事務職は主に他の従業員の生産性向上のための支援業務をこなす職業です。そのため、必然的に雑務や定型業務が多くなる傾向があります。この記事では、事務職に向いていない方の特徴や向き不向きの診断方法を紹介します。現職が事務の方や事務職を目指す方は、当記事の内容とともに事務職になるべきかを考えてみて下さい。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
事務職に向いていないと感じる人は多い
一般的に事務職は、オフィスワークがメインで終日PCに向かって作業をするイメージを持たれることが多いです。ただし、実際の事務職は必ずそうした仕事だけではないため、思っていた仕事内容と異なることもあります。
最近気づいたこととしては、私事務仕事向いてない
— こむぎ◎ (@marshallmugi) February 14, 2020
そのため、上記のツイートのように事務職としての仕事に就いてみたものの、しばらくしてから「自分は事務職に向いてない」と感じることもあります。
この記事では、このように事務職に向いていないと感じる人に向けて、事務職に向いていない人の特徴や、事務職に向いていない人の適職などを紹介します。
事務職に向いていないと感じる人は接客業も向いていないと感じる
また、事務職に苦手意識がある人は、接客業のような人と接する機会が多い仕事へも苦手意識を感じることがあります。
今の職場の仕事内容、ADHDに向いてないツートップの接客兼事務なんだけど本当に向いてない…🥺👐🏻
慣れた場所でさえやらかし女王の私が新しい事始めるのが怖すぎるってのと、そもそも新しい事を探すまで腰が重すぎて結局もう5年も働いておる🥺👐🏻👐🏻👐🏻#ADHD— ゆ@あどはど (@CrossMyParm) February 13, 2020
上記のツイートのように、比較的定型業務が多い事務職の仕事が苦手な場合、臨機応変な対応能力が求められる接客業にも苦手意識を感じることがあるようです。
この記事では事務職の適職判断にもつながる、様々な事務職の仕事内容や向いていない人の特徴を紹介します。その一方で接客業については、下記の記事で向いていない人の特徴を紹介していますので、気になる方はご一読下さい。
事務職の基本情報
では、ここで基本的な事務職の仕事内容などを確認しておきましょう。
一口に事務職と言ってもタイプは様々ですし、同じ事務職でも会社ごとに求められる仕事内容は異なります。
ですが、特に事務職の仕事内容は大きく分ければ、ここで紹介するタイプに大別され、細かい内容が会社ごとに異なることになります。
事務職の種類
事務職の種類は下記のようなものがあります。
- 一般事務
- 営業事務
- 会計事務
- 総務事務
- 法務事務
上記の他にも様々な事務職がありますが、イメージとしては企業に存在する様々な部署に応じた事務職があり、最前線で働いている各部署の従業員を、裏からサポートする役割を果たすのが事務職の仕事内容です。
なので、事務職の仕事内容は基本的には各部署で自分が担当する従業員から頼まれる内容によって異なり、次紹介する事務職の仕事内容の他に、一緒に働く従業員に応じて仕事の仕方をコントロールする必要があります。
事務職の仕事内容
では、そんな事務職の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは最も基本的な3つの仕事内容を紹介します。これらの仕事に対して魅力を感じない方は、すでに事務職への適性が低いことも考えられますので、その点も踏まえて読み進めてみて下さい。
①デスクワーク(データ入力・各種書類の作成・資料作成)
1つ目の仕事内容はデスクワークです。
データ入力は顧客情報・請求書・契約書などの情報をシステムに入力する仕事です。各種書類の作成も請求書・契約書・見積書類など、取引先との契約などに関わる書類を作成する業務です。
そして、資料作成は商談の際に使われる資料や販促物・お客様に送付する資料を作成する仕事です。データ入力・書類の作成は定型業務ですが、資料作成については仕事内容に応じて、臨機応変に書類の作成方法を変える必要があります。
②受付・電話対応
2つ目の仕事内容は、受付や電話対応です。
受付業務は、企業規模が小さい会社の場合に任される仕事で、自社に来客が合った場合に受付用の内線の対応をしたり、会議室にお客様をご案内する仕事となります。企業規模が大きい場合は、受付専用の従業員が居るので、この仕事はありません。
そして電話対応は自社に電話が入った時に窓口として対応し、電話の用件・宛先・担当者の在不在の確認・必要があれば担当者への連絡を行います。会社の窓口として行う業務なので、丁寧で印象の良い対応が求められます。
③管理業務(書類整理・顧客情報管理・受注や在庫管理など)
3つ目の業務は管理業務で、社内に蓄積する書類の整理・顧客情報や契約内容の管理・受注や在庫などの販売に関わる管理業務などを行います。
営業マンやコンサルタントなど、前線で働く社員が効率よく仕事をこなし、より大きな成績を上げて会社に貢献するための後方支援として、上記の社員がすると会社の生産性が落ちてしまう付帯業務をこなす仕事です。
この仕事も企業規模や会社の事業内容によって、どこまでを担当するかは異なります。大企業の場合はそれぞれの管理業務に専門の従業員がいますが、中小企業の場合には業務の規模が小さいため、限られた人数でこれらの仕事を行います。
種類別|事務職に向いていない人の特徴
次は、各種事務職について、向いていない人の特徴を紹介します。
先述の3つの仕事が基本的な事務職の仕事となりますが、ここで紹介する「一般事務」「営業事務」「会計事務」それぞれで仕事内容が異なるので、事務職のタイプに応じても向いていないタイプがあります。
事務職を目指している方や、現在事務職ではあるものの仕事に魅力を感じられない方は、ここで紹介する特徴に当てはまっている可能性があります。
一般事務職に向いていない人の特徴
まずは一般事務に向いていない人の特徴を紹介します。
一般事務の仕事は、営業事務・会計事務といった特定の部署の事務仕事をするわけではなく、比較的幅広い事務的な業務を担当することになります。また、他の事務職に比べて社外の人と関わる機会が多い特徴もあります。
①印象の良い立ち振舞が出来ない
一般事務職に向いていない人の1つ目の特徴は、印象の良い立ち振舞が出来ないことです。
中小企業で従業員数が限られている企業の場合、受付スタッフはいないので一般事務職の従業員が来客対応や電話の窓口対応をすることになります。そのため、社外の人に対して好印象を持たれる立ち振舞が出来な人には向いていません。
来客対応は、お客様が最初に関わる従業員としての役目があるので、ぞんざいな対応をしてしまうと会社の印象を悪くしてしまい、その後の商談に影響する可能性もあります。
②社内の人の動きに興味を持てない
2つ目の特徴は、社内の人の動きに興味を持てないことです。
一般事務の仕事は多岐にわたるので、社内の人の動きに応じて柔軟に仕事をこなす必要があります。そのためには、最低限自分の目が届く範囲の社員の営業成績や顧客対応の状況などを、自分の業務をこなしながら気にしておく必要があります。
これが出来ない場合、業務中に次々と流れてくる仕事の依頼を捌き切ることができず、自分の手元で業務が滞ってしまい、契約を取り逃がしたり資料作成が間に合わずお客様に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
営業事務職に向いていない人の特徴
次は営業事務の仕事に向いていない人です。
営業事務は、一般的に定型業務が多い事務職の中では、最も臨機応変さや1つひとつの仕事の特殊な事情に対応できる能力が求められる仕事です。この仕事に向いていない人には以下のような特徴があります。
①臨機応変な対応が苦手
営業事務に向いていない人の1つ目の特徴は、臨機応変な対応が苦手なことです。
営業事務は、取引先・担当する営業マンによって契約内容・頼まれる仕事の内容は変わるため、1つ1つの仕事に対して臨機応変に対応する必要があります。
契約書では、特別な割引や還付金に反映した契約書を作成するとなどの対応をする必要があったり、大口契約につながる取引先用に新しいプレゼン資料を作り直すなどの、特殊な要望にも応じられる柔軟性が必要になります。
②自社商品の魅力を伝えられない
向いていない人の2つ目の特徴は、自社商品の魅力を伝えられないことです。
営業事務の特徴的な仕事と言えるのが、営業で使われる資料の作成を担当することがあるということです。他の事務職では、このような「セールス」に関わる仕事はないので、営業事務特有の仕事と言えます。
資料の構成については、仕事を依頼する営業マンがある程度指定することもありますが、その内容に沿って自社商品の魅力を最大限伝えられる資料を作成するためには、何を伝えるべきかというセールスの考え方が必要です。
会計事務職に向いていない人の特徴
3つ目は会計事務職に向いていない人の特徴を紹介します。
会計事務は、ここで紹介している3つの事務職の中では、特に数字に対する耐性や正確性が求められ、また簿記・会計に関する専門的な知識を必要とする場合もあります。
また、イメージと裏腹に意外と社外の人とのコミュニケーション機会も多いため、最低限のコミュニケーション能力は必要とされます。
①数字が苦手な人
会計事務職に向いていない人の1つ目の特徴は、数字が苦手なことです。
会計事務職は、常に会社の売上・利益・コストに関わる数字の処理を行うので、数字に対して苦手意識を持つ人には向いている仕事とは言えません。難しい数学の知識は必要ありませんが、細かい数字まで正確に扱うことに苦手意識がない方が良いです。
また、会計事務の仕事は納税に関わる財務会計や、自社の経営戦略につながる管理会計にも直結する仕事なので、細かい数字や桁数の記入ミスなども許されず、常に細心の注意を払って業務に当たる必要があります。
②わからないことを社内外の人に質問できない人
向いていない人の2つ目の特徴は、わからないことを社内外の人に質問できないことです。
会計事務は「終日PCにに向かって作業」というイメージを持たれがちですが、基本的な会計知識を知る必要がある上に、日々変更される会計制度へも柔軟に対応する必要があります。
そのため、先輩社員に各種数字の扱い方を質問したり、場合によっては会社が契約している社労士や監査法人などに問い合わせて、適切な会計処理の方法などを相談する必要もあり、思っている以上にコミュニケーション能力が求められます。
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事務職に向いていない人の適職
では、事務職に向いていない人はどのような仕事を選ぶべきなのでしょうか。
ここでは、「事務職に向いていない」と判断する理由ごとに3つの仕事を紹介しています。それぞれの仕事では求められる仕事内容も全く異なるので、あなたが事務職に無底無いと感じる理由に応じて、それぞれの仕事を確認してみて下さい。
①法務
事務職に向いていない人が選ぶべき1つ目の仕事は「法務」です。
法務の仕事は高度な専門知識や資格が必要になる場合が多いですが、数字を扱う機会は少ないので、数字が苦手な方にはおすすめの仕事です。
また、法務の仕事では業務の判断基準は全て「法律に沿っているか」なので、臨機応変な対応が必要な機会は少ないです。契約内容も企業内の活動も全て法律に照らし合わせて判断するので、柔軟性が求められる仕事が苦手な方にもおすすめです。
②広報や企画職
事務職に向いていない人が選ぶべき2つ目の仕事は、広報や企画職です。
この仕事は、事務職に多い「定型業務」が苦手な方におすすめな仕事です。広報の仕事では、報告内容を作成するために社内の各所に取材を行ったり、問題が起きた時の危機管理のための社外向けの情報発信などを行います。
そのため、同じ広報の仕事と行っても、誰に取材するか・どんな表現で社外向けに情報発信するかを毎回考える必要があり、柔軟性が求められる仕事になります。
③マーケティング
3つ目の仕事は、マーケティングの仕事です。
マーケティングとは社内外の顧客や業界に関する情報などを収集・分析して、今後会社が注力すべき市場を選定する職業です。主な業務は情報収集と分析なので、社外の人に好印象を持たれ立ち振舞や定型的な管理業務が苦手な方におすすめです。
また、企業の戦略に関わる重要度の高い仕事なので、そうした責任が大きい仕事でもプレッシャーを感じすぎずに、幅広い情報を分析して価値ある情報を生み出すことに楽しさを感じられる人に最適な仕事と言えます。
事務職に向いているかわからない方へ
ここまで事務職が苦手な方の特徴や、様々な事務職に向いていない人の特徴などを紹介しました。
また、事務職に向いていない方におすすめの職業も紹介しましたが、「Career Index」では適職診断を受験することができます。
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まとめ
この記事では、事務職の仕事内容・様々な事務職について向いていない人の特徴や、事務職に向いていない人におすすめの仕事を紹介しました。
事務職の仕事は後方支援的な業務が多いので、営業職に比べて対外折衝の機会は少なく、企画職やマーケティング職のように独創性が求められる機会も少ないです。
そうした能力が求められる仕事をしたい場合は、事務職は向いていないので、当記事で紹介した他の職業や、適職診断の内容に応じて他の職種にも目を向けてみて下さい。