就活エージェントサービスであるJobSpring。公式サイトには肯定的な評判も紹介されています。事実、「内定率91.7%」「早期離職率0.1%」というデータもあり、良い評判が多いのも頷けます。今回は、さらにデメリット面も考慮し、JobSpringの評判の真相を探ってみました。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
就活エージェントとは
JobSpringは、就活を考えている、または現在実施している学生向けに就活エージェントを行うサービスです。
就活エージェントとは、就職に関するプロのキャリアアドバイザーがつき、企業の情報収集から内定まで一貫してサポートを受けられるサービスを指します。
就活エージェントには、主に次のようなサービスがあります。
- カウンセリング
- 求人紹介
- ES添削
- 面接対策
- 推薦
- 内定後のフォロー
JobSpringは就活エージェント
就活エージェントであるJobSpringでは、プロのアドバイザーから徹底指導やサポートを受けることができます。
しかし、就活エージェントという言葉のイメージから、なんとなく「うさんくさい」と感じる方も多いのではないでしょうか。そこで、まずはJobSpringの運営会社を紹介していきます。
JobSpringの運営会社は株式会社Roots
JobSpringは、株式会社Rootsが運営しています。就活生へのサポート事業のほか、就活のプロが監修するWebメディア、就職にまつわるイベントの運営を行っています。
日清食品や楽天、読売新聞社など、有名な企業との取引実績も目立ちます。
株式会社Rootsは企業の採用コンサルティングも行う
株式会社Rootsは、JobSpringを通じて学生向けのサービスを提供しますが、中心となる顧客は「学生の採用を考えている企業」です。そのため、JobSpringとは別に、企業の採用コンサルティングも行っています。
企業ごとに異なる、応募者の獲得や選考管理、内定者フォローといった各種課題をヒアリングし、経験豊富な営業マンが問題を解決します。企業と学生の双方の悩みを1社で解決することから、JobSpringのマッチング率の高さに繋がっています。
JobSpringをオススメしたい学生
JobSpringにオススメの学生、または相性が良い就活生は次のような特徴を持ちます。
- ①とにかく1社から内定がほしい人
- ②就活のやり方が全く分からない人
- ③首都圏在住の人
JobSpringのキャリアアドバイザーは、企業紹介のほか、エントリーシートや履歴書の書き方、面接の正しい受け方など、その経験を通じて幅広い指導を行ってくれます。
そのため、「就活を始めたけど何からスタートしてよいか分からない」という方には、力強い存在です。
キャリアアドバイザーとの面談は、本社のある東京の神保町で行われますので、首都圏に在住している方のほうが便利といえるでしょう。
JobSpringの評判・口コミ
JobSpringの公式サイトには、サービスを利用して内定を獲得した方の評判や口コミが記載されています。ここでは、彼ら・彼女らの評判を紹介していきましょう。
城西国際大学 I.M.さん
Q:実際にどういうフォローがありましたか?
A:面談や企業の紹介、面接のアドバイス、履歴書の添削をしていただきました。
Q:もし利用していなければどうなっていたと思いますか?
A:就活をやめていたかもしれませんし、今の会社で働けていなかったと思います。
Q:利用した感想をお聞かせください。
A:担当の方のとにかく親身なサポートが今でも印象的です。私の就職成功の最大の鍵は就活生だったときにジョブスプリングで働く素敵な社会人を目の当たりにできたことです。本当に感謝をしています。
東京農工大学 S.K.さん
Q:実際にどういうフォローがありましたか?
A:自分に合った企業の紹介や企業と自分の特徴に合わせた面接対策を行ってくださいました。また本番直前には面接の際の心構えやアドバイスまで抜かりなく連絡してくださいました。
Q:もし利用していなければどうなっていたと思いますか?
A:内定頂いていた企業で妥協して来年「ヒーヒー」言っていたと思います。またいろんな企業を見ることもできなかったし、最終的に進路先に決めた企業にも出会うことは無かったです。
Q:利用した感想をお聞かせください。
A:こんなに親身に面倒を見てくださるとは正直思っていませんでした(笑)その結果、ジョブスプのおかげで内定をいただけたので感謝しています。お世話になりました!
早稲田大学 A.H.さん
Q:実際にどういうフォローがありましたか?
A:就活のフォローでは、就活の流れや自分がしたいこと1つ1つを一緒に整理してくださったり、今だけでなく将来を見据えながらアドバイスをいただいたりしました。また、面接期間中には、電話やメールでフォローしてもらい心強かったです。
Q:もし利用していなければどうなっていたと思いますか?
A:中島さんが居てくださったことで、選択と決断をする後押しになりました。
Q:利用した感想をお聞かせください。
A:おかげ様で自分がやりたいことを見つけ、楽しむことを忘れずに思いっきり仕事に打ち込むことができています。これから結果を出すことで担当してくださった方に恩返しをしていきたいと思います。
JobSpringの評判の真相
上記のJobSpringの評判では、「手厚いサポート」や「満足した」という口コミが印象的でした。一方で、公式サイトに記載されていた内容なので、本当に正しい評判なのか完全には分からないともいえます。
そこで、JobSpringのメリットとデメリットを検証し、こうした評判の真相を探ってみました。
JobSpringを利用するメリット
JobSpringを利用するメリットは次の4点です。こうしたメリットが利用者の良い評判に繋がっています。
- ①1000社以上の企業から求人を紹介
- ②最低3回の面談ができる手厚さ
- ③内定率91.7%でマッチング力が高い
- ④早期離職率0.1%でミスマッチが少ない
①1000社以上の企業から求人を紹介
JobSpringでは、1,000社以上もの企業のなかから、その学生にピッタリの求人情報を紹介しています。
JobSpringを利用すると、まず独自の自己分析ツールとキャリアアドバイザーとの面談を通じて、自分の特性や向き・不向きなどを分析します。その後、AIによるマッチングが行われ、分析した内容に沿った企業が紹介されるという仕組みです。
登録企業が多いことで、自分が望んでいる業界や職種に該当する求人が見つけやすくなります。
②最低3回の面談ができる手厚さ
JobSpringの面談は、最低でも3回は利用できるという手厚いサービスが魅力です。
ほとんどの就活エージェントでは、面談は1回限りで、その後すぐに面接に行かされます。一方、JobSpringのほうが、エントリーシートの書き方や面接のやり方、自己分析など時間をかけて実施できるのです。
③内定率91.7%でマッチング力が高い
JobSpringは、内定率91.7%と高い数値を誇っており、紹介してくれた企業に入りやすいといえます。
内定率が高い理由は、それだけサポートが手厚いということを表します。また、企業とスムーズにマッチングしていることの証拠でもあり、自己分析ツールや面談、AIシステムなどが優れているともいえるでしょう。
④早期離職率0.1%でミスマッチが少ない
JobSpringは、内定率が高いだけではなく、3年以内の早期離職率が0.1%というデータもあります。それだけ、面談や自己分析によって企業とのマッチングが適正に行われているということです。
JobSpringの公式サイトには、サービスを利用し入社した3年後のキャリアが描かれています。ミスマッチによって憂鬱な気持ちで働くのとは、大きな差といえます。
【1年目】
内定前からジョブスプリングで会社の雰囲気や社員の方について聞いていたので、環境に慣れるのも早かった。入社1年目は頼もしい先輩たちに囲まれ、毎日が刺激と学びのある毎日。
【2年目】
大学時代の友人たちが会社の愚痴をこぼす中、日々成長を実感する毎日が楽しくて仕方がない!後輩もできて教える立場に。先輩として見習ってもらえるようもっと頑張ろう!
【3年目】
気づいたら3年目!なんと最年少でリーダー職に。お給料もアップしたから、会社帰りにネイルサロンや友人と少し贅沢なdinnerをする余裕も♡ 仕事もやりがいあるし、プライベートも充実していて毎日がHAPPY!
JobSpringを利用するデメリット
JobSpringのデメリットは以下の2つです。JobSpringには良い評判ばかりではなく、もちろん悪い評判もあり、こうしたデメリットが影響しています。
- ①東京周辺でしかサービスを提供していない
- ②紹介される企業は厳選されるので少ない
①東京周辺でしかサービスを提供していない
JobSpringでキャリアアドバイザーとの面談ができるのは、本社のある東京の神保町となります。今のところ、そのほかにサービスを利用できる場所がないため、首都圏以外の学生にとっては不便です。
地方の学生にとっては不利ですが、東京周辺で就職先を探している方は、あえて遠方からサービスを利用するのも将来への投資の一環かもしれません。大阪から出向く場合でも、深夜バスなどを使えば片道3,500円ほどで東京に行けます。
②紹介される企業は厳選されるので少ない
JobSpringで紹介される企業は、学生のタイプに沿って厳選された企業のみです。合同説明会などのイベントとは異なり、紹介される企業が少ないことがデメリットとなります。
しかし、自分にマッチしにくい企業を数多く紹介されるよりも、条件や希望、適正に最適な企業が紹介されるため、「少数に集中できる」「マッチングに有利」というメリットも見逃せません。
JobSpringが紹介してくれる企業の一例
JobSpringでは、次のような企業を紹介してくれます。
- ・レバレージーズ
- ・PLAN-B
- ・マクロミル
- ・ワークスアプリケーション
- ・ネクスウェイ
- ・システムサポート
- ・京都きもの友禅 など
紹介先が大企業や名門企業というわけではありませんが、独自の商品や開発技術などで業界でも高いシェアを誇る会社が多くなっています。ベンチャー企業を紹介してくれることもあるため、能力次第で早期の出世を図れるチャンスでもあります。
JobSpringの登録から利用までの手順
JobSpringに登録するには、次の7つの手順を踏んでいきます。
- ①公式サイトから会員登録を行う
- ②JobSpringの電話番号(03-6261-5989)から連絡がくる
- ③面談を受ける
- ④企業紹介
- ⑤選考サポート
- ⑥紹介された企業の面接を受ける
- ⑦内定
ここでは、それぞれの手順ごとに内容を紹介していきます。
①公式サイトから会員登録を行う
まずは、「JobSpringの公式サイト」から会員登録を行いましょう。
トップページの画面右上に「就活のプロに相談してみる」というボタンがあります。そちらをクリックして個人情報などを入力し、会員登録を進めていきます。
②JobSpringの電話番号(03-6261-5989)から連絡がくる
会員登録が完了すると、JobSpringの電話番号(03-6261-5989)から電話がかかってきます。見知らぬ番号だからといって着信拒否をすることなく、必ず応答するようにしてください。
③面談を受ける
JobSpringからかかってくる電話から、簡単なプロフィールや就活状況を伝え、その後に面談日を調整します。面談日が決まれば、株式会社Rootsの本社に出向き、キャリアアドバイザーとの面談を行うこととなります。
④企業紹介
面談後、約1,000社の登録企業のなかから、自分にピッタリの求人を紹介してもらえます。一度に紹介してもらえるのは約3~4社となりますが、万が一意向に合わないというときは、遠慮なくキャリアアドバイザーに伝えましょう。
⑤選考サポート
企業を紹介してもらい、面接を受けるまでの間に選考サポートを行います。自己分析や自己PR、志望動機の確認から、エントリーシートの書き方、面接の予行練習などが実施されます。
⑥紹介された企業の面接を受ける
選考サポートの後は、実際に求人の企業へ出向いて面接を受けます。選考サポートで練習したことが活かせるよう、入念に準備してから面接に臨みましょう。
⑦内定
企業から内定を受け取るとゴールです。内定から入社までの間には、労働契約書の内容を見直して、給与や待遇面などで企業と交渉することができます。JobSpringでは、こうした交渉時の相談にも応じています。
JobSpringを利用する際の4つの疑問
JobSpringを始めて利用する方の間では、「サービス利用料はかかる?」「就活を始めたばかりでも大丈夫?」といった疑問を持つことも珍しくありません。
ここでは、そうした疑問に回答する形で、詳しく解説していきます。
①お金はかからない
JobSpringのサービスは、完全に無料で利用できます。たとえキャリアアドバイザーから親切で徹底した就活サポートを受けたとしても、学生はいっさいお金を払う必要はありません。
JobSpringを運営する株式会社Rootsは、主にサービスに登録したり、学生を斡旋してもらう企業から料金を支払ってもらっているからです。
②就活を始めたばかりでも問題ない
JobSpringを利用するのは、就活を始めたばかりでも問題はありません。
キャリアアドバイザーからは、書類の書き方や面接対策など実践的なことを教えてもらえるため、むしろ就活を始めたばかりの学生のほうが有利といえます。
③ほかの就活エージェントと併用しても良い
JobSpringに加えて、ほかの就活エージェントを併用しても構いません。担当者との相性によっても内定の成否が決まることがあるため、できるだけ多くの就活エージェントを比較しながら就活を行うべきでしょう。
ただし、上記の点はJobSpringの規定に明記してあるわけではありません。そのため、ほかの就活エージェントを利用していることをわざわざ話す必要もないでしょう。
④内定後に辞退しても構わない
こちらもJobSpringの規定というわけではありませんが、一般的に、紹介してもらった企業の内定は辞退することができます。企業から「採用内定通知書」を受け取った時点で、(期間に定めのない)労働契約が成立したとみなされます。
そして、民法627条1項では、「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合、契約は申入れの日から2週間を経過することによって終了する」と定められています。
そのため、内定後の辞退は構わないということになりますが、書類を受け取ってから2週間以内に申し出るようにしましょう。
まとめ
JobSpringの公式サイトには、「親切丁寧なアドバイス」「サービスに満足した」といった肯定的な評判が公表されています。今回は、JobSpringのメリット・デメリットからその評判を検証してきました。
もちろんJobSpringには良い面ばかりではなく、悪い面もあります。就活生の方は、こうした一長一短をしっかりと理解してサービスを利用してください。