コナミHDは、ゲーム・アミューズメント施設・フィットネスクラブを経営するエンタテインメント企業です。この記事ではコナミHDの事業内容・平均年収・社風などを紹介します。競合他社との比較も紹介していますので、エンタテインメント業界を志望する学生は確認してみて下さい。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
コナミHDはエンタテインメント企業
コナミはHDは家庭用・携帯用ゲームコンテンツの販売・スポーツ施設の運営・カジノ機やパチスロ機の販売を行う日本のエンタテインメント企業の1つです。同社の企業情報は以下の通りです。
コナミは持ち株会社制をとっているため、従事している事業ごとに会社が設立されており、その全てを統括する形でコナミHDが存在します。
以下の記事では、コナミHDの職種別選考フローやESのポイントを紹介しています。エントリーを希望する学生は、ぜひご覧ください。
コナミHDの給与事情
次はコナミHDの給与事情を紹介します。2019年12月16日現在で2020年卒業生向けの新卒採用情報が開示されているので、その情報を元に新卒学生の初任給や、その後の平均年収等の情報を紹介します。
コナミHDの初任給
まずは、コナミHDの初任給です。
コナミHDの初任給は、基本的にはグループのどの企業に入社した場合でも支給される額は最終学歴ごとに一様です。しかしコナミスポーツに入社した場合のみ、他のグループ企業よりもやや低めの初任給となります。
コナミHDの平均年収
コナミホールディングスの平成30年の有価証券報告書によれば平均年収は8,193,483円です。また、過去の各年度の平均年収は以下の通りです。
平成27年度〜29年度の有価証券報告書の情報を確認すると、平均して770万円程度の収入は獲得が可能です。また年度によって年収が若干変動しているのは、ボーナスの影響と考えられます。
国税庁による平成30年の日本人の平均給与は441万円なので、どの年度でも日本人全体の平均年収の1.7倍近くの収入を得ることが出来ます。
コナミHDの職種別年収事例
次はコナミHDの職種別の年収事例を紹介します。
コナミHDでは職種別の年収の事例について公表されている情報はありませんので、openworkという会社情報の口コミサイトの情報を基に、年収の事例を紹介します。
制作職の年収事例
まずは制作職の年収を紹介します。コナミの制作職は主にコナミデジタルエンタテインメントという子会社で業務に当たることになるので、Openworkの同社に関する情報を中心に年収を見てみましょう。
制作職でも勤続年数を重ねていたり、マネージャーなどの役職についたりすることで給与水準が上がっていることが確認できます。また入社3年目の時点で年収420万という事例もあるので、若い年次から日本人の平均年収以上の収入を得ることが可能です。
総合職の年収事例
総合職はコナミHD傘下の各社に採用される可能性があります。中でも最も規模が大きく、配属の可能性が高いコナミデジタルエンタテインメンの総合職の収入例を見てみましょう。
Openworkで確認できる総合職の年収事例は上記の2件のみです。在職3〜7年の情報であるため、20代のうちにおよそ550万円程度の収入になると想定できます。
商社や広告代理店などと比べると年収水準は低いですが、世界的な日系大手メーカーとも遜色のない金額を手にすることができます。
コナミHDのボーナス
コナミHDの新卒採用の募集要項によれば、ボーナス(賞与)は年2回の支給で7月と12月に行われます。
また他社の場合、前年度の業績によっては規定の2回の他に、年末年始やお盆などのタイミングで更に1回賞与の支給が追加されることもありますが、コナミHDではそういった情報は見受けられません。
コナミHDの福利厚生・休暇制度
コナミHDの新卒生の募集要項では、福利厚生・休暇制度は下記のように規定されています。
コナミHDでは福利厚生・休暇制度は非常に充実しており、上記の内容はHD傘下全ての社員が受けられる制度です。自社で運営している施設を割安で利用することが出来たり、産前産後の休暇や看護・介護休暇も取得可能です。
上記の他、福利厚生のページでは海外研修や女性の活躍のための機会提供もされていることが紹介されています。
同業他社の平均年収
次はコナミHDの同業他社に当たる企業と、平均年収の水準を比較してみましょう。
各社の平成30年の有価証券報告書の情報を見ると、ゲームコンテンツ販売という点で競合する任天堂の平均年収はコナミHDと比べて100万円以上高い平均年収となっています。
一方で、コナミHDと同様にゲームコンテンツ販売を行うコーエーテクモホールディングスや、フィットネスクラブ運営で競合するセントラルスポーツやルネサンスはコナミHDと比べて100〜200万円ほど低い水準となっています。
コナミHDの社風
コナミHDの企業理念としては下記の項目が上げられています。
- カスタマー・イン
- チャレンジ
- チェンジ
- コンプライアンス
企業理念からはコンプライアンスを守りつつ、顧客視点に立って積極的に新しいコンテンツ・サービスを作る意識が感じられます。その一方、Openworkでは下記のような書き込みがあります。
親族経営ですので、基本的にはトップダウンです。(中略)社内稟議の必要が無駄にあり、スピードが遅い。
チャレンジングな環境があって、若くてもいろいろなことに挑戦できるような文化だと思う。ただその反面、上長には気軽に相談できる雰囲気ではなかった。
営業職はかなりハードなノルマがあり、達成できずに1年未満で退職する人数もそれなりにいる。
参考:Openwork
企業理念のとおり若手が新しいことにチャレンジできる環境はある一方で、新しい提案などが通るまでに時間がかかったり、上長への進言がややしづらい雰囲気もあるようです。
コナミHDの仕事内容
コナミHDの仕事内容(募集職種)には下記のようなものがあります。
- プログラマー
- メカニカルエンジニア
- インフラエンジニア
- ハードウェアエンジニア
- デザイナー
- プランナー
- サウンドクリエイター
- 総合職
- レセプション
- 施設運営職
大きく分けるとスマホやゲームセンターでプレイできるゲームの制作に関わる職種と、ビジネス職・スポーツ施設の運営職の3つに分かれます。
各職種ではプログラミング・サーバー管理・機械の制作・経理やマーケティング・フィットネスインストラクターなど、必要になる知識が全く異なります。それぞれの詳細については下記の記事をご覧ください。
コナミHDの将来性
最後にコナミHDの将来性を見てみましょう。
プラス材料・懸念材料それぞれで考えられる材料を紹介します。この他にも様々な材料が考えられますが、まずはここで紹介する内容を確認してみて下さい。
プラス材料|人気コンテンツ・eスポーツ・多角化経営
コナミHDにとってプラス材料となるのは人気コンテンツ・eスポーツ・多角化経営の3つです。
コナミでは「パワプロ」、「ウイニングイレブン」など、ファンが多いコンテンツがあり、そのコンテンツのeスポーツ大会も開催されています。ファミ通.comの情報によると、2021年にはeスポーツの市場規模が約16億ドルになるとされており、売上の拡大が見込めます。
また、コナミHDではゲームだけでなくフィットネスクラブ経営や、海外ではカジノ機器の企画・製造なども行っており、幅広く事業を展開しています。そのため、1つの事業が低迷しても、他の事業で損失を補える経営体制があると言えます。
懸念材料|組織体制・ゲームセンター需要の変化
一方で、コナミHDは組織体制・ゲームセンター需要の変化という点で将来性が懸念されます。
組織体制については創業者のトップダウン経営という色が濃く、社員の勤続年数も9年程度と短いため、社員から次期幹部候補の育成がうまく出来ていないという指摘があります。
また、国内で多数展開しているアミューズメント施設(ゲームセンター)は、メインターゲットとなる10〜20代の人口が減少する一方で、高齢者向けのメダルゲーム需要が生まれています。このような市場の変化にうまく対応できるかが鍵となります。
まとめ
この記事ではコナミHDの事業内容・給与事情・社風・将来性などを紹介しました。
日本のエンタテインメント企業の中ではトップの企業規模を誇り、eスポーツへの参入などを考えると魅力・将来性のある企業です。
ゲームコンテンツを扱う会社やフィットネスクラブを経営する会社は沢山ありますので、他社との違いを明確にした上で採用選考へのエントリーをしましょう。