座右の銘を面接で答える際のポイント|使いやすい座右の銘ランキングも紹介!

就職活動の面接試験において投げかけられる様々な質問のひとつに「あなたの座右の銘は何か」という質問がありますが、急に言われてパッと答えられる方は少ないのではないでしょうか。本番で慌てることがないよう、本記事を読んで事前に対策をしておきましょう。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

座右の銘とは

面接で聞かれることもある「座右の銘」。急に言われても思い浮かばない方も多いかもしれません。

これから一緒に考えていくにあたって、まず「座右の銘」とは一体何かということから説明していきたいと思います。

目次

座右の銘の意味

「座右の銘(読み:ざゆうのめい)」は大辞林 第三版によると以下のように記されています。

常に自分の心にとめておいて、戒めや励ましとする格言。

出典:大辞林 第三版 「座右の銘」

つまり、座右の銘とは自分が人生で大切にしている言葉のことを指します。

座右の銘の語源

座右の銘という言葉自体に語源はありません。座右の銘は「座右」と「銘」という2つの言葉が組み合わさって出来た言葉です。

まず「座右」とは、重要あるいは身近という意味です。“右に座る”と書くのは、
その昔、皇帝などが自分が信頼する補佐役を自身の右側に座らせていたことに由来します。

次に「銘」ですが、下記に学研全訳古語辞典を引用します。

金石や器物などに、功績をたたえ、また、来歴を述べる文を記したもの。また、その文。

出典:学研全訳古語辞典「銘」

ここから転じて、刻み込んだものを意味します。

まとめると、座右の銘とは心に刻み、常に身近にある重要な言葉ということになります。

座右の銘は面接前に用意すれば問題ない

座右の銘は人生において大切にしている言葉であると説明しましたが、普段からそれを持っている必要はありません。

もちろん、あるに越したことはありませんが、無いからといって悲観的に思うことはなく、面接試験の前に準備しておけば十分間に合います。

まだ対策をしていないという方や全く思いつかないという方は、もう少しお付き合いいただいて、一緒に考えていきましょう。

座右の銘を面接で聞く意図

続いては、面接で座右の銘について聞く意図についてお話します。

面接で聞くということはつまり、座右の銘に関する質問をすることで、面接官あるいは企業はあなたから何らかの情報を引き出したいと思っています。

質問の意図を知ることで、座右の銘として何を答えるのが相応しいかが見えてくるはずです。

①人柄を知るため

就職活動の面接試験において座右の銘に関する質問をする意図のひとつはあなたの人柄を知りたいからです。

例えば、座右の銘を「二兎を追うものは一兎を得ず」と答える人と「まかぬ種は生えぬ」と答える人では、相手に与える印象が違います。

皆さんも想像していただきたいのですが、「二兎を追うものは一兎を得ず」と答える人に対しては慎重で堅実なイメージ。反対に「まかぬ種は生えぬ」と答える人に対してはアクティブなイメージを持ったと思います。

このように、座右の銘はその人の人柄を表す要素のひとつになります。

座右の銘は、相手にどのような印象を持ってもらいたいかを踏まえた上で考えるようにしましょう。

②あなたの人生の軸や価値観を知りたい

面接試験において企業はあなたと自社がマッチするかを見極めたいと思っています。

そのため、あなたの就職活動の軸や価値観を知るために座右の銘を聞く場合があります。

面接試験で座右の銘を答えるときは、自分が企業とマッチする人材であるとアピールできるように対策をしておきましょう。

③実際の仕事でどのような行動をとるか知るため

面接官は、あなたが会社に入ったらどのように働くかということを知りたがっています。

あなたの座右の銘を聞くことで、例えば商談においてどのような態度をとるか、ほかの社員とコミュニケーションはどうとるのかということを想像しやすくします。

面接で使う座右の銘を選ぶ・話すポイント

ここまでで、就職活動の面接試験において、「座右の銘は何か」という質問がどんな役割を持つのかについてご理解いただけたと思います。

続いてはいよいよ面接で使う座右の銘を探していくことになりますが、その際の選び方と選んだ座右の銘を面接で話すときの話し方のポイントについてご紹介していきます。

座右の銘を選ぶポイント

まずは座右の銘の選び方のポイントについてお話します。

企業に対して効果的にアピールするためには、どのようにして座右の銘を選べば良いのでしょうか。

① 自分と関わりのある言葉を選ぶ

座右の銘は自分の価値観を表すものにしましょう。

単に好きな言葉や格好良い言葉を選択しても、あなたの価値観と違う言葉では、面接官に好印象を与えるどころか心象を悪くしてしまう可能性もあります。

高尚な言葉でなくても構いませんので、自分の人生と関係がある言葉を選びましょう。

また、あなたの価値観を表すだけでなく、その座右の銘を本当に実践していることが分かるエピソードがある言葉にしましょう。

② 企業が求める人材とマッチする言葉を選ぶ

座右の銘を答えるときは、自分が企業が求める人材であるとアピールする必要があるというのは先に述べた通りです。

そのため、座右の銘を探すときは、自分の志望する企業または職種に合った言葉であるかをぜひ考えてみてください。

例えば、地道にこつこつ努力することを求められる職種を希望しているのなら、「石の上にも三年」といった具合です。

また、この場合も自分のエピソードと絡めて話せる言葉を選んでください。

座右の銘を面接で話す際のポイント

続いては面接で座右の銘について話す際のポイントについてです。

折角選んだ座右の銘ですから、効果的に伝えられるよう工夫して、他の応募者と差をつけましょう。

① 言葉の意味を調べておく

特に一般的にあまり知られていないことわざや四字熟語を座右の銘として選択した方は、その言葉の意味をしっかり説明できるようにしておいてください。

また、よく知られた言葉を選択した場合も、一度は辞書などで意味を確認しておくことをおすすめします。

面接官に意味を聞かれた際に上手く説明できなければ、折角完璧なエピソードを話せても評価が低くなってしまいます。

基本的なことに思われるかもしれませんが、だからこそ疎かになりがちなので、気を付けるようにしてください。

② 結論から話す

「座右の銘は何か」と聞かれたときは、まず結論である「私の座右の銘は○○です」と話すようにしてください。ご自身の具体的なエピソードを話すのはそのあとです。

こちらも面接試験の回答方法における基本とも言えるテクニックですが、結論が最後にきてしまうと回答の効果が半減してしまうこともあります。

一言目はシンプルに結論を伝えるということを覚えておくようにしてください。

面接で使いやすい座右の銘ランキングを一覧で紹介

いざ調べては見たものの、結局のところ、どれが座右の銘をとして話すのに適した言葉なのか分からないという方もいるでしょう。

そんな方のために、どの業界の面接でも使える汎用性の高い言葉をランキング形式でご紹介しますので、参考にしてみてください。

ことわざ

努力、継続をテーマにしたことわざは面接官の受けもよく、学生時代のエピソードとも繋がりやすいのでおすすめです。

出典:故事ことわざ辞典

四字熟語

派手な成果を上げずとも、地道に努力をしたエピソードは好印象を得やすいのでこうした四字熟語と絡めて話すことができると良いでしょう。

出典:四字熟語辞典オンライン

名言・格言

名言や格言は様々な業界の人物が言っているので、自分の得意分野と繋げやすいと言えます。

上手く名言を選べば、自分のカラーを前面に出したアピールができるかもしれません。

面接でこんな座右の銘はNG

座右の銘を聞かれたときに「努力」や「挑戦」など簡素すぎるものを答えるのは避けた方が無難です。

どちらも良い言葉ではありますが、面接官が知りたいのはあなたの人柄や個性です。

こうした言葉ではシンプルすぎてあなたの魅力を上手く伝えきれない可能性があるので、ことわざや四字熟語、偉人の格言などから探すようにしてください。

また、奇をてらいすぎる言葉も避けた方が良いでしょう。

あまりにマイナーな言葉だと、その言葉をどこで知ったのかと質問される可能性があります。

「インターネットで見つけた」というだけでは軽薄な印象を与えてしまうので、よほどしっかりした理由がないのであれば、ある程度知名度のある言葉を選ぶのが良いでしょう。

座右の銘の面接での回答例

面接で話す座右の銘は見つかりましたでしょうか。座右の銘を見つけたら、あとはそれを面接官に効果的に伝えましょう。

効果的な伝え方を例文と共にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

① 初心忘れるべからず

私の座右の銘は「初心忘れるべからず」です。

私は小学生の頃から野球をやっていて、中学生までずっとレギュラーとしてプレーしていたのですが、高校1年生のとき、初めてレギュラーから外れてしまったことがありました。

ショックから練習のモチベーションが保てない日々が続きましたが、ある日、レギュラー入りした友人と話していて、彼が基礎練習に私の倍の時間をかけていることを知りました。

私は基礎練習というものをそれほど重要に思っていなかったのですが、レギュラーになれた友人となれなかった自分の差はこれかもしれないと思い、私も基礎練習の時間を多く取るようにしました。結果として、高校2年生のときにレギュラーになることができました。

それ以来私は、「初心忘れるべからず」という言葉を大切にしており、伸び悩んだときほど基礎を見直すようにしています。

──────

挫折経験のエピソードと共に話すパターンです。

挫折経験を話す場合は、「その挫折をどのように乗り越えたか」、「その結果どうなったか」を内容に含めると、面接官に前向きな印象与えることができます。

挫折した経験を話すだけで終わってしまわないよう注意してください。

② 先ず隗より始めよ

私の座右の銘は「先ず隗より始めよ」です。

大学生のとき、文化祭の実行委員を経験しました。文化祭を行うにあたって、大学側から毎年、電気代が高額になるので、注意喚起をしてほしいという依頼があり、私はその解決にあたりました。

そこで私は、各団体の使用電力を毎日調べ、使用電力が多い団体に対して個別に注意喚起を行いました。その結果、前年より10%以上消費電力を抑えることができました。

私の取り組んだことは、正直なところ非常に地味です。しかし、そうした地味な取り組みをしなくては大きな結果を得られないと思っています。

そのため、何か大きなことに挑戦するときは「先ず隗より始めよ」という言葉を思い出し、自分の身近なところから着手するようにしています。

──────

自分のアイディアや行動で課題を解決したエピソードを話すパターンです。

この場合、「現状とそれに対する課題」、「それを改善するために何をしたか」、「行動に伴う結果」を入れるとまとまりのある内容になります。

このとき、結果の部分は例文のように、具体的な数字として表すとさらに説得力が増します。

③ 衆力功あり

私の座右の銘は「衆力功あり」です。

大人数で力を合わせれば、ひとりでやるよりも成功する可能性が高いという意味の言葉ですが、私はこの言葉を大切にして、大学1年生のときからアルバイトに励んできました。

私のアルバイト先は飲食店ですが、近くに複数の大学があり、文化祭の時期などは多くて1日に300人以上のお客様が来店します。

そのときはまさに目の回るような忙しさですが、そんなとき、私達はお互いに役割分担をしっかり決め、自分の状況を細かく連絡し合うことで、互いにフォローしやすい状況を作りました。

その甲斐あって、約300人のお客様が来ても、オーダー遅れを1度も出しませんでした。この経験で培った協調性を活かして、御社に貢献したいと思います。

──────

アルバイトでの経験を通して、協調性をアピールする例文です。

希望する職種が決まっている方は、座右の銘の質問を通して、「自分の○○という性格は希望職種に適している」とアピールするのも良いでしょう。

面接試験においては、面接官にあなたと一緒に働くところを想像させることが非常に大切です。

他に聞かれる変わった質問

面接では座右の銘以外にも様々な変わった質問がされます。すべての対策をするということは難しいですが、変わった質問の一例をご紹介します。

「自分を動物に例えると」

この質問は、就活生の「人柄・論理的思考力」を聞くという面接官の意図があります。

事前に考えていなかったら答えづらいですが、

  • 自分の強みを意識する
  • 自分の強みと類似した能力を持つ動物を選ぶ
  • 慌てずに落ち着いて答える

以上のことを意識することでうまく答えることができます。また、以下の記事では具体的にどう答えるか、アピールしたい性格からおすすめされる動物などを紹介しています。ぜひご一読ください。

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「自分自身を表すキャッチフレーズは何か」

キャッチフレーズとは、「人の心をとらえるように工夫された自分自身のうたい文句 」を指します。キャッチフレーズをうまく使うことで、面接官に自分をうまくアピールしたり、覚えてもらいやすくなるというメリットがあります。

  • 必ず根拠となる経験を添える
  • 恥ずかしがらずに堂々と言い切る
  • 回りくどい表現は避ける

キャッチフレーズを考える際には以上のポイントがあります。また、キャッチフレーズの具体例・考え方などは以下の記事で紹介しています。ぜひ参考になさってください。

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「最近気になるニュースは何か」

この質問では、

  • 情報収集する習慣があるか
  • 経済・社会問題に興味があるか
  • 自分の意見をきちんと持っているか

ということが見られています。また、ただ単にいつも見ているニュース番組から選べばよいというものではなく、「なぜそのニュースが気になるのか」ということを考えなければいけません。

以下の記事では、気になるニュースを回答する際のポイントやニュースを見つけるためのおすすめのサービスなどを紹介しています。ぜひご一読ください。

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まとめ

今回は就職活動の面接における座右の銘についてお話しましたが、実際、今回初めて自分の座右の銘について考えたという方も多かったのではないでしょうか。面接試験だからといって格好つけ過ぎず、等身大のあなたの魅力をアピールできるよう、しっかりと対策をしておきましょう。

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