会社を早退したいと考える人は少なくありません。しかし、早退する理由がない、思いつかないという人も多いのではないでしょうか。考えられるものとして、家族や役所関連、病気などの理由が挙げられます。本記事では、早退に使える理由に加え、早退する際の注意点や疑問を解説しています。ぜひ参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
どうしても会社を早退したい際は無理をしない
誰もが会社を早退したいと考えたことがあるでしょう。しかし、早退するには理由が必要となるため、感情とは裏腹に頑張っている人も多いのではないでしょうか。以下で早退するための理由や注意点、疑問に対する答えをまとめました。
会社を早退する理由
会社を早退するためには理由が必要ですが、早退するための理由として適切なのかを判断するのは難しいです。以下に様々な理由を述べてありますので、参考にしてください。
会社を早退する理由【事前の場合】
計画的に早退をする場合の理由は以下のものが考えられます。当日に早退する場合よりも早退しやすく、迷惑をかけにくいものが多いです。
理由①|冠婚葬祭がある
多くの人が利用できる理由が冠婚葬祭です。ご自身の冠婚葬祭ではなく、友人の結婚式などを述べることで演技をする必要がありません。
社会人であれば冠婚葬祭には準備が必要だと理解でき、ご自身では予定変更できないことも理解されやすいです。同様の理由で法事があることも早退の理由になりやすいものです。
ただし、冠婚葬祭は事前に予定されているものですので、当日早退には不向きです。
理由②|病院に行く
持病がある人や、定期検診を受けている人は早退しやすいです。病院に行くことを予定に入れている旨を伝え、早退する予定にして下さい。
体調不良も同様ですが、病院に行くことを否定されることは少ないです。しかし、職場の繁忙期に定期健診などを理由にすると怠惰とみられます。
会社の仕事が多い時期を避け、余裕がある時期であれば病院を理由に早退することはできるでしょう。
理由③|役所での手続きがある
役所や銀行など、平日の昼間にしか予定を組むことができない予定があります。役所での手続きのほとんどは、期限を決められています。期限内に役所に出向く必要があると誰もが理解しているのです。
期限がいつまでなので、日を指定して早退するという口実は上司も理解しやすく演技をする必要がありません。しかし、短時間で終える手続きを述べると会社へ戻ることが前提になる場合もあるので注意しましょう。
理由④|ガスなどの点検がある
マンションやアパートのガス点検などは、立ち合いが必要ということが多いです。事前にハガキなどで通知され、予定を組む必要があります。
早退したい日を特定している場合に利用できる理由です。嘘だと上司に知られないために、事前にガスの点検があるからと相談を持ち掛けておくと良いでしょう。
ただ、頻繁に点検があることは少ないため、年に1度使える理由になります。
その他
上記以外にも理由として述べると早退しやすいものがあります。必ず早退できるとは限らないものもありますが、参考として挙げておきます。
- プライベートの予定
- 記念日を祝う
- 研鑽のため
早退するための理由には、相手が納得いくものばかりを並べる必要がないときがあります。自分磨きや他人のために予定を変更したいと、素直に伝えることで早退できる場合もあります。
会社を早退する理由【当日の場合】
当日に早退を希望する場合、会社からのあなたに対するイメージが悪くなる可能性が高くなります。可能な限り周りの人に迷惑をかけないよう心がけましょう。参考として、以下のものが挙げられます。
理由①|体調不良
当日の早退理由でよく使用されるのが、体調不良です。認められやすいものは以下の通りです。
- 頭痛
- 発熱
- 腰痛
- 生理痛
頭痛や発熱は病気の可能性があるため、多くの場合認められます。また、腰痛が酷いと周りに影響を与えることになりますので認められやすいです。ただ、仮病だとバレないよう演技が必要になります。
女性なら生理痛を理由にできます。最近では生理休暇を用意している会社も多く、早退理由には最適でしょう。
理由②|家庭の用事がある
幼稚園の迎えなど、家庭の用事があると早退しやすくなります。一人暮らしの場合は両親などの理由になりますが、結婚して家族がいる場合には様々な用事が発生します。
会社の上司にも家族がいる場合、とても理解しやすい理由です。家族のために働いている女性も多い昨今、家庭の用事は早退の理由になりやすいものの1つです。
伝えるときには家庭の用事と言わず、具体的に幼稚園の迎えがあると伝えるようにしましょう。
理由③|家族の体調不良
家族の体調不良は突然起こります。ご自身の体調不良を理由にすることも既に述べましたが、演技が必要ではないという点で言いやすい理由です。
子どもがいる人であれば、子どもが発熱しただけでも心配だと理解できます。看病する人がいないのも理由になるでしょう。
ただし、友人の看病などは理由になりません。他人の面倒をどうして見なければいけないのか、と聞かれる可能性が高まります。
理由④|急用ができた
急用ができたことも理由になる場合があります。本業とは別に副業をしている場合など、副業の会社に伝えやすいのが本業の理由です。
本業の都合が変更になったなど、予定とは違うことが起こることは少なくありません。そのため、入社時点で本業をもっていると伝えている人は使用しやすい理由です。
逆に、本業に対して副業を理由にすると良くない印象を与えます。例え早退できても後味が悪いものになりかねません。
その他
当日の早退はイメージが悪くなることがあります。そのため、やむを得ない理由が必要です。上記以外の理由は以下の通りです。
- 火事などの非常事態
- 家族が警察沙汰
- 子どもの学校の先生に呼ばれた
一般的に問題になることも多く、頻繁に上記の理由を述べるとイメージも下がることになります。家庭事情を疑われることにもつながるため、どうしても早退したいという場合のみに使用するようにしてください。
会社を早退する理由を説明する際の注意点
自分勝手に早退を希望しても、理屈が通らないこともあります。以下の注意点を踏まえた上で、早退したい意志を上司などに伝えるよう意識してください。
注意点①|早退が分かった時点ですぐに周りに伝える
早退がわかった時点ですぐに周りに伝えるようにしましょう。理由が明確でも、上司などに伝えるタイミングを間違えると良くない返答をもらうこともあります。
できる限り早退する日よりも前に伝えておくようにしましょう。当日に早退する場合でも、周りの人に迷惑をかけないように心がける必要があります。
周りの人に迷惑をかけずに早退すると、後々悪い状況にならずに済むようになるのです。あなたの仕事は周りの人がいることで成り立っています。周りに認められながら、ストレスなく働くようにしましょう。
注意点②|自分の口から伝える
最近ではメールやアプリなどでの連絡が主流になり、口頭で伝える大切さが失われつつあります。しかし、早退する場合にはご自分の口から伝えるようにしましょう。
周りの人から伝えてもらうことも含め、メールなどでの連絡は勘違いを生む可能性があります。本当に体調不良になった場合などに困る原因となります。
逆にご自分の口から伝えることで、相手に理解を促すことに繋がります。早退するのは悪いことではありませんが、印象を悪くしないように自分の口から伝えてください。
注意点③|簡潔に伝える
本当に体調不良などで早退するときには、体調不良だと述べます。気分により早退をする場合には、言い訳をせずに理由だけを簡潔に述べましょう。
嘘の理由をいくつも並べると、言い訳がましくなり印象が悪くなる可能性が高まります。理由を簡潔に述べ、同意を得ましょう。
上司には多くの質問をしてくる人もいますが、理由を伝えると早退してよいかどうかだけ言われることがほとんどです。気分で早退を考えているときには、罪悪感等があるため複雑に考えすぎてしまいます。シンプルに伝えましょう。
会社を早退する際の疑問
早退したいけれど給料はどうなるかなど、一般的に疑問に思う点がいくつかあります。多くは給与面ですが、以下では3つの疑問にお答えします。
疑問①|会社を早退する際の給料はどうなるのか
早退したいけれど、給料が気になるのであれば就業規則を確認してください。入社時点で就業規則を確認されているでしょう。早退時の給料に関する取り決めは、会社ごとに異なるために就業規則に記載されていることがルールです。
記載がない場合には給料をもらえる可能性があります。ただ、早退するタイミングが朝早くなど、早すぎる場合には時間給扱いになることもあるので注意しておきましょう。
多くの会社では、早退と休日の扱いが異なります。就業規則に明確に記載されているので、早退する日より前に確認することをおすすめします。
疑問②|早退に有給は使えるのか
有給が使えるかも就業規則に記載されています。会社によって異なりますが、早退の場合に1日有給制度を使用するのは難しいです。就業規則に記載がある場合、半日有給制度を使用するのは可能です。
仮に1時間だけ働いた後、早退をした場合でも1日有給扱いにすることはできません。午後からを半日有給にし、1時間分を通常賃金で受け取ることになるでしょう。
就業規則とは労働者に対する取り決めというだけでなく、会社側も順守しなければならないため、随時変更という訳にはいきません。
疑問③|早退できる体調不良のレベルはどこか
体調不良を早退理由にする場合、少し頭痛がある程度では認められません。早退できる基準は、仕事に支障がある場合です。また、職場で働く他の人に迷惑がかかると判断されると早退できます。
発熱では、平熱よりも1度以上高いと早退できるでしょう。ただ、仮病のときには理由になりません。女性の生理痛も同様ですが、基本的に体調不良で早退できるのは、立っていられないレベルです。
薬を飲まなければ仕事ができない場合、休むことが優先されます。薬を飲んで仕事をするか、早退して休むかというレベルで早退が可能になるのです。
会社を早退した後のポイント
早退をすると、人間関係がこじれることがあります。会社を早退した後のポイントを知っておき、しっかりと事後フォローすると仕事しやすい環境を維持することができます。以下の2点を抑えておきましょう。
ポイント①|感謝と謝罪をきちんと伝える
早退をした次の日などに、周りの人に感謝と謝罪をきちんと伝えるようにしましょう。上司に早退を依頼したから上司だけに伝えればよいのではありません。
できればご自身を取り囲む全ての人々に感謝を伝えてください。謝罪することも必要なときがありますが、感謝を述べられて怒る人は少ないため感謝を中心に伝えるように心がけてください。
また、会社内で自分に関係がないと感じる人にもきちんと伝えることで、会社内の信頼を回復させることができます。
ポイント②|気にしすぎて萎縮しない
仮病で早退をした次の日など、気にしすぎて萎縮しないようにしましょう。早退理由が嘘であれば、負い目を感じることも少なくありません。しかし、堂々としていることが大切です。
早退したのは仕方がないことで、仕事にはやる気があるという姿を見せることが重要です。誰もが早退したい気持ちを抑えながら仕事をしていますが、相手の気持ちを考えすぎないようにしましょう。
気にしすぎて萎縮すると、早退理由が嘘だったのではないかと周りの人に受け取られます。堂々としていることで、仕方がない早退だったと受け入れられるのです。
まとめ
早退を希望するときの理由は、人によって変化します。家族がいるかいないかなど、ご自身に応じた理由を使用しましょう。
早退できる場合でも、後で周りの人に気配りを行うことは重要です。感謝の気持ちを伝えるなどのポイントをしっかりと抑えることが今後の人間関係に大きく影響することは心がけておくと良いでしょう。