就活の際に「軽装でお越し下さい」という企業からの案内がある場合があります。しかし、「軽装」とは一体どういったものなのか分からない学生も多いでしょう。「軽装」と「私服」の違いが分からないと、何を着ていけばよいか迷ってしまいます。本記事では「軽装」の意味とポイントを解説していきます。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
就活での軽装指定に困る学生は多い
セミナーや就活の面接などの場合、軽装指定が一番困ります。特に学生は社会経験が浅いので、スーツは避けるべきなのか、どういった服装で行けばいいか悩む人が多いかもしれません。
セミナーとかの、「軽装で来てください」が1番困るわ。
めんどいからスーツやけども。— 焔@猫ペンギン㌠ (@homura913) January 30, 2020
社員全員スーツなのにジャケットなしノーネクタイのガチ軽装でセミナー来た奴が結構な数いてビビった…空気読めるようにせめてジャケットくらい持ってこいよ…
— たく。 (@taku_law1229) May 8, 2015
軽装の意味が分からないと、私服で行ったりとその場に合わない服装を選んでしまうことがあります。無難にスーツで行く場合も、ジャケットは羽織るべきなのか、ネクタイは付けるべきなのか、多くの人が迷ってしまうものです。
軽装とは動きやすい服装のこと
辞書によれば「軽装」とは以下のような意味です。
身軽で、活動しやすい服装(をすること)。
軽装と勘違いしやすい「私服」は以下のような意味です。
勤務先や学校などで定められた制服でなく、個人的な服。
つまり、「軽装」は動きやすく、活動しやすい服装を指すことで、「私服」とは意味合いが違います。軽装指定の場合は、私服とは異なりますので注意が必要です。
軽装指定でもスーツもしくはそれに準じた服装で行くべき
軽装指定の場合はビジネスの場であれば、ビジネスにふさわしい服装でなければなりません。そうなると、スーツやそれに準じた服装で行くことになります。就活においても、ビジネスの場に違いありませんので、スーツやそれに準じた服装で行かなければなりません。
「スーツに準じた服装がよく分からない」という場合はスーツを着用していくのが無難です。
軽装指定はカジュアルな服装を意味しない
「軽装」は「私服」と違いますので、カジュアルな服装で行くべきではありません。普段着やジーパンなどのカジュアルな服は「私服」のカテゴリーに入ります。就活の際にも、ビジネスの場だということを意識すれば、カジュアルな服は避けるべきです。
基本的に就活において、一部アパレルメーカーの場合を除き、カジュアルな服はNGだと言えます。
就活で軽装指定された際の服装のポイント
就活で軽装指定された場合は、どういった服装をすればいいのか迷います。本見出しでは、軽装指定された場合のポイントを解説していきます。
男子学生の軽装|基本はスーツを着用
男子学生は軽装指定された場合でも、基本的にスーツを着用することが望ましいです。スーツを着用する場合は以下のポイントに気を付けましょう。
①ネクタイはとっても良い
軽装指定の場合はネクタイをはずしても構いません。特に夏場などの暑い時期は、クールビズの関係もあり、軽装指定の場合が多いです。夏の軽装はクールビズというわけではありませんが、ネクタイを外しても失礼にはなりません。
②ジーパンは絶対に控える
いくら軽装指定を案内されたからといって、ジーパンは絶対に避けるべきです。ジーパンは本来、炭鉱などの労働目的で作られた衣服であるため、就活のセミナーや面接の場にはふさわしくありません。
また、現在ではジーパンは「軽装」でなくカジュアルな「私服」に分類されますので、ジーパンでの出席は控えましょう。
③髪は清潔にする
就活の際は髪型にも注意が必要です。長く伸びすぎていたり、派手な色や髪型だったりということは印象が悪くなるのでやめましょう。清潔感がありフレッシュさを意識した髪型が無難です。坊主もあまり印象は良くないので避けたほうがよいでしょう。
髪の色や、ワックスを付けた方がいいか気になる方は、以下の記事で説明しているので、ぜひご参照ください。
④靴は革靴が無難
スニーカーなどのカジュアルな靴は避けましょう。軽装指定の場合でも革靴が無難です。海外などのコーディネートをみると、スーツにスニーカーを合わせるファッションが多いですが、あくまでもビジネスの場だということを意識しましょう。
⑤アクセサリー類は外す
ピアスやネックレスなどのアクセサリー類は、印象が悪くなりますので外しましょう。就活の場において相応しいアクセサリーは腕時計と結婚指輪のみです。他のアクセサリーは、面接において不要ですのでつける意味がありません。
アクセサリーを付ければ不採用になると決まっているわけではありませんが、不要なものは極力付けないほうが無難です。
女子学生の軽装|オフィスカジュアルでも構わない
女子学生は軽装指定された場合は、スーツでなくオフィスカジュアルでも構いません。しかし、オフィスカジュアルの場合でも気を付けるポイントはいくつかあります。
①露出・派手な配色は避ける
オフィスカジュアルにも様々ありますが、派手な露出や派手な色の服装は避けるべきです。やはりビジネスの場ということを意識すれば、派手な露出や派手な色の服装は印象が悪くなります。
無難に黒や紺、グレーや白などの敗色がよいでしょう。スカートを履く場合も短すぎないものを選びましょう。
②オフィスカジュアルで問題ない
女子学生が軽装指定の案内が届いた場合は、オフィスカジュアルで問題ありません。しかし、学生の多くがオフィスカジュアルのような服装をしたことがないので、どういったものなのか分からない人も多いと思います。
以下の記事では、オフィスカジュアルの意味やおすすめのスタイルなど説明していますので、興味ある方はぜひご参照ください。
③スーツでも減点されることはない
例え軽装指定の案内が届いた場合でも、どういった服装で行くべきなのか分からない場合はスーツでも構いません。軽装指定の場合でも、女子学生はスーツで行く人も多いので、極端に浮いてしまうということはないでしょう。
スーツで行ったからといって原点の対象となるわけではありませんので、迷った場合はスーツで行きましょう。
パーティーで軽装指定された場合のポイント
就活の場合は、内定を祝うパーティーなどを企業が企画することがあります。そういった場合はどんな服装でいくべきなのか解説していきます。
パーティーに参加する男性の軽装
男性の場合はスーツが無難ですが、ジャケットにパンツスタイルでもよい場合があります。そういった場合のポイントを説明しますので、ぜひご参考下さい。
①おしゃれなスーツでも仕事で使える範囲内のものにする
パーティーの場合はおしゃれなスーツで参加しなければいけない、と思う人もいますが、おしゃれすぎるのも避けるべきです。これから働くことを考えれば、金銭面的にも仕事で使える範囲のスーツの方がよいでしょう。
②ジャケパンスタイルでも問題ない
ネクタイなどを着用せずに、ジャケットとパンツスタイルでも問題ありません。しかし、場合によっては、自分以外の全員がネクタイを着用していることもあります。そういった場合に備えて、一応ネクタイも持って行った方が無難です。
パーティーに参加する女性の軽装
女性の場合は、男性と違いスーツでの出席はあまり好ましくありません。だからといって、派手なドレスやカジュアルすぎる服装も避けるべきです。どういった服装がよいのかそのポイントを説明していきます。
①シンプルかつ落ち着いた配色で露出の少ない服装を選ぶ
女性の場合はブラウスやスカートでも構いませんが、派手過ぎない落ち着いた色味を選んだほうがよいです。黒や紺、グレーや白といったモノトーンに近い色味のほうがよいでしょう。また派手な露出の服も避けましょう。
②品位を損なわない程度にドレスアップする
アクセサリーも必要以上に付けることはありません。派手なネックレスやピアスは避け、落ち着いた色味のものを選びましょう。あくまでもビジネスの場だということを意識した服装、アクセサリー選びを心掛けましょう。
就活で軽装以外の指定をされた際の対応
就活で軽装以外の指定をされる場合もあります。そういったときはどのような服装で行けばよいか解説します。
私服・普段着|あくまで会社に出向くことを忘れない
アパレル関係やIT関係の企業の場合、私服や普段着の指定で案内が届く場合もあります。そういった場合でも、会社に出向くという意識を忘れずに持っておきましょう。派手な露出や、派手な色のものは避け、常識の範囲内での服装を心掛けましょう。
オフィスカジュアル|指定通りで良い
オフィスカジュアルでの指定がある場合は、その指定通りの服装で良いです。しかし、派手なメイクや派手な色や露出の服装は控えましょう。ここでも会社に出向くといった意識を忘れずに持っておきましょう。
「身だしなみ」を常に意識する
どんな服装を指定されても、身だしなみへの意識は欠かせません。
- 清潔感のない髪型
- 猫背
- シワのよったシャツ・パンツ
- においの強い香水
- 派手なアクセサリー
- 濃すぎる化粧
上記はどんな場合においてもNGです。身だしなみは時に服装以上に大切な要素なので、きちんと整えるようにしてください。
まとめ
本記事では、「軽装」の意味と、「軽装」する場合のポイントを解説しました。どんな服装をする場合でも、ビジネスの場だということを意識し、カジュアルになりすぎず、派手な服装は避けるということが大事です。
軽装と言っても、就活として面接官の目を意識することが欠かせません。「相手にいやな思いをさせない」という視点で考えると、適切な服装がわかりやすくなるかもしれません。適切な軽装ができればよい印象を与えることができるので、ぜひ本記事を役立ててください。