ワタミは過去に渡邉美樹氏の言動が注目され、偏ったイメージを持っている方も多い会社です。そんなワタミの現在を知りたいと思いませんか?この記事では現社長の清水氏と元社長の渡邉氏の経歴や関係性などについて紹介しています。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
ワタミの社長は清水邦晃
ワタミ株式会社は創業者である渡邉美樹氏の印象が強いですが、現在は清水邦晃(しみずくにあき)氏が代表取締役社長です。
この記事では清水氏の経歴や収入を渡邉美樹氏の経歴にも触れつつ紹介します。
ワタミは複数の外食チェーンを展開
ワタミは、居酒屋「和民」以外にも外食チェーン店を展開しています。
有名なものでは「坐・和民」「TGI FRIDAYS」。その他にも「ミライザカ」「三代目鳥メロ」「炭旬」「炉ばたや銀政」「ニッポンまぐろ漁業団」「ITALIAN RESTAURANT & BAR GOHAN」などを展開しています。
ワタミの評判
ワタミは様々な文脈で話題となりますが、この見出しではワタミがこれまでに受賞した賞に焦点を当て、ワタミの企業としての性格を紹介します。
ワタミはブラック企業として有名
「ブラック企業大賞企画委員会」が運営している「ブラック企業大賞」という企画があります。2012年に始まって以来、毎年選りすぐりのブラック企業が表彰されています。
ワタミはこのブラック企業大賞の大賞を2013年に受賞しています。
ブラック企業大賞に関しては以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。
ワタミはホワイト企業大賞を受賞している
一方 ワタミは2019年1月19日に、運営する居酒屋チェーン「三代目鳥メロ」が第6回「ホワイト企業大賞」の特別賞を受賞したと発表しました。
ホワイト企業大賞とは、経営者の徳が高く、社員の幸せと働きがいや社会への貢献を大切にしている企業を認定し表彰する企画です。まさにブラック企業の対極といえます。
しかし、このホワイト企業大賞に関しては疑念が多く、ノミネートは会社側の自薦であることや応募した企業が30数社しかなくそのほとんどが受賞していること、選考のもとになるアンケートは自社内で行うことが疑問となっています。
ホワイト企業大賞を受賞したから労働環境が改善されているという確信はないですが、近年の離職率は低下しており、業務改善委員会 を設置するなど改善の努力を測っていることは間違いありません。
ワタミの社長(清水邦晃)の出身学校や経歴
現在このワタミ株氏会社の取締役には渡邉氏が就任していますが、社長は清水氏という形になっています。
清水氏は明治大学政治経済学部を中退後、1991年にワタミに入社し、2014年からワタミの乗務兼社長に就任しています。
ワタミの社長(清水邦晃)は兵庫県出身で明治大学に入学
清水氏は兵庫県出身横浜育ちで、明治大学付属中野八王子高校を卒業後、明治大学政治経済学部に入学します。
大学入学後は明治大学のラグビー部に所属しますが、怪我をしたことでラグビーに専念できなくなってしまいました。
ラグビーを諦めた清水氏はワタミでのアルバイトを始めます。
大学時代はワタミでアルバイトをしていた
清水氏は大学時代はワタミでアルバイトを経験していました。
上記のように、練習中の怪我が原因でラグビーを続けることが出来なくなった清水氏は、ワタミでアルバイトを始めるようになります。
どのような怪我を追ってしまったのかは公表されていませんが、アルバイトを始めてからはラグビー部に関する活動は殆どなかったようで、ワタミでのアルバイトに集中するようになったようです。
大学を中退してワタミに入社
このワタミでのアルバイトの中、清水氏はワタミ創業者の渡邉氏と出会います。
その出会いが清水氏の運命となり、そのまま明治大学も中退してワタミに就職することになりました。
当時の明治ラグビー部は大学ラグビー大会で何度も優勝を果たす名門の部活でした。
そのため、そのままラグビー部に所属していれば就職も安定していた可能性もありますが、それを捨てて渡辺氏率いるワタミに就職しました。
ワタミの社長(清水邦晃)の資産や年収
次は清水邦晃氏の現在の収入や資産総額についてです。
清水氏の年収や資産額について公表されている情報はありません。
ただ、2015年に社長に就任後、一株あたり当期純利益が上下しているものの19年度時点でプラス水準になっていることから、健全な経営をしている可能性が高く、平均的な収入額に収めているでしょう。
ワタミの社長(清水邦晃)をもっと知りたい方
清水氏はダイヤモンド・オンラインで2015年に取材を受けており、そこでワタミの経営方針や創業者の渡邉美樹氏との関わり方についても言及しています。
清水社長の考え方をより深く知りたい方はぜひこちらの記事をご参照ください。
ワタミの会長兼CEO渡邉美樹の経歴
これまで社長の清水氏に焦点をあて経歴や年収について紹介してきましたが、ワタミでやはり有名なのは元社長、現取締役の渡邉美樹氏です。以下では渡邉氏の経歴や、問題になった発言などを取り上げ、紹介していきます。
かつては創業者の渡邉美樹氏が社長を務めていた
渡邉氏は明治大学商学部を卒業後、佐川急便でセールスドライバーとして勤務した後、有限会社渡美商事を設立し、その後1987年にワタミフードサービスに改称。
同社の社長として経営者の道を歩み始め、同社を全国規模の飲食チェーンへと押し上げました。
参議院議員から取締役に復帰
その後、2011年に東京都知事選挙に出馬し、経営者としての経験を元にした高齢者救済に焦点を当てた政策や、高校生の留学支援などの構想を掲げていました。
しかし、都知事選に落選すると2013年に、農業復興・東北地方の震災からの復興・日本経済の強化などの政策を掲げ、参議院議員選挙に立候補・当選します。
その後、2019年6月24日の定時株主総会によって渡邉氏の取締役復帰が決定します。
渡邉美樹のカンブリア宮殿での発言が怖いと話題に
渡邉氏は 2006年5月22日にテレビ東京で放映された「日経スペシャル カンブリア宮殿」で、「ブラック企業」とも言われかねない発言をし、炎上しました。以下ではインタビュアーの村上龍氏とのやり取りを引用して紹介します。
渡邉氏:無理というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんです。途中で止めるから無理になるんです。途中で止めなければ無理じゃなくなります。
村上氏:いやいやいや、順序としては、無理だから止めてしまうんですよね?
渡邉氏:いえ、途中で止めてしまうから無理になるんです。
村上氏:?
渡邉氏:止めさせないんです。鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる。
村上氏:一週間。
渡邉氏:そうすれば、その人はもう無理とは口が裂けても言えないでしょう。
村上氏:・・・ん??
渡邉氏:無理じゃなかったってことです。実際に一週間もやったのだから。無理という言葉は嘘だった。
村上氏いや、一週間やったんじゃなくてやらせたってことでしょう。鼻血が出ても倒れても。
渡邉氏:しかし、現実としてやったのだから無理じゃなかった。その後はもう無理なんて言葉は言わせません。
村上氏:それこそ僕には無理だなあ。
参考: 「夢を実現するための行動力 」(2006年5月22日放送「日経スペシャル カンブリア宮殿」)
渡邉氏の主張は「無理」なことも、”無理”してでも続けさせれば出来る。だから無理ではないという内容です。
社員の「無理」という「言い訳」を汲み取らず、一度「出来た」という既成事実を作れば、その後言い訳はなくなるという主張ですが、MCの村上龍氏もその考え方に疑問を呈していました。
ワタミの会長兼CEO渡邉美樹はブラック企業肯定派
渡邉氏の自身の経営哲学を語った言葉の中には、利益を上げるためなら違法行為も辞さないともとれる文言が少なくないことから、渡邉氏はブラック企業肯定派だといえます。
- 365日24時間、死ぬまで働け
- 自分の店で苦しんでいる人がいるのに他の会社に転職しようとする人は、 他人によく思われたいだけの偽善者である
- 円高で工場が大変なら、2割位のサービス残業をしなさいよ!
- ビルの8階とか9階から、『今すぐここから飛び降りろ!』と平気でよく言う
このような渡邉氏の発言が有名です。ワタミは様々な業務改善を試みていますが、考え方がブラックな渡邉氏の代表取締役復帰は今後のワタミを左右する大きな出来事だといえます。
ワタミの会長兼CEO渡邉美樹をもっと知りたい方
渡邉氏は個人の公式サイトを持っており、 元参議院議員としての政策提案を紹介したり、メールマガジンの配信を行ったりしています。
また渡邉氏が日々思うことを綴る個人ブログも開設しています。渡邉氏氏の考えや思いを知りたい方はこのブログを見ていただくのが最適でしょう。
電子媒体以外にも、渡邉氏には複数の著作があります。
- 『きみはなぜ働くか。渡邉美樹が贈る88の言葉』 (2006年、日本経済新聞社)
- 『夢に日付を!【新版】夢をかなる手帳術』(2012年、あさ出版)
- 『警鐘』(2019年、アチーブメント出版)
例示した以外にも様々な著作がありますので、興味のある方は是非読んでみてください。
まとめ
今回はワタミフードサービス社長である清水邦晃氏と、創業者である渡邉美樹氏についても紹介しました。
一時期「こき使われないか怖い」とイメージが悪かったワタミですが、清水氏が社長就任後改革も進められているようです。
ワタミを視野に入れている就活生の方は今回の記事を企業研究の参考にすると良いでしょう。