。

企業規模別の年間休日数

企業全体の年間休日の平均は107.9日でしたが、年間休日数は企業規模によって変動します。以下は 平成30年就労条件総合調査の概況のデータを基に作成した表です。

企業規模が大きくなるほど、年間休日が多くなることがわかります。ちなみに1000人以上の企業の約4割は年間休日120日以上です。

業界別の年間休日数

ここでは、年間休日が多い業界をランキング形式でご紹介します。年間休日が多い企業で働きたい人は、ぜひ参考にしてください。

3.-3|年間休日125日の業界・職種

年間休日が多い業界はランキングでご紹介した通り、情報通信業や学術研究、専門・技術サービス業です。その他、電気・ガス等のインフラ系なども、休日数が多い業界です。

ただこの調査では、業界が大まかにしか分けられていないので、具体的にどんな会社なら休日数が多いのか、イメージが湧きづらいと思います。

以下の記事では、労働環境が良いホワイト業界をご紹介しています。どんな仕事がホワイトで休日数が多いのか、具体的にご紹介しているので、ぜひ目を通してください。

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4.|他の年間休日の場合を詳しく知る

年間休日125日は非常に恵まれており、ほぼ理想的な休日数です。しかしそれ以下の休日数だと、どんな働き方なのでしょうか。

本サイトでは、その他の休日数に関する記事もご紹介しています。以下の記事では、法律で決められている年間休日の最低ラインや、年間休日72日・115日の企業の実態について解説しています。

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まとめ

この記事では、年間休日125日の内訳や、理想的といわれる理由について解説しました。

年間休日125日はカレンダー通りの休みに加えて、年末年始やお盆に休みがもらえる休日数です。有給をつかえば、もっと休むことも可能です。

ワークライフバランスを重視する方は、仕事探しのときに年間休日をチェックしてください。

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