ケース面接の対策を徹底解説!質問パターンから完全攻略しよう!

マッキンゼーやデロイトトーマツなどの外資系コンサル企業を目指す場合、フェルミ推定に加えてケース面接の練習が不可欠となります。ケース面接は、前提として練習相手を見つけて例題をこなすのが有効ですが、企業によってケース面接の内容は異なります。本記事では、ケース面接の概要、質問パターンと攻略法を順番にご紹介致します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

ケース面接とは

就活では、通常の面接の概略をご存知の方は多いと思いますが、ケース面接がそもそも何か知らない方もいらっしゃるかもしれません。

そこで本見出しでは、ケース面接とは何かをご理解頂くために、2つのポイントを解説致します。

目次

ケース面接が行われる理由

1つ目のポイントは、ケース面接が行われる理由です。就職活動では、書類選考でも数百人から数千人近くの応募者が殺到することとなります。

  • 限られた時間で候補者の能力を見定める
  • 職種への適性を客観的に判断する

このように、ケース面接では実践形式の内容によって、候補者の能力と適性が求める人物像や職種に相応しいか否かを判断しています。

面接やグループディスカッションのように対策練習はできますが、プレッシャーのかかる状況で力を発揮できるかも選考の要素となっています。

ケース面接が行われる業界・企業

2つ目のポイントは、ケース面接が行われる業界・企業です。

これまで、ケース面接といえば外資系コンサルティングファームか、もしくは外資系投資銀行でしたが、近年は総合商社でも出題されます。

その他の企業でも、ケース面接が出題される場合もありますが、難易度から考えると3つの業界で上位を占める企業にて課せられる面接と言えます。

ケース面接はフェルミ推定の応用

ケース面接が課せられる業界と企業がわかったので、実際にどのような問題が出題されるのか気になる方も多いと考えられます。

このように、ケース面接はフェルミ推定の応用とも言える内容であり、演習ではフェルミ推定をしっかりと解ける土台作りが不可欠となります。

面接別|ケース面接の質問パターン

前述の見出しにて、ケース面接がフェルミ推定を応用した内容であるとご紹介致しましたが、具体例と解答例を見たい方も多いと考えられます。

この見出しでは、面接別にフェルミ推定の質問パターンを2つご説明致しますので、実践問題を解く練習としてチャレンジしてみてください。

一次面接|フェルミ推定+売上2倍

1つ目の場面は一次面接で、問題は「フェルミ推定+売上2倍」という構成になります。

1日におけるハンバーガー店の売上を推定し、さらにそれを2倍にする方法を考えよ。

  • 朝(4時〜11時)8時間× 座席数100× 占有率50%× 回転率0.75× 1人当たりの単価400円+
  • 昼(12時〜19時)8時間× 座席数100× 占有率80%× 回転率1.2× 1人当たりの単価600円+
  • 夜(20時〜3時)8時間× 座席数100× 占有率70%× 回転率0.8× 1人当たりの単価500円=
  • 120,000円(朝の売上)+460,800円(昼の売上)+224,000円(夜の売上)=804,800円(1日)

以上が、1日当たりの売上を算出する際の途中しきですが、営業時間×座席数×占有率×回転率×単価でそれぞれ仮定の数字を使い算出をしています。

  • 席間の幅を狭めて座席数を増やす
  • 集客力を高めて占有率を上げる
  • 効率良く食べてもらい回転率を上げる
  • セット販売を推進して単価を上げる

また、売上を2倍にするためには、各要因を上げる方法が有効ですが、24時間営業の場合は営業時間をこれ以上伸ばせないことを解説しましょう。

二次面接|売上2倍

2つ目の場面は二次面接で、問題は「売上2倍」という構成になります。

都内でランチ営業をするイタリアンのお店で、売上を2倍にするにはどうすべきか?

  • 11時から3時までの4時間営業と仮定する
  • メニューの平均単価は800円と仮定する
  • 座席数は20席で常時満席と仮定する

ケース面接を考えるにあたり、前提条件として以上3点を加味して、以下に取り組むことが売上の倍増に繋がると考えられる。

  • 前後1時間ずつ計2時間営業時間を伸ばす
  • テイクアウトを取り入れて待ち客を減らす
  • メニューを変えて平均単価を1,000円にする

このケース問題では営業時間、占有率と回転率がボトルネックだと考えられるため、このような施策を考慮した解答が求められます。

ケース面接の攻略法

上述の見出しでは、フェルミ推定とケース問題をご紹介致しましたが、難しくて解けるかわからないと感じた方もいらっしゃるかもしれません。

  • ケース面接の思考ステップ
  • ケース面接のポイント
  • ケース面接の練習方法

そこで本見出しでは、ケース面接の攻略法として、これら3つのポイントを説明致します。

〈基本〉ケース面接の思考ステップ

以下では、ケース面接の思考ステップをご紹介致します。ケース面接では、仮説と論理を組み立てていくことが必要となります。

コンサルタントなども、この論理的問題解決思考に沿って日々の業務に取り組んでいるので、会得できるように目指してはいかがでしょうか。

ステップ①|前提の確認

1つ目のステップは、前提の確認です。前提とは、与えられた課題で示されていない内容や、具体性に欠けた内容を対象としています。

  • 話の論理性を強固にする
  • 面接官との相互認識を持つ

前提の確認をする意味としては、以上の2つが挙げられますが、これを見落としてしまうと論理的でなく不合格に大きく近づいてしまいます。

  • 営業時間とは食事を店内で提供している時間
  • 売上2倍とはフェルミ推定の結果を基にして算出した数字の2倍

また、前提の確認では当たり前だと思う点を、面接官が本当に当たり前と捉えているか再確認するため、このようにして行います。

ステップ②|現状の把握

2つ目のステップは、現状の把握です。現在の把握とは、今時点でどのような状況であるかを具体化する事であり数値化することが推奨されます。

  • 現在の平均単価は800円であり
  • 1日当たりの来客数は300人ですが

例えば、以上のようにしてカギとなるポイントを数値にして表すことで、後続のステップでも活用することができます。

ケース面接は、あくまでも現状を改善して何かを達成する問題解決が基本となっていることを覚えておくと良いでしょう。

ステップ③|課題の提起

3つ目のステップは、課題の提起です。課題とは、何らかの目標を達成する障害となる点であり、ボトルネックとも呼ばれることがあります。

  • 3つの課題のうち1つ目にアプローチします
  • 今回は、収益に着目して取り組みます

実際の仕事では、膨大な業務の中から取り組むべき内容を定めるため、ケース面接でも何に着目して答えるかを明示することが推進されます。

洗い出した課題に全て取り組んだり、課題を提起しないまま曖昧に説明すると高評価にはならないので注意しましょう。

ステップ④|対策の実行

4つ目のステップは、対策の実行です。対策の実行とは、示した課題にどう取り組むべきかを述べることであり、ケース面接の結論に該当します。

  • 収益率を高めるため2つの方法を実施します
  • 混雑の緩和には4つの対策があり〜

このステップでは、「目標を達成するための対策」か、或いは「課題を解決するための対策」という表現がわかりやすいと考えられます。

話の流れに沿って述べるか、まとめとして自分が話しやすいフレーズをあらかじめ決めておくと面接官にも伝わりやすくなります。

〈応用〉ケース面接のポイント

以下では、ケース面接のポイントを3つご紹介致します。これらは、ケース面接をよりスムーズにこなすために役立ちます。

途中で詰まってしまっても、その後から挽回をすれば合格となることも多いので、放棄せずに解ききれるようにポイントを使いこなしましょう。

ポイント①|面接官と対話を続ける

1つ目のポイントは、面接官との対話を続けることです。対話とは、ケース課題を解き始めてからも質問や確認を所々で含めることを意味します。

  • ここまでの説明は宜しいでしょうか?
  • 今回は3つの内1つ目に着目致します

ケース面接では、どれだけ事前に準備を重ねても緊張で頭が真っ白になったり、悩んでしまうことが多々あると考えられます。

その際に、面接官がヒントを提示したり解答に導くカギを与えてくれるため、一方的な説明ではなく対話するように進めていきましょう。

ポイント②|曖昧な点は仮定する

2つ目のポイントは、曖昧な点は仮定することです。ケース面接の課題は、その場の思いつきなどで出されるため詳細は決まっていません。

  • 日本の総人口を1.2億人と仮定します
  • 営業形態は店内飲食のみと仮定します

ケース課題を解き進めるには、曖昧な点を自分が解きやすいように決めていくことが効果的であり、これを「仮定する」と表現します。

ケース面接では、正しい数字を提示することは求められていないため、あくまでも論理を積み上げることを意識しておきましょう。

ポイント③|構造化を使いこなす

3つ目のポイントは、構造化を使いこなすことです。構造化とは、要因を分割をしていく作業であり、もれやダブりをなくすために用います。

  • 第1段階: くだもの
  • 第2段階: りんご、ばなな、みかん

例えば、くだものを構造化する場合、これら3つの種類のくだものに分けることが可能になります。

構造化は、考えるべきポイントを網羅的に整理しつつ、面接官に対して確認をする際にも活用できるため、使いこなせるようにしましょう。

〈その他〉ケース面接の練習方法

以下では、ケース面接の練習方法を3つお伝え致します。ケース面接は、慣れれば慣れるほどスムーズに解けるため場慣れが重要となります。

方法①|解き方の流れを学ぶ

1つ目の方法は、対策本を用いて流れを学ぶことです。ケース面接やフェルミ推定の解き方は、武道の型のように学ぶことが有効となります。

また、コンサルティングファームの採用ホームページやYoutubeなど、最近は他にもケース面接を取り扱うコンテンツが多々あります。

面接官によっては、ありきたりな解き方のみならず斬新な視点を要求する人もいますので、様々な解法をインプットしておくと良いでしょう。

方法②|模擬練習を重ねる

2つ目の方法は、模擬練習を重ねることです。ケース面接は実際に解いてみると、考え方や説明の仕方で悩むことが多いと想定されます。

  • 同じ業界を志望する友人
  • コンサルの内定者やOBOG
  • ケース面接の模擬練習サービス

ケース面接の練習相手として、例えば以上のような候補者が考えられますが、出来るだけ実践経験の多い人に頼るよう心がけましょう。

本場では、考え方や論理の組み立てに突っ込まれる可能性があるため、より本格的な練習を数多くこなすことが求められます。

方法③|目についた物で考える癖をつける

3つ目の方法は、日常生活で目についた物で考える癖をつけることです。

  • マンホールの数は日本にいくつあるか
  • カラスのゴミ問題を解決する方法は何か
  • 1日の走行車数は何台か
  • 電車の混雑解消はどうしたら可能か

これらは、誰もが日常生活で目につくことをケース面接やフェルミ推定の問題にしたものですが、あらゆる事例を問題に取り入れられます。

電車に乗っている時間や大学の講義途中など、一定の時間を確保できる場面を探して、日々ケース面接の対策をすることが推奨されます。

まとめ

ケース面接とは、コンサルや投資銀行の上位企業にて課される特別な就職試験であり、フェルミ推定を応用した問題形式であるとわかりました。

また、ケース面接でよくある問題のパターンや、攻略法もご紹介致しましたのでご参考頂き、本場に向けた準備を進めてみてはいかがでしょうか。

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