山田養蜂場の年収やボーナス事情について調査しました。また、年収以外にも山田養蜂場のグループ会社ごとの初任給や、企業理念についてもまとめたので、山田養蜂場グループへ興味のある方はぜひお読みください。山田養蜂場と同じような年収の企業と比較する際にも参考にしてください。

山田養蜂場の平均年収

本見出しでは山田養蜂場の公式HP、採用HPなど公的なデータおよび口コミ・評判系サービスの情報を用いて作成しております。

山田養蜂場は非上場のため、有価証券報告書をインターネット上に公開していません。そのためIndeed「山田養蜂場」掲載の職種ごとの平均年収から独自に算出しました。

幹部候補の平均年収は高くなっていますが、販売職や開発職との差は大きいものと考えられます。

初任給

山田養蜂場の平均初任給は以下の通りです。職種によってバラツキがありますが、およそ20万円程と考えて良いでしょう。

詳しい職種ごとの初任給について以下の見出しで解説していきます。

職種ごとの初任給

山田養蜂場は山田養蜂場グループとして、グループ会社との一括採用を行っています。全て総合職採用です。以下は各グループ会社の初任給です。

会社によっても異なりますが、それぞれ総合職採用ののち、企画部門や物流部門に配属されます。

学歴ごとの初任給

ロゼットという化粧品開発のグループ会社での採用では学部卒と院卒で初任給が異なります。

山田養蜂場をはじめとするその他の会社は学歴で初任給に差はありませんでした。

ボーナス

山田養蜂場は年二回ボーナスがあります。口コミサイト「OpenWork」をもとにデータをまとめました。

どの職種の方も月給が25万円前後とのことでしたので、ボーナスは年間で2～3か月分が平均と言えます。

山田養蜂場の年収・給与に関する評判

本見出しでは会社の口コミ・評判サービスに寄せられた投稿をもとに、評判をリサーチしました。

年収事例:新卒入社5年目、350万程度 給与制度の特徴:なかなか昇給しない。しても数千円

参考「OpenWork」山田養蜂場

上記のように、多くの方が昇給額の少なさや昇給自体あまりしないことに不満を持っている印象です。販売職の年収としては決して低すぎるということはありませんが、幹部候補などと比べると年収は下がります。

年収事例:新卒入社、3年目、380万円。給与制度の特徴:昇給額はいまいち。研究としては他の企業より待遇は良くないと思われる。

参考「OpenWork」山田養蜂場

この方は研究職のため、先ほど紹介した方よりも勤続年数が少ないにもかかわらず給与は高額です。しかし、他の企業の研究職と比べると待遇が良くないとのことなので、研究職入社を考えているのなら注意が必要でしょう。

山田養蜂場の基本情報

本見出しでは山田養蜂場の公式HPをもとに、基本的な企業情報を紹介します。

基本データ

山田養蜂場の基本データをまとめました。

非上場企業のため、今期の決算がインターネット上には公開されていません。売上と従業員数はマイナビ「山田養蜂場グループ」を参照しています。

福利厚生

山田養蜂場の福利厚生をいくつかピックアップします。

• フィットネスジム
• 資格支援制度
• 健康食品支給
• 社員研修旅行
• 社員寮

福利厚生制度としてフィットネスジムが利用できる点や、健康食品支給制度がある点が魅力的です。山田養蜂場の商品が健康を促進する商品が多いためです。

社員研修旅行では過去にハワイやシンガポール、カンボジアへの旅行実績があります。年収が高いとは言い難いものの、福利厚生は充実している点は注目すべきでしょう。

社風・経営理念

社風に関しては以下のような口コミがありました。

企業理念はしっかりしており、それに誇りを持つ社員が多いのも特徴。まじめで聞きわけが良い人、人が良い人が多い。

引用:OpenWork「山田養蜂場」

企業理念を誇りにまじめに働く人が多い社風と言うことがわかります。また、若手が活躍しやすいという意見も多く見られました。では企業理念はどのようなものなのでしょうか。

一、我々は、まさにミツバチのように「勤勉」に「創造的」に自分達の持ちうる限りの知恵と力を結集して、「自然の恵み」を人間社会における最大の価値である「心身の健康」に、広く役立てることを使命とする。

引用:山田養蜂場公式HP「創業の精神・企業理念」

山田養蜂場の掲げる企業理念の一つを取り上げました。自然の恵みを人の心身の健康に役立てることを使命としており、自然と人の調和を大切にすることを強く企業理念として抱いている会社です。

ビジネスモデル

山田養蜂場は全国16店舗を構えていますが、その一方通信販売に強く力を入れています。山田養蜂場の創業のきっかけは、創業者が娘の健康に役立てたいという思いからはじまったローヤルゼリー製作です。

その意思を受け継ぎ、大量生産が可能となってからは、全国の人々の健康に役立てたいという思いで通信販売に力を入れだしました。

そのため、店舗の3分の1が本社のある岡山にあるにも関わらず、全国的な知名度は非常に高く、山田養蜂場製品のファンも多く見られます。

健康食品製造業界におけるポジション

競合他社としては、「やずや」「キューサイ」などがあげられます。どちらも健康食品の製造・通信販売の大手企業です。

このような業界では、山田養蜂場は歴史は古く、昔からのローヤルゼリーを武器に業績面では強い地位を守っています。

さらに山田養蜂場はグループ会社を多く持ち、化粧品製造や集団給食の請負業など、業務内容などの裾野を広げていっています。

将来性

山田養蜂場は顧客とコミュニケーターと呼ばれる電話口での販売員との関係を大切にしており、そこで得られた顧客の意見をデータベースに蓄積して活かしています。

その業務に力を入れるために、コミュニケーターに特化したグループ会社「ヤマダビーコミュニケーションズ」を2005年に立ち上げました。顧客に対するきめ細やかさこそが、本業界で高い業績を誇る秘訣の一つと言えるでしょう。

非上場のため中期計画書などは公表されていませんが、このような動きや販売実績からこの業界でこれからも大きな地位を占めていくことが予想されます。

まとめ

本記事では、山田養蜂場の平均年収や初任給、ボーナスを中心に解説しました。年収500万円に近い他の企業もぜひ比較・検討されてみてはいかがでしょうか。本記事が少しでもみなさまのキャリア選択の一助になれば幸いです。