就活を失敗したことで人生終わりと感じたり、自分のその後に不安を覚える就活生もいることでしょう。しかし、就活に失敗してもその後にリカバーする方法はたくさんあります。失敗を経験として役立てればよいのです。今回は、新卒で就活に失敗した人に実践してほしい、対処法を紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
就活失敗してもその後は心配しなくて良い
ずっと目指してきた業界や職種、企業に就職できなかったことで、失敗だと感じる就活生は少なくありません。自分の希望通りの就職ができないことで、その後の自分の人生に期待が持てずに落ち込む人もいることでしょう。
しかし就活に失敗したからといって、その後の人生を悲観することはありません。その理由を3つほど、紹介します。
①就活失敗する人は意外と多い
友人や仲間から内定報告を受けると、自分の就活は失敗したと考えている就活生ほど、素直に祝福できないものです。しかし目の前の友人が全員、第一志望の企業から内定をもらっているわけではありません。
冷静に周囲を見回すと、本命の企業には落ちている就活生はたくさんいます。その人たちも、ある意味では就活に失敗しているのです。自分だけが失敗しているわけではないと、認識しましょう。
以下の記事では就活に失敗するとは。失敗する人の特徴などをより詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください。
②第二新卒の転職市場は活発化
新卒では希望の業界・職種・企業に就けず、悔しい思いをした就活生も多いことでしょう。しかし、新卒で入社した会社で定年まで働く人は、労働の総人口を考えると少なくなってきています。
転職が当たり前の現代、第二新卒の需要はとても高いです。新卒入社した会社で3年ほど実務経験を積み、活発化した転職市場でより条件のよい就職先を探すという選択肢もあります。
③「どこで働くか」より「どう働くか」が逆転のカギ
社会で活躍できる人材になるために重要なのは、どこで働くかではありません。どんな仕事であっても、働き方によってキャリアアップを目指すことはできます。キャリアアップしたいという気持ちがあるなら、転職に役立つ専門スキルを磨くことをおすすめします。
目の前の仕事に真摯に取り組み、必要な知識や技術を身につけ、実績を積むうちに周囲の評価が上がります。どう働くかによって、自分の未来は変えられるのです。
就職失敗したらその後どうすべきか
自分が目標としていた就職が叶わなかった時、その後の就活をどうすべきなのか、悩むのは当然のことです。そして、就職失敗後の選択肢は複数あります。
ここでは、就職に失敗した時に検討したい選択肢について、具体的に紹介します。
①就職留年
翌年度にもう一度就活をやり直したいなら、就職留年するという方法があります。卒業に必要な単位をあえて落として、就活生としてもう一度就活を行うのです。
自分の就活をふり返り、悪い点を改善する努力をすれば、就活をやり直しても前年度よりよい結果につながる可能性は高まります。就職したい業界や職種が明確な場合は、挑戦する価値があります。
②既卒として就活を継続
予定通り大学を卒業して、既卒生として就活する方法もあります。地方の中小企業やベンチャー企業の中には、既卒生を積極的に採用しているところがあります。
新卒採用に応募することはできませんが、第二新卒と同じように転職市場で応募先を探すことはできます。留年が難しい場合には、既卒で就活してみましょう。
③今から中小企業を見つける
大企業に絞ってエントリーし、内定を得ることができなかった就活生は、応募先の幅を広げてみましょう。中小企業やベンチャー企業の場合、内定辞退者を補う意味で、秋以降に募集を始めるのも珍しくありません。そうした企業に応募してみるのです。
実務経験を積むことで、大企業に転職するチャンスをつかめる可能性もあります。前向きに検討しましょう。
④起業・フリーター
就活に失敗した後、起業家やとりあえずフリーターになる就活生もいます。選択肢の一つではありますが、決しておすすめはできません。
起業家やフリーターは、非正規雇用となります。新卒で非正規雇用となってしまうと、転職しようにも正規雇用されにくいのが現実です。正社員登用の道がある契約社員や、紹介予定派遣を活用し、正規雇用を目指しましょう。
高学歴なら就職留年がおすすめ
就活に失敗した人の中でも高学歴の就活生の場合は、就職留年することをおすすめします。高学歴の就職浪人には、就活においてアドバンテージがあるからです。
ここでは高学歴の就活生に就職浪人がおすすめの理由について、具体的に紹介します。
就職留年のメリット
就職留年なんてかっこ悪いと思う就活生もいそうですが、きちんと取り組めばメリットが大きいのです。1年遅れても、希望の就職が実現できるのであれば、十分に意味があります。
ここでは、就職留年のメリットをまとめておきます。
①昨年の反省を修正できる
就活に失敗したということは、自分に何か問題があったということです。考えられる反省点には
- 業界・職種・企業研究をきちんと行わなかった
- 自分に適性のない業界や職種にこだわった
- 当たり障りのない応募書類を送っていた
- 面接対策が十分でなかった
などがあげられます。こうした反省点がわかれば、翌年に改善することができます。その結果、エントリーや採用面接の通過率がアップする可能性が高いです。
②夏のインターンから取り組める
就活するにあたって、自分の適性や希望が不明確なことで失敗する就活生も少なくありません。その場合は、できるだけ多くのインターンシップに参加することをすすめします。インターンシップのメリットとして、
- 業界や企業研究に役立つ
- 自分に適した仕事がわかる
- 応募したい企業の場合、より具体的に志望動機が書ける
- 採用面接のために場慣れする機会になる
などがあげられます。インターンシップ先を探すなら、「インターンシップガイド」がおすすめです。様々な情報が集まっているので、活用しましょう。
③1年かけてエピソードを作ることもできる
就活が失敗した人の中には、採用面接で企業に十分に自己アピールができなかったことが原因のケースもあるでしょう。その場合は、自分らしいエピソードを用意する必要があります。
就職留年中に、自分の成長につながる経験を何か一つしてみることをおすすめします。サークルやボランティアでの活動、資格取得、海外短期留学など、内容は何でも構いません。
自分なりのエピソードをつくり、そこで得たものをどう仕事で生かせるのかを考え、企業にアピールできるよう準備しましょう。
就職留年のデメリット
就職留年にはメリットだけでなく、当然デメリットもあります。就活でデメリットがあることも念頭に置いたうえで、本当に就職留年するかどうかを決める必要があるのです。
ここでは、就職留年のデメリットを紹介します。
①費用がかかる
就職留年する場合、卒業を秋にするのか翌年の春にするのかにもよりますが、大学の学費がかかります。私立大学に通っていたり、実家を離れて暮らしている場合はかかる費用も多くなるはずです。これは明らかにデメリットです。
それが許される状況なのかどうか、保護者も含めてきちんと考える必要があります。
②面接で聞かれる可能性がある
就職留年して採用面接に臨む際、面接官になぜ留年したかを問われる可能性があります。その際、「就活をやり直すために留年した」とストレートに伝えると、心象が悪くなることもあるので注意が必要です。
就職留年した時間に、自分を成長させるためにどんな努力をしたかで、得られる結果は変わります。自分と真摯に向き合い、就職留年がデメリットに感じられないよう、自己アピールしましょう。
夏以降も就活を続ける場合のアドバイス
企業の大半は10月に内定式を行うので、夏までに採用通知を送るのが一般的です。そのため、8月には就活生の多くが内定通知を手にしているのです。
しかし、夏以降にも就活を続けなければならない人もいます。そんな就活生におすすめの活動方法を、いくつか紹介しておきましょう。
①エージェントを活用する
思うような結果が出なかった時には、就活エージェントを使うことをおすすめします。担当のキャリアカウンセラーが付き、マッチングのうえで求人を紹介してくれるので安心です。
高学歴の就活生におすすめなのが、「type就活エージェント」です。きめ細かいサポートにより、安心して就活が進められます。
②大手のグループ会社もおすすめ
大企業を中心にエントリーして内定が出なかった就活生には、グループ会社への応募を検討することをおすすめします。大企業のグループ会社は募集が秋というところも多く、待遇はそれほど変わりません。
会社の規模は小さくても安定していますし、福利厚生は大企業並みです。積極的に応募してみましょう。
③応募は早ければ早いほどいい
夏以降も就活を行う場合は、気になる求人を見つけたらすぐに応募しましょう。応募書類が届くのが早ければ早いほど、採用担当者に熱意が伝わりやすくなるはずです。
また、秋が深まるにつれて求人自体が減っていきます。エントリーする社数が多くなればなるほど、内定が得られる確率は上がるので、選り好みせずにチャレンジするのが得策です。
まとめ
夏になっても内定が得られず、就活に失敗したと途方に暮れる就活生は、自分の前途に不安を覚えているかもしれません。しかし、失敗したと思った就活をリカバーする方法はいくつもあります。ただし、自分をふり返り反省することが大前提です。自分にとってベストな選択肢は何か、真剣に考えてみてください。