技術営業とは技術の専門知識を生かして行う営業のことです。技術営業は理系のイメージがあり、採用している企業とそうでない企業があります。技術営業は文系でも採用されることがあるのでしょうか。技術営業に必要なスキルや、やりがいなどを紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
技術営業とは
技術営業とは、技術職などの専門知識を活かして営業をする仕事です。主にメーカー系の企業によって採用している場合が多く、セールスエンジニアとも呼ばれます。
メーカー系の企業は扱っている製品の専門性が高いので、専門的な知識や技術を必要としています。 普通の営業とは違い、取り扱う製品の専門的な勉強や知識の探究が必要となります。
技術営業に求められる知識・スキル
技術営業には普通の営業と違って専門的な知識やスキルが必要とされます。技術営業に求められる専門的な知識やスキルは、どういったものがあるのでしょうか?
本見出しでは、技術営業に求められる専門的な知識やスキルについて解説します。
専門知識
技術営業には以下のような専門知識を必要とする場合があります。
- 商品設計
- 製作
- IT知識
- 医療知識
技術営業に必要な知識はそれぞれの企業によって違います。IT関係の企業であればITの知識は必ず必要です。
医療系の企業であっても、その企業が取り扱っている商品によって組織の必要な範囲は変わります。例えば医療系の機械メーカーであれば機械の知識が必要となってくるでしょう。
営業スキル
技術営業には以下のような営業スキルを必要とします。
- ヒアリング力
- 問題解決能力
- 企画力
- マネジメント能力
技術営業には、相手側の要望や意見を引き出すためのヒアリング力が必須です。また引き出した要望や問題を解決するための問題解決能力や、より良い商品を製作するための企画力、お客様と契約した際にプロジェクトを完結させるためのマネジメント力などが必要なります。
技術営業の適性とは
技術営業には様々な専門知識やスキルが必要ですが、その他にも必要な適性というものがあります。
本見出しでは、技術営業に必要な適性を解説していきます。
①粘り強さ
技術営業の提案型営業では、一つの提案が完結するまで数か月はかかります。そのため粘り強さが必要です。提案が通るまで何度も企画書を作成し、先方と交渉しなければなりません。
契約を勝ち取った後もそのプロジェクトが完結するまでに何度も修正をしなければならないので、粘り強さというものは技術営業に関しては必須の適正となってきます。
②人当たりの良さ
人当たりの良さというのも、技術営業に関しては必要な適性となります。担当営業の人柄や人当たりの良さというのも評価に大きく左右し、相手に良い印象を与える人の方が契約を取ることができます。
③わかりやすく説明できる力
専門的なことをわかりやすく伝えることはできる力というものは、技術営業にとって大切です。クライアントは必ずしもその分野の専門ではない場合が多いので、そういった方でもわかるように、専門的な用語を噛み砕いて説明しなければなりません。
相手の気持ちを考えて発信できる力というのも必要となります。
技術営業のやりがい
専門的な知識やスキルを必要とし、様々な能力を必要とする技術営業ですが、技術営業のやりがいというものはどのようなところにあるのでしょうか。
本見出しでは、技術営業のやりがいについて説明します。
①商品の最適な方法の提案
技術営業のやりがいは、商品の最適な活用方法を提案できるという点にあります。どのような問題を抱えているのか、どのようなことを実現したいのかということはクライアントによって様々です。
自社の商品の様々な活用方法を提案し、時には修正を加えながらその問題を解決できるということは、技術営業にしかできない仕事となります。
②多くのクライアントに感謝される
技術営業はクライアントの問題を解決することから、多くのクライアントに感謝されることがあります。 商品の開発、企画提案はもちろん、アフターフォローまで行う場合があるので、よりクライアントにとって身近な存在です。
そのため、クライアントの意見を聞き出し、利益をもたらすことができれば、クライアントにとって大きな存在となることができるでしょう。
技術営業の年収・今後
技術営業の年収や将来性も気になるところです。本見出しでは、技術営業の年収やキャリアパス将来性などを解説していきます。
技術営業の年収
技術営業はの平均年収は約460万円となっています。年収が高いか低いかは、勤め先の企業や職種にもよります。そのため、必ずしも年収が高いとは一概にはいえません。
キャリアを重ねていくと年収も上がる傾向になり、20代の平均年収は約380万円であるのに対し、30代の平均年収は約580万円となっています。
技術営業のキャリアパス
技術営業の転職経験者は全体の約97%となっています。多くの方が転職する傾向にあり、転職することによって収入がアップする場合が多いです。
経験を積んで実績は残せばしっかりとした報酬を得ることができるので、20代のうちは下積みと思って努力した方が良いでしょう。
イメージとしては開発部門のリーダーからプロジェクトマネージャーなどに昇格し、開発部門の管理職や部門長等への昇進も、実力次第では十分に考えられます。
技術営業の将来性
技術営業の需要はどんどん高まっている傾向にあります。IT業界や電子、電気、機械メーカーにおいては重要な職種であり、技術革新が急激に進んでいる現代では大変重要なポジションの職種と言えるでしょう。
クライアントの課題やニーズを聞き出し、解決できる技術営業はこれから先も活躍する場が増えるといって間違いないでしょう。
技術営業に関する疑問
技術営業に対して色々な疑問がありますが、その中でも特に、あまり知識のない新卒でもなれるのかということと、文系でもなれるのかという疑問があります。技術営業は知識がある理系がなるというイメージですが、実際はどうなのでしょうか。
疑問①|技術営業は新卒でもなれるのか
技術営業は新卒でも積極的に採用を行っています。技術に関する知識のほとんどは就職して働きながら学ぶこととなっていくでしょう。そのため始めは年収が低いかもしれませんが、知識を増やしスキルを身につけることにより大幅な年収アップも可能です。
また、新卒で技術職として採用され、そこから技術営業に配置換えや転職するケースもあります。
疑問②|技術営業は文系にもできるのか
技術営業はほとんどの採用は理系となります。しかし、企業によっては文系は理系問わない場合もあります。また、技術営業の中でも製品の企画や開発、設計に関わる仕事は文系でも採用されやすいです。
そういった仕事は知識やスキルも必要ですが、クライアントの要望を聞き出すコミュニケーション能力も重要視されます。文系だから技術営業にはなれないと思うのではなく、文系だからこその強みが発揮される職種もあるので探してみましょう。
まとめ
今回は技術営業に求められる知識やスキル、適正や年収などを解説しました。技術営業といっても企業によってその職種や年収は様々です。文系だから技術営業になることはできないというわけではないので、自分の適性や知識やスキルに合った技術営業を探してみましょう。
本記事が多くの就活生の参考になればと思います。