第一次産業ネットにはいくつかの評判があります。衰退する第一次産業で求人が少ないのでは、単なる情報サイトなのでは、電話がかかってこないのではなど、それらの評判の真相について解説します。他にも第一次産業ネットとは何か、第一次産業ネット新卒を使うべき人、SNSの声や特徴・注意点についてもご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
第一次産業ネットとは
第一次産業ネットとは第一次産業で働くことを希望する人のための求人案内です。第一次産業とは農業・林業・漁業など、自然から採取したもので生計をたてる職業を指します。
まずは第一次産業ネットについて基本的なことを知っておきましょう。
第一次産業ネットは求人情報サイト
第一次産業ネットは無料の求人情報サイトです。その特徴はなんといっても、求人情報が第一次産業に限定されていることでしょう。
農業や林業、漁業など一般の求人サイトでは見つけることが困難な業種の求人を見つけることができます。
第一次産業ネットの運営会社は株式会社Life Lab
第一次産業ネットは「株式会社Life Lab」という会社が運営しています。株式会社Life Labは、求人情報サイトの運営以外にも人材派遣や人材紹介なども行っている会社です。
社長は西田裕紀氏で、もともとはネット上での通信販売などを手がけていました。そこからマッチングビジネスに興味を持ったそうです。一般で展開されている求人では、第一次産業の情報が少なすぎると感じたことが、現在の会社を起業するきっかけだったといいます。
「第一次産業ネット」「第一次産業ネット新卒」「第一次産業ネットエージェント」「第一次産業ネット派遣」など4つのサイトを運営しています。
新卒が使うべきは第一次産業ネット新卒
第一次産業ネットを使う中でも、新卒の方は「第一次産業ネット新卒」を使うことをおすすめします。
「第一次産業ネット新卒」は名前の通り、新卒を対象とした求人情報を見ることができるサイトです。新卒学生の登録率が高く、そのぶん有益な情報を多く得ることができると考えられます。
第一次産業ネット新卒を利用すべき学生とは
第一次産業ネット新卒を特に利用すべきは、農業・林業・漁業だけでなくアグリビジネスや食品業界に興味を持っている学生です。
特に、耕種・畜産・飼料・資材・機器・種苗・種畜・肥料・業システム・食品メーカー・農産物流通などへの就職を希望している新卒の方には特におすすめです。
第一次産業ネットの評判と真相
第一次産業ネットには次の3つの評判があります。
- 求人が少なそう
- 単なる情報サイト
- 電話があまりこない
以下ではその評判と真相について解説します。
評判①|求人が少なそう
第一次産業ネットの評判として、まず上げられるのが「求人が少なそう」というものです。第一次産業は就活において存在感が薄く、選択肢が限られているだろうという先入観があります。
そのため第一次産業ネットでも、求人が少なく狭い選択肢の中から生涯の就職先を決めなくてはならないのではないか、と懸念している人は多いようです。
真相①|個人経営主も多く求人は豊富
第一次産業ネットの実態は、個人経営主も多く求人が豊富です。サイトのトップページだけでも多くの求人を見ることができます。
業種や勤務地から絞り込めば、自分が希望する職種や勤務地条件に合った求人を数百件単位で見ることができます。
非公開求人も多く、一般では見ることができない求人も豊富です。
評判②|単なる情報サイトである
次に「単なる情報サイトなのではないか」という評判です。第一次産業やアグリビジネスの求人を紹介しているだけで、一般企業向けの就活サイトのような就活支援コンテンツはないのではないかと思っている人は多いようです。
単なる情報サイトでは、第一次産業やアグリビジネスの実態を知ることは難しく参考になりにくいと思われているかもしれません。
真相②|就活支援コンテンツが豊富
第一次産業ネットでは業務紹介やインタビューはもちろん、就活を目的としていない農業体験ツアーなども組まれています。
これまで第一次産業やアグリビジネスに接したことがない人へ向けた就活支援コンテンツが充実しているので、さまざまな角度からこれらの業種について知ったり、体験したりできます。
一般企業向けの就活サイトでは当たり前となっているコンテンツを、就活市場ではあまりスポットの当たらない第一産業へ適用しているという点は評価できるでしょう。
評判③|電話はあまりこない
最後は「電話があまりかかってこない」という評判です。第一次産業ネットに登録をしても、電話がかかってこず、サイトからのアプローチは少ないと思われています。
電話があまりこないという評判は、自分から動きたい就活生にとっては良い評判ですが、サイト側からのアプローチが欲しい就活生にとっては、あまり喜ばしくない評判です。
真相③|電話が頻繁にくる
実際には第一産業ネットに登録をすると、頻繁に電話がきます。登録した就活生の希望や要望を聞くための電話から、具体的なコンテンツを勧めてくる電話までさまざまです。
サイトからの電話をあまり歓迎しない就活生は、登録の際に普段は使わない電話番号を記載するなどした方が良いでしょう。
サイトからのアプローチを歓迎する就活生であれば、かかってくる電話から有益な情報を収集できるかもしれません。
第一次産業ネットの評判をTwitterで見る
第一次産業ネットに登録したら速攻電話かかってきてわろた
— Ken (@Ken_Springfield) June 14, 2019
実際に第一次産業ネットに登録した人のツイートです。先に解説した真相の通り、電話がかかってきていることがわかります。登録から間もなく電話がきたことから、登録者へスピーディーな対応をしているのかもしれません。
学生時代、第一次産業ネットめっちゃ見てたけど今かなり条件いいねwww
人手不足だからか今もらってる給料以上の募集かかってるわい😇😇😇
— いっしー (@SECCOGoogle) April 9, 2019
求人の条件にはバラつきがありますが、第一次産業ネットで扱っている求人の中には、比較的条件の良い求人があるようです。すでに就職をしている人にとっても魅力的な条件が多いのかもしれません。
内定辞退を電話で伝えたら、企業経営者が大激怒して10分間以上罵声を浴びせかけられたことがあります。
千葉県の農業法人でした。
農業関係の会社に内定辞退伝えるときは注意が必要です。例え農業求人サイト『第一次産業ネット』に出ているような会社でも。— ふる(どうでしょう藩士) (@moonkiba) May 17, 2019
第一次産業は通常の一般企業での就活と違い「第一志望と嘘をつく」といった、暗黙の了解は通用しないことが多いようです。選考の時点で迷っているのであればその旨を正直に伝えておくか、気持ちがしっかりと固まってから受けた方が良いでしょう。
第一次産業ネットの特徴
第一次産業ネットには主に3つの特徴があります。
- 掲載求人が豊富
- 検索機能が充実している
- 包括的な就活サポート
以下ではそれぞれの特徴について具体的に解説します。
特徴①|掲載求人は豊富
まず1つ目の「掲載求人が豊富」という特徴です。第一次産業ネットでは多くの写真とともに内容が細かく説明されています。文字だけではないことで、質の良い求人サイトと言えるでしょう。
また実際の作業場や周辺風景の写真も多いため、自分がそこで働いたときのイメージをつかみやすくなっています。
生産や販売だけでなく、管理や経営、研究職などの求人もあり第一産業の求人を幅広く見ることができます。
特徴②|検索機能が充実して探しやすい
2つ目は「検索機能が充実している」という特徴です。第一次産業ネットでは、業種や地域だけからでなく、細分化された職種からも求人を探すことができます。
また、雇用形態からの検索も可能です。正社員・アルバイトはもちろん、○年新卒、学年インターンシップ、研修生などさまざまな角度からの検索をすることができます。
第一次産業ネットを閲覧することによって、自分がこれまで考えていなかった新しい仕事に出会える可能性も高そうです。
特徴③|コラムやインターンで包括的に就活をサポート
3つ目は「包括的な就活サポートをする」という特徴です。第一次産業ネットではコラムやインターンを使って、就活生を包括的にサポートする体制を整えています。
一般企業と違い、第一次産業は経験をしてみることや、実際に作業をしている人の声を聞くことが重要となります。しかしこれらを近場の一般企業で知ることはできません。
第一次産業ネットのコラムで現場の声を知ったり、インターンで実際に体験してみることで、第一次産業に対する情報や経験を得ることができます。
第一次産業ネット新卒を利用する際の注意点
第一次産業に興味を持ち、第一次産業ネット新卒を利用して就活をしたい、という人に2つ注意して欲しいことがあります。
以下ではその2点について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
必ずインターンで仕事を体験する
まずは第一次産業を体験するということです。第一次産業は想像と現実にかけ離れた部分も多く、経験をせずに就職してしまうと「こんなはずではなかった」と後悔することになるかもしれません。
特に普段都会で暮らしている学生は、第一次産業ネットで見るイメージの良い写真に引っ張られてしまい、良い想像だけを持って就職することになります。
必ずインターンで第一次産業の仕事を体験し、仕事内容や自分を取り巻く環境なども鑑みた上で、生涯の仕事とできるかを判断するようにしましょう。
生計を立てていけるのか考える
次に第一次産業で、本当に生計を立てていけるのかということについても考えなくてはいけません。やりがいや理想は人として暮らしていける環境の中で初めて持てるものです。まずは自分が不自由なく暮らしていけるだけの給料をもらえるのか、という部分を考えましょう。
また、第一次産業は気象や世の中の動きによって状況が大きく変わる仕事です。実際に農家の人でも農業だけで生活できない人は多く、何十年も前から兼業農家という言葉が存在しています。
もちろん目先の給料だけでなく、将来的な展望や見込みがあるのかということについても考えておきましょう。学生の場合は保護者の意見も聞きながら、しっかりと検討してください。
まとめ
第一次産業ネットは第一次産業という、就活市場ではあまり目立たない業種を専門に扱っている求人情報サイトです。自然を相手とした仕事を、生涯の仕事にしたいという人はぜひ参考にしてみてください。