新しい職場に来たばかりだと、不安が多いことでしょう。なかなか職場の仕事や人間関係に慣れないと、焦ってきます。そんな時気になるのは、普通の人ならどの程度の期間で慣れるかだと思います。本記事では、新しい職場に慣れるまでの期間を解説します。また、職場に慣れるまでにしたい行動やNGの行動をご紹介しています。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
新しい職場は不安が多い
新しい職場に入るときは、誰もが不安に感じるものです。仕事についていけるか、人間関係に馴染めるか、不安の余り職場に行くのが苦痛に感じる人もいるかもしれません。
こうなると気になるのは、普通はどのくらいで仕事に慣れるのか、またどうすれば職場に馴染めるのかということです。本記事では、この2点を解説します。
新しい職場に慣れるまでにすべきこと5選
仕事は社員同士で協力することで、良い成果を上げることができます。仕事をスマートにこなすためにも、早く職場に慣れたいものです。
ここでは、職場に早く馴染むために重要な5つの行動をまとめました。これから新しい職場に行く人、入社してしばらく経ったけれど馴染めない人は、ぜひ参考にしてみてください。
①挨拶をしっかりする
毎朝、知っている方に会ったら、笑顔でハキハキと挨拶をしましょう。相手の名前を覚えて、名前を呼びかけてから挨拶をするとより効果的です。
人は名前を呼ばれると、相手に親密な感情を抱きます。簡単にできることなので、コミュニケーションに苦手意識がある人ほど、積極的に取り入れましょう。
挨拶をはじめ、報連相など仕事上の基本的なコミュニケーションは、欠かさずしっかりすることで小さな信頼を積み重ねていくことができます。
②笑顔でいる
新しい職場の先輩たちは、あなたがどんな人かわからないので、どう話しかけようか迷っています。笑顔でいることで、話しかけやすい雰囲気をつくることができます。
それだけでなく、笑顔で仕事をすることは職場全体の雰囲気を明るくします。新人として入ってきた場合、仕事ではまだ役に立てないことが多いです。だからこそ、職場の雰囲気づくりに貢献することが大切になります。
③自分から話しかける
新しい職場に馴染めない原因の多くは、コミュニケーション不足です。
知らない場所では、誰でもつい自分の殻に閉じこもってしまいたくなります。特にコミュニケーションに苦手意識があると、相手から話しかけられるのを待ってしまいがちです。
しかし相手から話しかけられない場合、自分から話しかけないと永遠に会話は発生しません。時間が経つほど話しかけづらくなります。
馴染むためにはコミュニケーションは必須です。腹をくくって自分から話しかけましょう。
④社内のルールや人間関係を把握する
先輩に聞いたり、社内規則等を読んで、社内のルールや人間関係を把握しましょう。
社内のルールは会社によって異なります。なんとなくで動くと、NGな行動をとって浮いてしまいます。
しかも、もし間違ったことをしていても周囲は声をかけづらくて教えてくれないことが多いです。そのため、自分から積極的に知ろうとする姿勢が大切になります。
周囲もルールや人間関係のポイントを教えやすいですし、馴染もうとする努力が見えるので安心してもらえます。
⑤積極的に動く
仕事は教えてもらうのを待つのではなく、自分から積極的に探しましょう。
手が空いたら、周囲の人に話しかけて手伝えることがないか質問するべきです。出来る仕事があるのであれば、他の人に任せず自分が率先して動きましょう。
また不明点があれば、すぐに質問した方が良いです。
先輩が自分より年下だったり、自分が経験者だったりすると、恥ずかしくて質問しにくいと感じることがあります。
しかし、時間が経つほど聞きづらくなって、仕事が立ち行かなくなってしまいます。早めに質問して、どんどん仕事を覚えましょう。
新しい職場に慣れるまでしないほうがいいこと3選
入社直後は、先輩たちはあなたを値踏みしています。どんな人か観察して今後の対応を考えているのです。
もしこの期間に悪い印象を持たれたら、それがあなたの印象になってしまいます。そのため、入社直後は特に慎重に振る舞いましょう。
ここでは、新しい職場に慣れるまでしないほうが良い3つの行動をまとめました。
①はっきりと物を言う
職場で活躍したい気持ちや、貢献したい気持ちから、業務改善の提案や現状の問題点を指摘することがあります。
これは非常に良いことですが、職場に慣れるまではやめた方が無難です。人間関係が出来ていない段階ではっきり指摘すると、相手に敵意を持たれることがあります。
職場のことをよく知らないのに、やり方を否定されると、相手は良い気分はしません。自分を下に見られたと感じて、その後面倒を見てもらえない可能性が出てきます。
一瞬でコミュニティの外に弾かれることになりかねないので、注意が必要です。
②無理をする
普段以上のパフォーマンスを出そうと無理をするのは禁物です。実力以上の仕事を引き受けてキャパオーバーになったり、疲れて体調を崩したりすると、逆に周囲に迷惑をかけることになります。
また良い印象を持ってもらうために最初でがんばりすぎると、印象が上がり過ぎてしまって、実際の自分とのギャップに苦しむことが多いです。がんばることに疲れて普通の自分を出したとき、周囲は戸惑いますし、期待していただけに裏切られたと思われることがあります。
結果的に損なので、やめた方が良いでしょう。
③約束を守らない
入社してしばらくは、信頼関係を築く期間です。そのときに、小さなことでも約束を破ると、影響は大きいです。
関係性が築かれていれば気にしないような些細なことも、まだよく知らない相手にすると無責任な印象を持たれます。
最初は特に慎重に、自分の発言に責任を持つようにしましょう。できない約束をしてはいけません。
新しい職場に慣れるまでにかかる期間
一般的には、1か月で少し慣れてきて、楽になる人が多いようです。
しかし職場に慣れるのに必要な期間は、人や状況によって異なります。1か月で慣れなくても気にする必要はありません。仕事自体は熟練すれば慣れますし、人間関係に関してもゆっくりな人は半年ほどかかります。焦らずじっくり築いていけば良いのです。
新しい職場にどうしても慣れない時の対処法
新しい職場に馴染めなくても焦る必要はありませんが、やはり心情的には辛いと思います。
会社に行きたくないと感じつつ、我慢して出勤している人も多いでしょう。こんな時どうしたら良いのでしょうか。
ここでは新しい職場に慣れないときの対処法を解説します。
上司に相談する
最も良いのは、職場に相談できる相手をつくることです。同期の仲間や気が合う同僚と仲良くなれば、仕事が辛い気持ちは大分薄まります。
しかし相手が見つからない場合は、上司に相談するのが良いです。上司もあなたに長く勤めて欲しいと思っているので、親身に対応してくれることが多いです。
さらに、あなたが職場に馴染めていないと悩む一方で、上司も心配していることがあります。そんなときは、むしろ相談してくれたら上司は安心するでしょう。
心の内を思い切って話して、助言をもらったり、サポートしてもらったりしましょう。
家族・友人に相談する
家族・友人は身近な相談相手です。今の状況を話して辛い気持ちに共感してもらえば、心が休まってがんばる気力が湧いてくるかもしれません。
また、家族や友人は会社の人ではないので、具体的なアドバイスはできませんが、自分の経験から一般的なアドバイスはしてもらえます。
どの会社でも共通するような内容であれば、現状を打開する良いアドバイスがもらえる可能性があります。
転職を検討する
がんばっても馴染めなかった場合は、仕事や社風自体が合っていない可能性があります。どうしても無理だと思ったら、転職を検討しても良いでしょう。
ただし、新しい職場では誰しも最初は辛いものです。その辛さが最初だからなのか、向いていないからなのかは短期間では判断できません。1年続けても目ぼしい変化がない時にはじめて、検討を開始するくらいが丁度良いかもしれません。
短期間で退職すると、転職活動の時にも不利になります。精神を病むまでがんばるのはいけませんが、がんばれそうならとにかく続けてみましょう。
まとめ
この記事では、新しい職場に慣れるまでの期間を解説しました。
慣れるまでの期間は人や状況によって差がありますが、1か月~半年程度で慣れる人が多いです。しかし人それぞれペースがあるので、他の人と比べて気に病む必要はありません。
まずは本記事で紹介した対処法を見て、日々の行動を意識してみて下さい。