就活で最終面接まで進んだにも関わらず企業からの連絡が遅いと、落ちたのではないかと不安になるのは当然のことです。しかし最終面接後に通知が届くまでの期間は、企業によって異なります。そこで今回は、最終面接の結果がわかる期間の目安と、連絡が遅いからといって不合格とは限らない理由について解説します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
最終面接の結果はいつ分かるのか
最終面接から採否の結果が出るまでの期間は、企業によって異なります。また、最終面接の人数が多い企業では、数日間にわたって選考が続くことも珍しくありません。
ここでは企業が最終面接から結果を知らせるまでの期間について、説明します。
その場で握手する
インターンシップに参加していた企業に応募した、あるいはベンチャー企業や中小企業の場合は、最終面接が意思確認であるケースが少なくありません。その場合は、経営者と就活生の1対1での面接になることが多いようです。その場で握手をして、内定と伝える会社もあります。
しかし内定の意思確認のためだけが、1対1で最終面接を行う理由ではありません。過信しないよう、注意しましょう。
3日~1週間後に電話で結果が来る
最終面接から内定連絡がくるまでの目安は、3日から1週間程度というのが一般的です。特に最終面接が複数の面接官を前に行われた場合は、その後に選考会議が開かれるため、時間が必要となります。
また近年は働き方改革の影響もあり、選考期間中でも土日を休む企業が増えています。そのため、最終面接が週の後半に行われると、連絡までに日数がかかります。
最終面接から1週間は連絡がないものと、あらかじめ心構えをしておくといいでしょう。
遅い場合は2週間程度かかる
経団連に所属している大手企業は、採用人数も多いため、最終面接に臨む就活生数も増えます。そのため、最終面接の日程調整にも時間がかかるため、内定通知が遅くなる傾向が高いです。
また就活解禁日に面談を一斉に行う企業も、全員と面接をするまで内定を出すことはありません。一部の大手企業の最終面接について、連絡までに早くても2週間はかかることを覚悟しておきましょう。
当日・翌日/1月後以上という場合もある
しかし、当日や翌日に連絡が来るケースもありますし、中には1か月程度経過してから結果通知が来るという企業もあります。結局いつごろ連絡が来るかは企業次第なので、連絡が遅いことに落胆する必要はありません。
最終面接の結果待ちがつらいという人は多い
就活生の中から最終面接まで進める人は、一握りです。しかし経営者による最終面接ですから、どんなに準備しても100%の自信を持つことは難しいでしょう。そのため最終面接が終わった後、結果を待つのが辛いという就活生はたくさんいます。
最終面接の結果を待つのがつらいという人の声
ここでは最終面接の結果を待つ、就活生のコメントの一例を紹介しましょう。
最終面接はやっぱ独特なやつあるわーーーー!!ばーり緊張したわー!笑
俺の良さ伝わってるとええなぁ😂!結果待つのがつらい泣泣泣
— 世界のホンデン (@aytaHonden22) May 17, 2016
最終面接をクリアできれば内定が出ますので、やはり力が入りがちです。自分なりに努力したつもりでも、自信が持てずに不安を感じる様子がひしひしと伝わるコメントです。
何が辛いって、最終面接結果待ち×2の状態で明日の第一志望御社の面接対策してるのがつらい
— もちこ@20卒 (@0m0chi_m0cchi_) May 27, 2019
何社もの最終面接に進めるのは優秀だからだと思うのですが、当人にとっては結果がわからない状態で次の最終面接の準備を行うのは気持ちの負担が大きいのでしょう。
最終面接の結果を待つ間の不安を解消する方法
面接の結果を待つ間は誰でも不安でつらいです。特に最終面接となれば内定目前な分、緊張度合いは段違いです。この期間の不安やしんどい気持ちを解消するための方法を紹介します。
①面接当日に合否の連絡方法と予定日を確認する
いつ連絡が来るかわからないというのが不安の大きな要因です。そのため、事前にいつまでに連絡が来るのか、どのような連絡方法なのか確認しておくのはひとつの手段です。
企業側から連絡する目安を教えてくれる場合もありますが、教えてくれないケースもあります。その場合は、自ら確認するようにしましょう。
②結果を待つ間に他の就活を進める
気にしすぎるというのも不安の要素です。他の作業をしている間は気がまぎれますので、最終面接の結果に意識が向かないよう、他の就活を進めましょう。万が一不合格だった場合に保険として活用できる可能性もあります。
就活は時間との勝負なので、時間を有効活用することも大事です。
③SNSなど他の就活生の情報が目に入るものを遮断する
SNSなどでは他の就活生の「内定を貰った」という情報が度々目に入ります。最終面接後は通常よりナーバスになっていることが多く、普段は気にならないことでも過剰に気にしてしまうこともあるかもしれません。
周囲の情報に惑わされるような環境からは一旦離れてみる、というのも不安を解消する手段です。自分で上手く調整してください。
ちなみに、最終面接で合格かを見極めることができるサインがあります。このサインがあれば「絶対受かる」というものではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。
最終面接の結果が遅い場合でも合格・内定できる理由
最終面接の結果が出るのが遅いからといって、不採用通知が届くとは限りません。企業側の事情で、採用通知の発送が遅れるケースもあるからです。
ここでは最終面接から内定通知までに時間がかかる、企業の事情について説明します。
①社内調整に時間がかかっている
最終面接を行った就活生の人数が多い、あるいは複数の面接官が別々に面接を行った場合、それぞれの結果を持ち寄って選考会議を行うことになります。また、最終決裁者が多忙で承認をもらえなければ通知を出すことができません。
このように社内調整に時間がかかることで、内定連絡まで時間を要する企業は少なくないです。
②全員の選考が終わってから判断したい
最終面接まで進む就活生は優秀な人が多いため、他社と選考日程が重なることが珍しくありません。そのような場合は面接日をずらすことがあります。
企業としては全員と面接を行ったうえで判断をしたいので、このような場合は最終面接を行う期間が長引くことも珍しくないのです。
その結果、内定通知が届くまでに通常より時間がかかります。
③ 内定辞退者の補欠として採用された
基本的に合格者から順番に連絡する場合が多いです。そのため不合格者の連絡は遅くなります。しかし、面接の合格者全員が内定を承諾するとはかぎりません。そのため、企業の多くは事前に採用予定より多めに内定者を出しているか、内定辞退者の補欠として人数を確保している場合があります。
補欠者は不合格通知を出すに出せない状態のため、採用された場合は連絡が遅くなります。補欠と言っても最終面接まで進んだ人材なので、企業にとっては十分ほしい人材と言えます。
外資系企業は最終面接の結果連絡が遅いと言われる
外資系企業は国内企業と比べると、最終面接後の内定連絡が遅いといわれています。その理由として考えられるのが、以下の3つです。
- 新卒者の選考プロセスが決まっていない
- 人事担当者が休暇に入っている
- 採用担当者が連絡を忘れている
外資系企業は能力主義のため、勤務時間内に仕事を終え、きちんと休暇をとるのが慣例となっています。そのため、タイミングによっては連絡が遅れることもありえます。もし内定連絡がいつ頃になるという説明を受けているなら、期日を過ぎた時点で連絡してみることをおすすめします。
最終面接の結果の連絡手段
では最終面接の結果はどのように届くのでしょうか。この見出しでは主な連絡手段を紹介します。
合否によって連絡手段が異なる場合が多い
合格の場合は電話、不合格の場合はメールや郵送という企業が一般的です。電話の方がその後のスケジュール調整がしやすいため、合格を電話で知らせる企業が多いようです。
しかし、どのような手段で連絡してくるかは企業によって様々なので、できる限り事前に確認しておくと好ましいです。
最終面接後は電話に出れるように準備する
特に電話の場合は構えていないと即座に出られない可能性があります。最終面接が終わった後は、いつでも電話に出る準備と心構えをしておくと良いです。
出られなくても不採用にはなりませんが、電話に気づくのが遅くなった場合は、なるべく早めに折り返しましょう。企業に電話を掛ける場合は、
- できるだけ早めに折り返す
- 電話を掛ける時間帯に注意する(営業時間内/始業・終業時間ギリギリにならないよう注意)
- 電話を掛ける際のマナーに気を付ける
の3点に気を付けましょう。
最終面接の結果を見抜くサインは当てにならない
内定連絡が遅れている就活生の多くが、最終面接での様子を思い返す傾向にあるようです。そして就活生の間に結果が合格・不合格であるサインが、噂されることも珍しくありません。しかしそうしたサインは、当てにならないものです。
ここでは噂されるサインの例を、紹介します。
最終面接の結果が不合格と噂されるサイン
就活生の中で最終面接の結果が不合格と噂される、サインの例を紹介します。
①面接時間が短い
最終面接の時間が短くなるのは、面接官が応募者に対して興味・関心がないからだと考える学生は多いです。就活生が逆質問した時に、面接官の回答がぞんざいだとしたら、自社の良さをアピールしようという気持ちがない表れかもしれません。
しかし、面接官の質問に的確に答えられれば面接時間は短くなります。それが評価されて合格することもあるので、悲観しなくてよいでしょう。
②冷たく扱われる
面接官の質問に丁寧に答えていても、「わかりました」「そうですか」と言うばかりで、そこから質問を広げようとしてもらえない時に、冷たく扱われていると感じることでしょう。
就活生を知ろうという努力が見られない面接官は、合格させる意思がないと考えられます。しかし自分では最終面接の感触が悪いと思っていても、採用通知が届いた先輩はたくさんいます。
③趣味の話に終始する
就活生の人となりや経験、入社後に描くイメージなどの話ではなく、趣味の話題に終始する場合も、自社で採用する意思が薄いことが予想されます。決められた時間をやり過ごすために、話題が途切れないにしている可能性があります。
しかし、既に採用が決まっている場合などはこのような話になる可能性があり、結果がくるまで諦める必要はないでしょう。
④面接官がほとんどメモを取らない
就活生が聞かれた質問に一生懸命答えているにも関わらず、面接官がほとんどメモをとらない場合も、自分に対する関心がないと考えてしまいがちです。
しかし、最終面接であれば次に情報を残す必要もありませんし、面接官自身が最終決定者である可能性もあります。面接官を納得させることができれば、内定は十分考えられます。
⑤「最後に言い残すことは?」と聞かれる
面接官が最終面接の終盤で、「最後に言い残すことは?」と言った場合も、不合格のサインをとらえる学生は多いです。もう2度と会うことはないという本音が、言葉として表れているように聞こえるからです。
しかし誰にでも失言はありますので、他意はないかもしれません。悲観的に受け止めるのはやめましょう。
最終面接の結果が合格と噂されるサイン
ここでは最終面接の結果が合格と噂される、サインの例を紹介します。
①面接官のリアクションがいい
最終面接において質問に答えたり、逆質問した際に面接官のリアクションが良い場合は、その就活生に対して興味・関心を持っていると考えられます。面接時間が長引いたり、熱心にメモをとっていることも、合格に近いという表れだと受け止めがちです。
しかし誰に対しても、同じ態度をとる面接担当者がいるのも事実です。手ごたえを感じていたのに不採用通知を受け取った先輩たちがいることも、覚えておきましょう。
②他社の選考状況を聞かれる
最終面接において他者の選考状況を聞かれた場合、内定の意思があると考えてよいでしょう。
その際に、「内定したら当社に入社する意思はありますか?」と聞かれるだけでなく、自社に対する諾否の連絡をいつまで待てるかを伝えてくれる場合は、かなりの関心を寄せているといっても過言ではありません。
しかし、明確に入社意思を伝えられない場合に面接官は疑念を抱き、内定をもらえない可能性は十分に考えられます。
最終面接の結果が合格だと明言できるサイン
最終面接の相手が経営者など最終決裁権を持つ人だった場合は、その場で合格だと考えても差し支えないサインを見られる可能性があります。
ここでは最終面接の場で見られる、合格サインの例を紹介します。
①握手する
最終面接の面接官が経営者で、その場で握手を求められた場合は、合格のサインであると考えてよいでしょう。握手を求めるのは、相手に対する期待と信頼の表れだからです。自信をもって、内定通知を待ってください。
②人事と最終面接以降のステップについて話す
最終面接の場で、内定通知の発送時期や諾否の締め日、内定式やその後の研修といったステップの話が出た際にも、合格のサインと考えて問題ありません。他社の選考状況にもよりますが、本命企業の場合はその場で、説明された時期のスケジュールをあけると明言しておくことをおすすめします。
最終面接の結果が分かった後にすべきこと
最終面接を受けた後、かかる時間には違いがあっても、必ず合否の連絡があります。そして、その結果によってすべきことが変わるものです。
ここでは最終面接に合格した、あるいは不合格だった場合にすべきことについて、まとめておきます。
最終面接に合格した後のフロー
最終面接に合格した場合、企業から電話連絡がくることが多いようです。入社するか否かの意思が明確な場合には、電話連絡の際に内定の諾否をはっきりと伝えましょう。
その際に気をつけたいのが、内定を辞退するケースです。「内定のご連絡ありがとうございます。しかしながら諸事情により、大変申し訳ありませんが御社の内定を辞退させていただきたいです」と、感謝の言葉と共にきちんと伝えましょう。
また他社の選考結果を待っている場合には、一旦内定を承諾し、後日検討すると良いでしょう。
不合格だったら反省して次に活かそう
最終面接で不合格だった場合には、電話ではなく書面やメールで連絡がくることもあります。それが第一志望だった場合、就活生が受けるショックは大きいことでしょう。しかし不合格になった最終面接をふり返り、しっかり反省をしたうえで、次に活かすのがベストです。
内定辞退者が多いことでのくり上げ内定にかけたいと思っているなら、面接官に電話をして「不合格はとても残念ですが、結果を真摯に受け止めます。しかし御社が第一志望ですので、内定辞退者が出た場合にはお声がけいただけると幸いです」と、熱意を伝えるのもおすすめです。
2週間以上連絡が来ないなら問い合わせるのもあり
最終面接あるいは結果が出ると聞いていた日時を2週間過ぎても連絡がない場合は、企業に問い合わせてみるのも選択肢の一つです。より早く結果を知りたい場合は電話で、そうでなければメールで問い合わせます。
問い合わせ方法|電話編
電話ではまず名乗り、担当者に代わってもらうように連絡しましょう。
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「お忙しいところ恐れ入ります。先日採用面接を受けさせていただいた、〇〇大学の〇〇と申します。合否結果についてご質問があるのですが、担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。」
(担当者に代わってもらった後)「お忙しいところ恐れ入ります。先日採用面接を受けさせていただいた、〇〇大学の〇〇と申します。私の不注意で合否の確認方法をお伺いできておりませんでした。お忙しい中申し訳ありませんが、ご確認いただけないでしょうか」
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前述の通り、電話を掛ける際は以下の2点に注意しましょう。
- 電話を掛ける時間帯
- 電話を掛ける際のマナー
問い合わせ方法|メール編
件名:〇月〇日面接結果について
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▼株式会社
採用面接担当〇〇様
お世話になっております。〇〇大学の名前でございます。
先日は面接のために貴重なお時間を割いて頂きありがとうございました。。当日にお伺いすればよかったのですが、私の不注意で合否結果の確認方法をお尋ねしておりませんでした。結果、もしくは確認方法をお教えいただくことは可能でしょうか。お忙しいとは存じますが、ご返答よろしくお願い申し上げます。
署名
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口頭でも文面でも高圧的にならないように気をつけて、事情を伝えましょう。
まとめ
最終面接に進んだからといって、内定が確約されたわけではありません。だからこそ、採否の連絡がない期間が長引くと、就活生は不安に襲われてしまいます。
しかし企業にも都合があるので、連絡まで時間がかかるケースがあるのも事実です。そうした実情も踏まえたうえで、適切に対応しましょう。