面接では必ずと言っていいほど短所を問われます。そこでただ短所を答えるのではなく、おさえるべきポイントを把握することで短所をアピールポイントとして活用することができます。今回は「緊張しやすい」と言った短所を面接でどのように表現すれば良いのか例文を交えて解説します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
短所で「緊張しやすい」はありか
自分の短所が「緊張しやすい」である場合、面接相手に正直に伝えてもよいのかと不安に思うかもしれません。
ですが、短所はどう伝えるかによって相手に与える印象が大きく変わります。
軽度な場合|改善の努力を示せば好印象
短所はどうしても自分に対して自信がない部分ですので、うまく相手に伝えようとしても難しいところではあります。
とくに面接は緊張が出やすい場面ですので、緊張しやすい方は余計に自分を表現できなくなってしまいます。
ですが、 自分の短所は短所といて客観的に把握しつつ、改善しようする姿勢を見せましょう。緊張しやすいことが分かっているので、事前準備を何回も行い対策を練っている、などと伝えれば相手に好印象を与えることができます。
下手に「あまり緊張しません」と嘘をつくより正直に言った方が気持ちも楽になります。
あがり症の場合|あまり好ましくない
あがり症の場合、少し緊張しやすい方と違って面接に支障をきたす場合もあります。改善の努力とその成果を伝えようとしても、相手にうまく伝わらないかもしれませんので、無理に伝える必要はないでしょう。
また、言葉で緊張していることを伝えることがかえって緊張を助長しかねません。あがり症の場合、まず緊張しないようトレーニングを始めることをおすすめします。
面接官が面接で短所を聞く理由
「あなたの短所を教えて下さい。」面接でよくされる質問です。しかし多くの就活生はこの質問への答えに迷います。単純に自分の短所を答えるだけでよいのでしょうか。
自分の短所を認識できているか確かめたい
この質問をする面接官は、あなたの短所をただ知りたい訳ではありません。自分の短所を認識できているか、自己分析が出来ているかを確かめています。面接官がする質問の意図を意識してください。
短所の認識がなぜ重要なのか。それは能力が生きる仕事探し、仕事に応用する力へ繋がるからです。あなたを採用すれば、どのような仕事を任せられるか、会社へどのようなメリットがあるかを判断する材料にもなります。
自己分析で短所を認識することは、就活はもちろん、就職後にも役立ちます。就職を機に自分自身の理解を深めておくとよいです。
短所を克服するための改善策を知りたい
質問に答える時、短所を短所として挙げるだけでは30点。短所を克服するための改善策や、努力していることを一緒に答えて下さい 。
質問を通して、面接官はあなたの人柄をみています。短所をそのままにしない、克服する姿勢や向上心がある人はとても印象が良いです。
面接で短所を答える際のポイント
「短所」というと、マイナスのイメージがありますが、そうではありません。面接ではマイナスをプラスにする大きなチャンスです。
答える際のポイントを押さえれば、短所もアピールポイントのひとつになります。
嘘をつかず正直に答える
嘘の返答をすると、質問を掘り下げられるほどボロが出ます。「それは短所ではないのでは」「改善策が曖昧」という印象を持たれかねません。
面接官は完璧な人材を求めてはいません。誰にでも短所はあるものです。面接では見栄をはらず、正直に答えて下さい。
長所で言い換えられるように準備する
短所を長所に言い換えることで、短所もアピールポイントに変えられます。例えば「心配性」という短所は、「慎重であり、用意周到に物事を進める」と言い換えられます。
またピンチをチャンスに変えるように、問題を解決していくことが、「仕事」そのものとも言えます。短所を長所に言い換えることも、能力のひとつです。
ネガティブなことをポジティブに言い換えるよう意識してください。短所を長所としてとらえ、物事を前向きに考えられる人は、どの会社も求める人材です。
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短所で避けるべきポイント
面接で伝える短所にも注意点が必要です。マイナスをプラスにするために説明しているのに相手に悪印象を与えるだけで終わってしまった…となる前に事前に避けた方が良いん短所の例を紹介します。
業務に支障が出るような短所
面接官は一緒に働きたいと思う人を探していますので、仕事を一緒にするうえで支障が出そうだなと思われてしまうような短所は避けた方が良いでしょう。
例えば以下のようなものがあります。
- 時間にルーズ
- コミュニケーションが苦手
- マイナス思考
- 大雑把
最低限の社会のルールやマナーが備わっていない人やコミュニケーションが上手くとれない人と一緒に仕事をするのは不安です。
身体的特徴や疾患に関する短所
変えたり改善したりすることが困難な身体的な特徴や体質などは短所として言わない方が無難です。
以下のような例があります。
- 太っている/痩せている
- 身長が高い/低い
- 持病がある
そもそも身体的な特徴や体質などは短所ではありません。うまくプラスに転換することも難しく、面接官が求めている回答とは乖離してしまう可能性が高いです。
仕事に影響しそうな体質や疾患などがある場合は、別途きちんと企業に申告した方が良いでしょう。
面接で短所「緊張しやすい」を伝える時のポイント
これまでにあなたが緊張した場面を思い出して下さい。その時どう克服したのか。緊張しながらもやり遂げられた理由があるはずです。
どの場面で緊張しやすいのか端的に説明する
エピソードをだらだらと説明する必要はありません。人前に立つとき、初対面の人と挨拶をするとき、試験のときなど、端的に説明して下さい。
そのような場面でなぜ緊張するのか、理由も合わせて考えて下さい。例えば、注目されるから、試験に対する不安からという理由が挙げられます。緊張する場面を整理すると、改善策もおのずと見つかります。
あなたがどのような場面で緊張するのか説明する際はあれもこれも全て述べなくて大丈夫です。緊張する場合の例はひとつだけ答えれば、改善策もぶれずに答えられます。
改善策を具体的に伝える
緊張は、知識を得る、経験を積むことで自信をつけ、克服できます。資格取得に励んでいることや、挑戦したい仕事等を答えると、より具体的になります。
面接官へ逆質問する機会があれば、資格取得の補助制度があるか、就職前に目指して欲しい資格があるかなどを聞くと、あなたの熱意が伝わるかもしれません。
注意すべきは、緊張する場面と関係のない改善策を答えないようにすること。
「初対面の人と挨拶するとき、緊張しないよう資格取得に励んでいます。」これは少し違和感があります。話題の幅を広げるため知識を身に付けている、と言えば無駄な努力ではありませんが、面接では理解しやすい説明をすることも大切です。
短所の「緊張しやすい」を長所の「真面目」で言い換える
「緊張しやすい」を別角度から捉えて下さい。「緊張しやすい」とは、「真面目」という長所の証明でもあります。真面目だからこそ、心配・不安になります。
真面目な人ほど、失敗したらどうしよう、成功しなければならない、というプレッシャーを感じやすいです。このような心配や不安は仕事にはつきもの。しかしプレッシャーをバネにし行動できれば、よりよい仕事に繋がります。
「真面目」とひとことで表すと、印象の薄い長所にしかなりません。入念な準備を行うことができる、責任感が強い、失敗したときのリスクを考える事ができる、と具体的に真面目な面を述べてください。
短所で「緊張しやすい」と伝える時の例文
「私の短所は、緊張しやすい点です。特に人前に立ち、何かを説明する場面ではとても緊張します。短所を克服するために、事前の準備を入念に行い、自信をもつことで、緊張につながる不安材料を減らすよう心掛けています。」
「緊張しやすい」以外で話しやすい短所
「緊張しやすい」という短所は問題点がはっきりしており、それに対する努力や改善策を説明しやすいため、アピールポイントとして話しやすいという利点があります。
同じように改善の努力と成果が説明しやすい、または長所に言い換えられやすい短所の例として以下のようなものがあります。
- 遠慮しすぎてしまう
- 物事に熱中するあまり周りが見えなくなる
- 心配性で不安が多い
上手く短所を活用すれば自分の表現の幅も広がります。
まとめ
面接はあなたのことを知ってもらう場です。「あなたの短所を教えて下さい」ときかれたら、短所について具体的に改善策を踏まえて話してみましょう。短所をよく理解し具体的な対応策を知っていることは大きなアピールポイントになります。
短所をきかれることは非常に多いため自己分析を入念に行い、事前にどのようにこたえるか準備をすることをおすすめします。