いわゆる「ダメな上司、残念な上司」の下に配属されてしまったらどうすれば良いでしょうか。今回は「ダメな上司」について解説します。ダメな上司の特徴や、部下がとるべき対策、ダメな上司の下にいてもしてはいけない3つのこと、などもご紹介しています。ダメ上司の下で悩む人はぜひ読んでみてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
ダメな上司が原因で優秀な部下が辞めることもある
企業では、ダメな上司が原因で優秀な部下が辞めることもあります。
以下の記事では「上司の責任で辞める部下の特徴」として3つ挙げて解説しています。上司に対しての不信感を持っている社員、上司に従順な社員、優秀な中堅社員、などがそれに当たるようです。
共通しているのは「どのタイプの社社員も急に辞めるのではなく、それなりに蓄積された理由がある」ということです。ぜひ目を通してみてください。
ダメな上司にありがちな8つの特徴
以下では「ダメな上司にありがちな8つの特徴」について解説します。
①すぐに部下を否定する
1つ目は「すぐに部下を否定する上司」です。部下の言動が自分の常識や、考えにそわないとすぐに「それは間違っている」「だからダメなんだ」などと否定します。
否定された部下は精神的に萎縮するようになり、力を発揮できないばかりかミスも増えやすくなるようです。部下はどうすれば良いのかわからず「ただ上司の言うことを聞くだけの部下」が生まれます。
②追加の指示が多くて仕事がうまく進まない
2つ目は「追加の指示が多い上司」です。仕事をしている途中で、次々と追加の指示が来るため、うまく仕事を進められません。最悪の場合は、追加指示のせいで最初からやり直すことにもなります。
初めからすべての指示を一括で出されていれば、部下も効率良く進めるよう工夫ができます。しかし、ダメな上司は思いつきで指示を追加してくるため、部下が振り回されてしまいます。
③パワハラが多い
3つ目は「パワハラが多い上司」です。パワハラがダメのなは当然のことですが、パワハラが日常的に繰り返されている職場では、何となく見過ごされているかもしれません。
以下の記事では「自分がされていることがパワハラなのか」「パワハラの標的にされやすいのはどんな人なのか」など当事者が気付きにくい点について解説しています。ぜひ目を通しておいてください。
④発言に一貫性がない
4つ目は「発言に一貫性がない上司」です。自分の置かれた状況や、気分によって言うことがコロコロ変わります。おかげで周囲の部下は振り回されてしまい、仕事にも支障が出ます。
日々変わる状況に対応することは必要ですが、もしそうなのであれば発言を翻す理由まで共有するべきです。それができない上司はダメな上司と言われても仕方ありません。
⑤他人に厳しく自分に甘い
5つ目は「他人に厳しく自分に甘い上司」です。自分と部下が同じことをしても、部下はダメで自分は良いという考え方を持っています。
このタイプは、特に遅刻や欠勤・有休の取得など勤怠関連で自分に甘いことが多いようです。部下の目には「自分だけが楽をするズルい上司」と映っています。
⑥問題の解決をしようとしない
6つ目は「問題の解決をしようとしない上司」です。社内に何か問題が生じていても、知らん顔をして自分の仕事だけをしている、などがこのタイプです。
部下から問題解決についての相談を受けても「自分にはわからない」「○○さんに言って」など、明らかな責任逃れを行います。
⑦困っている部下を放置する
7つ目は「困っている部下を放置する上司」です。部下が明らかに行き詰まっている、困っているという状況を見ても、見なかったことにしてしまいます。
部下から相談をされても「自分で考えなくちゃ」と、何のアドバイスもヒアリングもしません。最終的に自分で考えさせるべき問題でも、上司としてヒントくらいは提示するべきでしょう。
⑧気に障る発言をする
8つ目は「気に障る発言をする上司」です。「こんな簡単なこともわからないのか」「やっぱりな、こうなると思ってたんだよ」など、部下がイラッとする言葉を使うのはダメ上司です。
部下は上司に対して「では○○さん(上司)はわかっていたんですか」「こうなると思っていたなら先に言ってください」など口答えができません。だからこそ上司は発言に注意するべきです。
ダメな上司を持つ部下が行うべき対策
以下では「ダメな上司を持つ部下が行うべき対策4つ」です。
①結果を出してダメな上司を黙らせる
1つ目は「結果を出してダメな上司を黙らせる」という対策です。ダメな上司は、仕事ができる部下には弱いことが多いようです。ダメな上司に腹を立てたくないなら結果を出すのが良いでしょう。
ダメな上司は、自分が「できない部下」と思っている人へ強く当たります。仕事で結果を出し、優位な立場に立てばダメ上司を黙らせられるかもしれません。
②関係を深化させる
2つ目は「関係を深化させる」という対策です。ダメな上司は、自分に良くしてくれる人には良い対応をします。つまり、ダメな上司に「いい部下」と思われれば良いということです。
これは見方によっては「ダメな上司に媚びる」ということかもしれませんが、そこは考え方ひとつです。「自分が上司を上手くコントロールする」と考えて接してみましょう。
③上司の性格に合わせた行動を心がける
3つ目は「上司の性格に合わせた行動を心がける」という対策です。
- 威圧感の高い上司:「私のようなものが申し上げることではありませんが」(相手を高く持ち上げる枕詞)
- 上司としての役割を果たさない上司:自分が仕事の大筋を準備し、後は上司の承認をもらうだけ、などお膳立てを心がける
いずれも「ダメな上司にとって都合の良い行動」です。ダメな上司は、自分に都合良く動いてくれる部下を大事にします。
大事にされれば、少なくとも理不尽な扱いを受けることは避けられるでしょう。
④本を読んで立ち回りを理解する
4つ目は「本を読んで立ち回りを理解する」という対策です。
- 「できる上司」と「ダメ上司」の習慣 室井 俊男
- ダメな上司をうまくかわす8つの方法 城所奈乃子
- 上司を味方にする技術 本間 正人
この3冊は、上司との付き合い方に悩む人にぜひ読んで欲しい本です。上司がダメだから、と諦めるのではなく、専門家の意見を取り入れてみましょう。
自分や同僚だけの考えはどうしても偏りがちです。ストレスに対して視野が狭くなっている可能性も高いため、本で事態を客観視することをおすすめします。
ダメな上司がいても取るべきではない3つの行動
最後は「ダメな上司あいても取るべきではない3つの行動」について解説します。
①ダメな上司に反発する
1つ目は「ダメな上司に反発する」という行動です。ダメな上司は部下の反発を、すべて「文句・批判」と受け取る傾向にあります。これは部下がどれだけ正当なことを言っていてもです。
反発する気持ちは仕事に反映させるに留めましょう。ダメな上司にかみついても、相手がこちらの気持ちや、言っていることを正しく理解してくれないのなら、自分の立場を悪くするだけです。
「一言言ってやりたい」と思うことも多いかもしれませんが、言葉は価値観が合う人にしか通じないこともあると知っておいてください。
②仕事を放棄する
2つ目は「仕事を放棄する」という行動です。ダメな上司に嫌気が差し、仕事を放棄したくなることもあるでしょう。しかし仕事を放棄するということは、ダメ上司に自分の弱味を握らせることに繋がります。
何を言っても「どうせ仕事を放棄するような人間の言うことだ」と取り合ってもらえなくなるでしょうし、社会人・ビジネスマンとしての品位も落ちます。
ダメな上司に腹が立つ、悔しいと思うのであれば、最低限仕事はきちんと全うするべきです。
③ダメな上司の陰口をたたく
3つ目は「ダメな上司の陰口をたたく」という行為です。同僚や家族・友人へダメな上司の陰口を言いたくなることもあるでしょう。しかし、本人がいないところでの陰口には何の意味もありません。
それどころか、陰口・悪口・終わりのない愚痴、は言っている自分の気持ちを暗くする行為です。休憩時間や帰宅後まで、ダメな上司のことで自分の気持ちを塞ぐ必要はありません。
多少気を晴らす程度であれば、同僚と愚痴を言い合っても良いかもしれませんが「この愚痴に意味はあるのか」と考え、切り上げられるよう意識しましょう。
まとめ
今回は「ダメな上司」について解説しました。ダメな上司の下で働く毎日は何かとストレスが溜まりやすいものです。しかし、相手を変えることはできません。まずは自分が楽になるために何をしたら良いのかと考える習慣を付けてみましょう。
もしかしたら少しの心がけや工夫で、驚くほどダメ上司のことが気にならなくなるかもしれません。