増え続ける逆パワハラの真相とは!?具体例や原因、相談窓口も紹介!

近年「逆パワハラ」が増えていることを知っていますか。この新たなハラスメントは、どの職場でも起こり得ます。そこで今回は逆パワハラの定義や具体例、それが起こる要因について解説します。逆パワハラによって、転職を余儀なくされる管理職もいますので、自分の職場をふり返る参考にしてください。

職場環境

逆パワハラは部下が上司に対して行うハラスメントのこと

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逆パワハラとは、管理される側が管理する側に対して行うハラスメントを意味します。ここでは、逆パワハラの実態について説明します。

複数の部下が連携して行われることも多い

逆パワハラは「部下ハラスメント」と呼ばれることもあり、1人の上司に対して複数が連携して行うケースが多いです。標的になった上司は自分が部下に嫌がらせをされていることを会社に報告できない傾向が高いため、改善されずに横行しがちです。

逆パワハラとパワハラの違い

逆パワハラとパワハラの違いは、以下の通りです。

  • 逆パワハラ/部下から上司、後輩から先輩、非正規社員から正社員に対し、嫌がらせやいじめを行う
  • パワハラ/立場が上の人が権力を利用して、立場が下の人に嫌がらせやいじめを行う

逆パワハラを行う社員は必ずしもモンスター社員ではない

モンスター社員とは、自己中心的に物事を考え、激しく自己主張することでそれを押し通そうとする社員を意味します。しかし、逆パワハラを行うのはモンスター社員に限りません。一般社員の集団心理により、上司1人を攻撃するケースが多くみられます。

モンスター社員は上司だけでなく、一緒に働く同僚にとっても悩みの種となります。モンスター社員の言動は、上司だけを明確に攻撃する逆パワハラとは一線を画します。

逆パワハラにあたる6つの事例

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逆パワハラは上司に精神的な苦痛を与える行為であり、それが行われることで職場環境は確実に悪化します。しかし、行っている側の部下がそれを重大なことだと認識していないケースも珍しくないようです。

ここでは、逆パワハラにあたる6つの事例を紹介します。

一般的な逆パワハラの4つの事例

逆パワハラは個人が上司に行うより、集団で行われることが多いため、よりダメージを与えるケースが少なくありません。ここでは一般的な逆パワハラの事例を4つ、紹介します。

①上司の指示を部下が無視する

管理職は率いている部署の業務を遂行するため、部下に指示を出すものです。しかし上司の指示に返事をしない、指示された通りに仕事をしないなど、部下が無視をすることがあります。これは逆パワハラに該当します。

また「それはできません」「私の仕事ではありません」と、仕事を引き受けないことも逆パワハラにあたります。

②SNS上で上司を誹謗中傷する

近年の若手社員は、中高年の管理職よりITスキルが高いです。そのため、上司が見ないSNSやブログを使って、上司の実名をさらしたうえで誹謗中傷するケースが珍しくありません。

ネット上に上がった情報は拡散するため、要請してもすべてを削除はできないものです。これは、上司の名誉棄損に該当する悪質な方法です。若手社員が公然と社長を批判するケースもあります。

③上司を無能扱いする

近年はITスキルを活用することで、業務効率の向上が見込めるようになりました。しかし中高年の管理職は、若手社員のようにITツールを使いこなすのが難しいものです。

上司がITツールのやり方を何度も尋ねたり、アナログな方法で仕事を依頼しようとしたことで、若手社員が「無能」という烙印を押すケースが増えています。その結果、上司をバカにする言動が増え、仕事も滞留してしまいます。

④上司の悪口を言いふらす

部下が上司の悪口を言いふらすことも、逆パワハラにあたります。「仕事ができない」「ITスキルがない」など、事実に即したことを言いふらすのも問題ですが、「横領している」「セクハラをしている」「パワハラをしている」など、事実無根の噂を流すケースもあります。

部下が社内だけでなく、取引先でも上司の悪評を吹聴し、それを信じる人が増えることで退職に追い込まれたり、自殺したケースもあります。

女性の上司に対して特有の逆パワハラの2つの事例

厚生労働省では女性管理職を増やすべく、様々な取り組みを行っています。しかし未だに、女性上司を認めようとしない部下がいるのが現実です。ここでは女性の上司に対して特有の逆パワハラの事例を2つ、紹介します。

①部下が上司から仕事を取り上げる

女性上司が仕事をしようとすると、部下が「業務は私たちがやるので、指示だけ出してください」と言い、実務を引き上げるケースがあります。

そして取り上げた仕事に関する報告を意図的にせず、上司を組織の中で孤立化させるのです。

②業務指示だけでなく挨拶も無視する

女性上司の業務指示を無視するだけでなく、部下に対して挨拶しても返事をしないという嫌がらせもあります。

話しかけても無視され続けることで、女性上司が精神的に追い詰められるのは当然のことです。

実際にあった裁判例

実際に逆パワハラによて起こった裁判例を紹介します。

によると、産業医科大学で、西日本新聞教授が部下である准教授を逆パワハラで提訴したとのことです。教授が犯したミスを恣意的なものだと主張して土下座を強要するなど誹謗中傷を繰り返し、うつ病を発病して休職しました。

また、実際に裁判に至るケースはモンスター社員が会社を訴えることもよくあります。逆パワハラによって解雇された社員が「不当解雇だ」として、会社に提訴するケースがよく見られるものの、多くの場合は解雇の正当性が認められる結果に至っています。

逆パワハラの被害にあった場合、法的措置も検討すべきであるということは念頭に置いておきましょう。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。