味の素では2021年度もインターンと採用活動を行っており、その情報を知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。味の素では、採用方法が多様化しています。そこで本記事では、2019年や2020年の情報を参考にしながら、採用情報をお伝えします。続いて、併願先企業や味の素の特徴などもお伝えします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
味の素は食品メーカー
味の素は、日本の大手食品メーカーであり、以下は味の素の公式ホームページと有価証券報告書を参照して作成した基本情報となります。
また、味の素の事業内容は以下4つに分けられますが、海外売上比率は40%近くに達し、日本国内だけでなく海外にもフィールドが広がっていることが分かります。
- 日本食品
- 海外食品
- ライフサポート
- ヘルスケア
味の素の採用情報
本見出しでは、味の素の採用情報として以下4つのポイントをご紹介致します。
- 募集職種
- 採用人数と採用大学
- 求める人物像
- 選考フロー
まだ何となく食品業界を検討している方も、既に味の素への応募を決めた方も、採用情報は内定の確率を高めるのに重要となります。
味の素の採用情報を把握し、戦略的な対策を取れるように準備すると良いでしょう。
味の素の募集職種
本見出しでは、味の素の募集職種についてご紹介します。採用ホームページによると、大卒・大学院卒の学生を対象として、以下の職種にて採用活動を行っています。
- 研究開発・生産技術: 味の素の製品となる技術を研究し、効率的な生産を支援する
- セールス・マーケティング: 味の素製品の販売を促進したり、企業ブランドを高める
- コーポレート: 財務、経理や人事などバックオフィスとして会社をサポートする
- プロダクション: 試作研究をクリアした味の素の製品を製造する
味の素の募集要項によると、全学部全学科の学生が応募することが可能と記載されていますが、特に研究開発・生産技術では理系学部での研究実績がなければ内定はほぼ不可能と言えるでしょう。
味の素の採用人数と採用大学
本見出しでは、味の素の採用人数と採用大学についてお伝えします。以下は、マイナビ2020に掲載されている味の素の採用情報をまとめたものです。
過去3年間にわたって、味の素の新卒採用人数は微増を続けているとわかります。
以上の実績大学からわかる通り、味の素に就職するには最低でもMARCHレベルの学歴が必要であると言えます。また、海外大学からも一定数の採用があることが分かります。
特に食料品業界は生活に身近なことからも、最も人気の業界と言っても過言ではありません。学歴に不安がある方は、珍しい経験をアピールすることを考えましょう。
味の素が求める人物像
味の素の採用ホームページによると、以下の4つから構成される「味の素グループway」に適する学生を、求める人物像としています。
- 新しい価値の創造Create New Value
- 開拓者精神Pioneer Spirit
- 社会への貢献Social Contribution
- 人を大切にするValue People
味の素は、日本国内では知名度の高い人気企業ですが、製品を研究開発して製品化するまでの道のりは困難であり、決して華やかなものばかりではありません。
そのため、1人1人が強い意志と熱意をもって業務に向かい、多様なメンバーからなるチームワークを発揮して社会への貢献ができる人材を求めています。
味の素の選考フロー
味の素の選考フローは、主に以下の手順によって行われており、事務系・技術系で大きな違いもなく全体の流れとしては同じであると考えられます。
- エントリーシートの提出
- Webテストの受験
- 集団・個人を含む複数回の面接
エントリーシートの提出とWebテストは、およそ3月末に締め切られますが、面接は同年の6月1日から開始となります。面接が開始すると、内々定が提示されるまでは1週間から2週間ほどの短期決戦となるため、万全の状態で6月1日を迎えられるようにしましょう。
面接は事務系・技術系ともに4回行われるようですが、学校推薦やインターンからの早期選考の場合など、必ずしも全ての学生が4回の面接を行うわけではないことに注意してください。
味の素のインターン情報
味の素ではインターンを行っており、以下は各日程と詳細から構成される味の素のインターン情報となります。
- 1日目:顔合わせ、インターンの概略説明、グループワーク
- 2日目:グループごとにケーススタディ準備と発表
- 3日目:グループごとにケーススタディ準備と発表、座談会・懇親会
内定者の情報によると、インターンに参加した学生はエントリーシートの通過が確実という噂もあります。また内定者のうち、一定数をインターン参加者が占めることは容易に想像できます。
数千人が応募する味の素において、インターンに参加できれば内定に一歩近づくと考えられますので、参加できるように対策を立てると良いでしょう。
味の素志望者の併願先企業
本見出しでは、味の素志望者の併願先企業をご紹介します。同じ食品業界において、併願先企業を決めておくことは効率的な就活に繋がりますのでご検討ください。
以上の企業は、誰もが聞いたことのある有名な食品メーカーであり、味の素を志望する際には併願先となります。
味の素の特徴
本見出しでは、味の素の特徴をお伝えします。企業研究では、どのような強みと弱みを持っているのかに注目することで、深みのある志望動機が考えられます。
味の素の特徴として、強みと弱みを1つずつご紹介しますのでご参考になれば幸いです。
強み|日本国内における圧倒的な知名度
味の素は、日本国内における圧倒的な知名度があることが強みと言えます。多くの学生にとって、知名度が低く知らない企業を調べることは何となく敷居が高いかもしれません。
しかし、味の素は日本で生まれ育った人ならば誰もが知っているであろう有名な企業であり、人々の生活を支えていると感じるほどの知名度があります。
知名度の高さは、企業ブランドが確立されていることの表れであり、新製品のマーケティングなどにおいても売り上げの向上に起因することが期待されます。
弱み|人口減少に伴う市場の縮小
味の素は、人口減少に伴い市場が縮小していることが弱みと言えます。日本では、少子高齢化や晩婚によって人口がさらに減っていくことが懸念されています。
上述の通り、味の素は日本国内で絶対的な知名度がありますが、その市場自体が縮小し続けていることは経営の観点からは大きな懸念点となっています。
そのため、味の素は国外でのブランディングや市場拡大に積極的な姿勢を見せており、さらなる発展が期待されます。
味の素で働く社員の評判・口コミ
この見出しでは、社員投稿口コミサイトOpenWorkで投稿された口コミを紹介します。
企業文化・働きがい
基本的には日本的な年功序列体系を維持しており、先輩後輩の関係重視、同期意識が強く体育会的な雰囲気。(特に営業部門、事業部門、工場部門)コンプライアンスを重視する意識も強く、自由な発想で取り組むというよりもルールや規範のもとで頑張るという文化があると感じる。仕事に対する意識・士気については本社(事業部門)や海外では概して高いが、ルールやしがらみ、さらには仕事量が多くて全体的に疲弊気味と感じる。支社(営業部門)は概してのびのびとしているが、仕事に対する意識・士気は社員間にばらつきがあると感じる。(出典:OpenWork)
若いうちから比較的仕事を任せてもらえるのではないかと思うので、仕事のやりがいは相応にあると思う。ただし、会社のカルチャーなのか、丁寧な説明を求められることが多く、何かにつけて調整が必要になり、意思決定の遅さは否めず、そういったことが苦手な人にとっては難しい環境なのかもしれない。人事評価委については制度がしっかりできており、運用についてはっきりいって上司次第ではあるものの「評価」という意味でいうと概ね妥当なものになっていると思う。ローパフォーマーに甘いという声が結構あるという事を聞いたことがあり、ガンガン仕事をして成長をしたいと思う人にとっては馴染みにくいと思う。(出典:OpenWork)
年功序列・体育会てきな雰囲気が強く、やりづらさを感じることもあるようです。ルールや規範を大事にする保守的な傾向が、新しい仕事や意思決定の迅速さを阻害することもあり、どんどん積極的に新しいことにチャレンジしたいという人はあまり向いていない環境です。
しかし、安定志向な人には向いている環境だとも言えます。
ワーク・ライフ・バランスや福利厚生
ワークライフバランスに積極的に取り組んでおり、調整の自由度は高いです。例えば病院で1時間だけといった時間単位の不就業も申請できるため、個人的には不自由を感じていることはありません。(出典:OpenWork)
ワークライフバランスが可能になるように制度は充実しているが、創出された時間をどのように活かすかは本人次第。自己研鑽や家族との時間に使う人も多いが、ただ飲んでいる人も。(出典:OpenWork)
味の素はここ数年の働き方改革の影響で有給や時間給が取りやすくなり、時間の余裕ができたという口コミが散見していました。フレックスタイム制も導入されており、5:00~20:00の間であれば自分の仕事次第で自由に時間を調整することができるようです。
女性の働きやすさ
非常に女性(ワーキングマザー)が働きやすい、業務の成果をだしていれば残業する必要もない。家からのリモートワークも積極的に推進しており、子供が熱を出しても代休を申請できる仕組みがある。産休・育休も積極的に取得できる。男性でも育休を積極的に活用している。(出典:OpenWork)
仕事は新人だろうと女子だろうと積極的に任せてもらえるものの、指導が各部署に任されているため、指導をする気のない上司のいる部署にいってしまえば現場で覚えるしかないということになる。得意先にもよるが、現場は男性中心であることが多いため、美味しいと思うこともあればやりづらさを感じることもある。近年1.2年目で入ってきた新人の営業職が休職するという事が立て続けに起こっており、あまり働きやすい職場ではないのかなと感じている。(出典:OpenWork)
育休や産休が取りやすいのはもちろんのこと、残業が少ないことで家庭に割く時間が捻できる環境が整っているようです。先述の通りフレックスタイム制なので子供の送り迎えなどに合わせて時間を調整できるのもポイントです。
一方、下の口コミのように、男性中心の環境で仕事をしなくてはいけないことも多く、特に若い女性にとっては難しい環境もあるようです。
味の素のさらに詳しい情報
本見出しでは、味の素のさらに詳しい情報を知りたい方へ、2つのポイントをご紹介します。
応募する意志が固まっていなくても、企業研究として味の素をより深く知っておくことは就職活動に役立ちます。
味の素の仕事内容・キャリアを知りたい方
1つめに紹介するのは、味の素の仕事・キャリアについてです。
味の素では、研究開発・生産技術やコーポレートをはじめとして4つの職種があることがわかりましたが、それぞれの業務内容やキャリアパスは異なります。
以下の記事では、味の素の仕事・キャリアに特化しており、入社後に携わりたい仕事を面接で話す際にも役立つ内容となっています。
ミスマッチにならないためにも、ぜひ以下の記事をご参照下さい。
味の素の年収・福利厚生・将来性を知りたい方
2つめに紹介するのは、味の素の年収・福利厚生・将来性についてです。
年収・福利厚生・将来性は、多くの学生にとって就職先を選ぶ際の重要な判断項目であると考えられます。特に、味の素は有名な大企業なので年収は高いのか気になると思います。
こちらの記事は、味の素の年収や将来性がどうなっているのかという実態に迫るため、職種別の年収や味の素が会社としてどのように発展していく可能性があるかを紹介しています。
味の素に興味がある方は、ぜひご一読ください。
味の素のエントリーシートのポイント
本見出しでは、味の素のエントリーシートのポイントをお伝えします。
- 結論が最初に記載されている
- 定量的で規模感が伝わる
- 人柄や考え方が社風と合致している
前述の通り、味の素は就職活動中の学生から大変人気であるため、社員1人で何十枚ものエントリーシートを読むことになります。冒頭で結論を明確することで、読み手の負担も減り、結果的に好印象に繋がります。
また、味の素は社風を重視しているので、応募する学生が味の素の社風にマッチしているか否かも判断のポイントと考えられます。
まとめ
味の素は、研究開発やセールスと言った職種で採用活動を行っており、毎年100名弱の採用機会があることがわかりました。
併願先企業やエントリーシートのポイントもお伝えしましたので、これらを参考に味の素への応募準備を進めてみてはいかがでしょうか。