初任給20万の手取り額と生活水準は!?新社会人の不安を解消します。

初任給が20万円の場合、手取り額は当然それより少なくなります。そこで今回は初任給で20万円を受け取る人の手取りはいくらなのか、それが安いのか、さらには生活支出の内訳がどうなるのかについて解説します。合わせて、初任給だけで企業を選ぶ危険性にも触れますので、会社選びの参考にしてください。

給料

初任給20万の手取り額は約17万

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初任給で20万円の場合、支給される手取り額はおよそ17万円になります。額面と手取りで金額の差ができる理由は、社員が支払わなければならない項目を企業が事前に額面から天引きして振り込むからです。

社会保険料・雇用保険

社会保険料は、以下の2つに分けることができます。

  • 厚生年金保険料:老後あるいは死亡・障害を負った際に給付される、老齢・遺族・障害年金の財源のために納付する保険料
  • 健康保険料:ケガや病気で診察を受ける際に医療費が一部負担で済むよう、相互扶助のために納付する公的医療保険料

社会保険料は「標準報酬月額」に基づき、国で定められた保険料率により、自己負担額が決定します。保険料率は、健康保険料が4.25%、厚生年金保険料が約9%となっています。雇用保険料は約0.3%です。初任給、月給が20万であれば下記のような例になります。

  • 健康保険料:9,900円
  • 厚生年金:18,300円
  • 雇用保険料:600円

社会保険料全体で、約28,800が月給から天引きされることになります。

所得税・住民税

所得税は、毎月の給与額によって計算されます。これは会社が給与から天引きし、社員全員分をまとめて国に納付するシステムになっています。自営業でない限り、会社側が支払いを行い、所得税が引かれた金額が振り込まれます。

所得税額は額面の給与所得から社会保険や雇用保険などを引いた金額から計算します。初任給20万円の場合は、「200,000円−28,800円=171,200円」となり、国税庁の給与所得の源泉徴収税額表(令和2年分)を確認すると、扶養家族0人の場合の該当する水準の所得税額は3,410円となります。

  • 所得税:約3,770円

住民税は、前年の所得によって課税された金額を、翌年の6月から納税します。

そのため、新入社員の場合は0円になるのが一般的です。ただし、在職中にアルバイトなどで扶養範囲を超える収入があった人は、居住する市区町村から納付書が届くので、各自で支払わなければなりません。

  • 住民税:0円(翌年も同様の収入の場合:約6,689円)

したがって、初任給20万円の人の手取り額は167,430円になります。

初任給20万は安いのか?

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厚生労働省が発表した「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、学歴や性別によって初任給の額が異なります。

大卒の新卒者の平均初任給は20万6700円となっています。

ちなみに男性が21万100円、女性が20万2600円と少し差があります。大学院修士課程修了者になると、初任給の全体平均が23万8700円になります。これが高専・短大卒の新入社員になると、初任給の全体平均は18万1400円に下がります。高卒になると全体平均は、16万5100円になります。

初任給で20万を手にする場合、全体的な平均と同等もしくは少し下と言えるでしょう。

以下の記事では、初任給より次月以降の月給が20万円の人の生活水準を解説しています。本記事と似たような構成で、支出の内訳や20万円からステップアップしたい人のための仕事なども紹介しています。双方の記事を見比べて、将来設計の参考にしてください。

残業代で手取り額が増える可能性もある

初任給で手取り17万円を受け取るとしても、残業代でさらに手取り額が増える可能性もあります。

定時に帰ってプライベートを充実させるのも良いですが、少しでも手取り額を増やしたい場合は、上司や先輩にこまめに声がけし、積極的に残業するのも一つの方法です。

以下の記事では残業が多すぎる場合に警鐘を鳴らす記事ですが、固定残業代(みなし残業)についても詳しく解説しています。法律的には違法かどうか、どれくらいまで許容できるのか知りたい方はぜひご覧ください。

ボーナスや各種手当によっても異なる

初任給は、基本給とほぼ同義だと考えられます。会社によっては、残業手当を合わせて基本給とみなし初任給とするところもあります。しかし、年収は12カ月分の給与だけではありません。

ボーナスや通勤手当、住宅手当、職種によっては資格手当が支給される会社もあります。勤務した会社の給与体系によっては、初任給の手取り額が17万円でも、年収から逆算するとより多くの金額をもらえているかもしれません。

求人票をチェックする際には、初任給だけでなく、各種手当についても確認しましょう。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。