秘書技能検定試験、通称「秘書検定」は就職活動を有利に進めたい学生に人気の資格です。持っていれば、社会人としての常識が身に付いているという証明になるため、取得を推奨している大学も存在します。今回はそんな秘書検定の級ごとの特徴や難易度、勉強方法について詳しく解説していきます。

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この記事の監修者




キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
秘書検定とは
秘書検定の公式サイトによれば、秘書検定とは「感じの良さ」の表し方についての検定試験です。
他者に「感じが良い」と感じさせるためには「表情」や「態度」、「振る舞い」、「言葉遣い」、「話し方」など複数の要素に気を配る必要がありますが、そうした振る舞いをきちんと身につけていることを証明してくれるものが秘書検定ということになります。
本項目ではそんな秘書検定の階級別の特徴について説明していきます。
秘書検定は難易度に応じて4階級に分かれる
秘書検定は「感じの良さ」を身につけるための試験であるとご説明しましたが、求められるレベルは級によって違います。
下記にそれぞれの階級の特徴をご紹介します。
3級の特徴
上司が効率良く仕事をするために、秘書はどのようなことに気を配る必要があるか、といった気の利かせ方や、「感じが良い」と思われるための基本的な要素を身につけることができているかを問われる試験です。
秘書検定で求められるスキルのいわば土台になる部分で、メインの受講者は高校生です。
2級の特徴
3級よりも難易度が上昇し、場面設定が少し複雑になります。
例えば、「送付した会議の案内状に誤りがあった際の対応の仕方」や「来客を取り次がないように指示された場合」といったややイレギュラーな場面でも落ち着いて対応することが求められるようになります。
また、感じの良さだけでなく、業務の優先順位を意識した、効率の良い仕事の仕方も問われます。
受験者は就職活動を見据えた大学生が中心ですが、社会人の受験者も一定数存在します。
準1級の特徴
準1級では中堅レベルの秘書としての能力を問われます。
上司から相談を受けたときの対応や、後輩秘書への指導について、説得の仕方についてなど、判断力と応用力が問われる問題が出題されます。
また、詳しい内容については後述しますが、準1級からは筆記試験の他に二次試験として実技(面接)があり、人柄の表現力が問われることになります。
受験者は大学生と社会人がほぼ同数。大学生は就職活動の面接試験対策として受験をするケースも多いようです。
1級の特徴
1級からは与えられる仕事を効率良くこなすことに加え、自分自身で今何をすべきかを考える力を求められるようになります。
合格するためには上司が携わっている仕事を理解し、上司が常に動きやすいように先を読んだサポートをする能力を身につけている必要があります。
また、筆記試験で出題される知識もより専門的で幅広いものになります。
受験者は現役の秘書、社会人が中心で、日常の業務の進め方を振り返る目的で受験する場合があるようです。
出典①:秘書検定公式サイト
出典②:「秘書検定とは」
秘書検定の受験要項
続いては秘書検定の募集要項についてお話していきます。
試験日程や会場、受験料などをまとめていますので、受験を検討されている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
試験日程・スケジュール
まずは試験日程とスケジュールについて書いていきます。
2020年度(令和2年度)の情報は以下です。受験の際は試験日を確認し、逆算して勉強のスケジュールを立ててみてください。
また、申し込むのを忘れないよう、申込期間もしっかりと確認しておきましょう。
※第123回は2級・3級のみ実施
受験地・試験会場
続いて受験地・試験会場について説明します。
試験会場は各地域ごとにブロック化されており、全国で86ブロックあります。希望する試験会場を選ぶ際はそのブロックの中から選択することになります。
各都道府県に1ブロック以上ありますので、ご自身の都合の良い場所で受験をすることが可能です。
ただし、準1級・1級の二次試験は実施場所が少ないので、受験の際はよく確認の上、注意するようにしてください。
受験料
秘書検定の受験料は以下の通りです。
単願での受験の場合、受験料は2,800円〜6,500円で、級が上がるほど価格が上がります。
「2級と3級」および「2級と準1級」は併願が可能で、その場合は単願受験をするよりも少し安く試験を受けることができます。
受験資格
受験のための制限はありません。
年齢、性別、学歴など関係なく、誰でも受験できる資格ですので、就職活動を有利に進めるための資格を探している方は、一度チャレンジしてみるのも良いでしょう。
試験方式
試験方式は級によって異なります。各級ごとの試験内容は以下にまとめましたので、ご確認ください。
ご覧いただけると分かる通り、準1級・1級を受験する場合は筆記試験に合格したあと、2次試験として面接試験があります。
準1級以上ともなると、知識だけでなく、それを実践することができるかというところまでテストされ、受験者の話し方や態度、立ち振る舞いなども採点対象になります。
また、筆記試験においては、級が上がるにつれて記述式の問題が増え、1級は全て記述式になります。
試験内容
秘書検定ではいずれの級も以下の分野に関する問題が出題されます。
- 秘書の資質
- 職務知識
- 一般知識
- マナー・接遇
- 技能
しかし、各級によって出題範囲や求められるレベルが違いますので、受験の際は下記を参考にしてみてください。
合格基準
秘書検定の全ての級は、「理論」と「実技」の2種類の問題で構成されています。
理論のパートでは「秘書に必要とされる資質」、「職務知識」、「業務知識」が出題され、実技のパートでは「マナー・接遇」、「技能」に関する問題が出題されます。これは筆記試験のみの2級・3級でも実技試験のある準1級・1級でも変わりません。
合格するためには、それぞれ60%以上の正解が必要になります。どちらか一方でも60%に達しなかった場合は不合格となります。
出典:「秘書検定受験要項」
秘書検定の級別の難易度と勉強方法
続いては級別の難易度と勉強方法についてご紹介していきます。
取得を検討している級がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
秘書検定2級・3級の難易度
2級・3級は共に一般的な秘書業務を行う知識と技能を持っていることが合格の基準となります。
知識や技能の専門性については、社会人として最低限身につけておきたいレベルと考えてよく、これから新社会人として働く方が就職活動に際して取得するにはうってつけと言えるでしょう。
高校生・大学生の受験者も多い2級・3級の難易度はそれほど高くなく、全体の合格率も50%以上ですので、独学でも十分取得が可能です。
出典:秘書検定「受験者状況」
勉強方法
合格までにかかる時間は、1日1時間ずつ勉強できたとして、3級は平均1ヶ月未満、2級は平均1ヶ月という方が多いようです。
1ヶ月程度で取得できるということは、資格としては比較的ハードルが低いと言えます。
勉強方法としては、問題集を購入して過去問を解いていくのがおすすめです。
類似の問題も多いので、繰り返し解くことで知識を定着させると共に、多くの問題に触れて試験に備えましょう。
秘書検定1級・準1級の難易度
準1級からは2次試験として面接試験が加わりますので、難易度が上がってきます。秘書検定公式サイトの「受験者情報」によると、3級・2級では50%を超えていた合格率が、準1級では40%台になり、1級ともなると20%台まで落ち込みます。
準1級・1級の試験では秘書の職務を十分に理解していることはもちろん、秘書業務に関する高度な専門的知識や技能を発揮できるかどうかが合格の基準となります。
勉強方法
1級・準1級合格のためには、テキストで筆記試験対策をする他、面接試験の対策を行うことが鍵になります。
面接試験は自分の知識や技能のみならず、身だしなみや態度、立ち振る舞いなどの全てが採点対象になるため、独学ではなかなか対策が難しいものになっています。
可能であれば専門講座などで模擬試験を積極的に受けるなどの対策をすることで、本番も落ち着いて試験に臨むことができるでしょう。
秘書検定の知識は就職で活用できる
秘書検定は就職活動対策として人気の高い資格です。
本項では、就職活動において秘書検定がどのように役立つかについてお話していきます。
社会人としてのマナーが分かる
秘書検定は「秘書」の名称を冠してはいますが、秘書になるためだけでなく、受験することで基本的なビジネスマナーを習得することができる資格です。
また、取得していることで、社会人としての基本的なマナーや作法が身についているという証明になります。
履歴書に記載すること目で、面接官に好印象を与えることができます。
履歴書に書けるのは2級から
就職活動を有利に進める目的での取得を考えているなら、履歴書に書ける2級以上の級の取得がおすすめです。
秘書検定2級についてより詳しく知りたい方は、下記リンクを参考にしてみてください。
秘書検定2級取得のための勉強時間やおすすめの勉強方法、テキストなどを紹介しています。受験を考えている方は一読してみてはいかがでしょうか。
まとめ
就職活動の面接試験においては、志望動機や自己PRも大切ですが、「この人と一緒に働きたい」と思わせることも大切になります。折角準備をしてきても、態度や立ち振る舞いで印象を下げてしまうのはもったいないので、不安な方は秘書検定の受講を検討してみてはいかがでしょうか。