【職種分析】教員がブラックな理由と人手不足の現状、解決策を徹底解説!

公務員の中でも特に教員はブラックだといわれています。教員の間でも働き方改革が行われていますが、教員不足を理由に激務をを強いられている人が多く、離職率も高いです。本記事では教員がブラックな理由や転職方法など、ブラックな業務から抜けだす方法を紹介します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

教員がブラックであることを裏付ける4つの客観的事実

教員不足や教員のブラックという問題は、ニュースでも話題となっていますが、その理由はどういったものでしょうか。本見出しではその理由を4つの観点からみていきます。

目次

①3年後離職率は50%近くにのぼる

「 新規大学卒業就職者の産業別離職状況」によると 教員の3年後の離職率は50%にものぼります。新卒の教員のうち約半分が3年以内に辞めていっているということです。全体では3年後の離職率は約34%なので、それよりも16%も多い結果になっています。

この離職率の高さは他の業種と比べても抜きに出て高いです。なぜこのように離職率が高いのかということを下記の見出しで説明していきます。

②公務員であるため労務契約がない

公務員は法律による労務契約がありません。教員も公務員であるため、労務契約がないといったことが高い離職率の原因です。民間企業であれば労働基準法が適用され、月に45時間以上の残業をするなどの問題があれば指導が入ります。

しかし、教員の場合は労働基準法が適用されませんので、残業時間の上限はありません。そういった事実が教員の離職率を上げる原因にもなっています。

③教職調整額という制度で残業代が発生しない

教員にはある程度の時間外労働を見越して支給する「教職調整額」というものが存在します。支給額は基本給の4%です。修学旅行や休日の部活動等は別途お金を貰うことができますが、この「教職調整額」により、日々の業務の残業代は払われていません。

また、労働基準法37条の時間外労働における割増賃金の規定が適用除外となっているため、 いくら残業しても残業代が払われないといった実態があります。

④人手不足も深刻

教員がブラックな理由は人手不足の問題もあります。

「公立小中学校における教員の人手不足問題」によると、関東1都6県の計39の自治体で調査したところ、小学校では13自治体で常勤344人、非常勤39人が不足しており、中学校も13自治体で、常勤83人、非常勤37人が不足してします。

こういった深刻な人手不足も、教員がブラックと言われている理由の一つです。

教員のブラックを象徴する10の事例

教員は本当にブラックなのかと思っている方も多いと思います。本見出しでは教員がブラックである事例を紹介していきます。

労働時間に関する教員のブラックな事例

一部の公務員や民間企業の中には、月の残業時間が200時間を超える場合があります。教員も月の残業時間が200時間を超える職種のひとつとして当てはまります。

以下の記事では、月の残業時間が200時間を超えるとどういった症状が起こるのか、その実態を詳しく解説していますので、興味がある方は是非ご参照ください。

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①年間の休日日数が少ない

教員は夏休みや春休みがあるので年間の休日数が多いイメージです。しかし、夏休みや春休みの期間も出勤しています。また、部活動や課外活動などで休日を拘束されることもありますので、実質年間の休日数は民間企業よりも少ない場合があります。

②勤務時間が長い

教員の一日の勤務時間は約11時間といわれています。学校での業務の他に、保護者への対応などを加えると、勤務時間はさらに増えます。こうした実態が教員をブラックとよばれる理由の一つでもあります。

③部活で授業後・休日を拘束される

上記でも述べましたが、部活で授業後や休日を拘束されることは頻繁にあります。ほとんどの教員が部活動を受け持たなくてはいけないので、日々の授業や業務とは別に、部活動においての業務も発生します。

④休む時間がない

一般の企業ですと昼食の時間は休み時間となりますが、教員の場合は食事指導の時間となります。授業と授業の間の休み時間も、次の授業の準備で休む暇はありません。こういった休憩なく労働しなければならないといった面でも教員はブラックといえます。

⑤プライベートな時間の確保が難しい

教員は授業の準備や保護者への対応などもあり、プライベートな時間を確保することが難しいです。学校が終われば次の日の授業の準備をしなければなりません。また、休日や放課後でも保護者や生徒に合うかもしれませんので、プライベートな時間を確保することは困難です。

精神面に関する教員のブラックな事例

教員は精神的にもブラックだといわれています。なぜ精神的にブラックなのか、その事例を挙げていきます。

①何気ない言動がモンスターペアレンツを刺激する

教員はその言動にも気を付けなければなりません。何気ない一言がモンスターペアレントを刺激し、問題となる場合があります。

そういったことで問題になると、モンスターペアレントの対応に追われて、日々の業務を行う時間を確保することが難しいので精神的にも肉体的にも辛くなってきます。

②「教員はこうあるべき」という理想像を押し付けられる

教員の理想像を押し付けるのは一般の人だけではありません。同じ教員からも理想像を押し付けられることがあります。そういったプレッシャーに耐えることが出来ずに、教員を辞める人も多くいます。

③いじめという複雑な問題への責任を問われる

教員も1人の人間であり、いじめという複雑な問題を解決するのは困難です。しかし、いじめの問題への責任を問われ、そのプレッシャーや最前線での対応により精神的に追い詰められてしまうこともあります。

金銭面に関する教員のブラックな事例

教員や肉体面や精神面だけでなく、金銭面でもブラックです。本見出しでは金銭面でのブラックな事例を挙げていきます。

①経費で落ちるものはほとんどない

教員は経費で落ちるものはほとんどなく、教室に飾る掲示物や授業のための教材など、自腹で購入しなければいけないものが多いです。教員は自治体の予算に基づいて働いているため、予算外の物は基本的に自腹になります。そういった意味でも教員はブラックだといえます。

②残業代が支給されることはない

先述したように、教員はいくら働いても残業代が出ません。教員は授業の他にも、書類の作成や、研究授業の発表などたくさんの業務に追われています。しかし、そういった業務に対して、いくら頑張って残業しても残業代が払われることはありません。

教員はブラックでやりがい搾取と言える

教員という職種はブラックで、そのやりがいを搾取されているともいえます。教員のやりがいは子供と触れ合えることや、子どもの成長をみることができる点にあります。また、教え子や保護者に感謝されることもありますので、やりがいといった意味では大きいでしょう。

しかし、残業代を払わないことや、休日出勤が多いことなどにより教員のやりがいを搾取しているのも事実です。そういった働き方の部分が大きな問題となっています。

心身の限界のサインを見逃さない

もし、精神的に辛いと感じたら、心のサインを見逃さずに早めに対処したほうがよいです。

以下の記事では朝になると仕事に行くのが辛くなる場合や、細かいことでイライラするなどといった心のサインに対する対処法を解説しています。興味ある方は是非ご参照ください。

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教員のブラックな状況から抜け出す方法

教員のブラックな状況から抜け出すにはどうしたらよいでしょう。その方法を紹介していきます。

①私立中学校・高校に転職する

教員のブラックな状況から抜け出す方法としては、私立中学校・高校に転職する方法があります。

私立学校は公立学校と違い、労働基準法が適用されますので、残業代や休日出勤などの時間外手当を払わなければいけません。そういったことから、サービス残業や休日出勤で悩んでいる方は、私立学校に転職するという手もあります。

②民間企業に転職する

教員の経験を活かし、民間企業に転職するといった方法もあります。転職先としては塾講師や予備校の講師、学童保育のスタッフなどがあります。教員であることに疑問を感じたり、肉体的や精神的に苦しくなったりしたら、こういった教員の経験を生かした道を探してもよいでしょう。

まとめ

今回は教員がブラックである実態について解説しました。教員は離職率も高く、残業代もでないのでブラックだといえます。また、保護者の対応やいじめの問題など、精神的にもブラックな職業だといえます。

本記事が、教員を目指している就活生や、業界研究をしている就活生の参考になればと思います。

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