今回はハローキティなどのファンシーキャラクターで若い女性の支持を集めるサンリオの辻社長をとりあげます。サンリオではサンリオエンターテイメントによるサンリオピューロランドをV字回復させた小巻氏が話題になりました。ライセンスビジネスが曲がり角にあって若手の辻専務の手腕にも注目が集まっています。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
サンリオの社長は辻信太郎
「辻信太郎(つじしんたろう)」氏は株式会社サンリオの代表取締役社長です。今回はサンリオ社長の辻信太郎氏の経歴などを中心に解説しますが、グループ会社であるサンリオピューロランド社長の小牧亜矢氏についても紹介します。
サンリオとは
サンリオはハローキティなどの様々なキャラクターグッズで有名です。サンリオは株式会社山梨シルクセンターとして設立され、1973年に商号を株式会社サンリオに変更しました。
プレゼント用品、グリーティングカードの企画・販売事業を中心に 映画製作、出版事業、外食産業のほかテーマパークなどにも参入しています。
サンリオエンターテイメントの社長には小巻亜矢が就任
ハローキティなど独自の著作権を持つキャラクターの開発で成功したサンリオは 1986年サンリオコミュニケーションワールド(現在のサンリオエンターテイメント)を設立し、テーマパーク事業に進出しました。
中でも小巻亜矢氏が社長を務め、奇跡のV字回復を見せた「サンリオピューロランド」は若い女性を中心に圧倒的な支持を集めています。
辻専務には難しい舵取りが求められる
サンリオはここ数年減収減益の厳しい経営状態が続いています。 不振の主な要因は欧米におけるライセンスビジネスの低迷です。
このような中、創業者である辻信太郎氏の孫で、次期社長の呼び声高い「辻朋邦(つじともくに)」専務に期待が集まっています。彼にはこれまで辻信太郎氏とともにサンリオを支えてきたベテラン役員の中で難しい舵取りが求められています。
サンリオの社長(辻信太郎)の出身や経歴
サンリオは創業者の辻信太郎氏が未だ社長として健在です。彼がどのようにしてサンリオという会社をつくりあげたのか、詳しい経歴をエピソードも交えながら見ていきます。
サンリオの社長(辻信太郎)は山梨県出身で戦争も経験
サンリオの創業者であり現在の社長でもある辻信太郎氏は1927年山梨県生まれです。高校生の頃甲府でB29の空襲を経験します。
戦争の恐ろしさ・悲惨さを実感し、平和の尊さ・人が仲良くなることの大事さを感じ、それが可愛いキャラクターを生み出す動機なったとされています。
辻氏は県立甲府第一高等学校を卒業し桐生工業専門学校(現在の群馬大学)に進学します。
サンリオの社長(辻信太郎)は大学を卒業して山梨県庁に就職
桐生工業専門学校では応用化学を専攻します。在学中はサッカリンや石鹸などを作って闇市で販売していたそうです
桐生工業専門学校を卒業したのは1947年ですが、1949年に山梨県庁に就職しています。
1960年に前身となる山梨シルクセンター設立
1960年辻氏が33歳のとき 県庁を退職し、山梨県の特産であった絹製品を販売する県の外郭団体だった山梨シルクセンターを株式会社化して、代表取締役社長に就任します。
山梨県庁退職にあたっては県政功労者として3階級の昇進を受け、知事から酒類販売業免許を受けました。しかしながら社員に重量物を運ばせることは信念に反するとして免許を返納しています。
この会社は早々に失敗し、小物雑貨の販売に転じました。花柄を付けたゴム草履の販売が成功し、これがキャラクター開発に向かう切っ掛けになりました。
サンリオの社長(辻信太郎)の資産や年収
2019年の有価証券報告書によれば、辻氏の年収は1億1,600万円だということはわかっています。資産に関しては確かな情報は見つけることができませんでした。
なお、サンリオの従業員の平均年収は比較的高く700万円を超えています。
サンリオの社長(辻信太郎)をもっと知りたい方
辻氏は本や機関誌、インタビューなどで積極的にサンリオの経営や社長学について情報発信しています。今回はその中から幾つかを取り上げて見ていきます。
本を読む
辻信太郎氏は「社長大学」という本を執筆しています。長年社長としてサンリオを牽引してきた経験に基づいた社長学を綴ったものです。
社長に欠かせない資質や社員との付き合い方、限界を知ることの大切さなどに加えて、マスコミとの付き合い方や新時代の社長像まで踏み込んだ内容になっています。
辻氏はこのほかにもサンリオの月刊機関誌である「イチゴ新聞」に32年間にわたって寄稿してきたメッセージの中から厳選したものをとりまとめた「いちごの王様のメッセージ」という本も出版しています。
インタビュー記事を読む
辻社長は2004年にネットマガジンのインタビューを受けています。そこでは「如何に生きるべきか」といった大上段に構えた話や「若い人へのメッセージ」、「社長として心得て置くべきこと」などが紹介されています。
まとめ
サンリオの創業者社長の辻氏について解説しました。サンリオはライセンスビジネスという形で成長してきましたが、今曲がり角にさしかかっているようです。
サンリオへの就職を目指す就活生は「サンリオピューロランド」の新たな取り組みや辻朋邦専務の戦略なども勉強しておきましょう。