人が仕事のストレスで限界を迎えている時、身体には様々なサインが現れます。仕事が限界だと感じる度合いは人それぞれですが、そのサインを捉えて限界を超えないことが仕事を長期的に続けるために必要となります。本記事では、仕事で限界を迎えている際のサイン、その原因と対処法をご紹介します。
弊社bizualでは、就活で業界選び、面接対策、ES対策などにお悩みの方向けに無料サポートを実施しております。
無料登録後、下記就活サポートが完全無料で受けられるようになっているため、就活生の方はぜひご活用ください。
bizualのサポートに無料登録しておくと・・・
- 就活生専門のコミュニティに無料参加できる!
- 面談後参加できるコミュニティで近年の就活業界の傾向などの情報を受け取れる!
- ES免除・1次面接無しの選考ルートも選べる!
- 選考対策(ES添削・模擬面接)を無料サポート!
- 面接官からの合否フィードバックを共有!
この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
仕事で心が限界を迎えている10のサイン
仕事では、人間関係や業務内容などによって日々ストレスを感じることがあります。そのような中、仕事が限界だというサインを知っておくことは問題の解決に不可欠といえます。
本見出しでは、仕事で心が限界を迎えている10のサインを紹介します。
①細かいことでイライラするようになった
1つ目のサインは、細かいことでイライラするようになることです。細かいことでイライラする状況として、以下が考えられます。
- 仕事の進め方が思い通りにいかないと気になる
- 先輩や上司からの評価の言葉が頭に残る
心理的に限界でなければ、気にし過ぎることなく流せるはずが、仕事のストレスがたまるとイライラしてしまいます。
②疲れが取れない・気怠い日々が続く
2つ目のサインは、疲れが取れない・気怠い日々が続くことです。精神的な疲労が残っている場合、常に頭が休まらないのであれこれと考えてしまい余計に疲弊します。
- あの時にこうすれば良かった、すべきでなかったと考える
- もしこれが上手くいけばどうなっていたかと後悔する
疲れが取れておらず、気怠い日々を過ごしている時には、上述のような思考回路に陥っており、仕事の限界を迎えているサインだと考えられます。
③笑えなくなった
3つ目のサインは、笑えなくなったことです。仕事のストレスで精神的に追い詰められていると、感情が失われて笑えなくなります。限界が近いとも言えるでしょう。
<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="en"><p lang="ja" dir="ltr">今朝、ふと思った<br><br>最近全然笑ってない<br>顔がずーっとこわばってる<br><br>仕事では愛想笑い<br>家ではむすっとして。<br>お笑いとかバラエティ見ても全然笑えなくなったし。<br>美味しいごはん食べても、食べられた!っていう義務感と達成感だけで、笑えてない<br><br>笑いたい</p>— YYY 拒食症克服中 (@YYY32850873) <a href="https://twitter.com/YYY32850873/status/1221925982900080640?ref_src=twsrc%5Etfw">January 27, 2020</a></blockquote>
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
以上は、仕事に限界を感じており笑えていないというサインを自覚しているツイートです。バラエティ番組や食事など、本来ならリラックスして笑える場面においても素直な感情が出せない状態になっています。
<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="en"><p lang="ja" dir="ltr">昔、仕事や看病や理不尽やで笑えなくなった<br>お酒飲んでも酔えない<br>なのに世界は淡々と進む<br><br>ある日 小島よしおさんに<br>笑いを思い出させてもらった<br>涙流して止まらなかった<br><br>生き返った<br><br>彼には頭が上がらない</p>— たこピ (@imo_takotak0225) <a href="https://twitter.com/imo_takotak0225/status/1093814470281818113?ref_src=twsrc%5Etfw">February 8, 2019</a></blockquote>
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
以上は、看病や理不尽な要求など仕事でストレスを受けて限界を感じていたツイートです。仕事を辞めるべきというサインが出る中、再び笑えるようになったきっかけをくれた人への感謝もつづられています。
仕事で限界だと感じているのサインとして、このように笑えていないという状態になるので、ご自身にも自覚症状があるか確認してみてはいかがでしょうか。
④働く気力が湧かない
4つ目のサインは、働く気力が湧かないことです。働く気力が湧かないというのは、仕事をするまでに超えられない壁を感じて立ち止まってしまうような心理状態です。
- 毎朝、会社に出社するのが嫌で仕方がない
- 仕事をしている時間でも無気力で集中できない
働く気力が湧かないというのは、仕事が限界だというサインを身体が発していると考えられます。無理して続けても、働く生産性は上がらないので変えるきっかけが必要だと言えます。
⑤食欲がない
5つ目のサインは、食欲がないことです。食欲とは、人が日常生活や仕事を行っていく中でなくてはなりません。しかし、仕事が辛すぎると食べる気力すら湧かなくなるのです。
- 仕事のストレスで胃が痛み食欲がわかない
- 朝昼晩の食事時間になっても食欲がない
継続して満足な食事がとれないと、身体を崩す結果にも繋がります。ここ最近、食事をまともに取れていないと思い当たる人は、仕事が限界のサインだと想定されます。
⑥睡眠が浅かったり寝付けない
6つ目のサインは、睡眠が浅かったり寝付けないことです。睡眠とは、肉体的な疲労を取り除くだけでなく精神的なストレスを軽減して再び頑張るために不可欠だと言えます。
- 考え事をしていて頭が休まらない
- ストレスな出来事や言動が思い浮かぶ
これらは、仕事を原因として睡眠の質を下げたり睡眠障害に繋がる理由として挙げられます。長期的に睡眠不足が続くと、精神的な病気にも繋がってしまうことも懸念されます。
⑦人間関係を面倒だと感じる
7つ目のサインは、人間関係を面倒だと感じることです。人間関係とは、仕事を潤滑に進めるために重要な要因の1つですが、仕事が限界だと拒絶するサインが出てしまうのです。
- 同期や上司と冗談や何気ない会話を避けるようになる
- 飲み会やレクリエーションへの参加を断る
人間関係の構築は、会社から強制をされるわけではありませんが、精神的に限界な時には面倒だと感じやすくなってしまうので、仕事を見直すサインだと考えられます。
⑧予定を忘れてしまう
8つ目のサインは、予定を忘れてしまうことです。仕事において、取引先企業や社内での予定を不注意で見落とすこともありますが、頻繁に忘れてしまう際には注意が必要です。
- やるべきことに埋もれて予定を忘れてしまう
- 考え事をしていて予定の時間になっても忘れている
仕事が限界に達しているサインとして、上述の2パターンが考えられます。仕事に致命的な支障をきたさないためにも、まずは許容範囲を超えていることを自覚する必要があります。
⑨ふとした瞬間に泣きたくなる
9つ目のサインは、ふとした瞬間に泣きたくなることです。仕事がしんどい時には、感情が無くなりがちですがその反動で、ふとした瞬間に涙がこぼれることもあります。
感情を無理に制御する必要はないので、仕事に限界を感じているサインだと捉えて気分が晴れるまで泣くことも大切だと言えます。
⑩現状を変えられないと感じる
10つ目のサインは、現状を変えられないと感じることです。仕事のストレスで限界を感じている時、どうにかしてその状況を打破する必要性があります。
しかし、限界をすでに超えてしまっていると、現状を変えられないという絶望感に苛まれてしまい、どうしようもないと思うサインが出てくるのです。
仕事で限界のサインを感じる原因
仕事で、心が限界を迎えているサインは10種類あるとわかりましたが、どのような原因によるものかと疑問に感じた方もいらっしゃると思います。
本見出しでは、仕事で限界のサインを感じる原因を3つご紹介します。これらの原因に思い当たる節が無いか、確認をしてみると良いでしょう。
①労働環境が劣悪すぎる
1つ目の原因は、労働環境が劣悪すぎることです。労働環境とは就労時間、給与や福利厚生などを総合したものであり、劣悪な例としては如何挙げられます。
- 毎日の労働時間が、法定労働時間よりも長く残業も当たり前
- 給与に残業代が数十時間分含まれている
- 交通手当やボーナスといったインセンティブなどが無い
労働環境は、社員が仕事を頑張れるか否かを左右する大きな要因です。上述のような労働環境では、仕事が辛いと感じやすく嫌なことが立て続けに起きると限界だと感じてしまいます。
- 12連勤の違法性と連勤が辛い時の対処法
- 月70時間残業の危険性と法的な違法性
こちらの記事では、12連勤と月70時間残業を切り口として、劣悪な労働環境の実態をお伝えするとともに、その違法性や対処法をご紹介しています。
勤務先の労働環境が劣悪と感じる方は、仕事を続けることが限界になる前にこれらを参照し、適切な対処方法を模索下さい。
②職場の雰囲気が悪い
2つ目の原因は、職場の雰囲気が悪いことです。職場の雰囲気は、仕事に関連する報告やフィードバックをする際の雰囲気や、仕事以外での人間関係が良好か否かに寄ります。
- 出社や退社時の挨拶が無かったり、話しづらい雰囲気が漂っている
- 社員同士でランチをしたり仕事外の雑談をすることが無い
職場の人が、過度にプライベートへ踏み込む状況も好ましくありませんが、適度な会話や活動によって職場全体の良好な雰囲気が維持されていない場合、悪影響の原因となります。
- 職場の嫌いな人と話すべきか、話さないべきか
- 職場の嫌いな人との接し方
- 職場の嫌いな人と話さないメリット・デメリット
職場の雰囲気が悪い理由として、嫌われている人がいることが挙げられます。以下の記事では、職場の嫌いな人への対処方法を中心としてご紹介していますのでぜひご一読ください。
③ブラック上司がいる
3つ目の原因は、ブラック上司がいることです。ブラック上司とは、仕事に直接関係のあることと無いことを利用して、精神的なストレスを与えてくる上司といえます。
- 本質的でない些細なミスを責めたり、やり直しを繰り返させる
- 事実ではない噂を広めたり、他の部下を使って嫌がらせをする
- 負担が大きくなる方法で仕事をさせて遅くまで帰らせない
ブラック上司は、上述のようなやり方で部下に嫌がらせともいえる行為を行ってくることがあります。そのため、精神的に疲弊して仕事を辞めたいと感じてしまうのです。
- ブラック上司の定義
- ブラック上司に当てはまる13の特徴
- ブラック上司に対する対処法
こちらの記事では、ブラック上司に悩める方に対して以上のポイントを解説しています。我慢をしても、仕事が限界だというサインが出てしまうので早めに解決策を模索しましょう。
テキスト
仕事の限界のサインを無視するとどうなるか
仕事で限界を感じる3つの原因をご紹介しましたが、限界のサインを無視して解決をしないとどのような結末になるのでしょうか。
本見出しでは、仕事の限界のサインを無視するとどうなるか知りたいという方へ、3つの事例をご紹介します。問題を後回しにせず、勇気をもって解決に向け一歩を踏み出しましょう。
①うつ病になる
1つ目の結末は、うつ病になります。厚生労働省のホームページ「こころの耳」によると、うつ病とは以下の状況だと定義されています。
脳のエネルギーが欠乏した状態であり、憂うつな気分やさまざまな意欲の低下といった心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴うこと
また、うつ病の原因としては大きく分けて以下の原因によると解説されています。
- 人間関係や職場などの環境要因
- 責任感の強さや仕事への熱心さなど性格傾向
- 脳内の神経細胞や情報伝達などの遺伝要因
仕事が限界だというサインを無視すると、環境要因を理由としてうつ病になります。そして、常に憂うつな気分に苛まれてあらゆる意欲が低下するといった状況にも陥ります。
②孤独になっていく
2つ目の結末は、孤独になっていくことです。孤独とは、友人や家族との人間関係が希薄になり疎遠状態になることや、集団への帰属が無くなる状態だと言えます。
- 悩みや不安を誰にも相談できず、自分だけが不幸だと感じる
- 気分転換や楽しい思い出ができることなく、嫌な仕事だけが人生だと感じる
孤独に陥ってしまうと、以上のような感情を抱く状況になってしまい、より一層仕事が辛くて限界を超えても何も変えられないと錯覚してしまう恐れがあります。
③人生のレールからも外れてしまう
3つ目の結末は、人生のレールからも外れてしまうことです。人生のレールとは、ワークライフバランスを保ちつつ仕事を続けることで、最も基本的な達成目標ともいえます。
- 人生に絶望をして生きる希望を失ってしまう
- 仕事が限界なのに頑張りすぎて人生を壊してしまう
限界というサインを見落として仕事を続けた場合、以上のような末路になる可能性が高く、家族や友人など周囲の人をも悲しませる結果になります。
- 会社に殺される人の特徴
- 会社に殺される職場環境
- 会社に殺されるかもしれない人が知っておくべき事
以下の記事では、人生のレールから外れてしまわないように上述のポイントをご紹介しています。仕事だけが人生ではないので、現状とは違う選択肢も選ぶことも大切といえます。
仕事の限界のサインが出た時の対処法
前見出しでは、仕事が限界というサインを無視した結末をご紹介しましたが、最悪の事態を回避するためにどうすべきか知りたいと感じた方もいらっしゃると思います。
本見出しでは、仕事の限界のサインが出た際の対処法を4つご紹介します。諦めず、希望を持って解決に向けて行動をなさってください。
①心療内科に行くだけでも安心する
1つ目の方法は、心療内科に行って相談をすることです。心療内科とは、仕事の人間トラブルなどを含む、精神的な問題やストレスへの対処に役立つ医療機関です。
心理カウンセラーや精神科医が、なぜ仕事が限界というサインが出るに至ったのか、問題の根源を突き止めるだけでなく、ストレスを軽減させるサポートをしてくれます。
②仕事のオンとオフをはっきりさせる
2つ目の方法は、仕事のオンとオフをはっきりさせることです。仕事のオンとオフとは、1日の時間の中で仕事に関する取り組みや考察をする時と、しない時を分けることです。
- 大好きな趣味を満喫して頭の中から仕事を除外する
- 仲良しの友人と話をして、違うことで頭をいっぱいにする
仕事をオフにするためには、上述のような方法が挙げられます。頭をリフレッシュさせることで、限界のサインが消えて再び仕事に取り組むことができると期待できます。
- 仕事がどうでもいいと感じる理由
- 仕事がどうでもいいと感じた時の対処法
- 仕事がどうでも良くてもやってはいけないこと
以下の記事では、仕事をオフにできない人が陥りがちな状況に対して解説をしています。限界を超えて仕事が続けられなくなる前に、解決に至る選択肢を取ると良いでしょう。
③自分を慰る時間を作る
3つ目の方法は、自分を慰める時間を作ることです。仕事が限界だと感じた場合、ストレスに耐え切れない心理状況であるため、それを緩和する行動が推奨されます。
- 趣味に打ち込む
- マッサージに行く
- ストレッチをする
- 好きな食事を楽しむ
例えば、これらの行動は仕事が限界というサインを無くすために役立ちますが、ご自身に合った対処法を選ぶと良いでしょう。
④休職・転職をする
4つ目の方法は、休職・転職をすることです。休職と転職とは、それぞれ以下の意味です。
- 休職: 雇用状況下にありながら、一定期間の間仕事を休む制度を利用すること
- 転: 雇用契約を終了させて、新たな企業にて再び働き始めること
休職は、仕事が限界の時に抜本的な解決にはなりませんが、その状態で転職をしても良い結果に繋がるとは考えられません。
そのため、休職で精神と肉体を一旦休ませて、転職により新たな仕事場で頑張ると良いでしょう。
また現職が辞めにくい時に利用できる、退職代行というサービスをご存知でしょうか。今回ご紹介する退職代行ガーディアンとは、東京都労働委員会認証の法適合の法人格を有する合同労働組合です。 退職代行という労働問題において一般法人(株式会社など)と弁護士の強みを”唯一”持つ存在で、 労働者のために運営されている組織のため【簡単/低価格/確実】を”唯一”合法的に可能としています。気になった方は、まずこちらからチェックしてみてください。
まとめ
本記事では、仕事が限界だと感じる10のサインをご紹介し、それらの原因と対処方法をご紹介しました。
仕事は生きていくために必要ではありますが、それよりも家族や友人が悲しむ状況に陥ってしまわないよう、ご自身を大切に守ることを優先すべきだと考えられます。
仕事が限界だと感じたら、新たな道を進むという前向きな気持ちを持ってみてはいかがでしょうか。