プレエントリーは何社すべき?2019卒学生の実態と理想値を紹介!

就職活動では、本選考に進む前にプレエントリーをしますが何社ほどが理想的なのでしょうか。選考通過の状況にも左右されますが、目安となるプレエントリー数が何社か知りたい方も多いと思います。そこで、この記事では何社にプレエントリーをすべきか、管理方法やプレエントリーの注意点についてお伝えします。

弊社bizualでは、就活で業界選び、面接対策、ES対策などにお悩みの方向けに無料サポートを実施しております。

無料登録後、下記就活サポートが完全無料で受けられるようになっているため、就活生の方はぜひご活用ください。

bizualのサポートに無料登録しておくと・・・

  • 就活生専門のコミュニティに無料参加できる!
  • 面談後参加できるコミュニティで近年の就活業界の傾向などの情報を受け取れる
  • ES免除・1次面接無しの選考ルートも選べる!
  • 選考対策(ES添削・模擬面接)を無料サポート
  • 面接官からの合否フィードバックを共有!

この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

プレエントリーとは

現行の就活スケジュールでいくと、3月1日から多くの学生が企業にプレエントリーをして、説明会などに参加していきます。しかし、以下の2つを混同し、志望度の高くない企業にプレエントリーすることを躊躇してしまう学生も多いです。

  • プレエントリー
  • エントリー

プレエントリーは企業の採用ページに情報を登録することを指し、選考を受ける意思表示ではありません。

一方で選考を受けるためには、エントリーシートや履歴書の提出、ウェブテストの受験など、企業の定める方式にしたがってエントリーをする必要があります。

以下の記事ではプレエントリーについて知っておくべきことを幅広く解説しています。プレエントリーについて詳しく知らない学生は、一度読んでみることをおすすめします。

記事に飛ぶ

就活生は何社にプレエントリーするのか

就活生の皆さんにとって、何社にプレエントリーをするのかは悩みどころではないでしょうか。プレエントリーは10社で十分という情報もあれば、50社は必要などという人もいます。

本見出しでは、最適なプレエントリーが何社かを把握するため、プレエントリー社数の推移とエントリー社数についてご紹介します。

目次

過去3年間のプレエントリー社数の推移

過去3年間のプレエントリー社数は、およそ30社から20社へ減少傾向にあります。以下は、マイナビによる2019卒学生の就活状況調査を参照して作成したまとめ表です。

この情報から、プレエントリー社数は3年間で全体的に減っていることがわかります。最も多いのは25社以上プレエントリーしている理系男で、反対に最も少ないのは15社以下の文系女です。

エントリー社数はプレエントリー社数より少なくなる

企業の選考過程への本申込であるエントリー社数は、プレエントリー社数よりも少ないのが一般的です。エントリーとプレエントリーは以下のように定義できます。

  • エントリー: 選考過程への応募意思をもって採用HPに登録する
  • プレエントリー:選考過程への応募意思が固まらない中で採用HPに登録する

プレエントリーは、エントリーをする企業を決めかねている段階での応募なので、エントリー社数はプレエントリー社数よりも少なくなります。

プレエントリーをした企業の中から、本当に就職したいと考える企業にのみエントリーをしましょう。

理想的なプレエントリー社数は何社か

理想的なプレエントリー社数は何社かというのは気になる情報なのではないでしょうか。平均社数を知っていれば、目途も立てやすくなります。

本見出しでは、理想的なプレエントリー社数が何社かをお伝えするだけでなく、就活状況に応じてどうすべきかということもご説明します。

就活解禁直後は20〜25社で良い

就活解禁直後は、20社〜25社のプレエントリーで良いでしょう。就活解禁後、とにかくできる限り多くの企業にプレエントリーをしようと考える学生の方も多いと思います。

しかし、就活解禁直後は特に興味のある業界の中から20社〜25社ほどプレエントリーをすれば十分だと言えます。プレエントリー社数が多すぎると管理も難しくなります。

持ち駒と相談しながら10社程度は追加する

就活が進む中、持ち駒の企業数が減ってきたら10社程度は追加しましょう。プレエントリー社数は、過不足ない状態が理想的だと言えます。

初期のプレエントリーを終えた後、適宜プレエントリー社数を増やすことが推奨されます。「面接に進める企業がない」という事態だけは避ける必要があります。

プレエントリーする企業の選び方

一方で、そもそもプレエントリーをする企業の選び方がわからないという方も多いのではないでしょうか。

本見出しでは、どのようにしてプレエントリーをする企業を選ぶべきか、4つのポイントをご紹介します。企業の選び方を正しく理解し、効率的にプレエントリーをしましょう。

①就活の軸を決めておく

企業を選ぶ1つ目のポイントは、就活の軸を決めておくことです。就職活動では、どのような軸で就職先を探しているのかを問われることが多くあります。

  • 英語を用いて働ける企業に就職したい
  • 経済的な余裕が得られる企業に就職したい
  • ゼミで勉強をした分野に携われる企業に就職したい

上述のように、就活の軸は人それぞれですので正解はありません。ですが、就活の軸を決めておけばどのような企業にプレエントリーをすべきか悩むことが減ると期待できます。

②就活の軸と照らし合わせて業界を絞る

企業を選ぶ2つ目のポイントは、就活の軸と照らし合わせて業界を絞ることです。就活の軸を決めたら、次にどの業界を対象とするのか絞っておくことが必要となります。

就活をする業界が複数に分かれると、業界研究や企業研究を都度行わなければなりません。複数の業界を狙うと、プレエントリーする企業数が増えるうえに志望動機もブレます。

そこで、就活の軸が決まったらそれに合う業界がどこかを探しましょう。対象となる業界が決まれば、必然的にプレエントリーする企業も決定することができます。

③第一志望業界なら中堅企業もプレエントリーする

企業を選ぶ3つ目のポイントは、第一志望業界なら中堅企業もプレエントリーをすることです。中堅企業とは、上場するレベルではあるものの、トップ企業とまでは言えない企業です。

  • 銀行:メガバンクだけでなく地方銀行
  • 商社:7大商社だけでなく専門商社
  • 建設: 5大ゼネコンだけでなく中小ゼネコン

このように、中堅企業にもプレエントリーをすると特定の業界情報が増えることとなります。選考では、説得力のある志望動機を話すことが求められるので有利となります。

例えば、中堅企業も受けていると言えば志望度の裏付けになるので、関連業界も併せてプレエントリーすることを検討しましょう。

④プレエントリーなら興味本位でするのもアリ

企業を選ぶ4つ目のポイントは、プレエントリーなら興味本位でしてしまうことです。上記3つのポイントでプレエントリーをする企業を選んだら、憧れの企業にも3社程応募しましょう。

  • 選考に受かると思えないけど電通にも挑戦したい!
  • メーカーは受けないけど資生堂には憧れがある!
  • 学歴で落とされると思うけどマッキンゼーも受けてみたい!

就活では、理想や憧れの企業にばかり特化して応募することはおすすめできません。ただ、しっかりとした判断軸によってプレエントリーをする企業を決めていれば大丈夫です。

本命の企業を決めたら、興味のある企業にもプレエントリーをしてみましょう。チャレンジ枠としてプレエントリーをすることも、企業の選び方としてはありでしょう。

プレエントリーに関する5つの注意点

プレエントリーをする時には注意点がいくつかあります。注意点を把握しておけば、効率的に就活が行えるだけではなく、後悔をすることもありません。

本見出しでは、プレエントリーに関する5つの注意点をご紹介します。これからプレエントリーをされる方は、ぜひ参考にしてください。

①就活用のメールアドレスを用意する

1つ目の注意点は、就活用のメールアドレスを用意することです。プレエントリーをする際に、企業からの連絡を受取るメールアドレスを登録します。

この場合、就活以外の連絡と混合しないように就活用のメールアドレスを用意しましょう。就活用に登録をすると、1日で数十通のメールを受け取るため分けることをおすすめします。

②辞退を遠慮してプレエントリーを避ける必要はない

2つ目の注意点は、辞退を遠慮してプレエントリーを避ける必要はないということです。上述の通り、プレエントリーはまだ本選考に応募する以前の段階で、情報を得るためのものです。

プレエントリーをしても、この先で辞退をしてしまうかもしれないと遠慮をする必要はありません。興味がある企業は、迷うことなくプレエントリーをすると良いでしょう。

③親会社と子会社を間違えない

3つ目の注意点は、親会社と子会社を間違えないことです。企業は、その組織形態によって親会社や子会社と分かれており、その事業内容も大きく異なっています。

グループ企業の中には、社名が類似している企業も多いので親会社と子会社を正しく把握しましょう。エクセルなどを用いて、グループごとに企業分析をすると役立ちます。

④有名企業ばかりプレエントリーしない

4つ目の注意点は、有名企業ばかりプレエントリーをしないことです。プレエントリーをする段階では、まだどの業界や企業を志望するか決まっておらず、有名企業ばかりを選びがちです。

しかし、当然ながら有名企業は選考倍率が高いだけでなく、会社説明会への参加も抽選となっていることがあります。知名度の低い優良企業にもプレエントリーすることを心がけましょう。

⑤理系の場合は少なくても問題ない

5つ目の注意点は、理系の場合はエントリー数が少なくても問題ないということです。就活では理系学生は企業から特に人気であると言えます。論理思考ができるポテンシャルを期待されるからです。

理系学部や大学院を卒業見込みの場合、プレエントリーを30社〜40社とする必要はありません。本当に志望度の高い企業にのみ、プレエントリーをすれば大丈夫です。

プレエントリーした企業の管理方法

多くの学生が、数十社の企業にプレエントリーをしたけれども管理しきれず、結果的に本選考には応募できなかったと毎年悩んでいます。

本見出しでは、プレエントリーをした企業の管理方法として2つのポイントをご紹介します。時間をかけて選定した企業が無駄になってしまわないよう、管理しましょう。

①エクセルを活用する

1つ目の企業の管理方法は、エクセルを利用することです。エクセルは、まとめたい情報を定量的かつシンプルに記録するのに適しています。

例えば、業界、企業名と事業内容の3点でエクセルにまとめるだけでも、よりスムーズに業界研究を行うことができます。

②就活サイトのスケジュール機能を利用する

2つ目の企業の管理方法は、就活サイトのスケジュール機能を利用することです。リクナビやマイナビといった大手の就活サイトでは、スケジュール機能があります。

お気に入り登録した企業の採用イベントは、就活サイトから提供されるスケジュール機能を活用して、プレエントリーをする企業を効率的に管理しましょう。

まとめ

プレエントリーをする数は、平均として20社から30社ですが直近3年では減少傾向にあることがわかりました。

これから就活をされる学生の皆さんは、注意点や管理方法を参考にしてプレエントリーを進めてみてはいかがでしょうか。

目次