「エントリーシートって、何をどう書けばいいのかわからない……」 「自己PR、ガクチカ、志望動機、全部バラバラになってしまう……」
そんな不安を抱えているあなたへ。
この記事では、エントリーシートの本当の意味、各パートの正しい書き方、 成功パターンと失敗パターンの違い、さらに誰でもすぐに使えるテンプレートと自己診断リストまで、 圧倒的具体性で徹底的に解説します。
読み終わったとき、あなたはもう、エントリーシート作成で迷うことはなくなります。

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この記事の監修者




キャリアアドバイザー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
エントリーシートとは?──自己紹介+未来設計図
エントリーシート(ES)とは、自分自身を企業にプレゼンするための設計図です。
自己PR・ガクチカ・志望動機などの各設問を通じて、
- 自分はどんな人間か
- なぜこの企業を志望するのか
- 入社後どう貢献できるか
──をロジカルかつストーリー性を持って伝えることが求められます。
エントリーシートを書く前に絶対やるべき3つの準備
① 自己分析の徹底
・過去の経験棚卸し
・価値観・強みの言語化
・行動特性のパターン把握
② 企業分析の深堀り
・企業理念、ビジョン、ミッション
・事業内容・業界内ポジション
・求める人物像
③ 未来設計の仮説作り
・3年後、5年後、どう働きたいか
・企業の中でどんな成長をしたいか
【超具体ステップ】エントリーシートの正しい書き方
【1】自己PRの書き方
流れ:
- 結論(自分の強みを一言で)
- 具体エピソード(課題→行動→成果)
- 強みの再定義(なぜそれが強みか)
- 未来への貢献(入社後どう活かすか)
例文(良い例):
「私は、相手の立場に立って課題を整理する力に強みがあります。ゼミ活動でメンバー間の意見対立が発生した際、対話を重ね共通項を見出し、全員納得の上でプロジェクトを成功に導きました。この力を、貴社の多様なチームワークの中で発揮したいと考えています。」
【2】ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の書き方
流れ:
- テーマ設定(何に取り組んだか)
- 目標と課題設定
- 具体的行動
- 結果と学び
例文(良い例):
「私は、地域活性化イベントの立ち上げに注力しました。目標は参加者数前年比150%。SNS活用とターゲット設定を見直し、前年比180%を達成。この経験から、課題に柔軟に対応する重要性を学びました。」
【3】志望動機の書き方
流れ:
- 企業理念・事業への共感
- 自分の価値観・経験との重なり
- 入社後の貢献イメージ
例文(良い例):
「貴社の『挑戦を恐れず変化を起こす』姿勢に共感しました。大学時代、学内改革プロジェクトにリーダーとして取り組んだ経験と重なります。入社後は、新規事業推進で積極的に貢献したいと考えています。」
【4】将来ビジョンの書き方
- 3年後の成長イメージ
- 5年後の中核人材としての目標
【比較】良いエントリーシートと悪いエントリーシート
悪い例
「私は努力家です。大学時代はアルバイトと勉強を両立しました。」
→ 抽象的すぎ。行動や成果が具体的に書かれていないため、印象に残りません。
良い例
「私は、常に結果にこだわる姿勢を大切にしています。大学時代、アルバイト先で売上向上プロジェクトを提案・実行し、売上を前年比120%に伸ばしました。この経験を、貴社の営業職においても活かしたいと考えています。」
→ 結論→行動→成果→未来貢献、まで一貫しています。
【テンプレート公開】誰でもすぐ使えるエントリーシート構成
自己PRテンプレート:
- 私は〇〇という強みを持っています。
- その強みは〇〇という経験から培われました。
- この強みを活かし、貴社で〇〇の場面で貢献したいと考えています。
ガクチカテンプレート:
- 大学時代、〇〇に取り組みました。
- 当初は〇〇という課題に直面しました。
- そこで〇〇という工夫・行動をしました。
- その結果、〇〇という成果を得ました。
- この経験から〇〇を学びました。
志望動機テンプレート:
- 貴社の〇〇に共感しています。
- 私の経験(〇〇)と価値観(〇〇)は貴社の〇〇と重なります。
- 入社後は〇〇という形で貢献したいと考えています。
【失敗例】よくあるミスと防止策
- 自己紹介で終わってしまう→ 必ず「未来への貢献」まで書く
- エピソードが薄い→ 行動や課題・工夫をしっかり具体化
- 志望動機が薄い→ 企業理解×自己理解の重なりを丁寧に語る
- 誤字脱字→ WordやGoogleドキュメントの校正機能も活用
- 長すぎ・短すぎ→ 指定字数±10%を守る(800字指定なら720〜880字)
面接官視点|採用担当がエントリーシートで見ていること
- 素直さ・地頭の良さ(論理的思考)
- 主体性・行動力
- 企業との親和性・カルチャーフィット
- 入社後の成長可能性
- 文章表現力・自己表現力(社会人としての最低限)
【自己診断リスト】エントリーシート完成度チェック
書き終わったら、必ず以下をチェックしてください。
- 結論が冒頭にきているか?
- 具体的エピソードがあるか?
- なぜその行動をとったか(動機)が説明されているか?
- 結果・成果・学びが明示されているか?
- 志望動機が企業ごとにカスタマイズされているか?
- 未来志向(入社後ビジョン)が書かれているか?
- 自己PRとガクチカ、志望動機の一貫性が取れているか?
- 主観だけでなく客観的視点も盛り込まれているか?
- 冗長表現を削ぎ落としたか?
- 誤字脱字ゼロか?
- フォーマット(フォント、文字サイズ、行間)は正しいか?
- 「読み手に負担をかけない配慮」がされているか?
- 自分自身の言葉で書かれているか?
- 話し言葉ではなくビジネス日本語で書かれているか?
- 提出前に第三者(友人・キャリアセンター)に読んでもらったか?
まとめ|エントリーシートは「未来への設計図」
エントリーシートは、単なる就活の道具ではありません。
「自分は何者なのか」「これから何をしたいのか」を、 自らに問いかけ、未来を設計するための、人生の第一歩です。
完璧でなくていい。 でも、「これが今の自分の精一杯だ」と胸を張れる一枚を書きましょう。
そしてその一歩が、 あなたの未来を、必ず動かします。