家電量販店は現在非常に厳しい競争を戦っています。今回はその中で好調な業績をあげているビックカメラの宮嶋社長をとりあげます。彼はなぜ当時小さなベンチャー企業だったビックカメラを就職先に選んだのかや、創業者である前任社長の新井氏のチャレンジング経歴についても解説しますので、参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
ビックカメラの社長は宮嶋宏幸
「宮嶋宏幸(みやじまひろゆき)」氏は株式会社ビックカメラの代表取締役社長です。まずはビックカメラの概要を押さえたうえで、ビックカメラの創業者である新井氏から舵取りを任された宮嶋の経歴や年収まで迫っていきましょう。
ビックカメラへの就職に関心がある就活生は是非参考にしてください。
かつての社長は創業者の新井隆二
「新井隆二(あらいりゅじ)」氏はビックカメラの創業者です。新井氏は1946年群馬県高崎にある薬局の次男として生まれました。特に高学歴ということではなく、高崎工業高校卒業が最終学歴のようです。
1968年に 高崎DPセンターという会社を設立しました。1972年にはカメラ販売部門を分離し、現在のビックカメラの元になるビックカラーという会社を設立します。
新井氏は宮嶋氏に社長を譲った後会長に就任しますが、不適切な会計処理の責任をとり一時会長職を引きます。
ビックカメラの社長を引き継いだのは2005年
宮嶋氏が新井氏から社長を引き継いだのは2005年でした。ビックカメラが上場するタイミングでの社長交代でした。
新井氏は宮嶋氏が入社して2、3年たった頃「こいつが将来ビックカメラの社長になる人間だ。」とお客さんに紹介していました。新井氏はビックカメラの大卒一期生から将来の社長を出したいと考えていたようです。
2001年ビックカメラは有楽町店を始め大型店舗を4店舗同時に開店するなど、業界での生き残りをかけた大きな戦いを仕掛けますが、その真っ最中での社長交代でした。
ビックカメラの会社概要
ビックカメラは資本金259億29百万円、従業員数8,554名、売上高8,440億円(2018年8月期、連結)の大手家電量販店です。
「ビック(BIC)カメラ」と「ビッグ(BIG)カメラ」は間違えやすいので注意しましょう。ちなみに「BIC」とは英語の方言で「外見だけでなく中身も大きい」の意味です。
ビックカメラの社長(宮嶋宏幸)の学歴や経歴
それではビックカメラ宮嶋社長の経歴を詳しく見てみましょう。当時小さなベンチャー企業だったビックカメラをなぜ選んだのかや、新井前社長との関係など就活生にも参考になる情報がありますので、是非読み進めてください。
ビックカメラの社長(宮嶋宏幸)は長野県出身で法政大学を卒業
宮嶋氏は1959年長野県の菓子問屋に生まれました。茨城県の高等学校を卒業後、法政大学文学部に進学します。
漠然と教諭になりたい希望があったようで、文学部英文学科を専攻しています。学生時代はもっぱらボランティアとアルバイトに明け暮れていたようです。 ボランティアは週に1回児童養護施設で子供達と遊んだり勉強を教えたりしていました。
アルバイトでは宮大工をはじめ、家庭教師や国会議員の秘書、そして家電製品の販売をやっていました。物を売る楽しさはこのときに覚えました。
ビックカメラの社長(宮嶋宏幸)は新卒1期生として同社に入社
1984年大学卒業後、大卒一期生としてビックカメラに入社します。たまたま出会った他大学の先生にビックカメラのようなベンチャー企業で3年間頑張って見ろと言われてビックカメラに入社しました。
当時ビックカメラは2店舗しか持たないベンチャー企業でしたが、業界情報を調べてビックカメラの将来性を直感したのが入社の大きな動機になりました。
3年間が過ぎても家電販売の面白さにとりつかれ、池袋本店店長、人事部長、営業本部長、専務取締役を歴任し、2005年に新井氏の指名を受けて社長に就任します。
ビックカメラの社長(宮嶋宏幸)の資産や年収
ビックカメラ宮嶋社長の年収や資産に関する明確な情報は見つけることができませんでしたが、前任者の新井氏の年収が1億1,200万円だったことはわかっています。
さらにビックカメラの役員年収は役員10人全体で2億5,500万円(2018年8月決算)だということも公表されていますので、これらから推測すると新井氏と同額程度だと予想されます。
ビックカメラの社長(宮嶋宏幸)をもっと知りたい方
こちらの記事によるとビックカメラは あらゆる販路やツールを使って、売上げを最大化させる「オムニチャンネル」手法で成功しています。女性も含めてとにかく店に来てもらう努力を惜しまないことが最重要と考えているのです。
また、こちらの記事によるとビックカメラは異業種とのコラボレーションにも取り組んでいます。ユニクロとコラボした「ビックロ」は実はユニクロの柳井社長からの提案だったそうです。社内に有無を言わさず社長判断で即決しました。
まとめ
現在好調な業績をあげ続けているビックカメラ宮嶋社長について解説しました。宮嶋社長は新井前社長の基本的な経営方針を引き継ぎつつ、厳しい競争が加速している家電量販ビジネスの中で様々なチャレンジに取り組んでいます。
この記事にある宮嶋社長のビックカメラに入社の経緯や学生時代の過ごし方なども参考にしましょう。