あなたは面接で好印象を与えるような話し方をしていますか?自分では面接官に好印象を与える話し方をしているつもりでも、面接官が不快に感じている可能性があります。そこで、話し方はもちろん、言葉遣いや誤った敬語、更には面接時の姿勢などについても解説します。ぜひ、自分自身を振り返ってチェックしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
面接の話し方で意識したいポイント5選
就活や転職活動などの面接の際、面接官はその人の人柄や性格を読み取ろうとしています。そのため、家族や友達などのような親しい人と話しているつもりで面接に臨んでしまうと、落とされてしまう可能性が高いと言えます。
そこで、面接での話し方で特に意識したいポイントを5つご紹介します。具体的な例なども挙げて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
普段の癖に気を付ける
面接では緊張してしまい、自分の考えていることや思っていることがスムーズに言葉として出てこないことがあります。そのような時、無意識でしてしまうのが「えー」などのような無意味な言葉です。その間に考えをまとめようとしているのです。
ただ、聞き手としては「えー」などの無意味な言葉を繰り返し使われると、不快感を感じます。その場だけの付け焼刃で答えているという印象も与えかねません。特に普段から「えー」、または「あの」などのような言葉を発してしまう癖がある人は気をつけましょう。
面接官の目を見る
面接では必ず面接官の目を見て話すことが大切です。目を見て話すことで、誠実性や真面目な性格を面接官に伝えることができるからです。
想像してみてください。あなたが誰かに話しかけて、その人がまったく目を合わせて話してくれなかったら、どう思うでしょう。悲しくなったり不愉快に感じたりするでしょう。そのようなことがずっと続けば、不快感はますます大きくなります。
また、目を見て話さない人は嘘をついているという考え方もできます。面接でも同じです。目を見て話をしなければ面接官は「嘘をついている」と思ってしまう可能性があるのです。意識して面接官の目を見て話すようにしましょう。
ゆっくり抑揚をつけて話す
面接では言いたいことがたくさんあり過ぎたり、早く伝えたいと思ったりすることもあります。そのような場合は無意識に早口になってしまいます。ですが、聞き手にとっては早口で話されると大変聞きにくく、わかりにくいものです。
意識してゆっくり話すようにしてください。普段話すペースよりも少し遅く話すように意識すると、ゆっくり話すことができます。ゆっくり話せば思考も追いつきますから、自分の考えや思いをまとめる時間ができます。
また、ゆっくり話すことで自然と抑揚がついてきます。感情を込めることができるからです。まずはゆっくり話す癖を身につけると良いでしょう。
語尾まではっきり話す
語尾まではっきり話すことも大切です。語尾が弱くなってしまうと、自信のない人という印象を与えてしまいます。これは就活や転職活動の際の面接だけではなく、昇格試験の面接でも不利になります。
普段は語尾まではっきり話すということをあまり意識していないでしょう。すると、自然と語尾が弱くなっていることが多々あります。常に自分の話し方に意識を向け、語尾までしっかり話すように意識しましょう。
結論から話す
普段、親しい人と話す際には期待を持たせるためにわざと結論を最後に持ってくるような話し方をしてしまっているかもしれません。ですが、このような話し方は面接ではマイナスになります。問題解決能力や決断能力が低いなどの印象を与えてしまうからです。
面接で質問されたら、必ずその質問に対する答えを最初に言いましょう。その後で、その答えに関するエピソードなどを話すようにすると、面接官に好印象を与えることができます。
間違いやすい面接での話し方
面接官は面接で、まず最初にその人の話し方を見ています。社会人としての話し方ができているかどうかは、採用する上でとても重要なことだからです。ただ、自分では社会人としての話し方ができていると思っていても、間違っている場合もあります。
そこで、間違いやすい面接での話し方を3つに絞り込んでご紹介します。具体的な間違いの例と正しい例も挙げて解説しますので、参考にしてください。
一人称
面接でついやってしまうのが一人称です。簡単に言えば自分自身を表現する時の言葉遣いです。普段、どのような言葉で自分自身を表現しているでしょう。
間違った例は男性なら「僕」、女性なら自分の下の名前を言ってしまうなどが挙げられます。これらは大変子供っぽい印象を与えてしまう話し方です。「大人」としての責任感がないという印象も同時に与えてしまうかもしれません。
正しくは男性も女性も「わたし」や「わたくし」です。女性は普段から自分のことを「わたし」と表現する人がいるでしょう。ですが、男性で自分のことを「わたし」と表現する人は多くありません。面接のときは男女問わず自分のことは「わたし」と言いましょう。
語尾
面接では語尾にも注意が必要です。「語尾の間違いってどんなもの?」と思っている人もいるかもしれません。そのような疑問を抱いている人は特に注意が必要です。自分で気づかない間に間違った語尾で話している可能性があるからです。
間違った例で最も多いのは、「~なんですね」です。「私はこのように感じたんですね」などのような語尾の使い方をしていると、面接官にあまり良い印象を与えていないかもしれません。子供っぽいと受け取られている可能性があるのです。
「~とわたしは感じました」や「~のようにいたしました」などのような、別の表現方法を用いましょう。親しい人と話しているわけではありません。あくまで試験なのですから、その意識と気持ちを持った方が良いでしょう。
敬語
面接では敬語の使い方もチェックされています。普段、親しい人たちとばかり話していると、なかなか敬語を使う機会はないでしょう。ですが、仕事では敬語を使う機会が格段に増えます。正しい敬語の使い方ができなければ印象は悪くなってしまいます。
特に注意が必要なのは、上記のような表現方法でしょう。普段敬語を使う機会が少ないため、丁寧に表現しようと必死になります。その結果、二重敬語になってしまいます。ですが、二重敬語は不適切な敬語です。注意しましょう。
話し方だけでなく面接官からの見え方も気を付けよう
面接で面接官がチェックしているのは、言葉遣いや話し方だけではありません。面接中の姿勢や表情もチェックしています。面接官からの見え方にも意識を配ると、より一層好印象を与えることができます。
ここでは特に3つのポイントに焦点を当ててご紹介します。参考にしてください。
姿勢はまっすぐ
面接で重要なのは姿勢です。無意識に椅子に座ると、どうしても猫背亀首になってしまいます。そのような姿勢が癖になってしまっているからです。椅子に座っている時も、背筋を伸ばして姿勢をまっすぐにすることが大切です。
椅子は浅く腰掛けるようにしましょう。すると、自然と背筋が伸びて姿勢をまっすぐに保つことができます。深く腰掛けてしまうと、自然と猫背亀首になりますから、注意しましょう。
目線は面接官を見る
面接中の視線は面接官に向けるのが基本です。ただし、頭ではわかっていてもつい目線が面接官から外れてしまうことがあります。それは、相槌を打ったり返答に迷ったりした場合です。
相槌を打つ際も、目線は話している面接官に合わせましょう。また、質問の返答に困って考えている場合も、できるだけ目線は面接官に合わせたままにしておいた方が良いでしょう。目を合わせるのではなく、面接官の額のあたりを見るようにするのがポイントです。
笑顔を忘れない
面接はどうしても緊張してしまいます。人は緊張すると表情がなくなるものです。ですが、表情がなくなると面接官に暗い印象を与え、不利な結果を招く恐れが生じます。そのため、面接中は笑顔を意識することも大切です。
笑顔と言っても親しい人と談笑しているような笑顔ではありません。少し口角を上にあげるだけで、表情が明るくなり、笑顔のように見えます。付け焼刃ではすぐに口角が下がってしまいます。普段から口角を上げた表情を作る練習をしておくと良いでしょう。
案外忘れがちな入退室のマナーを確認しよう
面接では、面接官の前での受け答えのみに気持ちや意識が向きがちです。ですが、面接は入室した時点から始まり、退室するまで続いています。入退室のマナーにも気をつけなければならないということです。
- 軽くドアを2~3回ノックする
- 「どうぞ」と言われたらドアを開け、「失礼します」と言って会釈をする
- ドアの斜め前に立ってドアを静かに閉める
- 挨拶をして自己紹介をする
上記は入室時の簡単なマナーです。特に気をつけたいのはドアを閉める場合です。面接官に完全に背中を向けてはいけません。身体半分程度を前に向け、面接官が視界の隅で捉えられるくらいの状態でドアを閉めましょう。
- 座ったままお辞儀をし、更に椅子の横に立って再度お辞儀をする
- ドアの前で「失礼します」と言ってお辞儀をする
- ドアを開けて退室し、静かにドアを閉める
上記は退室時のマナーです。ポイントは座ったままお辞儀をした後、椅子の横に立った後もお辞儀をするという点です。最後まで気を緩めないことが重要です。
さらに詳しい面接時の入退室のマナーについては、以下の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
面接官に好印象を与える話し方について解説してきました。面接は自分の将来を左右する大切な試験です。そのことをまず念頭に置きましょう。
更に、普段の話し方は面接には不適切だということも覚えておくと良いでしょう。常日頃の自分自身の言葉遣いや態度を冷静に見つめ、面接に向けた特訓を繰り返すことが重要です。
付け焼刃は簡単に面接官にわかってしまいます。普段から社会人としての話し方や振る舞いを身につけるように意識することで、面接で合格する確率も上がっていきます。