機械メーカーの三菱重工業は、扱っている商品数が多いだけあり子会社の数も豊富です。今回は、三菱日立パワーシステムズや三菱重工機械システムの採用情報を中心にお伝えしていきます。子会社でも年収や休日、福利厚生が非常に充実しているため、志望先の一つとしてオススメします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
三菱重工業とは
三菱重工業とは、日本最大の機械メーカーで、三菱UFJ銀行・三菱商事と並ぶ三菱グループ御三家の一角です。船舶や産業機械、鉄道車両など700種類を超える幅広い製品を手がけ、「機械のデパート」とも呼ばれます。
主な製品だけでも、船舶・エネルギー関連機器・産業機械・航空機・ロケット、鉄道車両(リニア・電気機関車・懸垂型モノレール・新交通システム・LRVなど)の製造、さらにエアコンや事業所向け大型冷凍機などです。
三菱グループの中で原材料、部品の調達などでシナジーを発揮しているのが三菱商事です。
三菱商事の決算に子会社がいかに貢献しているか、など詳細を知りたい方はぜひ以下の記事を一読ください。
子会社とは
子会社にも、様々な形態があります。ここからは、三菱電機と子会社の関係について触れていきますが、まずは子会社の考え方について簡単にご紹介します。
- 完全子会社 子会社が発行する株式の100%を親会社が保有、出資している
- 連結子会社 子会社の会計を親会社の会計に含めて決算している
- 子会社 親会社の出資により経営されている会社で、親会社の出資率が99%以下
- 関連会社等 親会社が20%~50%の株式を保有している
意外と子会社の種類についてわからない場合もあるので、一般的な知識にもなり知っておいて損はない情報かと思います。
三菱重工業と子会社の関係・ニュース
三菱重工の子会社は親会社の事業を補完
三菱重工業の子会社は、単独で事業を行うよりも親会社の事業を補助・補完する形で運営されています。そのため、議決権100%の完全子会社も多く、親会社の意向が子会社に反映されやすい仕組みです。
また、子会社の採用は親会社の三菱重工業で一括して行われていることも珍しくありません。子会社の採用ページから三菱重工業の採用ページへアクセスすることからも三菱重工業が子会社の採用を管理していることが予測できます。
三菱重工の祖業を子会社化
2018年1月、三菱重工は祖業である造船事業を本体から切り離し子会社2社に機能をわけ、分社化しました。
現在はまだ成長途上の2社ですが、マスコミの中では「祖業を捨てた」と揶揄するような声も上がっています
子会社の三菱自動車で燃費不正問題が発覚
2016年、三菱重工の子会社である三菱自動車が燃費試験のデータを改ざんし、国交相へ報告および店頭カタログに掲載していた問題が発覚しました。
現在は事業構造改革室を新設し、再発防止に向け継続的なモニタリングを行なっているようです。
本件で対応を任されたのが現社長の泉澤清次氏です。
熾烈な出世争いを勝ち抜いた泉澤氏はどのような人物なのか、気になる方は以下の記事を一読ください。
三菱重工業の主要子会社
三菱重工業の子会社は主に次の5社です。
三菱重工業はあまりにも事業内容が多いため、子会社として事業を切り離すケースが少なくありません。前述したように過去にも、事業をスリム化し、本社の機能をシンプル化・限定的にする取り組みも見られます。
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、2014年に三菱と日立の火力発電事業が統合して設立されました。ここでは、MHPSの事業内容や採用情報を紹介していきます。
三菱日立パワーシステムズの事業内容
MHPSは、主に火力発電所のエンジニアリング事業を行っています。新興国や第三国に飛び、自社の製品や技術を使ってプロジェクトを推進するのが中心事業です。
具体的な仕事は、蒸気タービンやガスタービン、ボイラなどの設計・開発、プラン設計、ICTソリューションなどがあります。
競合他社は、「東洋エンジニアリング」や「東芝プラントシステム」などが代表的です。いずれも親会社から子会社化した企業が多くなっています。
三菱日立パワーシステムズの採用情報
MHPSの公式採用ページによると、2020年新卒の採用活動が積極的に行われています。ここでは、MHPSの採用情報を詳しくお伝えしていきましょう。
MHPSは、完全週休2日制や育児・介護休業など休暇制度が整っています。また、寮や社宅、保養所まで用意されており、福利厚生も親会社の三菱重工業に劣りません。
電力事業ということで社会的な貢献性のある仕事です。人の役に立ち、それをやりがいにしたい就活生に向いています。
三菱重工機械システム
三菱重工機械システムは、料金収受機械およびシステム、ETCシステム、油圧機器などのエンジニアリングを担います。ここでは、三菱重工機械システムの事業内容や採用情報を紹介していきましょう。
三菱重工機械システムの事業内容
三菱重工機械システムは、料金収受機械およびシステム、ETCシステム、油圧機器などの製造、またはエンジニアリングサービスが主な事業内容です。
主な業務内容は、機械装置製品の設計・開発、生産管理、品質保証、アフターサービス、工作となります。派手な仕事ではありませんが、コツコツ自分のペースで仕事したい方に向いているでしょう。
三菱重工機械システムの採用情報
三菱重工機械システムの公式採用ページによると、2020年新卒向けに積極的な採用活動を進めています。詳しい採用情報は以下をご覧ください。
三菱重工機械システムは年間休日124日、昇給は年1回、賞与は年2回と、休日・給与ともに恵まれた環境です。また、ショートバケーションやリフレッシュ休暇、独身寮など、親会社の福利厚生と比べても遜色ありません。
三菱重工サーマルシステムズ
三菱重工サーマルシステムズは、三菱重工業から冷熱事業を継承し分離・独立した子会社です。
幅広い産業分野の各種プラントのエネルギー効率の向上を図るサーマルエンジニアリング事業を中心に、オフィスやショッピングセンター向けの空調事業、輸送冷凍機事業などを手がけています。
三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス
三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス(M-FET)は、2016年3月に三菱重工業100%出資で設立された完全子会社です。
フォークリフトや無人搬送システムの製造のほか、エンジン・発電装置・コージェネレーションシステムやターボチャージャといった工場・物流施設向けの製品製造を手がけています。
まとめ
三菱重工業は700種類以上もの製品を手がける日本最大の機械メーカーです。親会社だけで担当できる事業は限られるため、事業を切り分けて子会社化するケースも目立ちます。
今回は、三菱重工業のなかでも中心的な存在である、三菱日立パワーシステムズや三菱重工機械システムの採用情報をお伝えしました。一般的な年収や待遇よりも充実しているため、ぜひ今後の就活で参考にしてみてください。