留年しそうになっている大学生の割合は意外と多いものです。しかし、大学を留年しそうと不安に思っている方のために、親への言い訳など5つの不安の原因を調査しました。また、あわせて留年しそうな時の回避方法や、留年してしまった時の有意義な時間の使い方も紹介していますので参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
留年する大学生の割合は意外と多い
今まさに留年しそうと不安に感じている方もいらっしゃると思います。しかし、留年する大学生の割合は意外と多いものです。
NEWSポストセブンの記事によると、読売新聞社が行っている調査では難関大学では留年率が6割を超える大学・学部もあるとのことです。
留年しそうな人が抱える5つの不安
それでは、留年しそうな人が抱える不安を5つピックアップしてご紹介します。
①親に話したら怒られるのではないか
まず、留年をすること自体が親に怒られるのではないかという不安があります。奨学金で進学している人もいますが、親に出資してもらい大学に通う人も多くいます。
そのため、せっかくのお金を無駄にしたことや、なぜ単位がとれなかったのかを責められるのを恐れてしまいます。
②留年した分の学費を親は出してくれないのではないか
親が学費を出していてくれていた場合、大体の親はストレートで卒業することを見越して学費の工面をしている場合があります。
そのため余計に発生してしまった1年分の学費を、果たして親が出してくれるのかどうかという不安が残ります。
③奨学金が止まるのではないか
奨学金を受給中に留年をすると、奨学金の貸与が停止します。一般的には留年が決定し、再履修する年次は奨学金は止まりますが、無事次の年次に進級することができればまた奨学金の貸与は始まります。
しかし、そのためには「奨学生学修状況届」に出席状況や単位取得状況などを書き提出し、受理されて初めて奨学金の再貸与となります。
④友人と疎遠になるのではないか
留年をすることで学年が離れ、履修科目などにもずれが現れ、卒業年度もずれてしまうことや、そこから生じる原因で話が合わなくなり友人と疎遠になるのではないかと不安に感じる方もいるでしょう。
しかし先述通り留年する人は案外多くいるもので、自分が思っているほど友達はそのことを気にしていませんし、むしろ話のネタになり盛り上がることもあります。過度な心配はしなくても大丈夫と言えます。
⑤就活に影響するのではないか
実際留年してしまうと、就活の際に、なぜ留年したのか質問されやすくなります。もちろん、さぼっていたからといった熱意の感じられない理由では悪影響を与えますが、きちんと理由を用意すれば全く影響はありません。
嘘をつく必要はありませんが、留年をしたことでその経験から得たものもありますし、その反省を活かしていかに次の一年を真面目に取り組んで挽回したかを伝えられると好印象です。
留年しそうでも全く問題ない
留年をするということは悪い風に捉えられがちですが、前向きに捉えれば、もう一年大学生として暮らしていけるということです。
社会に出た時によく聞く言葉が「大学生に戻りたい」です。それほど大学生活というものは貴重な時間です。自分の学びたいことを学べ、適度に遊べ、社会人と比べると自由に行動もできます。
たとえ留年してしまっても後ろ向きに捉えずに、このように貴重な機会を延長できた、と前向きに考えましょう。
留年しそうな時はどうすべきか
では留年しそうな時はどのように対処するのが良いのでしょうか。以下に3つのポイントをまとめました。
①自分の現状を把握する
学生課などを利用し、自分の現状持っている単位とこれから必要な単位数をきちんと確認しましょう。
またテストで良い成績を収めることで出席日数不足などをカバーできる授業もあります。
最後まで諦めずに回避方法を探しましょう。学生課に正直に相談することで、自分では気づけなかったアドバイスをもらえることもあるので参考にしてください。
②シラバスで留年回避の方法を探す
大学の講義日程などがまとめられているシラバスをまずは確認しましょう。シラバスには、再試験や再履修制度などについてもまとめられているので、シラバスを見ることで留年回避の方法が見つかることもあります。
また、救済制度を設けている大学・学部もあります。例えば慶應法学部にはフェニックス制度と呼ばれる、必要単位数に満たず留年してしまっても、次の春学期に単位を取得することで秋には元の学年に戻れるという制度があります。
③教授に相談する
最終手段として教授に直談判する方法があります。基本的には制度上受け入れられることは難しいですが、例外的に再試験などを受けさせてくれるよう計らってくれる場合もあり得ます。
そのためには、教授に留年することの深刻さを真剣にアピールすることが大切です。またその際には、「就活日程と重なってしまい授業に出られなかった」など納得してもらえるような理由を添えましょう。
留年した後はどうすべきか
では実際に留年してしまった場合はどのように過ごすのが良いのか、以下に3つの手段をご紹介します
①単位を確実に取る
一番大切なことは、また留年しないように単位を確実に取ることが大切です。取り忘れの単位が無いかも逐一確認しましょう。
そのためにも、自分がなぜ一度留年してしまったのか原因を深堀りしましょう。単にだらけてしまっていただけなのか、アルバイトに根を詰めすぎたのかなど理由は多様かと思いますが、同じことを繰り返さないようにしましょう。
留年すると、足りない必要な単位だけをとるので、初年度より余裕ができるはずです。そこに油断せず、講義にはきちんと出席しましょう。
②長期インターン
あと2単位だけで留年した人などは初年度より時間に余裕ができます。その単位を確実に取ることは言うまでもないことですが、その余った時間を利用して、何かやり切る経験を積む機会にあてましょう。
おすすめは企業の長期インターンに参加することです。目安は3か月以上のインターンとなるので、短期と比べて実際に会社の雰囲気や仕組みがわかりますし、就活に有利になることもあります。
③海外旅行
こちらも再履修科目が少なく時間がある人向けですが、海外旅行に長期で行くのも良いでしょう。
実際就職してしまうと、企業にもよりますが長期で海外に行けるほどのまとまった休みはなかなか取れません。
海外に行くことで、日本ではできないことを経験したり、語学力を補ったりと、今後の人生の糧となることは言うまでもありません。ぜひこの期間を活用して今しか出来ないことをしましょう。
留年生の就活は必ずしも不利ではない
留年したら就活に影響するのではないか、と心配する学生も多いです。もちろん、留年は1年間ですべきことをしっかりと出来なかったということなので、褒められたものではありません。
しかし、留年したからといって就職できない、と心配する必要はありません。以下の記事では、留年した瞬間にすべきことから、就活に成功するための対策まで網羅的に紹介しているので、留年しそうな学生は一度、読んでおくと良いでしょう。
まとめ
今回は、留年しそうな時に生じる不安を紹介しました。また、それにあわせて留年回避の方法や、いざ留年した時にすべき行動も紹介しました。
留年したくない人はぜひ今からでも回避方法を参考にもがいていただき、留年してしまったという方は、紹介したことを参考に充実した生活を送ってください。