伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は伊藤忠商事が親会社のSIer(システムインテグレーター)です。この記事ではCTCが激務とされる理由・退職検討社の声・特に激務とされる職種・求められる資質について紹介します。同社への勤務を検討する方は参考にしてみて下さい。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)はSIer
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、伊藤忠商事を親会社に持つSIer(システムインテグレーター)です。同社の有価証券報告書の記載によれば下記のような事業を行っています。
- 流通・エンタープライズ事業
- 情報通信事業
- 広域・社会インフラ事業
- 金融事業
- ITサービス事業
- その他
「流通・エンタープライズ事業」から「金融事業」が同社の中心事業となり、それぞれの分野でシステムの設計・構築・運用・保守を行っています。その4事業と合わせて「ITサービス事業」でアウトソースを行ったり、ハード・ソフトを販売しています。
つまりCTCは幅広い事業分野で企業に必要なシステム提供と、その後のアフターケアのサービスを提供しています。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が激務である理由
伊藤忠テクノソリューションズは一般的に「激務」と言われる企業ですが、その理由を見てみましょう。
ここではそもそものSIerの業態と、伊藤忠テクノソリューションズに関する口コミ情報などから、激務である理由を紹介します。
理由①|クライアントの事情によって予定が変わる
伊藤忠テクノソリューションズが激務と言われる1つ目の理由は、クライアントの事情によって納期や納品物に求められる仕様が変わることです。
SIerの仕事は当然クライアントからシステムの構築を依頼されることで始まります。当初求められた仕様に沿ってシステムを構築していても、先方の事情が変わったり担当者が仕事を把握していなかったために、仕様変更が求められることもあります。
一方で納期はそのままといったこともよくあり、結果的に納期ギリギリまで構築作業に追われるということもよくあります。
理由②|無茶な目標設定をされることもある
激務と言われる2つ目の理由は、若手社員には無茶な目標設定をされるこがもあるということです。企業に関する書き込み情報を掲載するOpenworkというサイトでは下記のような書き込みが見られます。
若手は無茶な数字を与えられて、評価されにくい。
参考:Openwork
上記のように特に入社したての若手社員には、達成が難しいような無茶な目標が設定され、その目標をクリアできないことでなかなか評価がされないということもあるようです。
理由③|繁忙期は残業・休日出勤が多くなる
激務とされる3つ目の理由は、繁忙期は残業・休日出勤が多くなることです。
休日出勤も普通にしており、代休振替休日にするように上司から言われている始末。(中略)ちなみにこれは休める場合で、休日出勤しても代休・振替休日どちらも無理な場合ももちろんある。
参考:Openwork
所属する部署やチームによって変わるようですが、エンジニアの場合は多くの社員が残業や休日出勤が必要になる事が多いようです。
近年の働き方改革の影響で、以前と比べて残業や休日出勤の深刻さは低下しているようですが、SIerという事業の特性から勤務時間が長くなってしまうことは否めないようです。
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伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が激務という理由で退職検討した人の声
同社の退職理由として主に挙げられている声としては、事業規模拡大に伴った社内体制の改革が間に合っていないという意見が目立ちます。
業務量と責任が年々増しており、自分の成長曲線に乖離してきたと感じたため。部員数は変わらないが売上は年々増加しており、一人あたりの業務量が増したと感じる。加えて残業抑制による皺寄せが若手にいったとも感じる。
参考:Openwork
この書き込みでは、自分の業務レベル以上の仕事量を求められていることと、売上の増加に伴う業務量の増加の一方で人手が足りていないこととが述べられています。
ポジションが上がったとしても過酷な労働環境はますます過酷になるようで管理職疲弊が目立ちます。常にプレイングマネージャーとして立ち回らなければいけない上司を見ると体力的な面でついて行く事が困難であると感じた為、ワークライフバランスを求めて退職を決意しました。
参考:Openwork
こちらの書き込みでは、役職が上がっても若手社員と同様かそれ以上の業務量を求められている様子を見て、長期的に働ける環境ではないことが述べられています。
企業としての成長は評価すべき点ですが、売上拡大や顧客数の増加があれば、増えた業務を捌き切るための人員の確保と社内体制の変更が必要です。しかしここで挙げた書き込みからは、体制の変更が間に合っていない内部事情が垣間見られます。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)で特に激務な仕事はエンジニア
伊藤忠テクノソリューションズの中で特に激務と考えられるのは、実際にシステムの構築や運用・保守に携わるエンジニアである可能性が高いです。
先述のOpenworkの書き込みのように、「激務」を理由に退職を検討していたり残業・休日出勤が多いという書き込みが目立つのはエンジニア職です。
営業職者が転職を考える理由は営業職としてのスキルアップが見込めないことですが、エンジニアの退職理由では業務量が多い・休日出勤があるといった物が目立ちます。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の働き方改革への取り組みは他企業と同等の水準
近年話題になっている伊藤忠テクノソリューションズの働き方改革については、一般的な企業が行っているレベルの水準と考えられます。
伊藤忠テクノソリューションズのホームページでも働き方改革に向けた具体的な動きは見られ、1時間単位で有給を取得できる「時間単位有給」の導入や、「モバイルワーク」「在宅勤務」など、より柔軟な働き方を導入しています。
昨年の働き方改革の流れもあり、条件を満たせば、テレワークや在宅勤務も可能になっている。
参考:Openwork
残業時間は部署により、忙しい部署、案件を多数抱えているチームは最大まで残業をしている用に思える。
参考:Openwork
上記の書き込みからも、制度が形骸化しておらず実際にその制度を使える環境が整っており、多様な働き方が実現している可能性が高いと考えられます、しかし、部署によっては案件数に見合った従業員数が確保できず、残業・休日出勤もあるようです。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)志望者に求められる資質
次に、伊藤忠テクノソリューションズで働くことを検討している方向けに、同社で求められる資質を紹介します。
資質①|ゼネラリストでもあるスペシャリスト
求められる1つ目の資質は、エンジニアとしてシステム開発のスペシャリストであると同時に、協業する周りの従業員の動きも意識できる能力です。
伊藤忠テクノソリューションズの「次世代エンジニアと働き方の改革」というページでは下記のように述べられています。
一人ひとりのエンジニアが、スペシャリストとして技術を深く掘り下げると同時に、幅広い分野のエンジニアと緊密に相互連携しながら、新しい技術やサービスをインテグレーションする能力が求められるようになっています。
参考:次世代エンジニアと働き方の改革
つまり、自分が専門的に開発に携われる分野の他にも、他分野の開発に関する知識を持ち、協力できる能力が求められています。
資質②|付加価値・知的柔軟性
求められる2つ目の資質は、付加価値提供への意識と知的柔軟性です。これは伊藤忠テクノソリューションズで掲げられている「価値観」に反映されています。その価値観は以下の通りです。
- 変化への挑戦
- 価値への挑戦
- 明日への挑戦
上記のように伊藤忠テクノソリューションズでは常に自由な発想で新しいに挑戦し、クライアントが求める以上の付加価値を提供することが求められています。
エンジニアの仕事というと、通常クライアントが求める仕様にあったシステムを開発するだけと考えてしまいます。しかし伊藤忠テクノソリューションズではより価値の高いソリューションを生み出す意識が求められています。
資質③|成果のアピール力
求められる3つ目の資質は、自分の成果をアピールする能力です。
全体的に顧客に対する意識よりも、社内へのアピールの意識が高く、出世や評価を得るためには、社内営業的な活度の重要性が高い会社であり、自社内に置いても常にビジネスライクな行動や振る舞いが必要。
参考:Openwork
上記のように、伊藤忠テクノソリューションズで役職についたり出世を狙う場合には、自分がどれだけの成果を上げているかなどを積極的に社内に向けてアピールする必要があるとされています。
そのため、黙々とシステム開発をするだけではなく、上司や人事に向けて自分の脳力や成果をアピールできる人の方が向いている職場といえます。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の同業他社も激務か
伊藤忠テクノソリューションズ以外のSIerも一般的には激務と言われている企業が多いです。
これは先述の通りSIerという業態がクライアントありきのビジネスであり、クライアントのスケジュール・要望に左右されることが多いためです。
同業他社である富士通やSIer業界全体が一般的に「激務」であることや、その一方で仕事のやりがいや職場としての魅力について下記の記事で紹介していますので、こちらも併せてご確認下さい。
まとめ
この記事では伊藤忠テクノソリューションズが激務とされる理由・退職理由・求められる資質などについて紹介しました。
一般的にSIerが激務と言われている中で同社は比較的残業量・休日出勤は少ないという書き込みも目立ちます。しかしその一方で毎日同じような業務が続くことからスキルアップ面で魅力を感じられず転職を考える人もいます。
あなたがどんな働き方を望むかによりますが、この記事で紹介した内容ももとに伊藤忠テクノソリューションズで働くべきかを考えてみて下さい。