様々な理由で誰でも留年してしまう可能性がありますが、4度留年してしまった場合でも就活が出来るのか不安な方もいると思います。今回は実際に4留した場合の就活の様子や、就活に影響する理由もご紹介します。また、4留した際の就活の進め方にも触れていくので、参考にしてもらえればと思います。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
4度も留年してしまうパターン
単位が足りず1度、2度留年をしたという話はよく聞きますが、4留してしまった場合にも必ず理由があります。
4留するというケースはなかなかないと思いますが、基本的には4年制の大学であれば4留すること自体は可能です。ここでは、4留の主な理由として考えられるパターンをご紹介します。
数年間大学から離れていた
大学から離れる理由には、在学中に起業しようと思い休学届を出さずに準備をしていた等、学業以外のことに時間を費やしていたというパターンが考えられます。
在学しているとどうしても時間に制限があるので、なにか行動しようと思ったら大学を離れなくてはならないからです。
成績不良の留年を繰り返していた
大学に入学したものの、様々な理由で本業であるはずの学業に身が入らずに成績不良が続いてしまい、留年を何度も繰り返してしまうということも考えられます。
単位が常にギリギリで足りない状況が長く続くと、精神的につらくなりストレスも溜まるので現状からうまく抜け出すことが難しくなってしまいます。
2浪2留
入学すると自分より年上の人が大学にいる可能性もあるので、自分の学年をあまり意識しないかもしれません。
浪人してなんとか志望する大学に入学できたとしても、スタートの段階で2浪している場合は在学中に2留してしまうと、浪人しないで入学した人と比べた場合に入学してから卒業するまでにかかった時間は4留している場合と同じです。
4留した大学生の就活の様子
4留オタクがこないだまで「就活はまだまだ余裕」みたいな感じだったのに、面接一回受けた(落ちた)だけで何かを悟ったように就活やめたの本当にびっくりした
— かるむ (@saimuou) 2019年5月29日
周りの学生と同じように就活をした場合に面接までたどり着いたとしても、やはり4留しているという現実を面接の場で改めて感じてしまい、その後の就活を諦めてしまうことは十分に考えられます。
4留の同期が無事就活終わってハッピー
— ちえ🐷 (@iloveibon) 2019年7月9日
4留している理由にもよりますが、やはり就活をするうえでは少なからず4留しているという事実があるので、周りに比べ簡単に内定を貰うことは難しいようです。
4留が就活で明らかに不利な理由
上記にもありましたが、やはり4留していると就活するうえで不利な点があります。どのような点で不利になってしまうのか、主な理由を以下にご紹介します。
理由①|周囲と年齢が離れすぎている
新卒の求人に応募した場合に、自分と周囲の年齢差が留年している4年分あります。
4年制大学で考えた場合では入学時の年齢にもよりますが、面接に来た人の年齢が20代前半と20代半ばの場合、企業側も今後のキャリア形成を考えて新卒採用をするのであれば、若く将来性のある人を採用したいと考えます。
理由②|能力面で問題があると思われる
4留しているということは、卒業するまでに周りの人よりも時間がかかっているということにもなります。
また、大学を卒業するために周りの人と同じことをしてきているのに、4年もかかっているということは、能力面に何か問題があるのではないかと捉えられてしまう可能性があります。
4留の理由を単位が足りなくなった結果と考えた場合に、勉強の仕方や段取りが悪く、自身のスケジュール管理も出来ていないと思われてしまいます。
理由③|精神面でも問題があると思われる
上記に付随するところにもなりますが、能力面だけではなく精神面にも問題があるのではと思われてしまう可能性があります。
企業側は自分が送っていた学生時代の生活を知らないので、4留した原因のひとつに単位を落としたことによる精神的なストレスで大学に通えなくなったのではと思う可能性もあります。
また、個人の精神面に関しては非常にデリケートな問題である可能性もあるので企業側も触れにくく、難しい問題です。
理由④|納得できる理由を用意するのがほぼ不可能
基本的に大学は勉強したいことがあって入学する場所という認識があるので、4留してしまった場合では、企業側にしっかりと納得してもらうことが出来る理由を説明することはほぼ不可能です。
自身の知識を高め、しっかりと勉強したうえで社会人として成長していくために入学した大学を4留したのはなぜかという質問があった場合には、どうしても4留する必要があったという明確な理由が必要になります。
4留した学生の就活の進め方
4留してしまった場合の就活方法ですが、上記でも説明したように周りとの差が既にある分、同じような進め方ではなかなかうまく進まない可能性があります。
しかし、4留してしまったからといって就活が全く出来ないわけではありません。
①大学のキャリアセンターに相談する
多くの大学には、在学生の就活をバックアップしてくれるキャリアセンターがあります。キャリアセンターでは、大学に届いている求人票を公開している他にも、キャリアセンター主催の合同企業説明会を開催することもあります。
また、就活を行う上でキャリアセンターが独自に役立つツールを作成している場合もあり、OB・OGが活躍している企業の採用窓口を紹介してもらえる可能性もあります。
今までに4留していた学生が行っていた就活の事例もあるかもしれないので、一度相談してみると良いでしょう。
②就活エージェントを利用する
就活をするうえで、就活エージェントをうまく利用することも重要です。
エージェントを利用することで、多くの就活イベントに参加することが出来たり、非公開求人を紹介して貰えます。
何より就活のプロにマンツーマンで対応してもらえるので、気持ち的にも安心できるかもしれません。4留しているという状況でも、しっかりと対応してくれるエージェントを見つけることができれば、就活もそこまでハンデを感じずに進めることが出来ます。
③留年後の変化をアピールする
1留程度であれば面接の際に理由を説明することも出来ますが、上記にもあったように4留の場合は説明することが非常に難しいので、留年後の自身の変化をアピールすることで印象を良くすることが出来ます。
4留したという事実は変わりませんが、留年したことで改めて気付いたこともあると思います。卒業するまでに自分自身が成長したことや、経験してきたことを伝えることが大切です。4留した自分だからこそ伝えられることがきっとあると思います。
諦めずに就活を続けることが大切
就活が大変なのは、留年していない人も同じです。自分は4留しているからと、諦める必要は全くありません。就活を前向きに続けることで、冒頭のTwitterにもあったように内定をもらうことがきっとできます。
本記事では4留特有の事情を中心に紹介してきました。以下の記事では、4留に限らず、留年してしまった学生の就活対策を徹底的に解説しています。
留年生が取るべき行動をより具体的に解説しているので、何としてでも挽回したいと思っている学生はぜひ参考にしてください。
まとめ
4留した場合でも、キャリアセンターの利用やエージェント活用など、方法を少し工夫することで周りと同じように就活をすることが出来ます。
周囲と比べてしまい、自身に負い目を感じてしまう部分もあるかと思いますが、前向きに自分に自信を持ち、諦めずに就活を継続することが大切です。