伊藤忠商事の子会社まとめ|主要子会社の事業内容や親会社との関係を紹介!
今回は日本が誇る総合商社「伊藤忠商事」の子会社について解説します。人気の子会社である伊藤忠丸紅鉄鋼、ユニー・ファミリーマートHD、伊藤忠エネクス、伊藤忠都市開発、伊藤忠食品の事業内容や採用情報についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。伊藤忠商事がどんな会社なのかということも触れています。
伊藤忠商事は総合商社
伊藤忠(いとうちゅう)商事とは日本の巨大総合商社です。商社の中でも特に大きな総合商社とは金融・流通・情報の3つの機能を持つ企業のことを指します。
元々は繊維を扱う紡織を行っていた伊藤忠財閥の中の企業のひとつで、現代では繊維業の他にも生活資源や食料品、金融・保険、情報通信など多くの非資源分野を取り扱っています。
非資源分野に強みを持つ
伊藤忠商事にとっての「非資源分野」とは、繊維や食料品、住生活用品、情報・金融などを指します。対して、エネルギー資源や金属資源は「資源分野」とされています。
伊藤忠商事の強みは何と言ってもこの非資源分野です。長い歴史の中で主に非資源分野を取り扱ってきたことから膨大なノウハウと技術を持っています。
一口に非資源分野と言っても、生活全般にかかわる物が多いため、伊藤忠商事が得意としている分野自体が、人々の生活を支えていると言っても過言ではありません。
歴代社長の知名度が高い
伊藤忠商事の特徴として挙げられるもののひとつに、歴代社長の知名度が高いというものがあります。現在の12代目社長の鈴木善久氏も、2003年当時最年少で商社役員に就任したと話題になりました。
以下では、歴代社長の中でも特に有名な2人の人物についてご紹介します。
丹羽宇一郎|元中国駐在大使
丹羽宇一郎氏は1998年から2004年まで、伊藤忠商事の9代目社長を務めました。丹羽氏は伊藤忠商事だけでなく、日本郵政株式会社の社長や特定非営利活動法人国際連合世界食糧計画WFP協会会長も歴任しています。
その後2010年から2012年まで、中華人民共和国の駐在大使を務めたことで日本だけでなく世界で名前を知られる人物となりました。
その後は早稲田大学の特命教授や日中友好協会会長なども勤めています。
岡藤正広|現伊藤忠商事会長
岡藤正広氏は2010年から2018年まで、伊藤忠商事の社長を務めたあと、現在は伊藤忠商事の代表取締役会長CEOを勤めています。
伊藤忠商事では繊維部門に長く勤務し、イタリアファッションブランドのアルマーニの独占輸入販売権を獲得したことで、当時大きく注目されました。
東京大学卒業後から、伊藤忠商事一本で現在も現役の伊藤忠役員として知られています。
伊藤忠商事の採用情報
伊藤忠商事は毎年就活生からの人ランキングの上位にランクインし、就職難易度は非常に高いです。以下の記事では、伊藤忠商事の採用情報やエントリーのポイントなどを解説しています。こちらも併せてご覧ください。
子会社とは
ここからは伊藤忠商事とその子会社との関係などについて解説します。しかしその前に「子会社」というものを正確に理解しておきましょう。
子会社には「完全子会社」「連結子会社」「子会社」「関連会社等」などがあります。これらにはそれぞれ違いがあり、同じものではありません。
- 完全子会社:子会社が発行する株式の100%を親会社が保有し、親会社が100%出資している
- 連結子会社:子会社の会計を親会社の会計に含めて決算
- 子会社:親会社の出資によって経営している会社で、親会社の出資率が99%以下
- 関連会社等:親会社が20%~50%の株式を保有している企業
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監修者プロフィール
三浦拓巳みうらたくみ
1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。