四季報では、パナソニックの年収やボーナスの情報が掲載されています。しかし、年収以外の情報でパナソニックをもっと知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、年収偏差値が高いとされるパナソニックの年収に迫ります。まず、パナソニックの年収情報をお伝えし、続いて社風と将来性もお伝えします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
パナソニックは大手電機メーカー
パナソニックは、日本の大手電機メーカーです。以下は、パナソニックの公式ホームページと有価証券報告書を参照して作成したまとめ表となります。
また、パナソニックの主な事業内容としては4つのセグメントに分類ができます。
- 家電事業: 空調、調理家電、家事家電、美容・健康家電、AV家電
- 住宅事業: 住宅設備、リフォーム、住宅元請、エネルギーマネジメント、エイジフリ-
- 車載事業: インフォテインメントシステム、電装エレクトロニクス、車載電池、環境対応車用デバイス・システム
- B2B事業: アビオニクス、ファクトリー向けソリューション、食品流通向けソリューション、物流向けソリューション、 創・蓄エネルギーシステム、社会インフラ
パナソニックは、グループ企業を有しており多角的な事業展開を行っています。
以下の記事では、パナソニックの採用情報について詳しく紹介しています。こちらも併せてご覧ください。
パナソニックの年収事情・福利厚生
本見出しでは、以下4項目からパナソニックの年収事情に迫ります。
- 初任給
- 平均年収
- ボーナス
- 福利厚生
パナソニックの初任給
本見出しでは、採用ホームページに掲載されている募集要項を参考にして、パナソニックの初任給をご紹介します。パナソニックの仕事内容は、事務系と技術系に大きく分かれていますが、公表された情報では仕事内容による初任給に違いは確認できませんでした。
パナソニックでは、職種ではなく学歴によって初任給を分けています。
パナソニックの平均年収
年収推移
本見出しでは、パナソニックの有価証券報告書を参照して平均年収の推移を紹介します。
国税庁が発表している民間給与実態統計調査(平成30年度)によると、日本人の平均給与は約411万円ですので、これと比較するとパナソニックの平均年収は安定して高額だといえます。
年収に関する口コミ・評判
電機メーカーの中では、比較的高いと思われる。課長職で年収900~1100万円程度。業種別で見たときは、電力会社や自動車メーカーに比べるとだいぶ低い。拘束時間も長い。
参照: カイシャの評判(例: 40代正社員男性、電機・機械系エンジニア)
基本は年収はよい。管理職になれば1000万オーバーからスタートとなる。組合員までは残業つけられるので、80H残業を繰り替えすなどすれば管理職の給与は超えることできるが、昨今の働き方改革によって、40Hくらいまでしかつけられないため、現実は管理職にならないと1000万を超えるのはできない状況であった。
参照: カイシャの評判(例: 40代正社員男性、IT系エンジニア)
以上2つの口コミから、パナソニックでは平均年収が比較的高く、社員からの満足度は高いようです。一方で、就業時間の長さについては改善の余地があることがわかります。
給与形態の特徴|年功序列から成果主義へ
給与面に関する口コミや評価制度を参考にすると、パナソニックの給与体系は基本的に年功序列が強いようです。勤務年数に応じて年収も上がります。しかし、ローパフォーマーである社員も成果が無くても昇給するという甘い一面もあるようです。
しかし、近年は成果主義の傾向が強くなり、業務の取り組みに応じて給料が変化しているという声も散見していました。若いうちから仕事をこなせる優秀な人材は早々にして役職に就けるという事も増えているようです。
パナソニックのボーナス
本見出しでは、パナソニックの有価証券報告書を参照してボーナスをご紹介します。
ボーナスに関する口コミ・評判
業績連動のため、近年は伸び悩み。業績好調の分社へ社内異動することも可能。
参照: カイシャの評判(例: 40代正社員男性、電機・機械系エンジニア)
給与・ボーナスは一般的に普通より多いので、同年代の人と比較しても引け目を感じる事はほとんどないと思う。
参照: カイシャの評判(例: 50代正社員男性、企画・管理系事務職)
パナソニックの明確なボーナス額は提示されていませんが、社員の口コミによると業界平均よりは多少良いことがわかります。
パナソニックの福利厚生
本見出しでは、パナソニックの採用ホームページに掲載されている募集要項を参照して、福利厚生をご紹介します。
- 制度: 持株制度・財形貯蓄制度・企業年金制度など
- 施設: 独身寮・社宅・保養施設・医療施設など
福利厚生に関する口コミ・評判
住宅補助手当がないことは気になる。転勤により職場が変わる場合は支給されるが基本的には出ない。独身寮や社宅はあるが期限があるため転勤がないと恩恵はあまり感じられない。
参照: カイシャの評判(例: 20代正社員男性、電機・機械系エンジニア)
毎年15万ポイントもらえてそのポイントでパナソニック製品を買ったり旅行費用にあてたりすることができる。
参照: カイシャの評判(例: 20代正社員女性、企画・管理系事務職)
20代の若手社員の口コミから、住宅補助手当が無い一方でパナソニックの製品を実質的に無料で受け取れる福利厚生があることがわかります。
同業他社・業界内での平均年収
本見出しでは、パナソニックの同業他社の平均年収をご紹介します。業界分析の一環として、パナソニックの同業他社がどのような企業かも調べてみると理解が深まります。
上記は、競合企業である4社の平均年収比較です。ソニーが若干高めですが、いずれも700万円以上となっていることがわかります。
電機機器メーカー・電気機器業界内での平均年収ランキング
しかし、業界別の年収ランキングによると、パナソニックは39位となっています。上記の同業他社内だとあまり目立った年収ではありませんが、国内のランキングの中だと可もなく不可もなくという年収のようです。
パナソニックの子会社の年収事情
以下の記事では、パナソニックが経営や事業方針を決定する、子会社の年収事情についてご紹介していますのでご参照下さい。
パナソニックの平均年収は、子会社と比較すると高いと言えます。しかし、パナソニックヘルスケアのように、子会社でもパナソニックより平均年収が高い企業もあります。
併願先企業として、パナソニックの子会社を調べてみてはいかがでしょうか。
パナソニックの社風
本見出しでは、社員口コミ投稿サイトOpenWorkの投稿もとに、パナソニックの社風についてご紹介をします。
古き良き日本のメーカーという印象。年功序列の文化がありながらも、若手社員にも意見を求めたりアクションを起こすチャンスがあったりと、人を大事にする文化が根付いている。入社時から創業者の経営理念をみっちり学んだりと、若干宗教色は否めないが、実際お客様に経営理念を説明したり、記念館等に連れて行くと反応は良い。特に経営者層には評判が良く、これをきっかけにトップ層とのつながりができたりと否定的な要素ばかりではない。
参照: Openwork
創業者の経営理念があることにより社会に対して誠実に仕事をすすめ貢献していこうという考えが会社全体に浸透している。
参照: Openwork
パナソニックの社風として、創業者の経営理念を大切に受け継ぎつつ、誠実に仕事へ向き合いお客様や社会へ貢献しようとする社員が多いとわかります。
パナソニックの将来性
本見出しでは、パナソニックの将来性としてプラス材料と懸念材料をご紹介します。
パナソニックの良い面と悪い面の特徴を的確に把握し、それらに対して自身の意見を持つと、面接での志望動機に活用できると期待できます。
プラス材料|大手電機メーカーとしての知名度
パナソニックのプラス材料としては、昭和時代から続く大手電機メーカーとしての知名度だと考えられます。
創業者の松下幸之助により、パナソニックは生活家電を中心として日本の生活を長きにわたり支えてきたという圧倒的な知名度があります。
現在は、旧名である松下電器産業株式会社からパナソニック株式会社へ社名が変わっていますが、子会社も含めて日本では知らない人が少ない大手企業だと認知されています。
懸念材料|安価で競争力の高いアジア企業の台頭
パナソニックの懸念材料は、安価で競争力の高いアジア企業の台頭だと考えられます。
これまで、東芝やシャープといった日本を代表する大手電機メーカーが、東南アジア企業とのコスト競争力に競り負けて、生活家電事業からの撤退を余儀なくされてきました。
パナソニックにおいては、時代と共にその事業内容を変化させて適応してきましたが、上述の4大事業において今後も国際的な競争下でパナソニックの良さを出すことが求められます。
まとめ
パナソニックは、家電事業や住宅事業を営む日本の大手電機メーカーであり、平均年収は750万円ほどであることがわかりました。
また、パナソニックの子会社や併願先となる同業他社の年収情報もお伝えしましたので、就職活動の参考情報としてご活用頂ければ幸いです。