リクナビとマイナビは似ているようで、実はさまざまな部分に違いがあります。両方を比較して違いを理解しておくことで、効率よく就活を進められます。今回は、掲載企業数・登録学生数・使いやすさ・独自機能などを徹底比較し、「リクナビに合う学生」「マイナビに合う学生」を紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
リクナビとマイナビは違いがない?
マイナビとリクナビってどっちがいいの
— こぽう (@ribbon_hrt) March 22, 2018
リクナビとマイナビは名称もサービス内容も似ているため、上記ツイートのように「どちらに登録して良いか」と迷う就活生も少なくありません。
しかし、リクナビとマイナビをじっくり比較してみると、「掲載企業数」や「サービスの使いやすさ」などの面で大きな違いが現れます。両者の違いを理解しておくと効率よく就活を進めることができるため、以下でしっかりと確認していきましょう。
リクナビとマイナビ、両方に共通するもの
まずはリクナビとマイナビに共通する点を見ていきましょう。
- ①大手ナビサイトである
- ②就職エージェントサービスもある
リクナビとマイナビ、両方に共通するものは上記の2点です。それぞれ以下で詳しくお伝えしていきます。
①大手ナビサイトである
リクナビとマイナビはどちらも大手ナビサイトです。100万人近い登録者数を抱え、2万社を超える掲載企業数を誇ります。競合他社の「あさがくナビ」や「キャリタス就活」を引き離し、就活ナビサイトの2Topとも言えます。
ただし、仮に両方のサービス内容にほとんど差がなければ、同じような就活サイトを使うことはオススメできません。なぜなら、ナビサイトには他にも、専門分野に特化した使いやすいサービスがあるからです。
後ほど紹介するリクナビとマイナビの違いをよく理解し、「大手ナビサイト+専門ナビサイト(地方向け・ベンチャー向けなど)」を組み合わせて使うと良いでしょう。
②就職エージェントサービスもある
リクナビとマイナビは、どちらも就職エージェントサービスを提供しています。就職エージェントとは、就活生に対して専任のキャリアアドバイザーが付き、1対1で就活対策や仕事紹介を受けられるサービスです(転職エージェントの就活版)。
リクナビは「リクナビ就職エージェント」、マイナビは「マイナビ新卒紹介」というサービス名です。以下の記事で各サービスの使い方や評判・真相、有効な活用方法などを紹介しています。
両者のエージェントサービスも特徴が似通っているため、以下の記事を参考にそれぞれを比較してください。そして、「マイナビ」+「リクナビ就職エージェント」のように、「ナビサイト+就職エージェント」を組み合わせて使うと就活の効率性が高まります。
リクナビとマイナビの違い・比較
ここではリクナビとマイナビの特徴を比較しつつ、それぞれの違いを解説していきます。両者には4つの違いがあり、簡潔にポイントをお伝えすると以下のようになります。
- 運営会社:リクナビのほうが会社規模が大きく安定性に富む
- 掲載企業数:リクナビのほうが7,000社以上多い
- 登録学生数:マイナビのほうが約10万人多い
- サービスの使いやすさ:リクナビのほうが豊富な情報量・高いデザイン性
より詳しく違いが知りたいという方は、以下をご確認ください。(各データは2020年1月10日時点)
運営会社
リクナビとマイナビの運営会社は次のような違いがあります。
出典:リクルートキャリア公式HP
株式会社マイナビ公式HP
リクナビは、リクルートホールディングス傘下の株式会社リクルートキャリアが、マイナビは株式会社マイナビが運営しています。
HR事業と人材派遣業が中心のマイナビに比べ、リクルートホールディングスはメディア&ソリューション事業も展開し、住宅・結婚・旅行などさまざまな分野を扱っています。そのため、リクルートホールディングスの売上規模は圧倒的で、事業や財政面の安定性においてマイナビを上回ります。
掲載企業数
リクナビとマイナビはどちらも大手ナビサイトですが、掲載企業数には大きな差があります。
- リクナビ:31,564社
- マイナビ:24,013社
リクナビとマイナビでは、掲載企業数に約7,000社の開きがあります。リクナビは4年連続で「掲載企業数ナンバーワン」を獲得しており、応募できる案件の豊富さが同社の強みです。
しかし、従業員数1,000人以上の大企業の数で比較すると、以下のようにマイナビがリクナビを上回ります。
- リクナビ:2,929社
- マイナビ:3,146社
そのため、待遇の良さや雇用の安定性を重視する就活生はマイナビを、志望先が見つからず幅広い企業から求人を探したい人はリクナビを活用すると良いでしょう。
登録学生数
登録学生数についても、リクナビとマイナビで若干の差があります。
- リクナビ:約80万人
- マイナビ:約90万人
リクナビとマイナビで10万人の差があるものの、登録学生数で大きな違いは見つけづらいと言えます。
ちなみに、リクナビ・マイナビ以外の登録学生数は以下の通りです。
- キャリタス就活:約37万人
- あさがくナビ:約40万人
リクナビ・マイナビ共に準大手ナビサイトの2倍以上の登録学生数を誇ります。登録学生数が多いほど掲載を希望する企業も集まりやすいため、就活生にとって有利です。
サービスの使いやすさ
サービスの使いやすさ(機能面以外の利便性)は、リクナビとマイナビで次のような違いがあります。
情報コンテンツに関しては、リクナビ・マイナビ共に豊富な情報量です。
しかし、企業ページの情報量や検索精度はリクナビが優れている印象を受けます。デザイン面の使いやすさにおいても、リクナビは余白や文字サイズのバランスが良く利便性が高いと言えるでしょう。
リクナビとマイナビでできること・機能の違い
リクナビとマイナビには、それぞれ独自機能が存在します。
- ①オープンES(リクナビ)
- ②先輩発見機能(マイナビ)
どちらも就活生にとって役立つ機能となるため、機能の違いに着目して比較するのも良いでしょう。
①オープンES(リクナビ)
リクナビは「オープンES」という独自機能を搭載しています。
エントリーシートの作成は、1枚当たり平均113分もの時間がかかるとされており、仮に20社分を作るとすると約40時間も必要です。オープンESを使うと、あらかじめ登録しておいたエントリーシートを複数社にまとめて送ることができ、就活の時間効率が一気に高まります。
また、「自己PR」や「学生時代に打ち込んだこと」の欄に画像を添付できるため、一般的なエントリーシートより明確にアピールすることができます。
②先輩発見機能(マイナビ)
マイナビの「先輩発見機能」は、「企業検索機能」に付随しており、簡単に先輩の「入社を決めた理由」や「現在の仕事」などの情報を得ることができます。社名や業種、会社名、出身校など幅広い条件で先輩を探すことが可能です。
また、「訪問予約機能」まで用意されているため、検索した先輩宛てにOB・OG訪問の依頼まで行えます。業界研究や志望業界で働くイメージを膨らませたい方にオススメです。
リクナビとマイナビを使わない人は少ない
リクナビとマイナビ、どちらも使わないという就活生は少数派です。
リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査」によると、2020年卒で民間企業への就職を希望する大学生は44万人でした。リクナビとマイナビはそれぞれ80万人以上の登録学生数がいるため、ほとんどの就活生が上記サービスを利用していると言えるでしょう。
リクナビとマイナビでは掲載企業数が異なるため、両方に登録して希望に沿った志望先を見つけるのも良いでしょう。
ただし、先ほどお伝えしたように、できるだけ両者を比較して自分に合うナビサイトを見つけ、「大手ナビサイト+専門ナビサイト」や「ナビサイト+就職エージェント」などの組み合わせにするほうが就活の効率が高まります。
まとめ
リクナビとマイナビには、登録学生数や掲載企業数、独自機能などの違いが存在しました。
志望先が見つからず幅広い企業から選びたい人は、掲載企業数の多いリクナビがオススメです。一方、ある程度志望先が固まっており、OB訪問や先輩の意見から決意を固めたい人は、先輩発見機能があるマイナビが向いているでしょう。