就活では、大学での取り組みに加えて資格をアピールできますが、理系の学生はどのような資格を取得しておくと良いでしょうか。理系向けの資格でも、優劣が多少あるので役立つ資格を知りたい方も多いと考えられます。本記事では、理系が取るべきオススメ8選と、理系資格以外で取得すべき資格をご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
理系資格は取った方が良い
就活で人気の資格というと、TOEICが筆頭に上がりますが理系資格は取得すべきなのかと疑問を感じる方もいらっしゃると思います。
そこで本見出しでは、「なぜ理系資格は取った方が良いのか」5つの理由をご説明します。
理由①|就活・転職に有利
1つ目の理由は、就活・転職に有利だからです。
- 書類選考(資格情報を含む)
- 適性検査・グループディスカッション
- 面接
就活の選考過程は、このようにグルーピングされますが、資格の有無は一番最初の書類選考において判断されることとなります。
仮に、同じレベルの学歴で大学での活動や自己PRでも大差がない2人の中から選ぶ場合、資格を有している方が可能性を買われ有利になります。
理由②|取得過程で業界や職種への適性が分かる
2つ目の理由は、取得過程で業界や職種への適性がわかるからです。
- 資格の概要や学習する範囲
- 取得に向けた勉強を通しての相性
- 資格の合否による適性の違い
資格の取得を目指す場合、大きく分けて3つのステージにてその業界や職種への適性が良いか否かを判断することができます。
1つの資格を取得する場合でも、最低200~300時間で最大で1,000時間も勉強をする必要があるので、自分に合った業界・職種かがわかります。
理由③|専門職に就く場合は資格取得は必須
3つ目の理由は、専門職に就く場合は資格取得は必須であることです。
- 医師になるための医師免許
- 建築士になるための建築士資格
- 特許申請を行う弁理士資格
例えば、理系の専門職で資格が必要な職業は以上が挙げられますが、いずれも数年をかけて学習をすることが不可欠な難関資格ばかりです。
理系は大学卒業後に大学院へ進学する割合が高いですが、進学に関わらず資格を取得することは大きなメリットになります。
理由④|資格手当がつく企業・業種もある
4つ目の理由は、資格手当がつく企業・業種もあるからです。資格手当とは、特定の資格保有者に対する特別手当となります。
その資格を必ずしも保有しておく必要はありませんが、取得により経済的な優遇を受けられるため取得することが望ましいと言えます。
理系大学に行ってる人は100%資格を取った方がいいと言える。就活の問題とかもあるけど年収に関わってくるガチで
— 超絶神様 (@nrkn_177) February 19, 2019
上記は、理系大学の学生なら年収を左右するため資格を取得しておくべきというツイートです。長期的に働けば、年収の差は多額になると想定されるので、大変でも学生のうちから勉強しておくことが推奨されます。
理由⑤|学生の場合は資格対策に割く時間と能力に余裕がある
5つ目の理由は、学生の場合は資格対策に割く時間と能力に余裕があるからです。
大学や大学院では、毎日平均3〜4コマの授業、バイトや研究に時間を取られることとなります。
しかし、社会人になると朝から晩までの業務時間に加えて、仕事の付き合いやプライベートでさらに時間が限られると考えられます。
……いえることは文科系の資格は社会人として経験を積んでからでも取れるが、理科系の資格は頭の柔らかい若い内に取った方が良いということである……年取ってからでは凝り固まった社会生活での固定概念が邪念となって思考を妨害する……まったく新しい発想をするなら、なにも知らないうちが良い……
— もゝない/ガチ蘊蓄バカ隠居ジジイ (@Momonaiye) February 9, 2020
上記は、理系ならば社会人になる前のうちに資格を取得する勉強をすべきだというツイートです。理系は、研究や実証など脳年齢にも影響を与える内容なため、若いうちが良いと述べています。
今回は理系にお勧めの資格を紹介いたしますが、就職活動全体で有利な資格については以下の記事で紹介しています。就職活動に取り組む際にはぜひご一読ください。
理系にオススメの資格8選
前述の見出しでは、理系資格は取っておいた方が良い5つの理由をご説明しましたが、具体的にどのような資格か気になった方も多いと思います。
そこで以下の見出しでは、理系にオススメの資格8選を一挙に発表致しますので、適性や難易度を考慮して取得を目指してみてください。
①弁理士
(以下同様)①まず最初に資格の概要(資格の実施時期、受験資格、受験料、試験時間、問題形式、簡潔な試験内容、免除の有無、国家資格か民間資格か、合格基準、合格率など)を説明してください(表機能) ②表機能に盛り込む要素の項目・順番はライター様のやりやすいように記述していただいて構いません
1つ目の資格は弁理士です。弁理士とは、弁理士法に定められた知的財産法を扱う日本の国家資格であり、8大士業の1つに含まれています。
以上が、特許庁の公開している公式ホームページを参照してまとめた弁理士試験の概要です。
弁理士は、知的財産の専門家として適正な保護と利用の促進を行うことを使命としており、製造業を中心に必要とされる職種です。
資格を取得するメリット
弁理士資格を取得するメリットとしては、以下における就職の機会が挙げられます。
- 特許事務所・弁護士事務所
- 特許庁
- 民間企業(知的財産部門)
弁理士の人数が増加したことにより、就職が難しくなったという噂もありますが、外国語スキルとの併用で需要はあると考えられます。
②知的財産管理技能士
2つ目の資格は、知的財産管理技能士です。知的財産管理技能士とは、厚生労働省が指定する機関が実施する試験に合格した国家資格保有者です。
以上が、知的財産管理技能士の公式ホームページを参照して作成したまとめ表になります。
知的財産管理技能士の1級試験では、学科・実技試験が各専門業務で分かれており、同じ資格でも幅広いキャリアが選択可能です。
資格を取得するメリット
知的財産管理技能士の資格を取得するメリットとしては、以下が考えられます。
- 特許事務所への就職
- 民間企業での知的財産担当
知的財産管理技能士は、弁理士と比較すると若干知名度が低くなりますが、知的財産を扱う専門職としてキャリアを築くことができます。
③アクチュアリー試験
3つ目の資格はアクチュアリー試験です。アクチュアリー試験とは、公益社団法人が運営する高難易度の数理業務です。
以上が、公共財団法人アクチュアリー協会の公式ホームページを参照して作成したまとめ表になります。
アクチュアリー試験は、1つ1つの科目で高い数学の知識が求められるため、理系には適した資格だと考えられます。
資格を取得するメリット
アクチュアリー資格を取得するメリットとしては以下が考えられます。
- 保険業界での就職機会
- 数理のプロフェッショナルと公示できる
- 金融業界への就職機会
保険商品などの金融商品は、極めて高度な数理知識をもってはじめて取り扱うことが可能であり、アクチュアリー資格の特権とも言えます。
④ITパスポート
4つ目の資格はITパスポートです。ITパスポートとは、情報処理技術資格の1つである国家資格であり、幅広いIT知識を網羅することができます。
以上が、IPA独立行政法人の公式ホームページを参照して作成したまとめ表となります。
ITパスポートは、学生や社会人を問わずITを扱う全ての人が知っておくべき知識を習得することができる入門として位置付けられています。
資格を取得するメリット
ITパスポートを取得するメリットとしては、以下が挙げられます。
- 企業での入社課題クリア
- 職種に問わず必要となる知識を網羅
- 他の資格と併せ持てば総合評価される
ITパスポートは単体で保持していても、就職に役立たないと評判ですが、入社課題にしている企業も一定数あるのが実情です。
また、汎用性が高い内容であるため語学系の資格やその他の専門知識とも、相互補完の役割を果たすと考えられます。
⑤情報セキュリティマネジメント
5つ目の資格は情報セキュリティマネジメントです。情報セキュリティマネジメントとは、経済産業省が認定する情報処理試験の1つです。
以上が、IPA独立行政法人の公式ホームページを参照して作成したまとめ表になります。
情報セキュリティマネジメント資格は、ITパスポートと同じくIPA独立行政法人が運営しており、相互取得による効果も期待されます。
資格を取得するメリット
情報セキュリティマネジメントを取得するメリットとしては、以下が挙げられます。
- セキュリティ知識に関する証明
- 不正アクセスや情報漏洩への危機意識向上
- 事業会社でのセキュリティ研修担当
情報セキュリティマネジメントは、事業に対して直接経営効果をもたらすわけではありませんが、業界を問わず必要とされています。
例えば、企業へのフィッシングメールや不正アクセスへの対応を担うだけでなく、一般社員への研修者としても雇用機会が想定されます。
⑥AI検定
6つ目の資格はAI検定です。AI検定とは、今後あらゆる産業に大きな変革をもたらすと見込まれているAPに関する知識を問う試験です。
以上が、一般財団法人日本ディープラーニング協会の公式ホームページを参照して作成したまとめ表です。
AI検定は、現時点で知名度がそれほど高いわけではありませんが、テクノロジーの進歩に伴い今後注目をさらに集めると考えられます。
資格を取得するメリット
AI検定を取得するメリットとしては、以下が挙げられます。
- AIエンジニアとしての事業開発
- データサイエンティストとしての顧客分析
AI検定で学ぶ範囲は、独占的業務が確立されているわけでも既存の職種でニーズが明確にあるわけでもありません。
しかし、コンサル業界を始めとして各業界のトップ企業ではAIを用いた取り組みをしており、今後需要が高まると見込まれています。
⑦建築士
7つ目の資格は建築士です。建築士とは、1級〜3級まで分かれていますが、本見出しでは最難関とされる1級建築士についてご紹介します。
以上が、建築士の公式ホームページを参照して作成したまとめ表となります。
建築士は、建築物の設計や施工管理などを扱う専門資格であり、活躍の場も個人宅から法人向け大規模オフィスビルまでと多岐に渡ります。
資格を取得するメリット
建築士資格を取得するメリットとしては、以下が挙げられます。
- 建築設計事務所への就職
- 不動産会社やゼネコンへの就職
- 官公庁や指定確認検査機関への就職
建築士は、建築物に関連する幅広いキャリア選択が可能であり、勤務年数に応じて経験も積み上がるため市場価値は高まると言えます。
⑧不動産鑑定士
8つ目の資格は不動産鑑定士です。不動産鑑定士とは、不動産の価値を評価して土地活用の相談にものる不動産のプロフェッショナルです。
以上が、国土交通省の公式ホームページを参照して作成した不動産鑑定士のまとめ表となります。
不動産の価格は、建築や施工のみならず投資にも活用されるため、不動産鑑定士のニーズはかなり高いと考えられます。
資格を取得するメリット
以下が、不動産鑑定士資格を取得するメリットです。
- 不動産会社
- 建築会社
- 銀行資産運用会社
不動産会社や建築会社など、不動産を扱う事業会社にて経験を積み、資産運用系の金融機関へもキャリアチェンジすることが可能となります。
その他のオススメの理系資格
ここまで、理系が取るべきオススメ資格8選をご紹介しましたが、その他にも推奨される理系資格は数多くあります。
- おススメの化学系資格12選
- 化学系の資格に関する疑問
- 化学系の資格取得が必要な業種・職種
以下の記事では、このようなポイントを中心としてその他のオススメの理系資格をご紹介しておりますので、ぜひ合わせてご一読下さい。
理系資格以外に取得しておくべき資格
前述の見出しでは、理系にオススメの資格8選をご紹介しましたが、この他の資格にもチャレンジしたい方がいらっしゃると思います。
そこでこの見出しでは、理系資格以外に取得すべき資格を3つご紹介しますので、ご自身のキャリアプランに応じてチャレンジしてみてください。
TOEIC
1つ目の資格はTOEICです。TOEIC(Test of English for International Communication)とは、国際コミュニケーション英語能力テストの略称です。
以上は、TOEICの公式ホームページを参照して作成したまとめ表となります。
日系・外資系を問わず、多くの企業では書類選考にてTOEICスコアの入力を要請しており、文系や理系を問わず必須の語学資格と言えます。
MOS
2つ目の資格はMOSです。MOS(Microsoft Office Specialist)とは、マイクロソフト社が認定するMicrosoft Officeに関する国際資格です。
以上は、MOSの公式ホームページを参照して作成したまとめ表です。
かつては、MicrosoftのExcelやOutlookにあたるソフトウェアも使われていましたが、近年は独占状態に近いため習得は必須だと考えられます。
簿記
3つ目の資格は簿記です。簿記とは、日本商工会議所が運営する会計学・原価計算に関する資格であり、公認会計士や税理士の登竜門です。
以上は、簿記の公式ホームページを参照して作成したまとめ表です。
簿記は文系の中でも、公認会計士や税理士を目指す学生向けと考えられがちですが、企業分析をする際に必要となるので学習が推奨されます。
また社会においてそれぞれの分野で活躍するには、専門の知識を身に着けておくに越したことはありません。例えば簿記3級であれば、1ヶ月あれば十分合格が狙えるうえに、就活でも使えるアピール資格になります。
そして現在こちらのURLから資料請求をするだけで、簿記3級に受かるための講義動画ももれなく入手できるのでぜひチェックしてみてください。
まとめ
本記事では、理系が資格を取るべき理由とオススメの資格8選をご紹介しましたので、就活に向けてどのような準備をすべきかご理解頂けたと思います。
また、理系資格以外でも取得すべき資格を3つご紹介しましたので、長期的にキャリアを高めたい方はぜひ前向きにチャレンジしてください。