【22卒向け】アサヒビールの採用情報を解説!ESのポイントも紹介します!

アサヒビールは就活生に人気のある企業です。「アサヒビールだけでなく、アサヒ飲料も受けたい」とグループ企業を併願する人も多いかもしれません。本記事では、事務職や工場勤務も人気なアサヒビールの2021年度の採用情報について、詳しく紹介します。食品業界に行きたい人、飲料メーカーに興味がある人はぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

アサヒビールは酒類メーカー

アサヒビール株式会社はアサヒグループに属するビール・酒類メーカーです。アサヒビールの看板商品である「アサヒスーパードライ」は日本のビール業界でシェア1位を誇っています。

オリオンビールの沖縄以外のエリアでの受託販売を行っているのもアサヒビールです。さらには発泡酒や第三のビール、ワインや焼酎、リカーなど酒類を幅広く取り扱い、製造・販売をしています。

また、アサヒビールは東京2020オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナー(日本国内最高水準のスポンサー)でもあります。海外から来る観客の多くが観戦とともにアサヒビールを楽しむことが予想されます。

以下はアサヒビール株式会社の公式ホームページや有価証券報告書(2019年度)をもとに作成した基本情報です。

アサヒビールの採用情報

本見出しでは、アサヒビールの採用情報について紹介します。

  • アサヒビールの募集職種
  • アサヒビールの採用人数と採用大学
  • アサヒビールが求める人物像
  • アサヒビールの選考フロー

アサヒビールの選考を受けようと考えている方は、ぜひ各項目をチェックしておいてください。

目次

アサヒビールの募集職種

アサヒビールの募集職種は以下のように3つに分かれています。

  • 事務系
  • 技術系(生産研究部門)
  • 技術系(エンジニアリング部門)

事務系の場合、営業や企画、マーケティングや管理部門に配属されます。事務系は全学部を対象としているので、文系学生の場合は事務系に応募することになります。

技術系の生産研究部門では生産管理や商品・技術開発を行い、エンジニアリング部門では生産設備の企画や設計、開発などの工場の維持・管理を担当します。技術系は理系学部出身の学生が対象です。

アサヒビールの採用人数と採用大学

アサヒビールの採用人数は以下の通りです。

参照:リクナビ2020

2020年度は51〜100名の採用見込みとなっています。また、アサヒビールへの採用実績がある主な大学が以下の通りです。下記以外の地方国公立大学からの採用実績もあります。

  • 東京大学
  • 東京理科大学
  • 京都大学
  • 一橋大学
  • 旧帝大
  • 早慶
  • MARCH
  • 関関同立
  • 日東駒専

アサヒビールは、学歴の高い学生を採用する傾向にある競合他社と差別化するため、幅広い大学の学生を採用しています。ですので、書類選考の段階で明確な学歴フィルターは存在せず、多くの学生にチャンスがあると言えます。

また、アサヒビールは理系学部や理系大学からも積極的に採用しています。そのため、開発研究力が高いことでも有名です。

アサヒビールが求める人物像

アサヒグループの共通理念は「期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造」であり、アサヒビール独自の長期ビジョンは「お客様の最高の満足のために、お酒ならではの価値と魅力を創造し続ける」と制定されています。

つまり、顧客・消費者の目線に立ち、アサヒビールならではの価値を提供しようと努力することができる人物が求められていると言えます。また、2019年度は「基幹ブランドの強化と新需要の創造!」がテーマでした。

日本国内で縮小気味の酒類市場において、ビール類の需要を活性化させ、新しい価値を提供していこうとする発想力豊かでチャレンジ精神のある社員がアサヒビールに必要とされていることがうかがえます。

アサヒビールの選考フロー

アサヒビールの選考フローは事務系・技術系とほぼ同じですが、毎年職種ごとにエントリーシートの締め切り日が異なります。希望する職種の応募締め切りをしっかりと把握しておきましょう。

事務系の選考フロー

事務系は1次募集・2次募集に分かれています。また、事務系では通常選考の他「No.1選考」を選ぶことができます。2020年度の採用HPにあるように、2021年度も事務系の選考フローは以下のように進むと考えられます。

インターンシップからの早期選考者以外は基本的に6月1日から面接が始まります。選考途中に飲み会が開催されるという話もありますが、積極的に自分の顔と名前を覚えてもらえるようにすると良いでしょう。

2次募集は以下のようなフローで選考が進みますが、採用人数は1次募集と比較して非常に少なくなります。

No.1選考という特別採用があるのが事務系フローの特徴です。

No.1選考(ナンバーワン選考)に関する募集要項の説明は以下のようになっています。

アサヒビールはビール類だけではなく、洋酒・焼酎・ワイン・低アルコールなど、あらゆるカテゴリでお客さまにご支持いただける価値を創出すべく、日々挑戦しています。

あなたのこれまでの挑戦において、「自ら考え、行動に移し、他に類を見ない、圧倒的な成果を生み出した経験」や、「固定観念や前例にとらわれず、0から1を生み出した経験」を教えてください。【例】「No.1を獲得したことがある」・「組織の先頭に立ち、成果を出すための行動を取ったことがある」など。

つまり、通常の選考よりも「圧倒的な成果・結果を出した経験」「0から何かを創り出した経験」を重点的に見られます。体育会出身者のほか、リーダー経験がある人にも向いているコースです。

技術系(生産研究部門)の選考フロー

技術系・生産研究部門の選考フローは事務系の1次募集と同様です。昨年は生産研究部門の応募締め切りが最も早かったので、2021年度もそうなることが考えられます。

生産研究部門は1次募集のみで、2次募集はありません。

技術系(エンジニアリング部門)の選考フロー

技術系・エンジニアリング部門の選考フローも事務系の1次募集と同様です。昨年は生産研究部門よりも応募締め切りが1週間長かったので、比較的ゆっくりと準備することができるでしょう。

また、エンジニアリング部門も1次募集のみで、2次募集はありません。

アサヒビールのインターン情報

採用HPによると、事務系向けのアサヒビールのインターンには以下の3つのコースがあります。

  • 営業コース
  • 経営企画コース
  • デジタルマーケティングコース

どのコースでも事前に出された課題を持ち寄ってグループワークを行い、企画書の作成とプレゼンします。その後、社員との懇親会にも参加できます。どれも1dayインターンです。

また、技術系向けにも以下のような志望職種別インターンシップが用意されています。

  • エンジニア職インターンシップ
  • 研究開発職インターンシップ
  • 生産技術職インターンシップ

自分の専攻に近い分野に応募する学生が多いと思いますが、インターンで得た気づきを面接でも話せるよう、振り返りを行うことが重要です。

インターンに参加してよい印象を残すと早期選考に呼ばれることもあるそうです。より詳しく仕事内容を知って働くイメージを掴むためにも、ぜひインターンに参加してみてはいかがでしょうか。

アサヒビール志望者の併願先企業

アサヒビールを志望する就活生は競合他社を志望する傾向にあります。

  • サッポロビール株式会社
  • キリンホールディングス株式会社
  • サントリーホールディングス株式会社
  • 株式会社ヤッホーブルーイング
  • オリオンビール株式会社

アサヒビールの併願企業として、大手ビールメーカー全てにエントリーしている学生が大多数です。また、アサヒビブランドにこだわる学生は、アサヒビールのグループ会社を併願することもあります。

  • アサヒ飲料株式会社
  • アサヒグループ食品株式会社
  • カルピス株式会社
  • ニッカウヰスキー株式会社

アサヒビールは倍率が非常に高いので、グループ会社に目を向けることでより堅実な就活を行うことができます。

アサヒビールの特徴

アサヒビールの特徴として、以下で強みと弱みについて紹介します。両方を押さえておくことで、企業研究を深めることができます。

強み|ブランド力と海外展開による高い利益率

アサヒビールのアイコン商品である「アサヒスーパードライ」のブランド力は非常に高く、大手ビールブランドの中でも最大の収益を出しています。2018年度の時点で、アサヒビールは毎年自社の最高益を達成し続けているほどです。

アサヒビールは海外展開にも力を入れ、アジア市場ではプレミアムビールの位置付けで少しずつ浸透しつつあります。

海外のビール・酒類メーカーの買収も積極的に行っており、市場の拡大とさらなる収益の獲得を見込むことができます。

弱み|国内のビール市場の縮小

「若者のビール離れ」と世間で言われるように、年々ビール市場が縮小しつつあります。購買層もコストを意識し、ビールよりも「安価な第三のビール」を好むようになっています。

せっかくアサヒスーパードライのブランド力があっても、ビール自体の売り上げが下がっている現状を踏まえると、安心していられません。

アサヒビールのテーマである「新需要の創出」を早急に実現する必要があります。いくら国内トップの売り上げを誇っていると言っても、油断できない状況ですので、斬新なアイディアを持つ学生はアピールポイントとなるでしょう。

働きがいのある企業ランキング2020|30位

OpenWorkのが発表している「働きがいのある企業ランキング2020」でアサヒビールは30位を獲得しています。OpenWorkは実際にその企業に在籍している/在籍していた社員の口コミをもとに評価を決定している口コミサイトのため、このランキングで高順位をえているのは信頼できる評価だといえます。

アサヒビールの口コミ・評判

この見出しでは、OpenWorkに投稿された口コミを紹介します。

働きがい・企業文化

強い商品であるスーパードライを持っているため、得意先からの期待や要望も強い。ストレスもかかるが上手くいくと非常に楽しくやりがいも出てくる。一方、教育制度はあまり充実していない。

働きがいはある。自社の商品は日常生活に入り込んでおり、あらゆるところでめにはってくるため、それとつながれていることに誇りを持てる。また、自社の製品を愛しており、これが広められることにやりがいを感じる。

企業文化はやはり体育会系である。働き方改革を推進しようとしているが、接待や残業、残業後に飲みに行くといった文化が根強く残っているため、なかなか改善しない。また、そういった文化を作ってきたような世代は在籍人数も多く、年齢的にも現在管理職となっていおり、この文化はまだまだ続くと思われる。

飲料メーカーであるため、自社製品が日常生活に溶け込んでおり支持を得ているのがやりがいにつながっているようです。しかしアサヒスーパードライに依存しすぎている面もあり、自社製品に対する愛は宗教染みているという声もありました。

また、酒類を扱う企業であるため、飲み会が業務の延長線上にあり、飲み会文化は根深いようです。

ワークライフバランス・福利厚生

若い営業でもがんばりと成果を出せば、早い段階で本社勤務での営業になる人も多くいたので、若い世代にチャンスを与える風土であり、その面については働きがいがあった。又福利厚生が非常に手厚く、給与以外の家賃補助や、育休・有休消化の取得率は部署によっては100%に近くあったこともあり、働きやすさの面では整っていたと思う。

ほとんど仕事。17時以降は業務用は夜の街に出歩き、量販はほとんど毎日22時までは残っている人がいる。休日は接待などで1か月のうち必ず1日以上は潰れる。ひどい時はほとんど日曜日が無い時もある。内勤の仕事量が多いため、休日会社に行くと出勤している社員は必ずいる。自分の時間というものはほとんど皆無。

福利厚生は手厚いという意見があり反面、残業や仕事が多く拘束時間が長いという口コミもあります。部署によって異なりますが、営業先が飲食店ということもあり、夜の時間に仕事をしないといけない事情もあるようです。

女性の働きやすさ

部署によって大きく異なる。本人の意欲にもよるが、総合職の場合は、良い意味でも悪い意味でも男女平等。飲み会や残業も多いが、女性だからという理由でチャンスを貰えないということはない。

育休・産休は取得しやすく、100%に近い社員が取得している。復帰後の時短も配慮がある。子育てをしながらフルタイムで働きたいのならば全く問題はない。管理部門では男性でも育休を申請して取得している社員もいる。

ワーキングマザーにとってはかなり働きやすい環境が整っているようです。セクハラ・パワハラに対してかなり厳しいという口コミもあり、女性にとっては安心できる環境なのではないでしょうか。

しかし、酒類を扱う企業なので男性社員の方が多いのは否めません。女性だからといってチャンスがないわけではないようなので、男性が多い環境でも問題なくバリバリ働きたいという女性にはオススメの企業です。

アサヒビールのさらに詳しい情報

「アサヒビールの選考を受けたい」「アサヒビールについてより詳しく知りたい」という人向けに、別の角度からアサヒビールについて説明している記事を紹介します。

アサヒビールの仕事・キャリアに関する解説記事と年収・将来性に関する情報を集めた記事なので、アサヒビールの企業研究にぜひ役に立ててください。

アサヒビールの仕事・キャリアを知りたい方

アサヒビールの仕事は小売店や飲食店向けの営業、工場での生産管理、マーケティングなどさまざまな職種によって成り立っています。

今では海外でアサヒビールを目にすることも多く、海外営業に携わるチャンスもあるでしょう。また、アサヒビールではワインやチューハイ、焼酎などの酒類全般も扱っています。

以下ではアサヒビールの仕事・キャリアについてより詳しく解説しています。応募職種を決めかねているなら、自分にあった職種を見出すためにもぜひ一読してみてください。

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アサヒビールの年収・将来性を知りたい方

アサヒビールの年収は高く、食品・飲料業界でもトップレベルだと有名です。

東洋経済オンラインによる平均年収「全国トップ500社」ランキングでは持株会社であるアサヒグループホールディングスが平均年収1001万円で75位にランクインしています。

アサヒビールは新しい需要を創りだすべく、日々新商品の開発にも取り組んでおり、将来性も期待できるでしょう。以下の記事ではアサヒビールの年収・将来性についてより詳しく説明しているので、企業研究に役立ててください。

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アサヒビールのエントリーシートのポイント

アサヒビールは就活生にとって人気企業であり、エントリーシートの通過率が圧倒的に低いことでも知られています。そのため、エントリーシートやWebテストの対策には十分に時間をかけ、しっかり取り組む必要があります。

また、アサヒビールは一致団結を重視する、活気のある社風です。そのため、社風を意識した内容をエントリーシートに盛り込むことをおすすめします。

実現したい夢やアサヒビール・お酒への愛、またNo.1選考のようにひたむきに努力し、結果を出した経験などをできる限り盛り込んでみてください。熱意が伝わるエントリーシートを作成すれば、狭き門を通過することができるでしょう。

まとめ

アサヒビールは毎年就活生が殺到する超人気企業です。採用情報をいち早くキャッチし、企業研究を進めることで他の就活生に差をつけることができるでしょう。

アサヒビールはESの通過率が低いことでも有名です。OB訪問などでESを持ち込み、先輩社員に添削してもらうのもよいかもしれません。ぜひ、早めの動き出しを心がけてください。

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