高校や大学の学費を支払うため、奨学金を利用される方もいらっしゃると思いますが、奨学金の申請にあたってはいくつかの文章を書くことがあります。奨学金の文章と聞くと、難しいイメージがありますが概要を知れば大丈夫です。本記事では、奨学金関連で書く可能性がある文章と、各文章におけるポイントもお伝えします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
奨学金関連で書く必要のある文章は3種類ある
奨学金の申請では、提出書類の他に文章を執筆することもあります。本記事では、奨学金関連で書く必要のある3種類の文章をご紹介します。
文章を書くことが苦手な方も、奨学金関連でどのような文章を書く必要性があるかを把握し、文章を書く練習を事前にしてみると良いでしょう。
奨学金の申請時に書く文章
1つ目は、奨学金の申請時に書く文章です。奨学金の申請時には、日本学生支援機構など奨学金の申請をしている団体に対して文章を提出する必要があります。
- なぜ奨学金の申請が必要なのか
- 奨学金を利用して、どのような学業・活動をしたいのか
奨学金を申請する際に必要となる文章は、以上2つです。奨学金を利用できるか否かを左右する文章ですので、3つの文章でも特に重要なものとなります。
奨学金継続願の経済状況に書く文章
2つ目は、奨学金継続願の経済状況に書く文章です。奨学金は、申請が認められた後でも学業や利用者の状況によって支援が途中で打ち切られることもあります。
- 奨学金がないと難しい経済状況
- 奨学金の継続支援が危ぶまれる状況に対する対策
奨学金継続願には、上述のポイントを含む文章が必要です。経済状況を明確に説明し、更にこれからどうしていくかも的確に説明します。
奨学金のお礼状に書く文章
3つ目は、奨学金のお礼状に書く文章です。奨学金のお礼状とは、以下のようなタイミングで準備し送ることが推奨されます。
- 奨学金の利用許可が下りた時
- 奨学金の利用と返済が終わった時
進学に必要なお金は合計すると多額であり、奨学金支援をしてくれる団体へのお礼はマナーです。お礼状では、感謝の気持ちを素直に述べると良いでしょう。
奨学金の申請時に書く可能性のある文章
奨学金関連で書く可能性のある文章として、3種類あることがわかりました。本見出しでは、その中から奨学金の申請時に書く可能性のある文章を2つご紹介します。
①進学の目的
1つ目は、なぜ奨学金を利用するのかという進学の目的です。進学の目的を文書にする場合、経済的な理由だけではなく特にやりたいことや展望に着目すると良いでしょう。
進学の目的を書く際のポイント
進学の目的を書く際のポイントは、以下4つの構成に沿って執筆することです。文章を書くことが苦手でも、構成を意識することで書きやすくなります。
- やりたいこと
- やりたいことのきっかけ
- やりたいことを実現するため大学で何をしたいか
- 大学卒業後にどうしたいか
奨学金利用の審査をする人は、応募者の状況や背景に関する知識が無いので、達成目標だけでなく背景を伝える必要性があります。
【例文あり】進学の目的で使える文章例
以下では、進学の目的で使える文章例をご紹介します。
私がX奨学金を利用するのは、経済的に恵まれない子供たちに教育支援をするための勉強がしたいからです。私も裕福とは言えない家に生まれ、幼い頃は塾にも行けませんでした。
しかし運良くボランティアの大学生から勉強を教わることができました。
教育は、人生の可能性を広げる力があるのだと実体験から感じたため、大学では教育学部に進学し卒業後は教師として働きたいと考えています。
上述の通り、4つの構成を意識しながら端的に要点をまとめた文章を書きましょう。
②奨学金を申請する理由
2つ目は、奨学金を進学する理由です。ここでは、達成目標よりも経済的な理由に特化して書くことが推奨されており、具体的な状況も含めるとより良いでしょう。
学生の本音は「親に負担をかけたくないから」
奨学金を申請する理由には、「親に負担をかけたくないから」という学生の本音があります。大学への進学は、200万円から500万円程の多額な金銭負担を親に強いるからです。
- 奨学金の理由を書く際のポイント
- 奨学金の申請理由の書き方
- 奨学金の申請理由がない場合
以下の記事では、奨学金を申請する理由に困っている方に対して上述の点をお伝えしています。本音を文章に書きたくない方は、こちらを参考に文章を用意してはいかがでしょうか。
奨学金の申請理由で使える文章例
奨学金の申請理由では、本音と建前で悩むと考えられますが、具体的な文章例を見たいと感じる方もいると思います。
- 奨学金の申し込み理由の書き方
- 奨学金の申し込み理由一覧
- 奨学金の申し込み理由を書く際の注意点
こちらの記事では、奨学金の申請理由で使える文章例をご覧になりたい方へ、上述のポイントをお伝えしています。基礎から実践までを網羅していますので、ぜひご活用ください。
奨学金で文章を書く際の注意点
奨学金の申請時に書く可能性のある文章を理解頂けたかと思いますが、注意点は何かと疑問に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本見出しでは、奨学金で文章を書く際の注意点を2つご紹介します。
嘘を書くと面接で苦しむ
1つ目の注意点は、嘘を書くと面接で苦しむということです。奨学金の文章で記載したことは、その後に面接で詳細を聞かれる可能性が極めて高いと考えられます。
良い印象を与えようとして、奨学金の文章に嘘を書いてしまうとその説明を考えなければならなくなります。文章では、事実をありのままに書くことが良いでしょう。
親が書くものではない
2つ目の注意点は、奨学金の文章は親が書くものではないということです。学生の皆さんは、文章を書く機会が少ないので、面倒に感じて親に書かせてしまうかもしれません。
しかし、そもそも奨学金はご自身の将来に繋げるためのものであり、文章を書くのが苦手であっても親に書かせることなく、自力で取り組むと自己成長にも繋がります。
大変だと感じても、奨学金の申請文章を書く努力をしてトライしてみましょう。
奨学金継続願の文章を書く際のポイント
奨学金の申請許可が受けた後、何らかの理由で継続が危ぶまれることもあります。そこで、本見出しでは、奨学金継続願の文章を書く際のポイントを3つご紹介します。
- 奨学金継続が難しくなった背景と反省点などを述べる
- 反省点を元にこれからどう改善していくかを述べる
- 奨学金が自身の将来にとってどれだけ重要かを強調する
奨学金継続願では、奨学金支援を引き続き行ってもらうための説得と、自分の将来を売り込むことを文章に含める必要性があります。
また、以下の記事では奨学金の作文に対する具体的なイメージを持って頂くために、以下のポイントをお伝えしています。
- 奨学金の文章が審査にそれほど影響しない理由
- 奨学金の文章を書く際のポイント
- 奨学金の継続時に協調すべき活動と成果
奨学金の文章では、書くべき要点が何かを意識すると書きやすさを実感できます。慣れてない方は、文章の推敲も重ねると良いでしょう。
奨学金のお礼状の文章を書く際のポイント
奨学金は、支援して下さる方や団体がいて受けることができます。そのため、時々に応じて奨学金のお礼状を文章で執筆し、お送りすることもあります。
本見出しでは、奨学金のお礼状の文章を書く際のポイントをお伝えします。
- 奨学金の利用によってどのような活動を行っているか
- 活動をすることで人生がどう広がっているか
奨学金のお礼状では、奨学金の利用者からのお礼だけでなく「支援の意義」が何であるかを見つめ直すことが、客観的に自分を捉えて感謝の気持ちも伝えることに繋がります。
また、以下の記事ではお礼状へのイメージをより明確に持って頂くため、以下のポイントも解説しています。
- 奨学金のお礼を書く際の注意点
- 奨学金のお礼状の構成
- 奨学金のお礼状の例文
お礼状は、奨学金への感謝を伝える絶好の機会ですのが、時間をかけて準備をしてお送りできるようにすると良いでしょう。
まとめ
奨学金では、大きく分けて3つの文章を書く可能性があるとわかりました。本記事では、その中でも特に奨学金の申請時に書く文章、奨学金継続願やお礼状について解説しました。
奨学金の申請時には、不安や心配が大きいと考えられますが、奨学金の利用によって期待や達成感を感じることにも繋がりますので、文章を書く準備を綿密になさってください。