三菱自動車は、過去に様々なリコール問題を発生させた影響で、国産自動車におけるシェアは低下させています。このような状況下で、三菱自動車の社長である加藤隆雄はどのような経営手腕を発揮しているのでしょうか。本記事では、三菱自動車の社長である加藤隆雄の経歴、実績や年収についてご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
三菱自動車の社長は加藤隆雄(かとうたかお)
加藤隆雄(かとうたかお)は三菱自動車株式会社の代表取締役社長です。代表取締役とは、株式会社において決定権を有しており、社内外に意思決定の結果を示す役割を果たします。
- 三菱自動車の基本情報
- 加藤隆雄のプロフィール
- 前社長である益子修の発言問題
- 三菱自動車の歴代社長
本見出しでは、三菱自動車の加藤隆雄に関連する情報として、上述の4項目に関して詳しくご紹介しています。
三菱自動車の基本情報
本見出しでは、三菱自動車の公式ホームページと有価証券報告書を参照して、三菱自動車の基本情報をご紹介します。
以下の記事では、三菱自動車のグループ企業である三菱重工業に関して、社長の泉澤清次や子会社についてご紹介しています。
- 三菱重工業の社長である泉澤清次の出身や経歴
- 三菱重工業の主要な子会社まとめ
三菱重工業グループへの就職をご検討中の方は、こちらの記事もご参照下さい。
三菱自動車の社長 加藤隆雄のプロフィール
以下は、三菱自動車の新社長に就任した加藤隆雄のプロフィールです。
加藤隆雄は、京都大学物理学部物理工学科出身であり、1984年に三菱自動車へ入社後はエンジニアとしてキャリアを築いてきた人物です。
前社長 益子修氏の発言の"違和感"と炎上
以下は、三菱自動車の前社長である益子修のプロフィールです。現在は代表取締役会長を務めています。
経歴としては、1972年に三菱商事へ入社し、自動車事業部にてアジア圏の商圏拡大に貢献してきましたが、2004年に大規模なリコール隠しが問題となっていた三菱自動車に転籍しました。
なんというか全体的に「私の価値観はめちゃくちゃ古臭いです」って宣言してるように読めるのだけど、これって企業にとってプラスなCEOインタビューになってるのかな。https://t.co/wI8qHfHhkk
— sogitani / baigie inc. (@sogitani_baigie) August 7, 2018
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以上のツイートは、益子修のインタビューを参照して価値観の古臭さに警鐘を鳴らしているツイートです。社長インタビューは、本来企業のイメージアップに貢献するものですが、益子修のインタビューでは逆効果だと懸念を示しています。
過ちから学んでないことがよく分かるw。日本大企業のクソさの真髄w>三菱自動車CEO「最近の若い社員の中には、直属の上司が話にならないと思うと、いきなり飛び越してその上の部長や担当役員にまで直談判しにやってくる人がいます。それでは秩序が乱れてよくありません。」 https://t.co/18xSfxlNKp
— 田端信太郎@田端大学 塾長 (@tabbata) August 8, 2018
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以上のツイートは、三菱自動車の社内環境が過去のリコール問題を如実に示していると揶揄しています。益子修のインタビューから、伝統的な日本企業といった社内制度が垣間見えるため、問題解決に繋がりにくいと指摘しています。
三菱自動車の歴代社長
以下では、代表的な三菱自動車の歴代社長5名とそれぞれの就任時に起きた特筆事項をご紹介します。
三菱自動車では、現在第17代社長である加藤隆雄が更なる業績の向上に向けて取り組んでいますが、これまでの歴代社長には三菱自動車の功績を残した者とそうでない者がいます。
特にリコール問題は品質そのものに関わるため、三菱自動車のブランドイメージを大きく損なうこととなりました。今後、加藤隆雄がどのように改善をしていくかにも注目が集まります。
三菱自動車の社長 加藤隆雄(かとうたかお)の経歴と実績
三菱自動車の社長が、どのような経歴や実績なのか知りたいと感じた方もいらっしゃると思います。本見出しでは、加藤隆雄の理解を深めるため、経歴と実績をご紹介します。
三菱自動車の社長 加藤隆雄の経歴
本見出しでは、三菱自動車の社長である加藤隆雄の経歴をご紹介します。
三菱自動車の企業文化にも影響を及ぼしているので、ご興味のある方はインタビュー記事などもご参照下さい。
目標を掲げて勉強に取り組んだ学生時代
幼少期や学生時代の具体的な情報は開示されていませんが、加藤隆雄は京都大学物理学部出身ということでひたむきに努力をしていたと考えられます。
京都大学の理系学部は、幼少期から明確なキャリア目標や興味を持った学生が集まっており、加藤隆雄も物理に関連する夢や達成目標があったのだとわかります。
大きな分野での仕事を目指して就職
加藤隆雄は、京都大学を卒業後に三菱自動車へエンジニアとして就職しました。親戚が三菱自動車を愛用していた上に、「大きな分野で仕事がしたい」という熱意を持っていました。
入社後は、生産技術部門に配属され自動車部品の設計を自ら手掛けるだけでなく、工場や取引先など幅広い人間関係を築きながら仕事に取り組んでいました。
チームプレーを重んじる加藤隆雄の考えは、この経験を通して磨かれたのだとわかります。
ロシアにてプジョーとの合弁工場を立ち上げ
三菱自動車は、2016年にルノー・日産の出資を受けており、加藤隆雄はロシアの南西部にてフランスの自動車会社であるプジョーとの合弁工場立ち上げに参加することを決めました。
海外のエンジニアは、モノづくりへの自負を持っていたため簡単には意見を受け入れないという姿勢だったが、加藤隆雄は議論を尽くすことを特に心がけたそうです。
繰り返し議論をすることで、良い車を作りたいという共通目標を持ち、徐々に打ち解けて協力し合える関係を築くことができたとされています。
三菱自動車の社長 加藤隆雄の実績
本見出しでは、三菱自動車の社長である加藤隆雄の実績として2つのエピソードをご紹介します。
エンジニアとしてのキャリアが長く、その中でも海外駐在経験の豊富さが大きな強みと言えます。
インドネシア初の量産拠点立ち上げに参画
三菱自動車は、燃料不正問題の後にルノー・日産から支援を受ける中で、成長が著しいインドネシアにて量産工場を立ち上げることとなりました。
加藤隆雄は、部品の品質管理が極めて難しくなる立ち上げ期の量産工場において、部品技術のエンジニアとして三菱自動車の安定供給に尽力したと言えます。
自身2度目の海外工場立ち上げに参加
製造業界において、海外工場の立ち上げに加わる機会は1度あるかないかですが、加藤隆雄はインドネシアの後にもロシアにて海外工場立ち上げプロジェクトに参加しました。
ここでは、前述のように企業文化やモノづくり概念の異なるプジョーの部品技術エンジニアと協力をして、より良い品質管理や図面仕様の実現をしたことが功績として挙げられます。
三菱自動車の社長 加藤隆雄(かとうたかお)の資産・年収
本見出しでは、三菱自動車の有価証券報告書に基づき想定される加藤隆雄の年収をご紹介します。上場企業において、1億円以上の役員報酬を得ている場合は公開されなければなりません。
しかし、上記の資料には加藤隆雄の名前はありませんので、年収は1億円未満であることが分かります。社長という立場上、他の役員より少ないということはありませんので、5,000万円以上はもらっていると考えるのが妥当です。
一方、有価証券報告書には会長を務める益子修の名前が記載されています。益子修は業績連動報酬、ストックオプション等を合わせて計3億3,900万円の報酬を得ています。
報酬額で2番目と思われる加藤隆雄社長の報酬は1億円未満ですので、いささかもらいすぎと言えるでしょう。
三菱自動車の社長 加藤隆雄(かとうたかお)の名言・メッセージ
本見出しでは、2019年5月20日に行われた加藤隆雄の社長就任会見の記事を参考に、三菱自動車の社長である加藤隆雄のメッセージをご紹介します。
三菱自動車らしさを追求するために、アライアンス活用と集中戦略で競争力を磨き、スモール・バット・ビューティフルな企業として着実な成長を遂げていく方向性をよりいっそう強固なものにしていく
こちらのコメントから、加藤隆雄が前社長である益子修の経営戦略を引き継ぐという決意を持っていることが読み取れます。
海外 経験を活かしつつ、周囲の皆さまからのサポートをいただきながら、CEOとして謙虚に職務に向かってまいりたい
加藤隆雄は、海外事業部でのキャリアが長いですが、独断的ではなく経営陣からの協力を得ながら取り組んで行くという考えも示しています。
まとめ
三菱自動車は、エンジニア出身である加藤隆雄が、ルノー・日産傘下の企業として度重なる不祥事からの回復を目指しているとわかりました。
より良いモノづくりを重視する、加藤隆雄の経営手腕には注目です。三菱自動車への就職をお考えの方は、これを機に企業研究を進めてみてはいかがでしょうか。