今回は誰もが知る大企業「任天堂」の子会社4社について、それぞれの概要や事業内容をご紹介します。この記事を読むことで、任天堂傘下の4社の強みや特徴を抑えることができます。任天堂への就活に興味がある方は、子会社への就活も検討に入れることで幅が広がりますので、ぜひお読みください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
任天堂はゲーム会社
任天堂は子供の時なら誰もが一度は遊んだであろう、世界的に有名なゲーム会社です。
任天堂は主に以下3つの事業シナジーをうまく活用しながら事業を展開しております。
- ゲーム専用機ビジネス
- モバイルビジネス
- IP展開ビジネス
スマホゲーム台頭をはじめとする時代の変遷にも柔軟に対応しながら、スーパーマリオ、ポケモンという圧倒的に知名度の高い
IPを用いて高い収益性を実現しています。
以下の記事では任天堂の社長、古川俊太郎(ふるかわしゅんたろう)氏の経歴や年収などを紹介しています。社長をしることは企業研究の一環ですので、こちらも併せてご覧ください。
任天堂の子会社との関係
任天堂についての基本情報をおさえたところで、本題の子会社の説明にうつります。
子会社とは
子会社とは、親会社が50%以上の議決権(株式)を保有する企業のことです。
子会社の中でも株式の保有比率に比例して、会社法上の定義も異なります。
保有比率が100%に達すると完全子会社となります。
本記事でご紹介する任天堂の子会社の中にもこれに該当する会社があります。
また、議決権20~50%のときは関連会社となり親会社の意思決定への介入も限定的なものになります。
任天堂と子会社の関係
任天堂の有価証券報告書を参照しますと、親会社である任天堂とその子会社は以下のように3つの役割に分けられています。
- 開発
- 製造
- 販売
このうち、ほぼ全ての子会社が開発の役割を担います。開発されたソフト・ハードは任天堂株式会社が製造を行い、
国内ですと後述する任天堂販売株式会社の1本を通じて国内に製品販売されます。
このように任天堂と子会社の関係は直列のシンプルな形でまとまっていると言えます。
任天堂の子会社
次に子会社それぞれについてより詳細に解説していきます。
任天堂の2019年3月期有価証券報告書をもとに当社の子会社を紹介します。
- 任天堂販売株式会社
- 1-UPスタジオ株式会社
- 株式会社モノリスソフト
- マリオクラブ株式会社
任天堂販売株式会社
任天堂販売株式会社とは、任天堂の子会社として国内のゲーム市場における販売業務に特化した会社です。以下概要をご紹介します。
基本データ
任天堂販売株式会社の公式HPおよび親会社任天堂株式会社の有価証券報告書を参考に作成した基本データが以下です。
事業概要
任天堂を中心としたメーカーのゲーム機器等の国内販売と物流、卸売を事業内容としており、特に、任天堂商品の販売・物流は当該会社のみ取り扱っています。
元はジェスネット株式会社が任天堂の子会社になり、株式会社アジオカからゲーム卸売事業を譲り受ける形で発足しました。
これにより、任天堂グループの商品開発からお客様の手元に届くまでが一貫した体制でできるようになり、サービスの向上が実現しました。
1-UPスタジオ株式会社
1-UPスタジオ株式会社とは、任天堂が100%出資しているゲームを企画・開発する会社です。以下概要をご紹介します。
基本データ
1-UPスタジオ株式会社の公式HPおよび親会社任天堂株式会社の有価証券報告書を参考に作成した基本データが以下です。
事業概要
任天堂が100%出資するゲームソフト開発会社です。ゲームソフトの企画・設計・開発や、音声ソフトの企画、知的財産権の実施・使用許諾等の業務も行います。
世界的有名タイトルの開発に携わることもあり、最近では「スーパーマリオ オデッセイ」という全世界待望のマリオシリーズのタイトルの開発も担いました。
また、任天堂とは双方から意見を交わし業務を行うことがあります。従業員数は少ないですが、それは任天堂と共同開発を行っているためです。
株式会社モノリスソフト
株式会社モノリスソフトは、任天堂をはじめとしたゲーム開発の会社で、主に企画、プログラム、グラフィック の開発に特化した会社です。以下概要をご紹介します。
基本データ
株式会社モノリスソフトの公式HPおよび親会社任天堂株式会社の有価証券報告書を参考に作成した基本データが以下です。
事業概要
株式会社はモノリスソフトは任天堂の傘下で家庭用ゲームソフトの開発を行う会社です。先述通り、企画、プログラム、グラフィックの3部門で構成されており、各部門からの編成でプロジェクトが進みます。
オリジナル作品を生み出す一方で、「スプラトゥーン」「ゼルダの伝説」など有名タイトルの部分受託開発も行っています。
開発業務に取り組みながら、グラフィック表現やプログラム技術の研究も行っています。
マリオクラブ株式会社
マリオクラブ株式会社とは、任天堂商品の精査やモニターサービスを行う会社です。以下概要をご紹介します。
基本データ
マリオクラブ株式会社の公式HPおよび親会社任天堂株式会社の有価証券報告書を参考に作成した基本データが以下です。
事業概要
任天堂が100%出資している子会社の一つで、任天堂製品のデバック・モニターサービスの提供を行っています。
つまり、消費者の元へ製品が届く前に、ゲームソフトやゲーム機器に不具合や不備がないか確認する最終チェッカーの役割を担う会社です。
「関わる全ての人を笑顔にする」という社訓の元、日々業務が行われています。
まとめ
任天堂という大企業には4つの子会社があることをご紹介しました。それぞれ、任天堂が業務をよりスムーズに行うために、または、一貫して消費者の元へ製品を届けるために運用されている会社ということがわかります。
任天堂そのものに入社するにはかなりの倍率が予想され、容易ではないですが、子会社を狙うことによって入社難易度は下がります。また、大企業の子会社ということで安心感も得られます。選択肢の一つとして考えてみるのも良いでしょう。