就活において、交通費は大きな負担となります。特に、地方の学生の交通費は新幹線や指定席を使うこともあり、非常に高額となることも多いです。そこで、この記事では就活で交通費をうまく稼ぐ方法や交通費支給のサービスを紹介していきます。企業からの交通費支給だけでない、様々な交通費の稼ぎ方をご理解ください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
就活にかかる費用
就活を始めた方の多くが金銭面の苦労をしているのではないでしょうか。就活に時間をとられ、アルバイトをあまりできない一方、予想以上に出費は大きいものだからです。
この章では、就活全体でどのくらいの出費をするのか、何にたくさんのお金を使っているのかを解説していきます。
全国平均で約16万円
株式会社サポーターズが出している就活実態調査2019を参照すると、就活費用の全国平均は16万1,312円となりました。更に、地方学生の平均は関東の学生平均より約5万5,000円高くなっているそうです。
支出の内訳は交通費・宿泊費、時間つぶしのカフェ代、就活用品の購入代金の割合が高くなっています。特に地方学生は上京の平均回数が5~10回とされているので、交通費は相当かかっているのではないでしょうか。
交通費・宿泊費が大きい
支出での割合が高いと述べた交通費・宿泊費、カフェ代、就活用品費のうち、最も大きな負担となっているのは交通費・宿泊費で、5~10万円とされています。
この5~10万円というのは実際にかかった金額のことを指します。交通費・宿泊費の負担を意識して、参加を諦めている説明会やインターンの存在を考慮すると、学生が本当に必要な金額はもっと膨大なものとなります。
毎日在来線を利用している中で、気付けば大金を使っていたということもあります。交通費・宿泊費にいくら使っているのか1度算出してみましょう。
就活の交通費で悩む最近人は多い
世代間ギャップその3
1990年前後、大学生の就職活動の交通費は原則として企業側が支払っていたので、就活交通費を準備する必要は余りなかった。昨年の4年生は就活交通費を「40万円バイトで貯めた」と言っていた。この差は大きい。— 大内裕和 (@ouchi_h) April 6, 2016
このツイートでは、中京大学の教授が1990年代は企業が原則交通費を支払っていたと述べています。あまり交通費が支給されることのない現在の姿からは程遠く、多くのユーザーに反応されています。
就活時に最低でも15回はリクルート社のリクルーターの方と面談したのですが、彼女に原体験を掘り起こされ続けた結果、「私は永遠に複数人からの承認を求め続ける」と気付いてしまったし、結局3次面接で落とされたので、リクルートさんには総計2万円の交通費と私の無垢な心を返して欲しい。
— ワンちゃんは会社の犬🐶 (@wanwanbot_) June 9, 2019
このツイートのように、昨今の就活では社員と面談を重ねることも多く、そのたびに交通費をかけねばならない状態になっています。このツイートも多くのユーザーから反応、すなわち共感を得ています。
就活の交通費を稼ぐコツ
ここまで、就活には多くの交通費・宿泊費がかかっていること、それに多くの学生が苦労していることを説明してきました。しかし、中には就活で効率的に交通費を稼ぐ方法もあり、交通費以上の金額を得ることも夢ではありません。
本章では、そんな交通費・宿泊費の稼ぎ方を説明していきます。
直接的に交通費を稼ぐ
まず、直接的に交通費を稼ぐという方法を紹介します。交通費支給のイベントが存在するということは皆さん認識しているのではないでしょうか。
しかし、どのイベントで交通費の支給があるのか、調べている人は少ないイメージがあります。交通費が支払われるイベントを有効活用できていないということです。
では、どのような手段があるのでしょうか。直接的に稼ぐ方法は大きく2パターンあり、それを1つずつ解説していきます。
交通費負担のインターンに参加する
直接的に交通費を稼ぐ方法の1つ目は、交通費負担のインターンに参加することです。インターン募集のサイトには、日程や実施内容だけでなく、交通費や宿泊費の支給の有無の記載もあります。交通費が支給されるインターンを積極的に応募していきましょう。
また、インターンが頻繁に開催されている時期は夏や冬に固まっています。交通費の出るインターンを連続で参加することで、交通費を余分に貰うことができます。
ただし、交通費の発生するインターンは選考難易度が高い傾向にあります。きっちり対策して臨んでください。
交通費補助の就活サービスを使う
直接的に交通費を稼ぐ方法の2つ目は交通費補助の就活サービスを使うことです。就活サービスとして、サポーターズやMeets Company等が存在します。
サポーターズは、サイトを通して説明会に参加すると1,000~10,000円の交通費支援金を貰うことができます。
Meets Companyには、地方学生へ交通費の一部を支給するイベントがあります。また、参加することでAmazonカード5,000円分が支給されるものもあります。
参加したいイベントに交通費の助成があるとありがたいですよね。この2つのサイトに登録して定期的に確認しましょう。
間接的に交通費分を稼ぐ
さらに、間接的に交通費分を稼ぐという方法もあります。これは、ただのアルバイトという訳ではありません。
就活を進めていく中で、上手く交通費を埋め合わせる程度の金銭を稼げるということです。直接交通費が支給されるイベントを探す人は少なからずいますが、間接的に稼いでいた人は少ないイメージがあります。
ここでは、間接的に交通費分を稼ぐ2通りの方法を解説していきます。交通費を稼いで少しでも交通費の負担を減らしていきましょう。
ESや選考体験記を投稿する
まず1つ目は就活サイトにESや選考体験記を投稿するという方法です。買い取りを行っている就活サイトとして、ONE CAREERやunistyleが挙げられます。
ONE CAREERは1社最大で5,000円で買い取ります。企業の難易度や人気によって傾斜はかけられており、安い値段しかつかないこともありますが、沢山提出することで高い金額を得ることができます。
unistyleは選考体験記を1社100~1,000円、ESを1社0~500円で買い取っています。こちらもONE CAREERと同様、企業の難易度や人気に応じて買い取り額に傾斜をかけています。
地方の就活生はシェアハウスを活用
2つ目の方法はジョーカツのシェアハウスを活用することです。地方の就活生を対象にするもので、無料で個室完備のシェアハウスに宿泊することができます。
宿泊費を浮かせ、出費を減らすことができます。何度も大都市圏に行くことができず、1度に多くのイベントに参加すべきである地方就活生にとって、非常にありがたいサービスです。
また、ジョーカツは1人辺り15,000円の交通費の補助やキャリアアドバイザーの相談といったサービスも行っており、地方就活生の強い味方となっています。
行政単位でも交通費補助の動き
行政単位でも交通費補助の動きがあります。新潟県の事例では、1年度に3回まで交通費の1/2を補助しています。このように地方公共団体で就活の交通費を補助する流れが起こっています。地方の学生は自分の自治体が補助制度を有していないか確認してみてくださいね。
就活は交通費を賢く稼ぎながら進めよう
最初に述べたように、就活費は非常に高く、特に地方の学生の負担は非常に大きいという現状があります。しかし、交通費は少し工夫することで十分稼ぐことができます。アルバイトで貴重な時間を失うのは非常に勿体ないです。賢く交通費を稼いでお金の心配のない就活を実現させましょう。
まとめ
この記事では、就活において大きな出費となる交通費・宿泊費を稼ぐ方法を説明してきました。
特に、地方の就活生にとって大きな負担となる交通費ですが、工夫次第で賢くやりくりできることを理解していただいたのではないでしょうか。
交通費・宿泊費の心配を無くし、万全の状態で就活に挑んでください。