急に仕事がどうでもよくなり、投げやりでミスをしてもいいと感じたことはないでしょうか。人間だれしも、仕事がどうでもいいと思って適当に行ってしまった経験はあると思います。特に、上司がどうでもいいことにこだわると仕事への動機を失いがちです。本記事では、仕事がどうでもいいと思う理由や対処法、モチベーションの上げ方をお伝えします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
仕事がどうでもいいと感じてしまう人は多い
社会人として働き始めると、仕事を休むことが中々できなくなり疲れがたまりためか、仕事がどうでもいいと感じてしまう人は多いようです。
しかし、なぜ仕事がどうでもいいと感じるのか、自分では明確な理由がわからないという方もいらっしゃると思います。
仕事がどうでもいいと感じてしまった人の声
しかしまぁ仕事とかほんとどうでもいいな
— にんにくまん (@j9EyeM6oQ2X82MB) December 17, 2019
上記のツイートでは、理由も述べられずに仕事が本当にどうでもいいと感じています。仕事上のストレスや、プライベートの不満が考えられますが、精神的に芳しくない状況にあることがうかがえます。
布団からストレスで出れない。なんとか昼から出勤しよう。心が折れた気がする。仕事行きたいとも思わないし、どうでもよくなってくる。また外に出たら気持ちは変わるだろうから、無理矢理起きるか…
— IgA腎症(指定難病)との日々 (@IgA13115570) December 17, 2019
上記のツイートでは、ストレスによって布団から出て仕事に向かう気持ちが湧かないと感じているものです。毎朝起きること自体が大変ですが、仕事がどうでもいいと感じてしまうとより一層嫌になってしまいます。
適当に仕事をすることはリスクもある
仕事に対してどうでもいいと感じてしまうと、やる気がでず、適当に仕事をしてしまうという人もいるのではないでしょうか。しかし、適当に仕事をするとその分リスクも生じます。
適当に仕事した人の尻拭いを2日連続でやってめっちゃイライラするー
誰にも迷惑かけないなら適当にやればいい
でも、適当にやることで絶対誰かが迷惑を被るんだからちゃんと仕事しろ!
って言ってやりたい…— ちょぱろ@👶🏻🌸男の子ママ♂(0y3m) (@0kaju0) October 29, 2018
適当に仕事をすると周りの反感を可能性が高いです。適当に仕事をした尻ぬぐいを他の人が出ざるをえなくなる場合もあります。人間関係を良好に保ちたいなら、仕事をどうでもいいと感じても、適当にこなすのはやめた方が良いです。
仕事なんて適当で良いんだよって言ってた現場の責任者がミスって減給食らってたのは笑ったわ
— Sizerr (@ankou_Sizerr) May 26, 2018
中には、上記のように適当に仕事をこなした結果ミスを招き、減給処分になってしまう場合もあります。仕事にやる気がなくなっても、任された仕事は真摯にこなした方が波風を立てずに済みます。
仕事がどうでもいいと感じる理由
本見出しでは、仕事がどうでもいいと感じる8つの理由をご紹介します。仕事をまた頑張るためには、なぜどうでもいいと感じるのか理由を自覚することが不可欠となります。
以下の理由を参考にして、なぜ仕事をどうでもいいと思っているのか自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。
①理不尽なことで怒られる
1つ目は、理不尽なことで怒られるからです。会社で働いていると、自分自身に非が無いにもかかわらず理不尽に怒られることがあり、特に若手社員はストレスに押しつぶされがちです。
- 同僚や上司が行ったミスや失敗を擦り付けられる
- 当初言われていたことと違う理由で、後から注意をされる
- 関係のないことでイライラしている気持ちをぶつけられる
これらは、理不尽なことで怒られる代表的なケースとなりますが、立場的に弱い若手社員はその対象とされやすいと言えます。
理不尽なことで何回も怒られないよう、1度目で論理的に立ち向かうか、そのような状況に陥らないよう、文句のつけようがないくらい完璧に仕事をこなすと良いでしょう。
②明確な成果が出ない
2つ目は、明確な成果が出ないからです。仕事では、どのような職種であっても業務目標が会社から課せられており、それらを実現して達成感が得られないとストレスを感じます。
- 査定評価が低く、給与やボーナスに反映されない
- 仕事の出来が悪いなど、成果へ否定的なコメントをされる
明確な成果が出ないということは、そもそもアプローチが誤っているかもしくは、努力が不十分で結果に結びついていないことが想定されます。
最初から顕著な成果を出すことは難しいので、悩んだら先輩や上司に相談をしてみることも改善に繋がると覚えておきましょう。
③不要な業務ばかりでやりがいを感じられない
3つ目は、不要な業務ばかりでやりがいを感じられないからです。若手社員は、まだ業務経験も知識も乏しいため、比較的簡単で雑務と呼ばれる仕事を担当することが多いと言えます。
- 接待や飲み会などの手配や予約
- 提出書類のコピーやホチキス止めなどの事務処理
- 業務で必要なデータの入力やまとめ作業
一見すると、これらの業務は無意味でありやりがいを感じられないかもしれませんが、会社全体として俯瞰するとなくてはならないものも含まれています。
また、周囲の人や取引先の人たちと良好な人間関係を築くうえでも活用できますので、前向きに辛抱する訓練だと見方を変えましょう。
④成長を実感することができない
4つ目は、成長を実感することができないからです。仕事におけるやりがいの1つは、何らかの課題解決や目標達成によって成長を実感することだと言えます。
- 成長とは無縁のルーティンや事務処理
- 能力が余ってしまうような簡単な仕事
成長を実感することができないパターンとしては、以上のような2つが考えられますが、どちらにおいても自発的に仕事を要求してみてはいかがでしょうか。
先輩社員や上司からみると、前向きに頑張っている社員と好印象を持たれるうえに、限界へ自発的にチャレンジするという経験も積むことが期待されます。
⑤仕事の目的に共感できない
5つ目は、仕事の目的に共感ができないからです。仕事では、何かしらの業務目的が定められており、社員はそれに向かって取り組むことが求められています。
- 倫理・一般常識から逸れた目的
- 達成があまりにも容易・困難な目的
仕事がどうでもいいと感じる原因として、これらの目的であることが考えられます。若手社員のことは難しいかもしれませんが、自分の意見を明確に伝えることも良い経験となります。
目的に共感ができない場合には、なぜ共感できないのかを伝えるだけでなくどのような目的であるべきかも考えて、述べてみると良いでしょう。
⑥苦手な仕事を任される
6つ目は、苦手な仕事を任されるからです。仕事では、必ずしも得意なことばかりではなく時には苦手な仕事を行わなければなりません。
- 上司や取引先の前で資料の説明を行い、質疑応答を受ける
- 複雑な数式を駆使しながら、データの分析と考察をする
- 関連する部署や取引先を含めて利害関係を調整する
以上の3点は、若手社員が苦手とする典型的な仕事ですが、いずれも経験によってしか得意な仕事とはなりません。
どれだけ有能な先輩や上司であっても、最初の頃は失敗ばかりであったはずです。苦手だと感じても一歩ずつ「できるようになる努力」をやめないようにしましょう。
⑦正当な評価(報酬)を得ることができない
7つ目は、正当な評価(報酬)を得ることができないからです。新卒社員の平均初任給は、およそ21万円程ですが、中にはこれよりもはるかに低い給与しか得られない人もいます。
- 自らの成果を正当に評価してもらうため、書き留めて報告する
- 評価(報酬)が好ましくない理由の説明を上長に要請する
- 自らに見合う評価(報酬)を行う他の企業へ転職する
正当な評価(報酬)が得られなければ、仕事がどうでもいいと感じやすくなります。前述の3つを網羅するように取り組むと良いでしょう。
⑧上司と気が合わない・尊敬できない
8つ目は、上司と気が合わない・尊敬できない上司であるからです。働く上で人間関係を良好に保つことは非常に重要ですが、特に上司との関係は大事です。上司と方向性が違うと感じたり、尊敬できない上司である場合、自分の意に介さない仕事を任されることも多くなります。そのような場合は仕事に対してどうでもよいと感じてしまう要因になりえます。
中には、パワハラやモラハラをするブラック上司のもとで働かなくてはならない場合もあります。この場合は仕事に対して真剣になろうとしても難しいです。
ブラック上司との付き合い方は以下の記事で詳しく紹介しています。ブラック上司に悩んでいる方、上司からのパワハラ・モラハラを何とかしたいという方はこちらも併せてご覧ください。
仕事がどうでもいいと感じた際の対処法
本見出しでは、仕事がどうでもいいと感じた際の対処法を5つご紹介します。
問題が起きた際の対処方法は、人それぞれですが仕事がどうでもいいと思ってしまった場合には、これらを思い出してみてはいかがでしょうか。
最悪な精神状態において、ご紹介する対処方法が少しでも役立てば幸いです。
①常に全力は出さずに余力を残す
1つ目は、常に全力を出さずに余力を残すことです。仕事がどうでもいいと感じてしまうのは、心理的なストレスによって精神が疲弊しきっている状況が考えられます。
- 同僚や上長に体調不良を相談し、担当する業務量を減らしてもらう
- 1日の勤務時間を分けて、1~2時間おきに休憩をとって体力を温存する
もしも、仕事がどうでもいいと思ってしまったのならば上述のような方法によって、常に全力を出すのではなく余力を残しながら働けるようにしてみると良いでしょう。
会社側には、労働法上で使用者責任があるので、従業員が業務をこなしきれない時には適切な調整をしなければならないことを知っておきましょう。
②一度、仕事を休んでみる
2つ目は、一度、仕事を休んでみることです。一般的に、6カ月以上続けて勤務を続けている場合には、有休が付与されます。
- 時間を気にせずに朝から晩まで寝続ける
- 好きなスポーツをして、心身のリフレッシュをする
- 趣味を目一杯楽しんで、仕事をまた頑張るメンタルを取り戻す
有給などによって、仕事を休むと上述のような行動をとることができます。休みを取って何をすべきかは人それぞれですが、精神的なストレスを軽減するには効果的だと言えます。
③仕事をどうでもいいと感じる原因を探す
3つ目は、仕事をどうでもいいと感じる原因を探すことです。因果関係という言葉があるように、仕事をどうでもいいと感じたときにはその原因が何かしらあると考えられます。
- ここ最近で起きた悲しいできごと
- 嫌な気持ちになったできごと
- 苦手な人やものごと
原因を探す際には、漏れなくダブりなく探すとともに、それぞれのポイントをより深く考えることが重要となります。
原因分析の方法や、問題解決思考といった書籍などを参考にして、仕事をどうでもいいと感じたきっかけは何だったのか、原因を模索すると良いでしょう。
④原因に合った解決策をとる
4つ目は、原因に合った解決策をとることです。原因が明確になった後は、それを根本的に解決して再び同様の原因が生じない状況をつくることが不可欠となります。
- 問題が発生するプロセス・手順を書き出してみる
- 上流に位置して、かつ規模感の大きい問題を見つける
- 特定した問題が完全になくなる手段を実行する
以上は、問題が特定できてから解決までの流れとなります。問題を見つけても、原因に合っていない解決策を取るといつまでの同じ状態から抜け出せないので、適切に対処しましょう。
⑤仕事の優先度を下げてみる
5つ目は、仕事の優先度を下げてみることです。仕事とは、生活をしていくうえで必要となる賃金を稼ぐとともに、その仕事を通して達成感・満足感を得るためのものだと言えます。
しかし、仕事がどうでもいいと思っているということは、何かしら別のことをしたいという逃避行動を体が求めていると考えられるので、これに従うことが必要だと言えます。
仕事を一生懸命頑張ることは素晴らしいですが、人生では仕事以外でも行うべきことがたくさんあるので、どうでもいいと思ったら仕事の優先度を下げてみましょう。
仕事がどうでもいいと感じてもやってはいけないこと
仕事がどうでもいいと感じてもやってはいけないことがいくつかあります。
本見出しでは、やってはいけないポイントを3つご紹介致しますので、投げやりな状態になったとしても必ずやらないように気を付けましょう。
①周りに八つ当たりをして人間関係を悪くする
1つ目は、周りに八つ当たりをして人間関係を悪くすることです。八つ当たりとは、何かに腹を立てている時に無関係な人にまで当たり散らして、第三者に不満をぶつけることです。
- 精神状態が不安定な人だと周囲から思われる
- 根本的な問題解決能力が備わっていないとみなされる
仕事がどうでもいいと感じて八つ当たりをすると、以上のような印象を持たれることが懸念されます。
会社で給与を受け取り働いている以上、子供のようにその時々の心情で不満をぶつけ散らすようなことはしないよう気を付けましょう。
②目的なく仕事を休む
2つ目は、目的なく仕事を休むことです。労働契約では、働く側が給与を受け取りつつも仕事を休むことができる「年休」が付与されています。
年休の取得においては、その理由を会社側に通告することは法律上必要ありませんが、取得した年休の数以上に休んでしまうと、給与が差し引かれることとなります。
仕事がどうでもいいと思っていても、目的なく仕事を休むと休みたいときに休めないという、自分が困る事態になりますのでむやみに休みを取ることは避けましょう。
③適当に仕事をして周囲に迷惑をかける
3つ目は、適当に仕事をして周囲に迷惑をかけることです。会社での仕事は、個人で全てが執り行えるケースは少なく、組織として業務に取り組むことが一般的です。
- 適当に仕事をすることで、他の同僚や上司が代わりに行わなければならない
- 仕事の完成度が低いため、取引先企業や顧客に迷惑が及ぶ
- 不十分な業務対応をしたことで、会社が損失を被る
適当に仕事をしてしまうと、以上3点のような問題に繋がることが考えられます。3つ目のように、会社に経済的負担が生じた場合は解雇されることを知っておきましょう。
仕事を頑張りたいのにどうでもいいと感じてしまう人も多い
仕事には、得手不得手があるのでその時のモチベーションで、仕事を頑張りたいのにどうでもいいと感じてしまう人も多いと言えます。
- 衛生要因: 給与、年休や対人関係など不十分だと仕事の不満足に繋がる要因
- 動機付け要因: 達成感、承認など十分だと仕事の満足に繋がる要因
仕事がどうでもいいと感じてしまうのは、上述のいずれかもしくは、その両方が欠けていることが考えられます。
しかし、誰でも仕事が上手くいかずどうでもいいと感じてしまうこともあるので、頑張ってきたからこそのスランプだと前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。
鬱病(うつ病)や病気になる前に適切な対処をした方が良い
仕事がどうでもいいと感じたまま業務を続けていると、うつ病や様々な病気に発展することも少なくありません。また、「どうでもいい」と感じていることが精神面での不調のサインであることも多いです。
本格的な病気やうつ病になる前に、適切な対処をしましょう。以下の記事では仕事で限界が来た時のサインや、仕事が嫌になったときにとるべき対処法を詳しく解説しています。仕事がつらい、嫌だという人はこちらも併せてご覧ください。
まとめ
仕事がどうでもいいと感じる理由は多種多様であり、それらに対する対処法も様々であることがわかりました。
たとえ仕事がどうでも良くても、やって位はいけないことが何かをお伝えしましたので、改善に向けた方法を模索してみてはいかがでしょうか。