龍谷大学を進学先に考えている、または在学している学生の中には、就職が上手くいくか不安に感じている方も多いでしょう。そんな方のために、今回の記事では、龍谷大学が充実した就職支援制度を導入していることや、2018年度卒の最新データを用いて実際の就職状況や就職先の紹介をします。ぜひ参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
龍谷大学とは
龍谷大学とは、京都市内にキャンパスを構える私立大学です。設立は1922年と歴史があり、関西では「関関同立」に次ぐ大学として、「産近甲龍」の一角を占めています。
浄土真宗の精神に則り建学されており、2012年からは「You,Unlimited」がブランドスローガンとなりました。
以下で、龍谷大学の基本情報を確認しておきましょう。
特徴的なのは、短期大学部が存在することです。龍谷大学に設置されている学部は以下の通りです。
- 文学部
- 経済学部
- 経営学部
- 法学部
- 理工学部
- 社会学部
- 政策学部
- 国際文化学部
- 国際学部
- 農学部
- 短期大学部
龍谷大学の就職支援環境
龍谷大学の就職支援環境は非常に整っており、昨今就職スケジュールが変わりやすい傾向にある中でも対応できるよう制度ができています。以下では2つの例をピックアップしてご紹介します。
特徴①|低年次からのキャリアガイダンス
入学後から継続的に、学生ごとに目標を設定させ、それを実行するためのキャリアガイダンスを低年次から実施しています。
例えば「フレッシャーズキャンプ」という入学直後に全学部が行う宿泊研修があり、そこでは大学生活での目標を設定します。そして3年生になった際には、1・2年生で都度確認してきた目標を再度確認し、自分の強みを把握したうえで就職・進路先を見つけられるようなサポートを行っています。
特徴②|インターンシップの支援が充実
龍谷大学のインターンシップ支援制度は充実しており、海外インターンなどの支援も行われています。その中でも「協定型インターンシップ」と呼ばれるものがあります。
龍谷大学が独自で提携している企業で10日間のインターンシップができ、またそのための事前講習や事後講習も行われています。提携先には、朝日新聞社やJTB西日本などを含んだ50社があります。
特徴③|卒業生向けの就職支援も充実
龍谷大学では、卒業生就職支援サービスを提供しています。求人や企業の説明会などの情報が掲載されています。龍谷大学の卒業生しかアクセスできないので、限定のイベントなどもあると思われます。
就職が決まらないまま卒業したり、資格試験から一転して就職を希望したりする場合の心強い味方です。エージェントのようなカウンセリングもありますが、出身校ということもあり、気軽に利用できるのもポイントです。
【2019年卒版】龍谷大学の就職実績
ここからは実際に龍谷大学の学部ごとの就職実績として、それぞれの就職先人数や就職先企業を紹介します。データは龍谷大学が公表している「学部・短大学部別 業種別就職状況」、「就職実績一覧」、「卒業者・修了者数」を参考にしています。
文学部の就職実績
文学部には、以下の7つの学科が設けられています。
- 真宗学科
- 仏教学科
- 哲学科(哲学専攻/教育学専攻)
- 臨床心理学科
- 歴史学科(日本史学専攻/東洋史学専攻/仏教史学専攻/文化遺産学専攻)
- 日本語日本文学科
- 英語英米文学科
就職実績としては、約85%が民間企業に就職しています。そのうち一番多くの割合を占めているのはサービス業で18.0%です。また、公務員に進む学生も他の学部と比較して多く、多様な選択肢を検討できる学部と言えるでしょう。
経済学部の就職実績
経済学部では、以下の2つの学科があります。
- 現代経済学科
- 国際経済学科
1、2年生の間は全員が経済学科という1つの枠組みの中で学ぶことなりますが、3年生になると興味関心に応じて2つの学科に分かれて学ぶこととなります。学科の選択自体は2年生時に行います。
現代経済学科はデータ分析や統計学などの数学的な要素も織り交ぜた学科である一方、国際経済学科はよりグローバルな政治動向や国家間関係など、マクロな視点から経済の変化を検討する学科です。
就職実績として最も人気なのは金融業で、学部生のうち15.1%が就職先に選んでいます。それだけでなく、経済を学んできたという実績を活かして、幅広い企業にも就職先の実績があることが特徴です。
経営学部の就職実績
経営学部に設置されている学科は経営学科のみです。
就職実績としては、経済学部と並んで幅広い分野に就職実績がありますが、特に多い割合を占めているのは卸売業の16.6%です。経営学部でもその特色を生かして、幅広い企業への就職実績があります。
法学部の就職実績
法学部に設置されている学科は法律学科のみです。以下のような免許を取得可能としています。
- 中学校教諭一種免許状( 社会 )
- 高等学校教諭一種免許状( 地理歴史、公民 )
- 本願寺派教師資格
就職実績の特色としては、全学部で最も公務員になる割合が多く20.9%を占めます。それ以外にも、税理士事務所など専門性の高い企業に就職している実績もあります。
幅広く就職していますが、官庁に多く入庁実績があることが大きな強みと言えます。
政策学部の就職実績
政策学部には政策学科のみ設置されています。
就職実績としては、法学部についで公務員への就職割合が多く10.2%となっています。一番大きな割合を占めているのはサービス業で17.3%です。
他学部に比べると教育関係に進んだ割合が最も少なく0.9%となっており、実際に学んだ知識を民間企業や公務員として活かしたいと考えている学生が多いことがわかります。
国際学部の就職実績
国際学部に設置されている学科は以下の通りです。
- 国際文化学科
- グローバルスタディーズ学科
特にグローバルスタディーズ学科では留学が必修要件となっていたり、授業の80が英語で行われたりと、非常に実践的な学科となっています。
国際学部で最も大きな割合を占めている就職先はサービス業で21.8%となりました。全学部でも多い割合で、これはホテル業界など、国際的なスキルが必要とされていることが原因と言えます。
逆に公務員になる割合が最も低く、2.1%でした。
理工学部の就職実績
理工学部には以下のような学科が設置されています。
- 数理情報学科
- 電子情報学科
- 機械システム工学科
- 物質化学科
- 情報メディア学科
- 環境ソリューション工学科
理工学部は他学部と比べると就職先の業種が比較的偏っており、最も多い割合を占めているのが製造業で34.1%、次に多いのが情報通信業で19.2%です。一方、他大学と比較して大学院に進学する学生は少ない点も特徴です。
社会学部の就職実績
社会学部には以下の5つの学科が設置されています。
- 社会学科
- コミュニティマネジメント学科
- 地域福祉学科*募集停止
- 臨床福祉学科*募集停止
- 現代福祉学科
社会学部で最も大きな割合を占めている業種はサービス業で17.6%です。次いで福祉が16.5%と全学部でも大きな割合を占めています。
これは社会学部の中に福祉に関する学科があることからこのような結果になったと言えます。
農学部の就職実績
農学部には、以下の4つの学科が設置されています。
- 植物生命科学科
- 資源生物科学科
- 食品栄養学科
- 食料農業システム学科
うち、植物生命科学科と資源生物科学科では、中学校および高校での理科教員の免許を取得可能です。
他学部に比べて圧倒的に小売業への実績が多く、農学部全体の32.8%を占めています。また、製造業の割合も22.0%と高く、その就職先に食品製造が多いことも特徴です。
龍谷大学以外の大学の就職実績
本見出しでは、龍谷大学と様々な観点で共通点を持つ大学の就職実績を紹介します。大学選びの際に、ぜひ参考にしてみてください。
産近甲龍の就職実績
以下の記事では、産近甲龍と呼ばれる各大学の就職実績を紹介しています。実際、設置されている学部や学科、さらには校風によっても業界などは大きく違ってくる場合があります。すでに希望する学部がある場合、そこを見比べることで、大学選びのヒントになるかもしれません。
京都市内の大学の就職実績
龍谷大学とは偏差値の観点から1つ上の大学と呼ばれることも多い同志社ですが、就職実績では差があるのでしょうか。就職実績が圧倒的に良い場合、浪人をして同志社を目指すということも選択肢のひとつかもしれません。以下の記事が大学選びの参考になれば幸いです。
まとめ
龍谷大学では徹底した就職キャリア支援制度とインターンシップ支援制度を活かして、どの学部でも安定して就職できており、大企業への就職実績もあります。
このように支援制度の結果がでており、龍谷大学では、他の難関大学の学生とも就活する上で十分競い合える力を身に着けられると言えます。